Get Started Over Night to Add color!!
□4/1
└大阪府大阪市西区『北堀江』
↓
千日前線→御堂筋線→泉北高速鉄道→山直線
004
夕刻。
柔らかい暖光が街中を赤く染めていく。
暖かく、ほんのり甘く。
柔らかく。
そんな中を箱庭常葉が本日やるべき行程を全て終え、帰路に着いていた。
しばらく中身のない時間を過ごし、友人たちと別れ、なんとなく物思いに耽りながら。
がたん、ごとんと電車に揺られる。
イヤホンから流れる大好きな曲にも。
推しのニュースが映るスマホの画面にも。
好きな先輩からのダイレクトメッセージにも。
意識を割けない、時間が経てば経つほどに。
気付けば、最寄り駅などとうに過ぎ。
使ったことのない路線に乗り換え。
降りたこともない駅に降りていた。
もちろん帰り道、というわけでもないし、こちらに用事があるわけでもない、が。
一歩、また一歩と、まるでなにかに引き寄せられるかのように歩いていく常葉。
その歩幅にどこかわざとらしさすら感じさせるぐらいには不気味に足が進む。
ひりひりと胸を苛む違和感。
稀に、よくあるのだ。
誰にでも虫の知らせやシンクロニシティなど、説明できない不思議で不気味な感覚を抱いた事はあるだろう。
しかしこと彼においてはこの感覚がやけに鋭く、正確がすぎている。
嫌な予感、良い予感。
それらを感じとると、おおよそ確実にそういった状況に見舞われる。
基本的に物事をパズルのようにロジカライズするタイプではあるが、それ以上に自分の直感や感覚に絶対の自信をもち素直に動く。
歩みを進めれば進めるほど、徐々に胸中を暴れまわる何かが、また少し大きくなる。
と同時に、呼応するかのように右目が疼いた。
なんとなく手で覆うと。
とくり、とくり、心臓のように鼓動する。
これも、よく経験している。
この右目、何かと色々な物を引き寄せるらしく。吉兆、凶兆。
などの前兆が何となく見えてしまうのだとか。
友人の父が神職をしており、一度診てもらったのだが。
「ああうん、『眼』というものは非常に面白いんだ。眼だよ、眼。眼球。視神経、眼。それはこの世に同じものなんて一つ足りともないんだ。なのにさ、他人が自分と同じ景色を視ていると思う方が、驕っていると思わないかい? ふふふふ、まぁ、つまりは、君はその眼で視れるものをきちんと誇るといい。他人が視れない何かを視れることを、分かりやすく自覚することが出来るのだから」
「ん? 祓うだなんてとんでもない! 全く全く、全くもう、だよ。今時の子は見えるモノしか信じないんだから。よくないね。よくない。ヒト風情の平眼球で、この世界から視認して切り取れる情報の方が少ないんだから」
「でも、うん。そうだね、君がそれを、心から邪魔に思い、苦しみ、何とかしてほしいな、と。いつか思ったのなら、まぁ、なんとかしてやれないこともないけれど。でももう少し付き合ってあげてみなよ、この供給過多な世界で、分かりやすい個性を獲得できているのは素晴らしいことだよ、老婆心だ。大事にしな」
と、少しどころではなく、怪しげな雰囲気まみれな人にそんなこと言われたのであった。
まあなにより、特に嫌な思いもしていなければ、便利だと感じているし。
これに助けてもらったことも片手では足りないし。
既に結構な数、現代科学などで説明できないことを経験していたし。
歳を重ねるごとにそれはほぼほぼ確信にかわっていくのを感じていた。
まあ年頃でもあったので、この眼をなんとなく格好良いなとも思ったし。
それに、こんな平々凡々な現実にも世にも奇妙なことは意外とごろごろ転がっている。
常識とはあくまで大多数が勝手に決めた枠組みだし、非現実的なものごとでも、それは現実に起きているのだから、それはもう現実と受け止めて然るべきだと、常葉は常々思っていた。
今回は良縁か悪縁か、今のところ判断が全く付かないが。何より目が騒ぐ。暴れる。
早くしろと、急いで手繰れ、と。
ここまで自己主張が激しいのは流石に初めてな気がする、というところまで険しい顔で考えてから。
ふと。
「なんだ俺は、痛い奴か」
と、頭をぼりぼりかく。
しかし、しかしだ。
こういう感覚に逆らうのは主義に反する。
というか死人でも居たら寝覚めが悪い。
ので、この右目に付き合ってやることにする。
