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だが、当たり前だが、不幸美人は神でも聖母でもマザー・テレサでもない。


神と違うところ。


それは、がっつり見返りを求めているところだ。


不幸美人はどMではあるが、痛みばかりを欲しているわけじゃぁない。


辛いことのあとに待ち受けている幸福こそ、不幸美人が本当に欲しいもの。


それは、もちろん、愛である。


不幸美人の愛するばかな男たちは、それをきちんと理解した上で不幸美人とほどよい距離を保っている。


メールや誘いにだって、5回に1度は答えるし、会えば、甘い言葉をかけ、不幸美人を舞い上がらせる。



そうやって不幸美人を飴と鞭でうまく飼い慣らしているのだ。

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不幸美人 ゆり理央 @m-k

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