今回の番外編はですね、いわゆるオネェキャラクターにチャレンジして頂こうかと。前回でお題キャラクター募集しましたが、参加してくれた方ありがとうございました!ちょっとづつ要素を足してお題キャラクターとしました。
とはいえ、なかなか難しいかもしれない。
お題もかなり書きづらかったし。ということで、息抜き的にショートで参加してもらえると嬉しいかなと。
漫画・アニメでも結構魅力的なキャラクター出てきますよね。
ワンピースのボンクレーとかイワンコフ
ドリフターズのサンジェルマン
バサラの帰蝶とか、かなぁ。
なんかいろいろいると思うんですが。
これもなかなか登場させづらいし、書いたことなかろうと。
最近なにかとセンシティブなジャンルではありますのでノートのみ企画で。
お題『男気溢れるオネエ系コーチ』
「当り前ですが人はみな同じではありません。いろいろなタイプがいます」
天使の笑みを浮かべて上役はそう告げた。
「……個性的であることは大事なことです」
それから目の奥に悪魔の炎をちらつかせて続けた。
「同時にさまざまな個性を認めること、これが何よりも必要とされることです」
なんかいつもと様子が違う気がする。
言ってることは至極当たり前の事、それだけに次の顧客がどんな人なのかより警戒してしまう。
「あの、かなり特殊な方なんでしょうか?」
「一言で説明するのは難しいですね。職業はフィットネストレーナー、しかし生徒が少なく今はヨガとピラティスの勉強をしているそうです」
「なんか普通の方のように聞こえますが?」
「ええ。社交的で明るく、気取らない性格。ストイックな美の追求者でもありますね」
「むしろ楽しみになってきました、お会いするのが」
「頼もしいですね。では回収をお願いしますよ、くれぐれも〈彼〉の機嫌を損ねないように」
「彼?女性じゃないんですか?」
「まぁ会えばわかります。先入観というのは目を曇らせるものですからね」
なんかいつもと様子が違うのが、どうも引っかかる。
かくしてわたしは憂鬱をずるずると引きずりながら、今日も顧客のもとに足を運ぶのだった。
~お題ここまで~
追伸
出っぱなしさんのネーミング企画のご参加ありがとうございます!