「ノクティス・リーデルシュタイン!」


 頭上から名を呼ぶ声が聞こえ、ノクトは眉を顰めながら見上げた。そこにはノクトの愛機である〈ファーヴニル〉が空中で静止ホバリングしていて、そのままゆっくりと降りてくるところだった。

 着陸した〈ファーヴニル〉の座席に座っていたのは赤毛の騎士、ヴィレット・ストレイム。

 砲剣を手に降りてきた彼は、すぐさまノクトの下に駆け寄って左手を翳した。指揮甲の先に白い光を伴う虚空楽譜が描かれ、次の瞬間ノクトの身体が同じ光に包まれる。

全身の痛みが徐々に引いていくのを感じ、それが治療補助響律式ヒーリング・コードだと理解する。同時に気が抜けたように溜め息を漏らした。


「助かった。わりと死にかけてたんだよ」


「礼は君の相棒に言うといい。彼女が我々と合流したからこそ、これほど早くこの場所に辿り着けたのだからな」


「なるほどな」と、ヴィレットの言葉に苦笑する。「あとで礼の一つは言っておくさ」と言って肩を竦めながら立ち上がる。ヴィレットが慌てた様子で苦言した。


「まだ動くな。完治には程遠い」


「動ける程度には回復したよ」言って、顎を動かしてヴィレットに促す。彼の視線が彼方へと向かった。その先に見えたのは、この場から逃げ出すカイン・ダランの姿があった。


「おれのことより、アンタはあいつのあとを追え。親友だろ?」


「最早そうは思えないが――いいのか?」


 言外に『お前は追わなくていいのか?』と問われた。無論、ノクトとしてもあの男を追って一発ぶん殴りたい気分ではあるが――どうにもそういうわけにはいかないらしい。


「さっきからお呼びの声ラブコールが激しくってね。おれはあれの相手をするよ。たぶん、足止め役だろうから」


 おどけながら、ノクトはカインが逃げ去った方向で仁王立ちする男を見上げた。そこにいたのは機械仕掛けで出来た漆黒の突撃槍を携える男――デルムッド・アキュナス。


「おれのぶんまでカインあいつをぶん殴っといてくれ」


 〈白刃〉を構えながら、ノクトは苦笑交じりにヴィレットに言った。


「承知した」


 赤毛の騎士は、その手に重そうな砲剣を軽々と持って走り出す。思わず驚嘆してしまうほどの速度で走っていき、瞬く間にデルムッドの脇をすり抜けていくヴィレットの背を見ながら、ノクトは苦笑した。


「随分とお熱いことだな――さてと」


 自分の体調を確認する。ヨトゥンに殴られて吹き飛んだ時に比べれば痛みは減っている。骨がくっついているかは怪しいが、少なくとも無理をしなければどうにかなるだろうという予測を立てた。どのみち、素人の見立てなんてそんなものである。

 死ななければいい。その程度のものだ。


「――で、あんたはあんたで端からおれ以外はどうでもいいって感じだな?」


「この場にいる者の中で最も危険度が高いのは貴様だと判断した」


「そんなこと言われても嬉しくないぞ。しかも殺る気満々みたいだし」


「貴様は殺さねば止まらんからな」


 デルムッドが険しい表情でそう断じた。そして言われたノクトも、まったく以てその通りだと思う。

 と同時に――だけど、とも思う。


「誰だってそうだろ? やりたいことがある。成したいことがある。目指す目標のために命を張る――そのためだったら死んだって構わないと思わないか?」


「では、貴様はなにを成すのだ? なにを目指し、なんのために生きている?」


 ぎしり……と何かが軋む音が響いた気がした。

 同時にデルムッドが漆黒の――『冥装』の槍を構える。

 そんなデルムッドに向けて、ノクトはにたりと笑いながら嘯く。


「考えたこともないね」


 もしあるとしたら、せいぜい死にたくないから生きている――それだけだ。


「だろうな。だから――貴様が嫌いなのだ!」


 デルムッドが吼えて地を蹴った。力強い踏み込みチャージからの渾身の刺突。漆黒の槍が猛然と迫ってくるのを見据え、ノクトは槍の軌道上から逃れるように横へ跳び――そして驚愕。

 ノクトが横に飛び退くと同時。デルムッドは驚くことに突進の軌道を直角に近い動きで変更しノクトを追ってきたのである。

 回避が――間に合わない!

