さて。物語はいよいよラストスパートです。
次の第12章で終わりとなります。
ちなみに最後の章は締め切りに合わせて、区切りのいいペースで公開していきます。
最終話の公開は最終日の31日になる予定です。
ついでにもう一つ『妖刀よく喋る』という短編を投稿しました。
なんか雰囲気のあるものをちょっと書きたくなりまして(笑)
まぁ短いですが、息抜きにでも読んでいただければと。
ということでアクションシーンの考察です。
物語の中でアクションシーンはクライマックスと合わせて大事な要素ではないかと思うわけです。これ、戦闘とか格闘ばかりの話ではないんです。なにかの感情の発露で体が躍動するシーン全般のことです。ただ走るだけでもいいんです。歩き続けるだけだっていい。
物語を作るとき、皆さんも結構通内に映像を浮かべて楽しんでいるかと思います。で、映画の画面として考えた時に、登場人物がひたすら会話するだけの映画ってちょっと退屈だと思うんですよ。ずっとその話を聞いている、眺めている状態。でもそこから登場人物が動き出すシーンってワクワクするんじゃないかと思うわけです。
とにかく動きです。動かせ、ってことです。その場から離れてなんかしろ! とわたしはいつも登場人物たちに迫っております。ついで言うと自分の意志で動け! というのもよくやっています。
これはまぁ持論ですね。物語たるもの、それがないとつまんないんじゃないかと思うんです。逆にそれがある作品にすごく惹かれます。
それを盛り上げていくのがアクションシーンですね。ということでいくつか自分で気を付けていることを。
①心情とリンクさせる。
ただ動かすだけでは足りません。そこには心の動きが必要です。心の動きに合わせてアクションシーンは盛り上げていきたいなと。
②スピード感
これ大事。せっかく動いても長い文章、説明の多い文章だと、文字を追う時間が長くてアクションがだれてしまう気がします。あとはリズムですね、読んでいて気持ちのいい感じになる文章のつながり方、みたいな。
③見えてくる光景の描写
その場から離れろ、と書きましたが、離れた場所の光景も大事。同じ光景、見慣れた風景でも変わって見えるはず。そこをいかにコンパクトに印象深く書けるか、そんなことを気にしてますね。
④舞台設定
格闘ものなんかでは気になるのですが、いつも同じ平面で戦うのは飽きる気がしますね。戦いを飾る舞台設定も実はすごく重要だと思ってます、あとは舞台に合った、その舞台ならではのアクション、そういうものが立体的に書かれているとすごく尊敬します。すずめさんとか黒須さんとか、ホントすごいと思います。
⑤映像が浮かぶか
これが一番大事かな。たぶん言葉の選び方、並べ方、比喩とか。そういうのが大事なのかなと。
まぁいろいろ書きましたし、自分はどうなんだ、と言われるとエヘヘとなりますね(笑)
ということでまた次回!