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SANGI・小野篁伝、とりあえず第一話終わり

平安時代初期の貴族、小野篁の活躍を描いた「SANGI・小野篁伝」の第一話が8話編成でようやく終わりました。一話目から15,000文字オーバーです。
今回はちょっと歴史的背景を書きすぎているかな……と思いながら書いています。

小野篁という人物は調べれば調べるほど面白い人物で、なんでこの人の伝記がないの?と思ってしまうほどです。大河ドラマとかに取り上げられてもおかしくない人なんですけれどねえ。ジェームス三木とか書かなかったのかな。

篁とか、安倍晴明とかにいえることなのですが、きちんとした歴史書には名前がちょこちょこと出てくる程度しか記録が残されていないんですよね。
この二人の活躍は鎌倉時代以降の創作がメインだったりします。日本人って昔から創作が大好きなのね。

篁に限っては恋物語などが多かったりも……。一応、小野小町の祖父(父説も)だからなのでしょうか?

晴明があやかしやら、妖怪やらとの絡みが多いのに対して、篁は女性との絡みが多いんですよ。でも、全部創作らしいですけれどね。
あとは篁って、結局は貴族。貴族は当時の政治家ですから、政治の難しい話を語り継いでも面白くない!と昔の人も思っていたのかもしれませんね。

私も色々と脚色しながら、小野篁と当時の人々の物語を書いていますが、歴史的な大きな事件に関しては避けて通れません。
というか、そういった大きな事件の部分しか歴史的な事実は記録として残されていないのです。

というわけで、今回のSANGIはちょっと歴史的な背景を描いたりもしております。
勉強的ってわけではありませんが、すこし平安史についてもお付き合いいただけると嬉しです。

「SANGI・小野篁伝」
https://kakuyomu.jp/works/16818023212260608720

2件のコメント

  • 面白い方ですよね。
    井戸を通って閻魔様のところで仕事をしていたとか。
    言われてみたら、確かにあまり扱われていない気がします。
    そういうエピソードがかえって大河とかでは使いにくいのかも知れません。
  • 小椋さん、
    井戸の伝説は残っているのに、きちんとした仕事の話はほとんど残っていない不思議な人です。唯一ある史実は、遣唐使船に乗るのを拒否して島流しにあったという話だけですし……。
    鎌倉以前の歴史ってあやふやな部分が多いので、逆にその点では創作しやすいのなかーって思ったりもしています。
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