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アトランティスのつまようじ進行ノート~最終回~ と『物語の持つ力』

本日の投稿を持ちまして『アトランティスのつまようじ』が終幕しました。

まずはこの作品を読んでくださった方々、コメントを寄せてくれた方々、うれしいレビューを書いてくださった方々に、改めて感謝を申し上げます。今回のコンテストばかりでなく、これまで読んでくれた方々全てです。改めて本当にどうもありがとう。どれだけお礼の言葉を並べてもこのうれしい気持ちは伝えきれません。

実際長い物語でしたので、今日のエンディングにたどり着いて、読んでよかったな、と思っていただけると嬉しいです。なんかスカッとしたとか、泣けたとか、感動したとか、そんな心を震わせるような物語になっていればいいなと、書き手として願うのはそればかりです。

さて。せっかくなので最終回にも一つ考察なんかを。

今回の作品で書きたいと思っていたもう一つのテーマは『物語の持つ力』です。読んだ方はお分かりかと思いますが、この作品の中に『手帳の中の物語』というのが書かれています。そしてこの手帳の中の物語が、脱獄の謎を解く大きな手掛かりとなっています。手帳を書いたスケイプ君にはそんなつもりがなくとも、彼の書いた物語は人類史に残る大きな変革のきっかけとなっていきます。

それって、すごく魅力的なことだと思うんですよ。自分の書いた物語が知らないところで誰かの役に立っている。誰かの支えになっている。誰かのつまらない日常を楽しい時間に変えている。そんな風に想像すると、まぁじっさいにそうできてるかどうかは知りませんよ(笑)、それでもそんな可能性を持っていると思えば、それは素晴らしいことだと思うんですよ。

なにが言いたいかと言えばですね、ここに集っている書き手のみなさん、あなたたちが才能と時間と努力の上に書き上げた物語は、そういう価値のあるものだということなんです。

その昔は私もよく公募なんかに出してましたが、とにかく反応がないことにガッカリしてたんです。でもここでは、このカクヨムでは、読んだ人の感想がちゃんと届くんです。だれかの心に少しでも触れたことが分かるんです。
まぁそれこそが私がこの場にいる理由なんですけどね。

こんな素晴らしい場所はほかにないですよ。
だからですね、みんなには楽しく物語を書き続けてほしい。
もちろん私も書き続けていきたいと思っています。
(新作書いてないけどね! というツッコミはご容赦を)

まぁ今回コンテストに出して改めてそんなことを思ったわけです。
皆さんが書く物語にはすごい力があるんですよ、それを忘れないでくださいね!




ということで、とにかくなんでもいいから書きたい執筆ジャンキーの方向けにまたハーフ&ハーフの続きでもやりたいですね(笑)

ではまた。
関わってくれるみんなに感謝の気持ちを込めて。

15件のコメント

  • 完結、おめでとうございます(^ω^)🎉㊗️
    ハーフ&ハーフの企画が濃厚なのですか? 関川様の抜群の発想力で、新企画も楽しみにしていたりします。でも、前者推しの方もいらっしゃることは、重々承知です。😊ではでは。
  • はーい! 執筆ジャンキーの一人です。
    アトランティスのつまようじ、改めての完結おめでとうございます!
    この作品を読み終えた時の感動は今も鮮明に憶えております。文字通り、震えましたもん。感極まって大号泣でした。かなりの興奮状態でコメントを残した恥ずかしい記憶も……(その節は失礼しました)
    今回近況ノートでの進行状態を拝見しながら、「初見の人、羨ましいなぁ」と思っておりました。だって、あの感動を味わえるんですから。

    ほんと、いつも素晴らしい作品をありがとうございます。おかげさまで、とっても楽しいです!! 幸せです!!
  • いすみさん、こんばんは!
    無事に完結しました。もっともリタッチ版ですが(笑)
    でもけっこう大変だったんですよ、33万字オーバーですから。

    企画の方はどうでしょうね。ハーフでやるか違うのでやるか、まだまだ考え中なんです。いつもそんな感じです。
  • 霧野さん、こんばんは!
    執筆ジャンキーってありますよね。なんか計画性もなく、無性に書きたくなったりして(笑)

    アトランティスでの霧野さんコメント、本当にうれしかったなぁ、と今でも思い出します。なんか完結の時の興奮の度合いが伝わってきました。そんな作品をかけたこともそうですが、そんな風に感想を伝えてくれる霧野さんと知り合えたことも、すごくうれしいことでした。

    まぁわたしもあまり考えずにコメントを残すタイプですが、それに返信が帰ってくるというのもまた楽しいんですよね(笑)

    まぁ読者選考期間が過ぎて、なんかポカーンとする時期がまた来ると思うんですよね。
    そういう時に執筆ジャンキーの方々と遊べたらなと。
  • そうそう……
    次回企画に関してなんですが。