俄然、脳へ不安のようなものを煽り続けるこの感覚。一歩、また一歩と進む度に速度をあげていく。いつしか、歩むのではなく、その足は駆け出していた。
005
場面を戻して。
自然に汚れた純白の少女。
今も尚、少女は走る。走り続ける。
今どこを走っているのか、どこに向かっているのか、何をしているのか。
そんなことなどとうの昔に思考から抜け落ちている。
身体が、重い。
少女が想定していた何倍もそのか細い身体が言うことを聞いてくれない。
鈍い鈍い鎖にがんじがらめにされながら、深海の底を歩いているような、そんな気分だ。
苦しい、苦しい。
肺が酸素を、飢饉に見舞われた貧民のように欲するが、充分に空気を送ってやることが出来ない。ただただ肉体が悲鳴を上げている。
しかし、少女は根をあげない、あげれない。
あげるものか。決意のもときつくきつく、やわい唇を横一文字に結ぶ。
【きみがはじまり。きみからはじまる。はじめはまっさらなしろからなんだよ、『まさらはまっさら、はじまりのいろ』だから、きみが】
ふと、出る間際に言われた、そんな言葉が少女の脳裏をよぎる。
申し訳なさそうに、口惜しそうに、歯痒そうに。少女は彼らに任された。
私がやるんだ。
そう誓った。
だから、どれだけ手足が千切れそうになろうとも。
どれだけ五臓と六腑が張り裂けそうになろうとも。
どれだけ血反吐を吐きそうになっても。
千切れるまで、張り裂けるまで、血反吐を吐くまで。
いや。
千切れても、張り裂けても、血反吐吐いたって。
止まってやるものか。
実際、少女の身体には目立つほど生傷が増えていた。何分人の手が全くと言っていいほど入っていない、かなり険しい山のような森の中を無理矢理走り抜けていたのだ。
何度も引っ掛けたし、何度も転げた。
少女の限界はそう遠くない。
現に、ほぼほぼ誘い込まれる形で、屈強な男たちは少女を上手く囲いこまんとしていた。
(囲まれてる、どうしよう、どうしたらいい? なにができる?)
それに気付かない頭の作りはしていないが、それを打開できる策が術が、今は一切ない。
悪路を駆け抜けながら、徐々に、徐々に追い込まれていく。
もうここまで、そんなことが脳裏を幾度と巡るもその度に全霊で否定する。
少女は信じる。大丈夫。大丈夫だと。
が、決着は突然に。
横手から一人の男が飛び出てくる。
片手に持った太い杖のようなものを横に薙ぐ。間一髪、文字通り髪の毛一本分、身体を捻ってかわすも、勢いのまま滑り転げてしまう。
あっ、という間にぐるりと囲まれる。その中の一人がぐい、と近付き、持っていた巨大な木塊のようなものを。
ふわり、とおもちゃのように振り上げ、悪魔のように口角を吊り上げると、それを少女目掛けて、振り降ろす。
男が丸太のように太い腕を振り上げたときに、反射的に目を閉じた。
閉じてしまった。
数秒後、よくわからない音がけたたましく鼓膜を刺激する。
なにかが、粉砕した。そんな、爆発音。
そして。
006
痛みはない。
何も、感じない。
そんな、いや、まさか、やっぱり。
ほんとに? と瞬間的に少女の脳を駆け巡る思考、高鳴る胸。
ゆるりと、ゆっくりと、目を開ける。
そこには。
「少なくとも、それは女性に振るうもんじゃ、ないと思うけど」
黒い少年。
箱庭常葉が立っていた。
巨大な木塊は地面に深く、不自然に、突き刺さっている。
「ほ、ほんとに、ほんとにきた…」
へしゃげたような、小さな声で呟くと、へにゃりと楽器の弦のように張っていた緊張が一気に解け、腰が抜ける。
「あら、日本語喋れるのね、良かった。状況はわからないけど、まあ明らかにこいつらが悪者で、話通じるとも思えないから、そこの、君。ちょっと大人しくしといて」
振り返ることすらせずに、常葉は少女にそう告げる。少女が言葉を返そうとしたその時。
「何、言ってんだてめぇっ!!!」
杖を強引に引き抜き、その勢いを膂力に、力いっぱいそれを常葉に向かって振るう。
「なんだ、そっちも日本語喋れんのか。まぁこんな平和な国で、そんな時代錯誤なもん持って、徒党で女の子追っかけ回してる時点でだけど」
テレフォンパンチも真っ青なぐらいに、分かりやすい軌道で迫り来るそれをひらりとかわす。
同時に一度ぐるりと眼球だけを動かして辺りを確認し。
体制が崩れた男の、胸骨の中心に、ちょうど自分と相手の体重がぶつかるように膝を入れる。
「ごっ」
潰れたような声を出してからどさり、と崩れ落ちる男。一気に周りの男たちがどよめく。
