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ポルとルズアの二重奏「3-4 特別監房」更新

3章4話を昨日更新しました。
だんだん本編更新と近況ノート更新の間隔が広がってきている……まずい……
今回は、前回に引き続き新しいキャラも出せました。三章のキーパーソン二人でした。


今回は図書館の荷物用エレベーターの話をします。
出ている通り、エレベーターはワイヤーとハンドルで上げ下げする手動のものです。電気がまだないので、油圧式とかは使えませんでした。

ボーイがエレベーター横のヒモに札を引っ掛けて上のボーイとやりとりするシーンですが、
一階にしかハンドルがないので、「○階まで上げてくれ」とか「×階から行きます」みたいな札でハンドル係と連絡を取っていたんですね。

札は階によって色が違っていて、一階は青、二階は赤、三階は白です (今考えた)。そこに数字と「おりる」「のぼる」的な記号が書いてあります。

たとえば三階から二階にエレベーターを下ろしたいときは、三階のボーイが「2↓」と書いた白い札を一階と二階それぞれにワイヤーを使って送ります。
一階のボーイがそれを見て、三階から二階にエレベーターを下ろすのです。
二階のボーイにも、今からエレベーターが来ることが伝わります。
そういうしくみです。


すると、ハンドル係のボーイには、見なくても各階できっちりエレベーターを停める技術がいるんですね。電車の運転手が乗車位置にドアを寄せるようなもんです。

今回のハンドル係はいい加減なもんだから、エレベーターの位置が微妙にずれていて、ポルは二階でカートを下ろすのに苦労しました。
ついでに、ドアの開け閉めが他の階にもわかるように、エレベーターの格子はわざとガシャガシャなるように作られてます。

エレベーターのある閲覧室ではあんまり集中して作業できないわけですね。



前回の更新から、ついに1000PVを超えました!!わー!!
フォレスト掲載時代には考えられなかった短期間です。一年弱ですよ。私は嬉しいです。
本当にいつも応援ありがとうございます。

次回の更新は再来週です。
長い作品ではありますが、今後もポルとルズアの二重奏を、どうぞよろしくお願いいたします!

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