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企画「オチに工夫あり」結果発表です!


大変おませ致しました。
「オチに工夫あり」の企画入賞者、発表となります。
今回の参加作品総数は八十八作品。
私の企画としては相当な大賑わいであり、審査に多大な時間を要したことをここにお詫び申し上げます。

私の独断と偏見で選んだ誉れある入賞作品は次の五作品です!
入賞おめでとうございます!


ある日それは落ちてきた/ろくなみの
https://kakuyomu.jp/works/16817330650599790258

奇跡のサクラが枯れたのは/霞(@tera1012)
https://kakuyomu.jp/works/16817330647957736929

手のひらの記憶/朝田さやか
https://kakuyomu.jp/works/1177354054934198834

墓参り/惟風
https://kakuyomu.jp/works/16817330649087600044

【完結】「超能戦隊レットゥルトゥーア」改め「爆裂ピュアリン!」/ちありや
https://kakuyomu.jp/works/16816410413893332254

いつも書いていることですが、作品と読者には相性があるのです。
ここで選ばれなかったからといって、必ずしもその作品が劣っているとは限りません。悪しからず。今回は特にそう感じました。

何故って、いくら斬新なオチを追い求めた所で最後に待っているのは「そのパターンを知っているか、否か」という単純極まりない二択だからです。さらに言えば「作者さんが好む傾向を読み手が把握しているか」によっても読者の感想は変わるのです。
一度目は素直に騙され度肝を抜かれた読者も、同じ作者の二作目となれば警戒するもの。
事実、この企画だけでも二作目になった途端オチが読めるようになった実例が……。

すなわち、オチに驚き感動できるかどうかは、相性だけでなく読む順番や運否天賦の要素まで絡んでくるということ。

結局、私が書いたレビューはファーストコンタクトの衝撃をそのまま形にしたものでしかありません。どんな読者でも感動させ、いつでも使える万能のオチなど、この世に存在しないのかもしれませんね。
でも、だからこそ創作活動には工夫の余地があり、面白い。
そうですよね?

カクヨム作家の更なる進化と傑作の誕生を祈って、この企画は幕としましょう。
最後に、この企画へ作品を提供して下さった沢山の皆様。
企画の参加作品を読んだり、評価して下さった皆様。

ご協力、感謝いたします。
無軌道な活動方針ゆえに次の企画が何時になるかは判りませんが、また次の企画でもお会い出来たら幸いであります。ではでは。

ミスはなかったと思いますが、何かあればコメント欄にお願い致します。

一矢個人としては、次はどうしたものか。
うーん、クリスマスはちょっと間に合わない感じですねぇ。
毎年のことですが、カクヨムの年末年始はスケジュールが実に厳しい。
とりあえず、一月末までに短編をもう一本と嘘つき詩人の更新が出来るよう頑張ります。

8件のコメント

  • 選んでくれて嬉しいです。
    衝撃を与えようという意図より、信じてたものが、本当になった時。噛み合わないもの同士が混じり合った瞬間の喜びを表現してみました。ありがとうございました
  • >ろくなみの さん

    現実にはなかなか起こり得ぬ「尊さ」を表現したつもりでしたが。
    なかなか上手くはいかないものですね。
    後で時間が出来たらレビューに手を入れてみましょう。
  • 今回もレビューいただきましてありがとうございます!
    更なる精進に励む所存であります!
  • 選出いただき、また丁寧で熱いレビューをありがとうございました。
    本作の分野は初挑戦でして、ある意味何でもありの「異世界ファンタジー」で、ミステリーとして読み手の方に納得感のある驚きを与えられるのか?という不安がぬぐえなかったのですが、ほっとして自信がもてました(笑)

    また、これだけ多数の参加作品に、誠実に真摯に対応されている姿勢を尊敬いたします。
    ありがとうございました!
  • >ちありや様

    こんな時代だからこそ、お腹の底から笑える作品が求められているのかもしれませんね。二回以上入賞を果たした方は過去にも三人しか居ません。名作を生み続けるのは誰であろうと容易ではないという事でしょう。(あとは参加条件が…)
    今後もそのユーモアセンスをカクヨムとご自身の為に役立てて下さい。また次の企画で会えれば幸いであります。
    入賞おめでとうございます!
  • >霞さま

    面白かったですよ~。テンポ良く、判りやすく、しかもさりげなく伏線を張って最後にまとめて回収する。良質な異世界ファンタジー短編を書く為にはどうすべきなのかお手本となるべき作品だと感じました。
    限られた文字数だからこそ、実力が試されるのかもしれませんね。

    たまには皆さんがどんな作品を書いているのかじっくり見せてもらうのも悪くはないと思いますよ。審査員の真似事をすることで主催者側の気持ちも分かるようになりますからね。
    ただ、カクヨムの環境的にこういった企画はどんどんやり辛くなっています。ロイヤリティプログラムに参加しているなら、企画の参加賞なんて絶対すべきではないし、たとえ加入していなくても参加者全員に星3をつけるような真似はやるべきではない。…とだけ言っておきます。運営もある程度は大目に見てくれているようですが。

    やれる人が減っているのだから、出来る人がやるしかない。
    またやりますよ。もし機会があれば、次の企画でもお会いしましょう。より一層の活躍に期待していますぞ。
    入賞おめでとうございます!

  • こんにちは。
    今回も拙作を選んでいただき、またとても素敵なレビューを書いていただき誠にありがとうございました。何度も何度もゆっくり読み直しては、噛み締めさせていただきました。『手のひらの記憶』は細部までこだわって書いた(改編した)物語ですのでとても嬉しかったです。
    またお題に合致いたしましたら参加させていただきます。毎度企画を立ち上げてくださりありがとうございます。
  • >朝田さやか様

    以前と何が違うのかと言えば、よりリアルに生と死の隔たりが描かれていた所でしょうか。作中の死生観から子どもっぽさが消えた。以前のレビューではそぐわない内容になっていたし、せっかくなのでこちらも書き直すことにしました。
    入賞レビューは別に出し惜しみしているわけではなく、私の理解できる範疇で書ける作品には「全て」書いています。従って、朝田さまの作品にレビューを書き直さなかったとしても、その分で他の作品が繰り上がって入賞になったりはしません。遠慮はまったくいらないのです。

    ちゃんと毎回お題を予告できたら良いのですが、企画を始める五分前に閃いてタイトルを変えてしまったりしますからね、私の場合。
    一応、今のところ次の企画は「人生を決めた出来事」でいこうかと考えています。もし機会が合うようでしたら宜しくお願い致します。ご協力ありがとうございました。
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