第10話 追加された新機能について

 カクヨムに新しい機能が幾つか追加されたので、その辺の考察を。

 早速これ。



・最新話を読み終わった後にその場で★(3月22日)



 読んで字のごとく作品の最新話(最終話)を読んだ時に、下の方に★で評価を入れるための表示が追加されました。ここからレビューを書く事も可能です。


 話を読み終えた後で、左上の×を押して次の小説へ行ってしまう人も結構いたみたいなので、作家さん側としてはありがたい追加機能ですね。


 さて、一見非の無い良改正のように見えますが、残念ながらこの追加機能には『副作用』があるように思えます。


 それはずばり、『1話や2話で終わっている短編作品の方が評価されやすい』という事です。ちょっと想像すれば分かりますが、『長編作品の最新話』が読まれる可能性より、『短編小説の最初1話』が読まれる可能性の方が高いですよね。


 その結果として、苦労度の高い長編小説より、比較的短時間で完成させられる短編小説の方が評価を得て、ランキング上位に行きやすくなってしまうのです。すると、ランキング上位の席から長編小説が下へ下へと追いやられてしまう恐れがあるという訳です。今後何かしらの調整が必要そうですね。


 でも、評価やレビューが書き手の心の支えになる事は私自身を含めて多々ありますので、今の所はトータルで見て『やや良改正』だと思っております。


 次にこれ。



・フォローしているユーザーの新着レビュー(3月22日)


 

 フォローしているユーザーが新しいエピソードを公開したり、近況ノートを書いた事をマイページから確認できていましたが、今回新しく『ユーザーが書いたレビュー』についてまで確認できるようになりました。


 これによって何が変わるかというと、ずばり『レビュアーをフォローする』という新しい習慣が成り立つようになりました。


 今までフォローする価値のあるユーザーと言えば、基本的には良い作品や近況ノートを書いている『作家さん』でしたが、今回の改正によって、読み専の『読者さん』をフォローする事にも価値が生まれたという訳です。


 新しい作品を選ぶ時に、良いレビューを書く人や、趣味の合う人のおすすめ作品を参考にするというのは読者さんにとっては助かりますね。


 レビュアー同士の交流が進んで、良作を掘り起こす事に長けた通称『スコッパー』が増える事は、カクヨム的にかなり望ましいのではないでしょうか。


 しかし、大きな課題があります。


 それは投稿、レビュー、近況と表示項目が増える程に、フォローしている人の情報がどんどん『見難く』なってきている事です。フォロワー多いほどに、情報がごちゃごちゃしてしまう。これはコミュニティー形成上はマイナスですよね……。


 お世辞にも現在のカクヨムは、トップページを含めて表示方法がスマートとは思えません。その辺、今度触れてみたいですね。


 それでは機会あればまた後日。 ノシ

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