コツコツと投稿を重ねて、10幕までの公開が終わりました。
残るはあと二章です。
まずはここまで追いかけて読んでくれている方に感謝の気持ちを。
そしてこれまでこの作品を読んでくれた方に改めて感謝の気持ちを。
本当にどうもありがとう!
さて。物語はいよいよ終盤戦、アトランティスの秘密も明かされ、だいぶ盛り上がってきたところです。推敲するのも楽しいところです。
ということで今回は『物語の盛り上げ方』についてちょっと書いてみようかと。
わたしは作品を書くときにこの盛り上がりを意識しております。中盤から終盤にかけて、なんか『うぉぉ』ってなるように盛り上げていきたいと考えてます。しかしながら書き手ばかりが書いてて盛り上がっていてはいけませんよね。身に覚えのある話ではありますが。
もっとも最近の風潮としては序盤からこの『うぉぉ』が大事なようですが、そのパターンは除外です。書けないし、書き方もよく分からないので。
ということで考えるわけです。
そもそも『盛り上がる』『テンションが上がる』というのはどういう状況なのかと。クライマックスに必要なものって何なのか、と。
①謎が明らかになる、秘密が明かされる。
ミステリーに限らず、これはテンション上がりませんか? ばらまかれていた伏線が一つに収束する瞬間とか、好きなんですよね。今回のアトランティスがまさにこのパターンを採用しております。
②絶体絶命の状況からの大逆転
これにはまず絶体絶命の状況を淡々と積み上げる必要がありますね。絶望を次々と積み重ねてゆく。某ワ〇ピースなんかは見事ですよね。それだけに逆転の瞬間は熱くなれますよね! アトランティスもこの要素を重ねてます。
③遅れてきたヒーローの登場
前の②と重なるようですが、コレはコレで盛り上がりますよね。しかも修行して強くなったヒーローがやっと到着、新技とか圧倒的なレベルで敵を圧倒! これ書いてるだけでも盛り上がる感じしますもんね。アトランティスではヒーローでなくヒロインが遅れて登場します(笑)
④絡み合っていた思惑がほどけて思いがつながる。
簡単に言うと恋愛ものの場合ですよね。まわりのわちゃわちゃに振り回されて自分の気持ちもわからなくなっていたが、ついに自分の本当の気持ちに気づく、お互いに。という感じですかね。これはわたし的に難しい(笑)
⑤オールスター登場で混戦状態。
これも盛り上がるタイプではないでしょうか。勝負の行方がさっぱり分からない。登場人物が多くて、不確定要素が多すぎて、とにかく結果を見届けたくなる。バトル漫画なんかでもこの煮詰まった状態は楽しいですよね。
⑥ついに訪れたライバルとの決着。
実はこれは難しいんじゃないかと。書き手がすごく盛り上がっていても、実はこの戦いにあまり大きな意味を見出せなくなってしまっている、なんて読み手としては多々思うことがあったり(笑)
まぁまだまだありそうですよね。
なんかこういう話を集めておくと、そして頭の片隅でストックしておくと、意外といいヒントになると思うんですよ。
やっぱり物語だから、こう読み手には盛り上がってほしいんですよね。なんか声が出ちゃうような作品を書きたいんですよね。
そんな盛り上げ方が書けるようになりたいなと!
そうそうこの展開・パターンは盛り上がる、なんてのがありましたら是非共有してみませんか? お時間あったら書いてみてくださいね!