星粒の奇跡を信じて

戦争が終わり２年半ほど経ったアメリカ西部。

小さな街で雑貨屋兼ガスステーションを営むリミナの元に、ひとりの日系人の女性が訪れる。リミナはなりゆきで彼女を１晩泊めることになるのだが……？

「愛も刃も心を込めて研げば、煌めきは戻るものよ。そう、折れさえしなければね」

蒼と雲の彼方の地で、諦めない想いを胸に、人々は想い人との再会を目指す。

公開中の創作短編『蒼と雲の彼方で』（以下、『蒼と雲』）のスピンオフ短編ライトノベルです。

時系列上は後日譚なので、事実上の続編＆完結編ですが、それぞれストーリーとしては独立している作品のため、スピンオフ作品という扱いとなっています。

主人公も『蒼と雲』ではヒロインだった素子の視点から書かれています。
戦争が終わって（つまり『蒼と雲』が終わってから）２…続きを読む