    シェアワールドとか共著みたいな形をとる方法ってなんかありますかね? しかも仲間内だけでなく、外部の人も気軽に見られる環境で。

    その昔、リレー小説をやったときにカブトムシをテーマにした某作品で主催が警告を受けたことがありまして(笑) その時は他人の文を自分の作品上にのせることがアウトだったと記憶してます。

    ついでにいうとその件で、アトランティスのつまようじの裏リレー小説も急いで非公開にした経験があります(笑)

    もうずいぶん昔の話ですが、状況は変わってないんでしょうかね? なんかうまいやり方が見つかったりしてないですかね?
  • こんばんは。^^!
    これまで通り自主企画以外でと言うことですよね。ぼんやりと思い付いたのが、プロットをシェアすると言うのですが。
    ハーフ&ハーフシリーズのように具体的に筋書きを書いてしまわない方法もありなのかなと思います。今までメリットの方が特段にいい企画だと思いましたが、自分の創作かと問われると、その前の企画でも思ったのですが、例えばこちらの企画が直接的にコンテストに出す為の企画ではないにしろ、こちらの企画とは関係のない所で応募したいと思ってもアイデアは一から築き上げたものではない所にひけ目があると言うデメリットを感じたのですね。筆力も上がり、交流も深まり、学びも多かったいい企画だと思うのですが。
    また、先が見えないで模索しながら書くよりも先が見えた方が、よりよい作品を構築する力にも繋がるかとも思いました。そうなると、他者との会話をする為、間に立つのはプロットなどの資料ですよね。そこで、いっそ、プロットをメインに鍛える企画もありなのかなと考えてみました。
    後は方法ですよね。ラストシーンまで公開したくなかったり伏線を秘密にしたいなど、諸々の問題があるでしょう。
    稚拙ですが、こんな感じは如何でしょうか? スタートとゴールを決めておく。チェックポイントを選べる程挙げておき、その内幾つかをタグに入れてもおかしくない作品をプロットなどの形式で公開すると言うもの。チェックポイントは、よくあるものですと、『ギャップ』や『年の差』、『ブラック』に『純』、『あやかし』などが考えられます。
    ここで問題なのは、公開方法ですよね。今は真っ白だぜえ……。考えてからのご提案にしなさいって。取り敢えず、アイデア置いておきます。ぽちっと。つ■
  • いすみさん、こんばんは!
    そうです。自主企画以外で。自主企画はどうも趣旨を理解しない人が集まる予感がして(笑)

    ハーフ&ハーフの弱点はまさにそこなんですよね、ヒトの作ったプロットだからオリジナリティーが出しづらい、引け目が出る、でしょうかね。これはたぶん諸刃の刃という奴でしょう。

    でも前回でいえば、どれもオリジナル作品になっていて、そのバリエーションに驚いたくらいです。それに最終回前で仕込んだ、相方の消失プロットはどの作品も機能していて、どの作品も盛り上がりが楽しく読めました。

    でもまぁこれは長編仕立てでのチャレンジャーが大半でしたので、そこに応用できるプロットとして作ってました。
    まぁ次回は同じことはやりません。それじゃつまんないし、ああいうのは一度いいのかなと。

    プロットをメインに鍛えるというのは、そういう意味で面白い切り口かも!

    ちなみに今回はキャラクターメイクを主要課題にしてはどうかと考えてます。子供から老人まで、性別も性格も職業とかもマチマチな人たちを強制的に登場させて書いてもらう。前にも書きましたが、ロールプレイングを楽しみつつ、いかにオリジナリティーのあるキャラクターを作るか?
    ふだん自分の作品では出すことのないキャラクターを生み出すことは、幅を広げるいい勉強になるのかなと。

    読み手としても、同一条件から作者ならではの幅広いキャラクターを比べて読むのは楽しいんじゃないかなと。

    みたいなものを漠然と考えてます。決定じゃないデスよ(笑)
    問題はそれをいかにお題パートに落とし込むか、その解決策が全く思い浮かばないという(笑)
  • 次回はプロットですか!
    なんとなくなんですが、プロットの筋だけだとキャラクターよりもそれ以外の設定が濃くなるというか、キャラクター紹介的なのを別に作る必要があると思うんですよね。

    ざっくりしたものですがプロットの叩き台みたいなものを作ってみたのですが、自分の作り方だとキャラクターを活かすのはなかなか難しい気がしました。


    オープニング:AIによる人類の滅亡と移住可能な惑星の発見が公表され、リミットが設定される。

    起:惑星移住用の宇宙船に搭乗できる人間は限られ、多くの老人達と抽選に漏れた者は地球に取り残される事が決定。主人公(関川 二尋)は恋人と別れる事となり、「向こうで待ってるから。早く来てね」と涙ながらに言われて地球で強く生き抜く事を決意する。

