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カクヨムWeb小説短編賞2023 エッセイ1位。ありがとうございます。

大つごもりでございます。
わたしはといえばいろいろ納まっておらず、そろそろ開き直りタイムに突入です。

そんななか、信じられないのですが、カクヨムWeb小説短編賞2023に応募しております「海外旅行で病院送りになった話」が現時点でエッセイで1位になっております。
賞とは別の通常のランキングでも、エッセイジャンル3位。
https://kakuyomu.jp/works/16817330668901680421

いずれも2023年12月31日時点のお話です。
一夜の夢だとしても、見ることすら考えなかった夢。
たいへんありがたいです。
ひとえにお読みいただいた皆さまのおかげです。

振り返れば、小説にしても、エッセイにしても、「もっと読まれたいなあ」はあっても、「なんでこんなに読まれないんだろう」という嘆きを感じたことは(あまり)なかったように思います。

カクヨムでもブログでも、ありがたいことに、読んでくだる方がいらっしゃいました。
人数は片手で数えられるほどであっても、作品を見つけて、読んでくださる、読んでくださった足跡を残してくださるのがうれしかったのです。

「もっと読まれたい」の一方で、「この作品にしては、よく読まれているのではないか」という気持ちがありました。

カクヨムにいらっしゃる方の多くはそうなのではないかと思いますが、たとえ読まれなくても、褒められなくても、書くことはやめられません。どうしたって続けてしまう。

「もっと読まれたい」と考えたときにどうするかの判断はわかれるでしょうが、きっと「書く」をやめることはない。

主語が大きいですが、我々はそういったクマムシのような生き物なのだと思います。

ただ、そこでひとりでも「おもしろかったよ」「読んだよ」とおっしゃってくれる方がいたら――。
同じ「書くをつづける」でも、軌道が、向き合い方が違ってきます。
極限状態で耐え忍ぶクマムシから、栄養豊富でアクティブなクマムシになれるのです。
クマムシがそのような環境下でアクティブになるかの知識がないため、話半分で聞いていただきたい比喩ですが……。

昔からお読みいただいた方に支えられて歩んだ先で、あたらしい読者の方と出会い、読んでいただき、また支えられている。
文学フリマで完売したときもそうですし、コンテストでランキング入りしたいまも、そんなふうに感じています。

ランキングに入ったことはうれしいです。
でも、その喜びって解体すれば、多くの方に読んでいただいたこと、楽しんでいただけたことなんです。
感想やレビューで、「読んで楽しかったよ」とおっしゃっていただけたこと。

そして、すこし「書く」と離れてしまいますが……。
わたしは「書く」エッセイに書いた通り、コミュ障です。
ありがたいコメントをいただけば、時にフリーズして動けなくなってコメント返しが遅れたり、レビューをいただいた喜びで飛びあがったのに「いいね」を押し忘れたり、「大好きな作品!」とTwitter(X)で「好き」と書いてもカクヨムでの星は押し忘れたり……。
「なんでそんなことができないの!?」と、自分でもあきれます。
軽微なものではありますが、メンタル上の問題を抱えてしまい、交流や読む範囲をせばめたこともあります。

皆さまの厚情に甘えるばかりですが、それでも交流してくださる方はいらして、感謝の念にたえません。

そういう人間なので、返せるものはあまりにすくない。
せめてこの場でお礼を申し上げます。
ありがとうございます。

来年も、書いていきたいです。
地味でもいい。愚かなら愚かなままでいい。
できるだけ飾らない文章を、一文字一文字つづっていきたい。
書き慣れることなく、世界を見つめて何かを書くことができたら。

皆さまにとって、2024年が良き年、しあわせ多き年になりますように。
本年も大変お世話になり、ありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

ラストに宣伝で恐縮ですが……。
昨年の大みそかのことを書いたエッセイを再公開しております。よろしければ。https://kakuyomu.jp/works/16816700426056586129/episodes/16817330655429190270

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