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ミステリーへの反逆

天才は自らを凡庸と評し、愚者は自らを秀逸と讃える。
自信と過信は表裏一体であり、自らが他者よりも努力していると感じる者はまだ努力が足りていない。
求めても求めてもまだまだ足りないという意識が向上心となり、向上心を以て成し遂げた事は唯一無二の自信となる。
他人の評価など求めず、自分を評価出来る瞬間を求めよ。



新作は一応ミステリーモノです。
タイトルは『非日常と日常のミステリー』としました。
主役は森久保樹一という名の小説家ですが、中には樹一が登場しない回も描く予定です。
内容は一話完結モノで、いつもの通りに何も構想など練らずに『気ままに』描き始めたのでどの程度描くかは未定です。
本文となる『出題』とその『解答と解説』に分けて描いた読者参加型の娯楽作品ですので気が向いたら読んでみてください。
まあ、カクヨムには自分の描く作品よりも『異世界』とか『最強』とか『努力なしで強くなったりする』とかそういう作品を求める人が多く、自分の作品の読者なんて殆どいないんですけどね(笑)

それはさておき、この作品には『ミステリーモノへの反逆心』を込めています。
と言うのも、自分はミステリーモノによくある『知識自慢の作る謎』が嫌いなんですよね。
具体的に言うと、数学や科学などの高等知識を必要としたトリック及び謎解き、一般的には知られていない専門用語や専門知識が必要なトリック及び謎解きなどです。
主人公以外は『誰も知らない知識』が謎解きの根幹になるというのは嫌いなんですよね。
その主人公は知っていたとしても読者は知らないのでは非現実的です。まあ、ミステリーモノなんて非現実的なんですけどね(笑)
こう言う『知識自慢の謎』は脱出ゲームとかでも往々にして用いられていますが、これって結局は作る側の『自己満足』なのではないでしょうか?
勿論、知識を用いて謎を生み出すのは理に適っています。しかし、行き過ぎてはいけないと自分は思います。

文『学』の世界を通して自らの『知識』をひけらかすのもいいですが、自分は文『楽』を通して自らの『想い』を伝えたいです。
今回の作品はそんな『難解こそが秀逸と勘違いしているミステリーモノ』への反逆心を込め、『知識を必要としないミステリーモノ』を目指しています。
ですので内容は、多少の個人差はありますが中学生でも身に付けている一般的な知識があれば解ける『気付きのミステリー』です。
難解なモノなんて世の中にはいくらでもありますから。例えば自分自身とかね。
まあ、全てのジャンルで誰よりも秀でた知識がある『全知全能の人』ならいくらでも知識をひけらかしても構わないと思いますけど…
それでも知識のかたちは人それぞれなのでミステリーモノによくある『専門知識』はほどほどにして欲しいですね。
あんまり『知識自慢』が過ぎると野球拳式クイズで痛い目に遭いますよ(笑)
以上です。

読者に感謝を!




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