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ポルとルズアの二重奏「2-5 祭りのあとで」更新

2章の5話目を更新しました。これにて2章完結です。
前章が17話まであったので、話数の振れ幅がでかいんですよね……。新しい仲間が増えて、ちょっと賑やかになりました。彼らが打ち解けるのはいつになるんでしょうね。

アーラッドの祭の後は、恒例のどんちゃん騒ぎです。陽気で血の気の多い人々なので、派手に騒ぎます。たぶんこの中を歩くと大通りで堂々とえっちしてる人とか、騒ぎに乗じて刃物持ち出す人とかめちゃくちゃいます。武闘祭本番より、あとのどんちゃん騒ぎで死ぬ人の方がはるかに多いです。
出歩かなくて正解なんですよね……

勝利の女神を讃える歌が出てきますが、この国は宗教がけっこう厳しく統制されています。というか、いました。なので、地方の女神崇拝なんて駆逐されていてもおかしくないはず。

ですが、国の主要な都市でありながらこれだけ堂々と女神崇拝が残っているのは、アーラッドの民が強かった証拠でもあるのかもしれません。王国だって、アーラッドの坑夫にも武器職人にも仕事をしてもらわないと困ります。
有力貴族の治める土地ではないことからも、「ある程度勝手にやってもいいけど反乱するなよたのむから」みたいな王族や諸侯の意図が見え隠れしている……かも。

といってもちゃんと国教の教会はありますし、国教を信じている人がほとんどなので、日本人がクリスマスキャロルを歌うような感覚で女神を讃えている、という、そんな感じなんでしょうね。


応募していた電撃新文芸スタートアップコンテストなのですが、おかげさまで、読者選考でのランキングは23位に上ることができました。読者の方々の応援あっての結果です。本当にありがとうございます。
PV数も、前回の更新から400くらい増えているんですね。作者冥利に尽きます。感謝してもしきれません。

次回の更新は再来週末です。3章を新設します。今後もぜひ、よろしくお願いします。

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