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ポルとルズアの二重奏「4-3 ヒースの咲く庭」更新

4章3話を更新しました。
今回はスティンの過去をかじる回でもあり、エコール飯の回でもありました。シェン、疲れてると露骨に機嫌が悪くなっていてわかりやすい……。

今回は農村エコールのご飯の話をします。

1話や2話にも出てきましたが、エコールには羊がたくさんいます。牛や鶏もいますが、豚はいません。

村人たちは、羊の毛を刈って毛糸にし、羊の肉を捌いて燻製や干し肉などにして、場合によっては羊をそのまま出荷して、生計を立てているようです。
土地は痩せめなので、野菜はあまり育てていません。多くはよそから買ってます。

なにせ王都に近いので、エコールのこれでもかと広い土地でのびのび育った羊の毛や肉は、王都に出荷されます。ラムとかの美味しいところは特に。村人が食べているのはマトンです。
新鮮で質のいい羊の生産物は高く買い取られるので、エコールの民はわりと裕福です。
それもあり、王都の近くというのもあり、エコールの民が白パンを食えるのはそういうことなのでしょう。

にしてもエコールは小さな村なので、羊毛を王都以外に売って、染物や織物は別のところで生産していそう。近くにそういうのが盛んな土地があるのだろうと思われます。

羊肉を燻製にするにも木のチップが要るはずですが、エコール周辺には木が少ないので、どこかから買っているのかもしれません。
スーパーでジンギスカンを買って、家でエコールの燻製肉を再現してみようかと思いましたが、燻製って手間がかかるんですね……。断念しました。



さて、前回からの応援や閲覧ありがとうございます!
だんだん話のストックがなくなってきたので、今頑張って準備しています。ここまで長くなっても追ってきてくださる方々がいるので、書いていて楽しいです。
まだじわじわと最初の方から読んでくださっている新規の方もいらっしゃるようで……この長い話を本当にありがとうございます……!


それでは、次回の更新は来週末です。
今後も拙作をよろしくお願いします。

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