ツッコミガール

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（30文字）

モテるかわいい女の子になるために、本来のお調子者だった自分を捨てようとしたヒロイン。でも、本当の彼女をちゃんと見てくれる人は身近にいたのです。
あぁ、もう、胸がときめきました。

　もはや、キャラクター設定と物語の基本コンセプトの段階で、短編ライトノベルとして八割方の勝利を確定させているタイプの作品だと思います。いやあ、面白かった（笑）
　軽妙な文体に惹かれたら、あとはとにかく通読して頂ければよろしいかと。
　きっと笑えて、甘酸っぱくて、終始爽快な読書体験ができますから。

キラキラと輝くとても綺麗なお話です。
主人公の変わりたい気持ちと元々の自分との心の葛藤。恋をしている時のドキドキ。告白の時のドキドキ。それからツッコミたい時の気持ちや、笑顔。そんな青春ストーリーです。

王道のラブコメで展開は予想できるのだけど、予想以上にキュンキュンしました。
キュンだけじゃなく、最後までキュンしながら笑えるのがとてもよかったです。