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ラブライブ日記2022/07/29

どうも、坂神です。

今日も今日とて『ラブライブ!スーパースター!!(以下スパスタ)』2期を視聴し、ラブライバー活動に勤しむ今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。


『スパスタ』2期第2話は、ラブライブ優勝を目指すかのんら2年生の練習になかなか付いていけない新入生のきな子を描くエピソードでしたね。

2期は2話目にして、早くもガチめのスポ根ノリを突っ込んできたなあ……というのが個人的にまず真っ先に抱いた感想。
もちろん細かい部分ではコメディ要素もあるのですが、メイが「周りなんか気にするな、自分がやりたいことを貫いてみろ」という激励のシーンもあって、けっこう序盤からグイグイ物語のテーマに踏み込んでいますね。

ていうか何となく思ったんですが、きな子のキャラ性ってそれこそ大昔のスポ根少女漫画における主人公のテイストと親和性高そうじゃないですか?
いや、なんかああいう「地方出身でごく普通の女の子が、懸命の努力の末に夢をつかみ取る」って、そのテのストーリーでは王道っぽいなあと……。



と、それはさておき。

今回は以下三点、ご報告を。



1)「G’sこえけん」音声化短編コンテスト応募作(2作目)完結しました。

「G‘s」音声化短編コンテスト向けの2作目『交際相手は占い好きな先輩女子~』ですが、本日無事に完結しました。
お読み頂いた皆さん、ありがとうございます。

執筆開始した当初は、正直「コンテストの応募規定には本文が最低でも1万字以上とあるけど、ヒロイン一人のセリフだけで本当にそんなに書けんのか……?」と自分自身でも半信半疑でした。
何しろ同じコンテストの「会話ではじまるドラマ」部門向けに書いた1作目ですら、8割以上は会話文とはいえ、多少の地の文は存在していたわけです。
それが「君にささやくヒロイン」部門向けだった2作目では、もはや完全にゼロ。
単独ヒロインによる「ささやき」であるため、ボケツッコミの漫才もありません。

で、それゆえにこれは「指定の分量を超えるだけでも相当難易度が高いのではないか」と思っておりました。
とはいえいざ完結するところまで書いてみると、本文合計19,000字。
地の文がある通常の小説であれば普通の短編に該当する文字数の範囲ですが、「ヒロインが単独でひたすら語り掛け続ける」という内容で、これだけ長々と書けた点に関しては自分なりに収穫を感じています。


2)次回作の予定など

とりあえず年末のカクヨムコン8を想定して、現在長編ラブコメ(10万字分)のプロットを概ね一本書き上げてあります。
もっとも現時点だと、まだ大筋の設定に付随するコンセプト部分に詰めが足りてない気がしているので、実際に執筆するかはもう少し内容を吟味してからにしようと思っています。
もし書きはじめることになれば、これまであまり自分ではメインヒロインに据えたことがないタイプの女の子のラブコメなので、またちょっとしたチャレンジになりそうなんですけどね。

それから、最近はミステリ系の公募向け作品もぼんやり書いてみたいなあと考えています。
過去にカクヨムでは青春ミステリ『夏の日と恋の在り処』や『土砂降りパンダ事件』を書いてみて、自分なりにいくらか手ごたえをつかんだ部分があるので、その経験値を活かして何か書けないか模索している感じです。
ただまあミステリの公募だと応募要項の「未発表作品」という部分が厳格な応募先が多いので、たぶんこれに関しては完成したとしてもWeb上で公開することはないと思いますけどね。

あとはですね、気になっているのはやはり次の電撃大賞でしょうか。そちらはかなり締め切りが先ですし、これはというネタが思いつくかどうか次第でもありますが。
もっと言うと、書くものの方向性として、レーベルは電撃文庫(ライトノベル)とメディアワークス文庫(ライト文芸)のどちらを目指すかっていう問題もありますよね。前者ならラブコメ、後者ならミステリを意識した内容にしたいところ……。


3)最近読んだミステリ小説の話

井上夢人先生の『ダレカガナカニイル…』を読んでました。

念のために作者の井上先生についてご紹介しておきますと、かつては徳山諄一先生との共作ペンネーム「岡嶋二人」を使用して著書を発表なさっていた方で、コンビ解消後にソロデビューしたという経歴のミステリ作家さんです。
岡嶋二人時代に発表した『そして扉が閉ざされた』『クラインの壺』などが非常に有名でらっしゃいますね。

さて、それで『ダレカガナカニイル…』なのですが、これは発表年が1992年だそうなので、かれこれ30年前の作品になります。
ちなみに同年発表された国産ミステリには、有栖川有栖先生の名作『双頭の悪魔』などがあったようです。

で、「なぜ今時期に突然、『ダレカガナカニイル…』を読むことにしたのか」という点に関してなのですが、これは別段深い理由などなく、「何となく」という他ありません。
前々からタイトルだけは知っていたものの、ずっと読む機会がないまま今日に至っていた一冊だったのです。
ところが最近、それをふっと思い出したように手に取ってみたという。
そういうことって皆さんはありませんか? 私だけでしょうか。

まあ何にしろ『ダレカガナカニイル…』、大変面白かったです。
内容的には、ミステリにしてSFで、かつ恋愛小説……という感じ(文庫版のカバー背表紙部分にあるあらすじにも、そういった旨が記載されています)で、なかなか特定のジャンルに当てはめるのが難しいのですが、とにかく物語の構成が見事で、味わい深いお話ですね。

強いて個人的な印象を述べますと、ミステリではあるんだけど、ゼロ年代に流行ったSFノベルゲームみたいな要素を感じるかな。ただし発表年代的に『ダレカガナカニイル…』の方が早いわけですが。
今読んでも終盤の真相が判明するシーンはなかなか感動しますので、発表当時に触れた人はかなり衝撃を受けたんじゃないかなあ……。



などと、毎度ながら以上のような調子でお送りしましたが、前回の近況ノート以後、拙作をお読み頂き、レビューや評点、応援などをお寄せくださった皆様には、心より御礼申し上げます。

以上、坂神でした!

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