みなさん、こんにちは。流浪の番組、雲江斬太です。
今年は令和六年。もう令和になって六年ですか。
年初から震災や飛行機事故がありましたが、とくに自粛はせず自分の生活を楽しんでいる雲江です。現段階でできる一番の支援は経済を回すことだと思っている快楽主義者です。
さて、カクヨムコンもそろそろ折り返し地点でしょうか。すまみせん、今年のコンテストはもう全くやる気がありません。参加する前にやる気を失っていれば、不参加だったんですが、いかんせん、やる気をなくしたのはコンテストがスタートしてからでした。
うちの参加作品を読んで頂いている方々には申し訳ありません。が、作品はきちんと最後まで連載だけはします。
で、すっかりコンテストそっちのけで雲江が何をやっているかというと、新作のプロットを練っています。こんなにプロットに苦労したのは久しぶりです。
いま、クライマックスで使うアイディアをうんうん唸りながらひねり出しているのですが、現時点で思いついていません。
クライマックスで、何か「あっ」とか「へー」とかいうアイディアがないと、弱いと思っているんです。
現在連載中のコンテスト参加作品『エンジェル・ジェネレーション』の物語は、いま伝説のヴァンパイアの復活の辺りに来ています。
この伝説のヴァンパイアの身体を燃やした灰が『不死者の壺』という開封不能のアイテムの中に納められているのですが、これを敵のヴァンパイアが開封してしまいます。神の御名において絶対に断面を与えること叶わぬと保証された破壊不能の『不死者の壺』をどうやって開けるか?
これを書いた当時のぼくは、なかなか面白いアイディアを思いついたみたいですね。
断面を与えず、中のものを取り出す。破壊はできなくとも変形はできるのだから、この壺を「クラインの壺」に変形させてしまえば、断面をあたえず中のものを取り出せる。
正直、よくこんなこと思いついたな自分、と感心してしまいます。
「クラインの壺」とは、「メビウスの帯」の三次元版でして、裏と表と断面がありません。どんな形かは、検索してください。いまはアマゾンで売っているみたいですね。
ちなみに、理論上は存在したクラインの壺を実際に作った(ちょっとインチキして穴開けてるけど)のは日本人の科学者だったと思うのですが、調べても出てきませんでした。
また、「メビウスの帯」が正しくて、本来「メビウスの輪」は誤用です。いまは「輪」も使われるみたいですね。さすがガンダムの影響は凄い。
なぜ「輪」だと駄目かと言うと、「輪」は一次元でも存在するからです。向きづけ不可能、すなわち裏と表がないとは、二次元以上の特性だからですね。
と昭和の頃の話は置いておいて。
いま練っているプロットでも、こういう「あっ」とか「へー」とかいうアイディアを出さないとならないのですが、なかなか出てこないのです。でも、それが出てこないと人類が滅びてしまうのですよー。
いやー、つらいです。
正直回避したいのですが、そこをポイントにプロットを練っていかないと、思った小説が書けないのです。
だらだら考えていても終わらないので、今月末という予定を立てて、プロットの大枠を作るつもりでいます。
コンテスト中だというのに関係ない話して、ごめんなさいね。