Going ago/Coming ago 06

単純な経済の話をしよう。

人一人が一日に消費する食料品の量は?

答えは1400グラムくらいと考えることができる。

大人から老人までの平均値と考えれば妥当、らしい。

勿論食物に含まれる水分は含むが飲み水としての水分は含まない。

現代換算だが。


これを一日二食の戦国時代(田舎Ver)で換算する。

まあ多くても1000グラムか。


そして残念ながら冬の備蓄は現在約20キログラム。

まあ実際は食用出来ない部分がかなり含まれるが。

かなり余裕が多い方ではある。

2人だから一人10キログラム。

現在が十二月の中旬。芽吹きが出てくるのは三月下旬位。

大体、3か月と考えて。

31日28日31日、誤差14日程度。


通算97日を毎日100グラムずつの食事で何とか。

なお、この数字に食品ロスは含まれない。

皮、種や虫食い、腐敗や調理失敗、少ないが骨などのことだ。

そこまで行ってようやく山菜が調達できるかもしれない、と。


なんとも世知辛いものである。


辛いものなら体を温めてくれるから歓迎したいのだが。


流石にこれが長く続くと餓死する。

1か月ほど断食していた時期はあったがそれも現代の豊富な食生活に裏打ちされたものだ。


肉体が本調子ではない今やったら確実に死ぬ。

若干体の肉落ちているし。


あ、これ食料だけの話なので。

薪などの燃料は含まれない。しかし絶やしたら死ぬ。


どうあがいても絶望である。


せめて持ち物が見つかったら。

確か電子辞書の中に食べられるキノコ・野草辞典とか入っていたのに。

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