第二部 プロット講評会

【プロット講評会】

プロット講評会は個別に行われます。一人当たり大体5〜10分くらいかな?

事前にお仕事小説コンテストに予定している作品のタイトル、キャッチコピー、あらすじ、登場人物などを提出することになっていて、角川文庫の編集者の方に講評をもらった後でちょっとだけ質問したり相談することができました。


プロットは公開できないのですが、どんなアドバイスをもらったかというと……


・作品のテーマはコンテストの趣旨とドンピシャ。設定はOK

・あとはその仕事に対する主人公のモチベーションに読者が共感できるかと、その仕事をどんなアイディアや知恵を絞って成し遂げていくかの書き込みが重要。

・主人公のキャラを立たせるような描写を多めにするように。


という感じ。あとは限られた時間でなるべく粘れるように色々相談してみました。


乙島「人称をどうするか迷ってるんですよね。一人称だと単調になりがちというか」

編集「本作は立場の違う人が打ち解けあっていく内容なので、三人称にしてそれぞれの立場から見た場面を書けるといいかもですね」


乙島「タイトルとキャッチコピーは提出直前まで悩みました。どう思います?」

編集「うーん、パッと見てどんな話なのかは伝わらないかも。やっぱり内容にちなんだものの方がいいですね」


乙島「よく王道で面白いって感想もらうんですが、裏を返すとありきたりなんですよね。王道抜け出すためのアドバイスくだちゃい」

編集「本作に関しては設定や物語で奇をてらう必要はないと思います。仕事を成功するまでのプロセスに独自性や発見があると、それがオリジナリティになるはずですよ」


乙島「現代物だけど舞台の街は架空にしちゃっていいですか?」

編集「オッケーです。その土地ならではの風習とか人間性も作品に織り込めるといいですね」


乙島「語りの主体の視点を変える時、ご都合主義にならないためにはどうしたらいいんでしょう?」

編集「あらかじめ切り替えを行う時のルールを決めておくといいです。誰の視点を使うとか、切り替えの順番とか」


……最後に編集者さんから「期待してます!」と言われてしまったので書かざるをえなくなりました。本業の期初? 公募と締め切りかぶってる? 何それおいしいの?


というわけで、4月1日からお仕事小説コンに参加しますので、ぜひその際は応援していただけると嬉しいです。


▼ちなみにこちらの作品がこの日プロットを見せた作品になります(2017/4/19追記)

『マチカツ!』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882831988



あとは会場で色々雑談しましたのでその様子も。


【第二回ユーザーミーティングの時のスタッフさんと話したよ】

実は参加2回目なんです。ええ。なんか強運ですみません。完全ランダム抽選らしいので恨まないでください。2ちゃんに書かないでください。


というわけで、第二回の時のSFグループを担当されていたスタッフさんと軽くお話。


乙島「私のこと覚えてます?」

スタッフ「覚えてますよー。『あ、またいるわ』って思いました」

乙島「(軽いな)あの時同じグループだった方とその後仲良くさせてもらってますよ」

スタッフ「それは何よりです! でもあの時SFグループが一番うるさかったですよね」

乙島「きっと好きな想いが爆発しちゃったんですねー。あの後ロボ物がさらに盛り上がって、カクヨムTOPのピックアップにロボ物が選ばれた時はすごいことになってましたよ」

スタッフ「実はタグの情報で作品数とか更新頻度から盛り上がっているクラスタを抽出してああいう取り組みをしていたんです。ロボ物の盛り上がりは圧倒的ですね。いい人多いし」

乙島「確かに(笑)。みんなでカクヨムを楽しくしようとしてるのが伝わってきますよね。他にも盛り上がってるクラスタってあるんですか?」

スタッフ「今のところないですね。ロボ強すぎです」

乙島「ロボ物から書籍化作品でたらもっとすごいことになりそうですね」

スタッフ「そのためには皆さんにもっと頑張っていただかないと!」


……言葉を濁された。

とはいえ、顔を覚えていただいてて嬉しかったです。前にも書いたけど、こっちが思っているよりもカクヨム編集部では作品の動向とかチェックしてるみたいですよ。



【はてなさんブースを30分くらい占領したよ】

はてなさんのブースが空いていたので、カクヨムの機能や要望についてお話ししました。IT業界の人間同士話が盛り上がってしまって、なんか30分くらいいたような気がします。他に話したかった人がいたらすみませんでした。でもちゃんと有益な話をたくさんしたので許してください! 私は記憶力が低いので何を話したかあまり覚えてませんが、はてなさんはボイスレコーダー使ってたのでたぶん企画会議に持ち帰ってくださると思います。


こんな要望とか機能改善について話しました。割と「それいいですね!」的な反応だったのでそのうち検討してもらえるかな?


・GAのモバイルユーザーの除外はできない?(現状自分のスマホなどがカウントされる)

 →機能的に難しそうだけどやりたいとは思っている。

・あらすじページを章単位で折りたためるようにしてほしい(長編勢つらい)

・自作の小説一覧を自由に並べかえるようにしたい(代表作を一番上とか)

・レビューに「ネタバレあり」アイコンをつけれるようにしてほしい

・ユーザー企画コンは企画ごとにキービジュアルをつけられるようにしたらどうか

 →画像アップロードのシステム開発には時間がかかりそう

・ユーザーの読みたいジャンルに合わせてレコメンドとかあるといいですね


あとは普段作品を探すときはどんな風に探すかとか、作者同士のコミュニティはどこにあるのかとか、コンテスト参加してみてどうだったかとか、アプリを今後どうしていくべきかとか、はてなさんはそういうことを気にしてたみたいです。



【去り際に……】

エレベーターに案内された時にふと思い出して聞いてみた。


乙島「あの鳥ちゃん(マスコットキャラ)ってなんて名前なんですか?」

スタッフ「実は『あえて』名前つけてないんですよ。編集部では"鳥"とか"カクヨムちゃん"って呼んでます」

乙島「("鳥"はひどい)それならユーザーコンテストとかで名前募集したらいいじゃないですかー!」

スタッフ「え、あ、はは、そそうですね! まぁ今後のカクヨムの動向にご注目ください!」

乙島「……(ごめんなんかネタバレしちゃった?)」




という感じでした!

貴重な機会をありがとうございましたー!


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