バス飲み 鬼殺し うま辛チキン

帰る前のコンビニで急いで目当ての物を買い求める。


 財布には一日に必要な分しか入っていない。一日に必要な分とは大体1000円ぐらいだ。そして朝のコンビニで600円は使っているから残るは400円程。

僕は仕事終わりにバスで家に戻るのだがその際に帰りのバスでリラックスするためにお金を使うのが最近の習慣になっている。


 そういうわけで今日コンビニで購入したいのは400円以内で家の近くに到着する時間である30分程度を潰せる程度のもろもろだ。


いつも寄るコンビニは100円で買える酒が充実している。今日は108円だったかな、日本酒のパック酒に鬼殺しを一つにホットスナックのうま辛チキンを摘みに当てた。


ゆったりとしたレジ対応をする年配の店員さんに軽く会釈をして足早にバスに乗り、さっそく鬼殺しを取り出す。


 ヤフーでぐぐってこの鬼殺しのエピソードでも綴るのもいいのだが、すでに23時を周りメタ的な文章をスーパーで1000円しないで売られていたバランタインをラッパ飲みしながらうつらうつらタイピングしている僕にそんな余裕はなかったので端的に残された簡単なメモを元に書き出す。


 あっさりとして飲みやすい日本酒でしかも安い鬼殺しは早速酔うにはちょうどよいお酒だ。ストローをさしてチューチュー吸うと空腹のせいかそのアルコール度をほどよく感じる。そこにつまみとして買ったホットスナック、うま辛チキンを頬張る。辛党には少しものたりないかもしれないが僕にはこのほんのりとした辛さがちょうどよかった。辛みと肉汁が合わさり口内を蹂躙する。バスの揺れのせいもあって酔いが回るのが早い。しかしそこでこのほんのり辛さが意識を繋ぎとめてくれる。日本酒と鶏肉と言う組み合わせだが我ながらよく出来ていると自画自賛した。ちびちびとチューチュー日本酒を吸っている内に家の近くに到着する。この後は部屋で宅飲みが待っている。ほろ酔いが消えないうちに風呂を済ませて更なるリラックスに身を委ねる準備に取り掛からなければならない。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る