 咄嗟にノクトは〈白刃〉を一閃させた。《斬撃刃》を纏った剣が槍の穂先と激突。そこに生じる漆黒の奔流と激突し、火花を散らす。

 そして爆散。

 斬撃の纏った《斬撃刃》と、刺突が纏った衝撃が弾け飛ぶ。

 粉塵が舞う中で、ノクトは冷や汗を流しながら苦笑する。


「『冥装』――なるほどね。つまり、それがその『冥装ランス』の特性か」


 何度となく見た銃型の『冥装』。

その『銃』という武器に求められる特性は一目瞭然。あの如何に標的が遠くにいようと殲滅できる『破壊力』だ。

 それはノクトの手にする響律武装〈白刃〉に備わっている、『斬る』ことを重視した響律式斬撃刃と同じ理屈である。

 ならば、デルムッドの扱うような突撃槍に求められるものとはなにか。

 槍とは『突く』武器である。相手の間合いより外から迫り、相手が攻撃を放つより先に相手を突き刺して打ち倒す武器だ。

 ならば求められることはただ一つ――相手を突き貫くこと。


「標的を追尾する――そりゃそんな無理な挙動が可能になるわけだ。まるで神話の槍みたいじゃないか」


 デルムッド自身が軌道を変えたのではなく、『冥装』の突撃槍がノクトを追いかけた――それ故の常軌を逸した方向転換。


「神話の槍には遠く及ばん。所詮この槍は追い立てるだけの代物だ」


 厳めしい表情のまま、デルムッドは言う。


「しかし、貴様を仕留めるには充分だろう!」


 デルムッドが疾駆する。猛牛の如き荒々しい突進。しかしその速度は目を見張るものがあり、『冥装』の槍を今日至らしめているのはまごうことなくデルムッドの独力である。

 如何に相手を追う槍であろうが、使い手の速度がなければ然したる脅威にはならない。

 そういった意味で考えれば、デルムッドと『冥装』の槍の相性は抜群だろう。

 デルムッドが駆け、その手に握る『標的を追う』槍が穿つ――理想的な組み合わせだ。ただし、それが『冥装』でなければ、だ。

 穂先に集束しているのは、世界にとっての害悪。この世にとっての毒である負素だ。機械仕掛けが我鳴りを上げて負素を吐き出しエネルギーへと変え、槍の突進力と貫通力を高める深淵の奔流となってまとわりつくのが目に飛び込む。

 思わず、憤慨しそうになる。いや、とっくにブチ切れている。

 同時に、デルムッドが言った言葉を思い出す。



 ――どうして貴様が現れる? 何処まで私の邪魔をする気だ?



 どうして? どうして? どうして?

 ――決まっている。

 負素こんなものがあるから、おれたちはこんな空界せかいにいる。

 負素こんなものがあるから、おれたちは大地せかいを追いやられた。

 それが許せない。

 許せないなら、抗うしかない。

 認められないなら、刃向かうしかない。

 人類は負素を忌避している。

 だけど、ノクティス・リーデルシュタインは負素を憎悪している。

 負素なんか使う道具ものが存在しているなんて認めない。人類おれたちから大地せかいを奪った負素そんなものを利用しようなんて我慢ならないのだ。

 そんなものが存在しているなど、許せないから。だから――邪魔をする。

 迫る槍の一撃を、ノクトは正面から受け止めた。斬撃が穿撃を受け止め、再び火花を散らす。

 かろうじて受け流すも、突撃の衝撃まではしのげない。凄まじい突進力が生んだ運動エネルギーがノクトを吹き飛ばす。


「まだまだっ!」


 デルムッドの咆哮が響く。どれほど余力を残しているのか知らないが、ひとつ前の突進を持遥かに上回る勢いで、デルムッドが槍を突き出してくる。

 躱している暇はない。正面から受けて立つ。

 判断すると同時に一瞬で〈白刃〉を鞘に納め――転瞬、抜剣。


 マクアフティル流刀術、疾葬。


 神速の居合切りがデルムッドの突撃槍と正面から激突し、火花を散らした。


 ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ――


 軋轢の音が反響する。響素の刃と負素の刃がせめぎ合うが故の不協和音。

 数秒にも及ぶ拮抗の末、互いの間に生じたエネルギーが弾け飛び、二人が空間に弾かれたように吹き飛ぶ。


――ぃぃぃぃぃぃぃぃぃん……


 と、相容れないもの同士の残響が尾を引いた。体勢を立て直した両者がにらみ合い、次の一手を模索する。が、デルムッドは一瞬で判断を下したらしい。

 再び、突進。愚直なまでに『攻め』の一択のみでノクトへと迫る。

 最早彼そのものが巨大な槍であり、矢だった。撃ち出されたらもう止まらない。

 彼我の距離は一瞬で詰まり、詰まると同時にデルムッドは全身のバネを利用して槍を撃ち出す。

 まさに砲撃の如き槍撃だ。あまりにまっすぐで迷いのない接敵必殺の姿勢。

もう一度疾葬で受け止めようにも、ノクトの納剣から抜剣の動作が間に合わない。

 槍が迫り、咄嗟に剣を振り上げる。

《斬撃刃》を纏った一閃――しかし障害のすべてを刺し貫こうとする槍の前ではあまりにも無力だった。

 斬撃が槍の突進力に吹き飛ばされる。辛うじて直撃は凌いだが、槍が纏った凄まじい突進力が衝撃波となって、紙一重で躱したノクトを襲う。掠り当たりした槍はそのままノクトの背後にあった拳闘場の壁を粉砕した。

