第6話
「勇者の旅立ちじゃ」
女王は、
>どうぐ
>じょおう
>らっぱ
>わたす
>ゆうしゃ
勇者にラッパを渡した。
「それで、これで何をしろと」
「ファンファーレを鳴らすのじゃ」
「無理」
>どうぐ
~中略~
>わたす
>しさい
「えっ、わたくし?」
>どうぐ
~中略~
>つかう
ぷ、ぷぉぉぉ~、ぷっ。
「ぷっ」
「ぷぉぉぉ~、って変なのじゃ」
「笑わないでよっ!」
勇者と女王は腹を抱えて笑った。
「初体験なんだから」
さらに笑いのボルテージが上がる二人。
「ひどいですっ!」
そう言うと、司祭は上着を脱ぎ始める司祭。
「下の初体験……」
「それ以上は言うな!」
「忘れていた過激なGLネタを原稿チェックで発見して、あわてて『
はい、それ以上の展開はやめてほしいです。今回は真面目に、いや違う方向でふざけながら書かせていただいております。
「そんなことより、わたくし、もっと大事なことを言うのを忘れてました」
「なんじゃ」
「?」
「もしわたくしがちゃんと吹いて、それが文字で表記されていたなら、著作権団体から訴えられて高額な楽曲使用料を請求されていたはずです」
べっ、べつに文章力が足りなくて変な演奏になったんじゃないんだからねっ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます