第8話 終わり(仮)

 爆死野郎はカドゥ神が働いたことに驚愕しながらも、自分が処罰されなかったことに安どしていた。

 

 ――まあ、証拠は残らないからな。


 彼は過去の失敗からダミーロイドの製造を工夫していた。ほかの工場から仕入れ、分解して組み立てなおしていた。

 これでパーツごとに製造番号がでたらめなダミーロイドが完成する。

 

 ――これなら、ばれることはない。


 ランキングのことを考えれば一次の突破は確実だろう。

 爆死野郎は声高に笑った。


 今この瞬間、カドゥ神が動いているとも知らずに……。

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人間転生 伊勢崎 @isasaka

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