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妖怪画集第四十七頁【青坊主】

『青坊主』

 鳥山石燕の「画図百鬼夜行」では一つ目の法師の姿で描かれるが、元々日本全国にある『青坊主』の伝承では固定のイメージがある訳では無い。大きな人影や、大きな坊主の姿で描かれる事が多い。
 |青《・》というのが未熟さを表し――つまり青坊主とは未熟な僧であるというイメージと、実際に青色の肌をしているという解釈がある。
 また昭和以降の都市伝説では、山形県と福島県の小学校で『青坊主』が便器の中から頭を出してこちらを覗くと語られていた。
 香川県の民間伝承では『青坊主』は女性に「首を吊れ」と言ってきて、何も言わないでいると、本当に首吊りにされてしまうとある。

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