洞窟拠点

「あれ、、、知らない内に寝ちゃってたみたいだ」

案の定この場の全員が寝てる。1、2、3、4、5、6、7。全員いる。? 7?!

「!!!」

え、、、一人増えてね?え、俺、タク、アン、レオン、優香、ジャック。もう一人誰や?!一先ず皆を起こそう。一人残して、、、。

「ぉぃ、、ぉぃ、、」

小さい声で、謎の少女に気づかれないように、

「どったの?」

タクとレオンが起きた。レオンは謎の少女を見つけた。

「うあ〜!誰かいるよ!」

でかい声出すなよ。皆起きたけど、謎の子も起きた。

「んー よく寝たわ〜。どうしたお前ら 、湿気た面しやがって。」

いやいや、お前誰だよ。湿気た面って。お前を見て驚いてんだよ。

「君は誰なんだ!」

よっ!学級委員長タクよく聞いてくれたな!俺達も聞きたかったけどちょっと怖くてねw

「んー 俺はレイア=ファルコム。よろしくな!」

僕っ娘ならぬオレっ娘か。普通に可愛い。てかそうじゃないだろ!よろしく?つまり仲間入りか?まあ気が狂った変態じゃ無さそうだし。いいかな?

何だかんだで仲間が加わった。アメリカ人らしい。スキルは解析者サーチャーだと。なんでも水や食べ物の毒素を検出したり、モンスターの強さとかステータスとか弱点がわかるんだとか。意外と悪くない能力だ。それに比べて俺なんて、、、

まあ落ち込んでも仕方がない。問題なく生き残ればそれでいい。そんなことを考えている内に、チームタクーーー勝手にリーダーはタクになっていたーーーは洞窟の奥へ進むことを決意した。食事はタクが出せばいいのだが、このまま洞窟に居ても、不衛生なだけなのだ。一先ず洞窟のマップを作る。ちゃんとした拠点ができるまでは、この洞窟を拠点として活動しようと思う。その為にも、洞窟のマップは重要なのだ。ゲーム二日目は、拠点マップ作りからスタートした。

洞窟にも何があるかわからない。魔物が居るかもしれないし、生きていく上で大切なアイテムも手に入るかも知れないから、一先ずチーム全員で奥に進むことにした。




洞窟探索10時間経過。この洞窟、超広い。どれくらい広いかって?10時間たってもまだ洞窟が広がってるくらいだよw馬鹿げてるよw

といっても、10時間ずっと歩いた訳でもない。昼食を取ったり、スライムとかいう典型的なザコモンとも戦った。勝負は一瞬。


「ソイツはスライム。カスモンだよ。なんか刺激与えるだけで崩れるから。」

試しにファイアを俺が御見舞してやった。ライター程度の火でスライムはドロドロに溶けた。ーーーもともとドロドロかwーーーレイアの能力も重宝しそうだ。

驚いたのは、レベルらしい数字が1に上がったこと 。ライターの火がチャッカマンの火くらいに進化?した。その後もスライムとかレッドスライムとかグリーンスライムとかそういうの倒し続けたらレベル4まで上がった。ファイアの火はガスコンロサイズにまで大きくなった。まだ見た目は弱々しい。

レイアの能力、戦闘だけでなく、アイテム収集にも役立った。なんでも高濃度の金や銀、その他鉱石がザクザク見つかった。鑑定の結果、全部で100万円をゆうに超えるとか超えないとかw

あまりにも洞窟が広いため、14時間で探索は終了。一日で探索は終わらなかった。

二日目の夜は、洞窟の奥側で眠る事にした。2時間ごとに見張りを交代しながらね。



そうして二日目も終了。意外と疲れた。明日は筋肉痛だなこりゃ。


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