記憶が薄れないうちに

私が結婚したのは20歳の時、早い!と言われるかもしれないが祖母が「好きになった人と結婚するよりも好きになってくれた人と結婚する方が幸せになれる」ってよく言ってたので即決めた。
でも何一つできない!しらない!したことがない!

その旦那さんになった人は「俺が教えるから!」ってお米のとぎ方から味噌汁、卵焼き、、、いろんなこと教えてもらった

初めてのお給料,こんなに頂けるの?ってうれしくなってその日のうちにほしい物買ったら残り少なくなって旦那さんに言った。
「明日もあれぐらいくれる?」
分け解らん顔してるので説明、ぽかーんとしてた顔が急変
「ほとんどいっぺんに使ったんか?」
「うん!だってあれもこれも必要なものばかりだから…」
「アホか!なんにもしらんにもほどがある!」

お給料って毎日くれるんだと思ってた。
「今月どないするんや!」と怒るけど、どないもこないも私にはできません。旦那さんが会社に行って前借してくれたけど
たったこれだけで一カ月過ごすのかと思うと悲しくなった

給料1月分をいっぺんに使ったアホな嫁というレッテル貼られて私の新婚生活はスタートした。

このとき私には父母が4人いた。産みの親と育ての親、
そこに旦那さんの両親足したら6人になる
事情があってどちらにも背を向けた出発だった。

どんなことあってもそれぞれの親には頼らない、すべて自分たちで解決する。崖っぷちのような毎日が始まった。













1件のコメント

  • おはよう。
    思わず読んでしましました。
    エッセイとして公開してもイイ気がします。
    こんな感じのお話、結構あります。
    読まれるかどうかは別として、新たな交流ができることもあります。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する