(後八………いや九人か、ちゃんと殺意持って武器構えてんのが八人、練度はおしなべて高くはない。んで奥の素手。あれが分っかりやすく強いな、後回し)
思考するやいなや、一番近い男に急接近する常葉。
男は慌てて手にしていた槍で迎え撃とうとするも、仕組まれたかのような位置にあった木々に阻まれ、引っ掛かる。
常葉はその柄を掴み、片方の手で男の顔を掴むと、すぐ後ろの大木に叩き付ける。
振り返ると同時に、槍を真後ろの男へ向かい、逆手で投擲。
ごうっ、と風を切りながら水月の辺りに、刃とは逆側の柄が深々と抉り込み、ばたりと倒れ伏す。
間もなく、常葉を挟むように襲いかかる二人の男。
が、見てとれるほど平静を保てておらず、槌のようなものを振るうが。
距離を詰められ、流れるように腕と首を掴むと、片側の男に向かって投げ飛ばし、その際動脈をごりりと指の力で締め、意識を落とす。
意識のない男に全体重をかけられ、仰向きで地面に倒れ身動きの取れなくなった男の首の少し下を踏み、これで五人戦闘不能。
息つく間もなくそれぞれ得物をもった四人が常葉に襲いかかる。
が、縫うようにそれらを皮一枚で避け、一人一人急所に鋭く一撃ずつ当て、あっという間に動きを止めた。
「で、あんたはどうすんの」
ゆらりと体勢を整えてから、鋭く、奥にいる男を睨む。先の九人とは明らかに一回り大きな体躯、完成されにされきった肉体を持つ男は、その声に応じるようにゆるりと常葉に近付く。
「なるほど、強いな。まさかここまでとは」
一歩、また一歩とこちらに向かいながら。
常葉があぁ? と言葉を返そうとしたその時。
ごおっ、と常葉が後ろの大木に激突する。
男は数瞬前まで、常葉が居た場所で拳を突きだしていた。
「今のを防ぐのか、恐ろしいな」
吹き飛ばされ、大木に叩き付けられる。
拳自体は腕を交差し防いでいたようで、委細問題無さ気に立ち上がる常葉。
あくまで平静を装った顔で。
が、無論その脳内ではぐるぐると、今の不可思議な現象について思考が巡る。
(何m吹き飛んだ? 人一人の拳で出せる衝撃で、人一人吹き飛ばして、勢いを殺し切る前に木が数本折れた? マジかよ)
が、慌てない。
深く、深く、ゆっくり呼吸しながら。
(瞬動や歩法の一種か? にしちゃあ予備動作が無さすぎ。全く見えなかった。油断してなかったとして、見切れたかって言われたら、や、多分無理。なんだ、どういう仕組みだ? いや)
考える、考える。
超常だろうと、今それを見た。
あり得ないなんてあり得ない。
冷静に、冷静に。
(落ち着け)
ちらり、と先程まで自分が居た位置を見る。
泥濘んだ道を大型トラックが通った後の轍のような、真っ直ぐ、真っ直ぐな轍。
真っ直ぐな………
「たいしたもんだが、これで終わりだ」
常葉の逡巡めいたものはさておき。
男は力を込める。ごりり、と筋肉が締まり、ぎしり、と大地が軋む。
「…ッ」
刹那。
男が消え、先ほどとは比べ物にならないような轟音を立て……
「お前がな」
るが、恐ろしいほど正確に、恐ろしいほどの速度で接近してきた男の顔面を、常葉の拳は撃ち抜いていた。
007
「フゥゥーー………スゥーーー………フゥウウウ………」
息を吐いて、大きく、吸う。
もう一度、吐く。
確かめるように。
内蔵に損傷は無い、続いて、ぷらぷらと腕を振る、こちらも問題なし。
ダメージの確認をしながら男どもを一ヶ所に集め、腕や足の関節を無理がない範囲で、けれど内側からはほどけぬように絡めていく。
大概は同じ場所に吹き飛ばしていたのでそこまでの手間ではなかったが。
(いやいや、馬鹿正直野郎でよかった。ぶっちゃけ賭けだったけど、速ぇ真っ直ぐだけならなんとでもなる。最後のあれ本気で見えなかったけどな)
少しだけ高鳴る心臓を、ゆっくりクールダウンさせながら、考える。
もし、真っ向から来ないタイプならと、少しだけ肝を冷やしたが。
そんなことより。目の前の少女だ。
「ん、じゃあとりあえず大丈夫? 怖かったよね。名前、言える? あ、日本語喋れるんだよね? 会話問題ない? 言ってること分かる?」
腕をあげ、手のひらをひらひらみせながら敵意が無いことを明示しつつ、少女に近付く常葉。
大した警戒もしなければ萎縮したり怯えたりしないので、より距離を詰めながら。
「へ、あ、わ、わかるよ? で、私、えーと、あー、そう、えー……っと、そう! 真更!
