「確かめる方法があるけどどうや」

先輩は、ビールをグイッと飲みながら僕の目を見ながら言った。

「そんな方法があるんですか」

「あるよ」

「ぜひ教えてください」

先輩は、また、ビールに口をつけながら言った。

「彼女の友達連れて来てもらって何人かでデートしよか」

先輩が言ったけど、僕には正直彼女が友達を連れてくるかは疑問だったが、彼女に話をしたら乗り気だった。

正直、僕とのデートだけじゃダメなのかとショックだったけど。

先輩はライトバンの車に乗って来た。今回は2対2で遊びに行くとの事であり、遊びに行くコースは先輩がプロデュースするとのことだった。

僕は先輩の言葉を思い出していた。

「彼女の性格を知る方法やけどなぁ。それの一つとして友達を見ることや。そして友達から教えてもらうんや」

「友達から教えてもらう。ですか」

「そや。教えてもらうんや」

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