近況ノートを週に一回くら書かなきゃな、と思っているのですが、ついつい忘れてしまいます。
先週は久しぶりに剣術の稽古に行ってきました。
ぼくがそこの稽古会で最近教えている男性は、剣道をやっている人なんです。その人の剣道の師匠が剣術をやっているので、付き合いなのか真似してなのか知りませんが、彼も剣術の稽古会に顔を出してます。
が、ちゃんとした指導者のいない稽古会。きちんと剣術を教えてもらうことが出来ずに、何年も稽古しています。そんな彼に、最初の基礎から教えてます。
たとえば、剣道の左右面は、頭上で切っ先が円を描きます。
が、剣術の左右面は、切っ先は中央のまま、身体の向きだけが変わります。
そんなことを教えると彼は「えっ」とすごく驚いてるんです。いろいろとカルチャーショックを受けているようです。
最初の最初からいろいろと教えているのですが、やはり剣道の人は八相からの袈裟斬りが苦手のようですね。全然できません。
でも、これって、畑で鍬持って土を耕す動きと変わらないから、剣道やってたって出来ないってことないと思うんですよね。
などと楽しく稽古したら、翌朝身体がガチガチになってて起きられませんでした。
さて、先週まで角川文庫の『Another』を読んでました。後半結構面白かったので、カクヨムのみなさんの作品を読めず、申し訳ありませんでした。
『Another』といえば、第六回カクヨムコンの「どんでん返し」部門で、こういうのを書いてくれと例題として出された作品ですね。正確には例題は『Another』シリーズの三作目でしたが。いまになってようやっと読みました。一作目だけれど。
第六回カクヨムコンのときに、いきなり運営から通達のあった「どんでん返し」部門。
えーっ、と思いつつも、アイディアが出たので書き出したのですが、結構書いちゃってから運営より、「こういうのを所望!」と例に挙げられたのが『Another』です。
が、タイミング的にもうみなさん書き始めちゃってるだろうし、その段階から本読んで書くなんて無理だったと思います。
結果として編集部が思うような作品は集まらなかったのか、「どんでん返し」部門は翌年から無くなりました。
でも、また復活するかもしれないですね。
ホラー部門も、人気がないと一回無くなったのに、「いまホラーが流行っている」といきなり話が変わって、ここ数年はめちゃくちゃ力を入れてますからね。
で、小説『Another』なんですが、そんなに凄いどんでん返しがあるわけでもありますせん。少なくとも第六回カクヨムコン当時にぼくがエッセイで上げたどんでん返しが凄い作品に比べると、大したことはありません。
が、裏を返せば、これくらいのどんでん返しなら、素人でも運よく書けるかもしれないです。これを、『Medium』みたいな奴を、とか指定されてたら絶対心折れたでしょうからね。
『Another』は、どんでん返しもあるし、叙述トリックもあるし、犯人捜しもあるしで、なかなか楽しめた作品です。そして、それ以上に世界観が魅力的でした。でも、総合的にこのレベルで書けってのは、素人にはやつぱハードル高いかなー。
現在書いている『ピーチ+1』は第5章。だんだん終わりが近づいています。これを書き終えたら、新しい長編を書き始めるのですが、そろそろアイディアを決めていかないとなりません。どうしようかと、ちらちら考えているのですが、まだ何も決まってません。
あと『ときめき☆ハルマゲドン』の続きと『カーニヴァル・エンジン戦記』の続きも気になっているんですよね。ただ、あの書き方で続けていいのかなぁというのが、最大の疑問です。結論として「駄目だろう」と薄々感づいてるのが、つらいところ(笑)
『Another』を読み終えたのでつぎの文庫本を買ってきました。『三体』読もうか迷いましたけれど、大変そうなのでやめて、書棚で見つけた『銃弾の庭』を購入。
スティーブン・ハンター作。アール・スワガー・シリーズ。
最近のハンター作品は、ボブ・リーよりアールの方が面白いんじゃないかと期待してるのですが。
にしても、上下巻で1冊1300円。文庫本2冊で2600円になるって、高すぎないか? そりゃ、本も売れなくなるわ……。