フィンランディアへの道

第22話 呉海上自衛隊

２年生の夏、呉の「海上自衛隊」での合宿でのこと。

昼すぎに基地に着き、その日は、呉海上自衛隊音楽隊の演奏を鑑賞！

ケッカン

　「ペットは、２本しか、いないのに」

Ｋ

　「めちゃくちゃに・・・ウマイ！」

オレ

　「・・・・・スゲ～！」

演奏終了後にパート練習になったがサックスパートの方で女子部員の「キャーキャー」という黄色い声が聞こえる。

たしかに恰好イイ隊員ばかりですから、当然なのだろう。

ケッカン

　「真っ白の制服姿は、カッコイイなあ」

オレ

　「おまえと比較すな・・」

　（ボウズ頭の中坊とは、はじめから勝負になってない）

隊員１

　「おまえらの先生、ハッデやなあ」

Ｋ

　「オバケちうんよ」

隊員２

　「オバケみたいに怖いんか？」

オレ

　「そうじゃなくて、ン～～～そうかな」

隊員１

　「独身やろ？」

ケッカン

　「なんでか知らんけど、そうみたい」

隊員２

　「やっぱりそうじゃろ、、うんうん」

隊員１

　「じゃけどおまえら毎日幸せやな」

オレ

　「なんで？」

隊員２

「そら可愛い子ばっかりじゃないか」

Ｋ

　「へ～～～そういうもんかの？」

ケッカン

　「基地には女子隊員は、おらんの？」

隊員１

　「おらん！おらん！」

という調子でその日は、トランペット隊員たちと一緒に練習もせず噂話で終わった。