ぱたぱた、と何度も身振り手振りとっちらかりながらも、しっかりと常葉に伝える結希。
常葉は一瞬少しだけ戸惑ったような、驚いたような顔をしてから、柔らかく笑い。
「真更結希、いい名前。俺は箱庭常葉、よろしく」
と、どうやら腰が抜けてしまって身動きの取れない結希に向かってふわりと手を差し伸べながら。
「あ、うん、ありがとう。よろしく、常葉くん」
身体も心も、これでもかと疲弊しきっていた真更結希。
ましてや最早身動きも取れず。
安心しきってしまっていた。
だから、ふと差し伸べられた手を取ってしまうのは、一概にして彼女が悪いとは決めつけられないだろう。
誰もこの瞬間の彼女の判断を、責めることはできないだろう。
彼女がもう少しだけ思慮深く、こんな状況でも冷静さを欠かない完璧な人間なのであれば。
もう少しだけ猶予はあったのだろう。
もう少しだけ考える時間と、状況を整理する時間が出来ただろう。
だがきっと、やっぱり、それは、そういうものなのかも、しれなかった。
008
「しまっ……!」
カッッ!!! と夜道の対向車からのハイビームを彷彿させるような、いや、そんなもの比較にならないぐらい、とてつもなく激しく眩い閃光が辺りを包む。
「ん…ああっ!」
凄まじい光は稲妻のように常葉の目に襲いかかる。が、視力といった側面でなく。
轟き叫ぶような煌めきではあるが、あくまで【光のようなもの】であり。
自然界に存在する物理的な光にあらず。
また目に、とはいってもその右目。
咄嗟ながら庇うように覆った腕や瞼などお構いなしに右眼球の奥までそれは突き刺さる。
白、白、しろ、シロ、白、真っ白、マシロ、白い、白くて、まっさら、マサラ、何よりも白い。
それは、それは。
なによりも白く、綺麗な、そう、桜吹雪みたいな白。あるいは暗いはずなのに暖かい、全てを包み込むような優しい【白色】だ。
そう、だ。はじまりの、いろ。
こ、れは。
ある日突然、正統な理由で何百億と手に入れたような、幸運すぎて気味が悪い。
そんな感情が常葉を刹那的に支配する。
自分の全てを覆い尽くさんとする色。
今まで生きてきたものたちを全否定するような…………間違いなく、間違いなく【この人生において最も自分に利を成す吉縁】
幸福の定義さえ覆るほどに綺麗な。
すべてを抛ってでも、なにもかもをかなぐり捨てても、これを自分の物にしなければならないと、右目が哭く。
脳髄を支配する。
これを、必ず
どうなっても、なにがあっても
自分の、所有物に
「がああぁっ!!」
強引に、降ってわいた気味の悪い欲望を振り払う。右目、俺は、お前とは仲良くやろうと思ってはいるが、支配されるつもりは毛頭ない。
と強く胸に抱きながら、右の視界を無理矢理にシャットする。
依然輝きを放ち続ける彼女の右手を。
この激動下、常葉は一度だって放さなかった。
「ご、めんね、話! 聞いて!!! ちょっとだけ! 大事な話があるの!!」
結希もこの事態を抑えるのに許容量をほぼほぼ使いきっているのであろう、あまりにも余裕無さげに、ギリギリのところで言葉を紡ぐ。
その左手に力を込めながら。
「聞く! 話してくれ!!!」
即答、同じくキャパシティの限界点で戦っている常葉、眩いそれの中、結希の眸を見続ける。
「あなたに! たすけてほしいの!! とつぜんで、なんのことかわからないだろうけど!! きてほしいの! 一緒に!!」
必死に、半ば無理矢理、一句、一句、常葉に届ける。滑稽で体も形も何もないそれを一つずつ噛み砕き。
叫ぶ、届けと、君に。
常葉はそれを聞いて
一秒だって迷わずに
まるでその方法を知っていたかのように。
自分の右手中指にいつも身に付けている白い指輪を、結希の左手中指に嵌められた黒い指輪に宛がうように指を絡める。
既に繋いでいる左手側も同じように、自分がつけている黒い指輪を結希の右手中指にある白い指輪に擦り合わせるように。
それが、当然かのように
生まれたときから、決まってたかのように
「わかった、いく。たすける」
湧水のように溢れ出ていた稲光のごときそれは、一瞬、ほんの一瞬だけ耀ぐのを止めると。
それまでと比肩出来ないほどもう一度強く、強く光を放つ。
数瞬後、そこには、いや、この世界には二人の姿はなく。何かが、いや、世界が始まる音がした。
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