 ヴィレットの響律式のおかげで治癒促進しているとはいえ、骨が何本もイカレているノクトにとって、槍の纏っていた衝撃波は充分なダメージとなる。

 痛んだ骨と内臓が悲鳴を上げているような錯覚が襲う。

 だが、痛みに苦しんでいる場合じゃない。敵は待ってくれないのだ。

 デルムッドは壁に突き立った槍を強引に抜き、再び突進の構えを取った。まるでそれ以外の戦い方を知らない――古めかしい一技徹底の姿勢である。

 そんなデルムッドの様子に、ノクトは哄笑を上げた。思わず万感の思いで讃美したくすらなる、莫迦すぎるほど愚直な眼前の男の姿に声高らかに笑う。

 悪くない。悪くない――いやむしろ、最高だと叫びたくなる。

 そして同時に思った。


 ――ふざけるな、と。


 お前ほどの男が、それほどまでに頭の固くて愚直な男が、そんなふざけた『冥装』オモチャなんかを使ってんじゃねぇ。そんな物なんてなくったって、アンタは充分やれるだろうが!

 これがただの剣と槍の戦いだったら、決着がつくまで応じただろう。目の前の男の槍と、自分の剣。持てる技巧のすべてを賭して、思う存分満足行くまで切り結び、殴り合っただろう。

 『冥装』などというあってはならない――規格外の玩具を使っていなければ、だ。

 だから――こっちだっておんなじことをしてやる。


「卑怯なんて言わせないぜ、デルムッド・アキュナス!」


 叫び、ノクトは左腕を持ち上げた。役に立たない漆黒の指揮甲に覆われた、響律式なんてまともに操れない左腕。

 しかしノクトが強く意識した瞬間、それは左腕から顕現した。

 突如眩いほどの発光を始めた左腕。その左腕を覆うように顕現したのは、巨大な光の刻印である。

 巨大な幾何学模様で描かれた――それは槍の矛先のような奇妙な刻印だ。虚空に具現したそれは、一層眩い明滅を伴って周囲の響素を集束し――膨れ上がっていく。


 ――拙い。


 デルムッドはそれを瞬間的に悟ったのだろう。一瞬の驚愕が浮かんだ表情は一変して、一層険しい表情のままノクトを見据えて速度を上げる。

 その姿に、ノクトは満面の笑みを浮かべた。

 そうだ。お前のその判断は正しい。お前はこいつを撃たせてはいけない。撃たせたら負ける――いや、もう負けている。

 距離にして七歩分。だが、デルムッドにはそれだけあれば充分だった。力強く地を踏み締め、自分を砲弾の発射台のように見立てて、渾身の力で手にする槍を撃ち出す。

 この一撃で必ず殺す。

 音速の壁すら打ち破らん勢いで放たれた剛の一閃がノクトへと吸い込まれていき――それを、ノクトの左手がしかと受け止めた。


「――っ!?」


 デルムッドの表情が驚愕と――絶望に染まる。目の前の事象が信じられず、彼はぱくぱくと言葉なく、ただ口を魚のように開閉させていた。

 そんなデルムッドに向け、ノクトは不敵に笑いながら言う。


「おれは響律式が使えない。ああ、そうさ。こんな響律式なんかより遥かに膨大な量の響素を必要とするものを宿してるんだ。そりゃあ使えるわけがないだろ?――《神律印ルーン》なんて持っていたら、響律式そんなな劣る力なんて必要ないんだから!」


 ――神律印。あるいは『聖痕』や、『神の烙印』などとも呼ばれる存在モノ

響律式として複製することができず、また発現者以外誰も操ることのできないが故に、響律学上『唯一つの響律式』――即ち唯一響律式オリジン・コードとも呼ばれる、一〇〇万人に一人の確率で発現すると言われる異能の力。


「持てる力の限りを尽くす――それが戦いなら、文句は言わないよな? デルムッド・アキュナス!」


 瞬間、めきり……と、デルムッドの突きだした『冥装』の槍の穂先がひしゃげた。同時にべきっと突撃層に罅が入り――槍の先から全体へと罅割れが広がっていく。


「きっ、貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 デルムッドの怨嗟にも似た絶叫。それを目の前にし、ノクトはにたりと嗤い――そして叫ぶ。