    承:残された若者たちは残された老人達を守るために新たな宇宙船の製造を進めるが、65歳未満の者(生産年齢人口)は極端に少なく、老人を養うためには割増された年金を2000歳まで払う計算に。

    転:また、残された若者のほとんどが男性であったため、暇な年金生活者女性のBL熱は加速。このような理不尽な社会秩序に反抗するべく結成されたレジスタンスに捕らえられた関川は脱出を試みる間もなく死亡。

    結:地球で血みどろの争いが繰り広げられる一方、旅立った宇宙船のほとんどは不良品であったため爆発が相次ぎ、唯一残った関川の恋人(出っぱなし)の船は確実に航行可能な地球に引き返す事を決断。
    戻ってきた出っぱなしは誰もいない大地で涙を流してエンド。
  • 叶さん、コメントありがとうございます。
    プロットの件はまだ未定ですが、早速書いていただきましてありがとうございます。
    執筆ジャンキー2号ですな。
    若者が支えきれない年金問題を入れつつ、BL要素も加味しつつ、巧みに私とでっぱなしさんのパブリックイメージを落としにくるあたり、かなりの意欲作だと感じました!
    叶さんはエピローグで登場でしょうか?
    霧野さんの投入まで入れてくるかと思いましたが、そこは予想が外れました。
  • ちなみにアイデアは固まりつつある。
    あとは参加者の反応が怖い。
    毎度のことですが(笑)
  • こんばんは。^^! 形式は、コメント欄にコメントをつけるハーフ&ハーフ形式を採用なのでしょうか? 関川 二尋さん企画主さま以外のご意見もお伺いしたいです。『春のハーフ祭り』って感じのどこかで聞いたキャチコピーができそうですね。叶さんも弄りたいんですね。(笑)。普段弄られてますからね。関川さんと仲良しですからね。ケーキバイキングみたいなおじさまお二人いいですね。💛。お寒いのでお気を付けてね🍀。
  • いすみさん、こんばんは!

    コメント欄に投稿してもらうのは、フォロワーさん以外の方に読みに来てほしいというのが理由なんです。自分のためではなく、参加してくれる方のため、間口は少しでも広くしておきたいのです。だってせっかく書いてくれるんだから。

    しかし今回は、コメント欄は自作の簡単紹介文とリンクがメインでいいのかなと思ってます。

    たぶんそれぞれのページで作品を展開してもらう感じになるかと思ってます。

    ちなみに回数は5回~10回。反応しだい。
    インターバルは2週間。書くのも読むのものんびりペースで。

    いまのところこんな感じで考えてます。
    プランはだいぶ煮詰まってきたので、あとはご意見募集して、修正して、てな感じですかね。

    【ケーキバイキングみたいなおじさまお二人いいですね】
    が意味深ですね(笑)
  • 関川 二尋様
    こんばんは。^^! 先日ですが、普段何がしたいとは言わない夫が急に、『ケーキバイキングに一緒に行きたいね。お金ないし行けないけれども』とかぽつりと零したものですから、私もがっつり反応しまして。汗。最初の頃のおデートで、ケーキ二つ目は何がいいかと表参道の喫茶店で言われたとき、雷にうたれたのかと思いました。そんな感じで、『おじさま同士、仲良くケーキバイキングにらったらーとお出掛けする感じがあっていいですね😊』の意味だったりします。のろけ入ってました。(笑)。ではご自愛ください。🍀
  • 関川さま、こんにちは!
    叶さまのプロット、「転」で笑っちゃいました。加速するのはやっぱりソコなんですね。挙句、関川さん死んじゃってるし。

    複数の登場人物が出てくるかっちりめのプロットを立ち上げて、参加者に人物を割り当て、それぞれの役柄目線でその物語を綴るというのはどうでしょう。途中参加者が増えたらその都度役柄も増やせますし、途中参加もしやすいかと。
    みんなで創る群像劇、みたいな。説明が下手でスミマセン……
  • 霧野さんこんばんは!
    叶さんは隙あらば殺しにかかるみたいですよ(笑)
    あの人の頭の中は本当にカオスなんだと思います。

    複数の登場人物をそれぞれで書き上げる群像劇、これは面白そうなんですよね。この大風呂敷の広げ方がムズカシそうですよね(笑) 
    あとシェアワールド方式にはなにか発表の時の工夫が必要ですよね。共通タイトルの設定、それぞれの作品への誘導の仕方とか。
    でも交流という点ではよさそうですよね。あとは作品世界に足並みをそろえられるかどうかも必要なのかなぁ。でもあまりかっちり考えると、面白くないだろうし、突飛な作風も許容できるようなせっていが必要かなぁ、と。

    今回はそれぞれがあまり書くことの負担が少ないものにしたいですね(笑)
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