ザリガニパイセン

とあるみかんが名産の絶妙に田舎でも都会でもない街の一流でも三流でもなさそうな大学に進学したアベレージマン・安藤。

彼の将来設計は『平均的な成績を取り平均的な大学へ進み公務員になって安定した収入を得て定年後は安寧な老後を送り平均寿命で死ぬ事』。誤差修正は情報を得次第調整に入る。

大学生活二日目。いきなり声を掛けてきたのは四回生の高階。内容は簡潔。



「なぁ、演劇サークル、入ってみないか？」

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『中二病にすら追い付けない物理的に知能指数低い絵に書いたような残念なイケメンパイセン』と『彫刻刀のように人の触れられたくない実態を彫り起こして行く無自覚鬼畜能面要塞』がなんやかんやあっていつか付き合うかもしれない(予定の)ギャグBL…続きを読む