「ブッ飛ばせ――《禍祓いの封槍ミストルティン》!」



 刹那、金色とも純白とも思えるような光の奔流が迸った。槍のように鋭く、矢のように疾く、そして砲弾のような破壊を引き連れ、それは『冥装』の槍ごとデルムッドを吹き飛ばす。

 そこに存在するあらゆる負素を一切合財呑み込んで、そのすべてを一瞬にして消し飛ばした――負素を浄化する槍の一閃。

 拳を突き出した形で佇立するノクトから少し離れたところで背中から倒れたデルムッドは、ほとんど茫然自失状態で自分の手を見た。

 そこに存在したはずの『冥装』は、影も形もなく――まるで最初から存在しなかったかのように消滅している。

 そんなデルムッドの下に歩み寄り、ノクトは「どんな気分だ?」と皮肉を投げると、は虚を突かれた様子で目を剥き、やがて「最悪だ」と答えた。

 そしてノクトを見上げ、その左腕を見据えながら口を開く。


「負素を……吹き飛ばしたのか?」


「いいや――消し飛ばしたのさ!」


 負素を消滅させる浄化の槍――それがノクトの持つ神律印、《禍祓いの封槍》の能力。攻撃力のなく、ただただ負素の影響を受けた存在から負素を消し飛ばし、負素を消滅させる――ただそれだけの異能だ。

「そんな『冥装』オモチャでも生まれなきゃ、一生使うこともないような神律印さ」


「……やはり最悪だ」


 苦虫を噛み殺したような様子でデルムッドが言った。


「そんなふざけた力を持っているなどとは聞いていない」


「言いふらさないだろ。碌なことにならないんだからさ」


 神律印の保持者の大体は、そのことを秘匿している。神律印を持っているという――ただそれだけで狙われることが少なくないのだ。どんな能力であるかは別として、その希少性は現代において最たるもの。その発現理由などを解明できれば更なる発展が望めるかもしれない――そんな絵空事に取りつかれて、まだ響律式が確立されて間もない頃、まだ響律式が発展途上だったために問答無用で連れて行かれ、研究材料モルモットにされた人間がいたことは歴史が証明していた。


「だから無能を演じるのか?」


「演じてるわけじゃない。実際、神律印これがあるせいで響律式が使えないんだから」


 宿しただけで膨大な響素の制御域を持って行かれる。そのために、誰もが扱える響律式が使えない。でも、理由を説明できないから、結局無能者と蔑まれるのだ。

 あっけらかんと言ってのけるノクト。

 そんなノクトを見上げ、デルムッドは暫し黙考した後、静かに言った。


「……貴様が嫌いだ」


「知ってるよ」


 何度となく聞いた言葉だ。今更気にすることでもなかったが、続いた言葉には流石に驚かされた。


「そして――貴様を羨む自分が嫌いだ」


 返答に詰まり、思わず目を剥いて頭上を見上げた。気の利いた科白が思い浮かばず、結局いつも通りの皮肉を零した。


「そいつはざまぁないな」


 たぶん、これでいいのだろう。自分とこの男は、この先もそんな関係な気がする。デルムッドも、心境としては似たようなものだろう。


「ふっ……まったくだ」


 そう言って、デルムッドは倒れた姿勢のまま僅かに口元に笑みを零した。

 しかしそれも一瞬のこと。彼はすぐに表情をいつも通りの険しい、巌のようなものに変えて言う。


「あの男を追え。リーデルシュタイン」


 誰を? などという間抜けな返しはしない。この状況で『あの男』と言ったら一人しか思い浮かばない。


「カイン・ダランか……」


 視線をカインが逃げ去り、ヴィレットが追いかけて行った方向に向ける。


「あの男は、危険だ。このままだと、なにをしでかすか判らんぞ」


「それってどういう――」


 すべてを訪ね終えるよりも早く、それは起きた。

 先ほど〈ヴリュンヒルデ〉が外から響律式を打ち込んだ時の振動にも似た揺れが、建物全体に走る。

 だが、それよりも気にかかることが一つ。

 どくん どくん どくん……

 どくん どくん どくん……

「これは……」

 デルムッドも同じものを聞いたのだろう。ならば、自分の聞き間違いではないらしい。

「鼓動……なのか?」

 音の聞こえてくるのは、先ほど視線を向けた方向――つまり、カインが逃げ、ヴィレットが追いかけて行った通路の向こう側から。

「……やっばいな」

 すごく――すごく嫌な予感がした。




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