第9話 性格を知る方法2

先輩の案内は楽しかった。

都心から車で一時間ほど離れた田舎の街並みをドライブした。


昼はペンションの昼食に案内された。

「ここのペンションの昼食は美味しいで、食べ終わったらヤギを飼ってるから見にいこか」

まさに、日帰り旅行であったが、非日常的的な体験だった。

先輩いわく、数人でのデートはいかに非日常的を演出できるかがコツらしい。


僕はみんなでのデートを楽しみながら先輩の忠告を思い出していた。

「ええか。友人はよく見ときや。連れてくる友人は大体その娘の性格と同じなんやから。俺は友人と仲良くなるから自分もうまくやりや」


先輩車で2人を家の近所まで送った。2人とも満足していたみたいだ。

先輩は夜に用事があるらしくて夜まで付き合えないこと謝りながらそのまま別れた。


その後、先輩から連絡が入りいつもの居酒屋に行くことになった。

数日は空けたのでその後の話も聞きたい。

居酒屋で、先輩から衝撃的な話を告げられる

「彼女の友人に聞いたんやけどなぁ。彼女は彼氏おるらしいで」


なんですとーーーー。


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