FREEFALL
「CANDY様、起きてください!CANDY様!!」
イケメン・スチュワードが、あたしを呼び起こす声で目を覚ました。こういうのもなかなか悪くない。
「う、うーん。何?もう、ディナー?」
なんとも我ながら食い意地が張っている。
「CANDY HEART様、間もなくWTHA本部に到着致します。降下のご用意はこちらに出来ております。
パラシュートを背負われましたら、合図とともに最後尾の格納庫から飛び降りてください。
では、どうかお気をつけて!」
前言撤回!どーいうこと?ちょっ、ちょっとタンマ!あたし聴いてない。聴いてないよーーっ!!
寝ぼけ眼の寝起きざま、まさに寝耳に水の有り様で、あたしはパラシュートが装備されたリュックを有無を言わせず背負わされると、突き落とされる様にして自家用ジェット機から飛び降りた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます