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ポルとルズアの二重奏「2-4 二月祝勝武闘祭」更新

2章の4話を更新しました。
今回はずっと戦闘シーンです。こういう大会やってみたかったんですよね。さらっと武器交換するシーンも書けて自分で喜んでいます。


二月祝勝武闘祭の「祝勝」はこの街の勝利の女神を讃えてつけられました。アーラッドは歴史の古い街で、おそらくアルバート王国ができる前から街の名前を変えつつずっと栄えていたようです。我々の世界でいうローマ帝国のコンスタンティノープルみたいな。

その頃から、この街には土着の女神信仰がありました。森に囲まれ、鉄も出る豊かな集落でしたから、おそらく他にもたくさんの神が信じられていたことでしょう。

豊かさゆえ、戦乱の時代さまざまな権力の間で取り合いになったこの土地では、多くの神のうち一人の女神が「勝利の女神」として最も信仰を集めるようになりました。
大昔アーラッドの人々が戦に勝った際、勝利の女神を讃え「強いアーラッドの民」で女神を喜ばせるために開いた祭が慣習となり、今の武闘祭になりました。

そうなると、他の町から来た人間が「強いアーラッドの民」を全員下して優勝するのはどうなんでしょうね。もうみんな元の祭の意味なんかあんまり気にしてないので、楽しければいいんでしょうが……。私たちでいうオリンピックのような感覚なのかもしれません。


前回と今回の更新の間にPV数が300を突破しました!Twitterで宣伝に力を入れたこともあり、一日にどなたかが一回は目を通してくれているようで嬉しい限りです。
いつも応援ありがとうございます。おかげさまで楽しく更新できます。

次回の更新は再来週です。ぜひともよろしくお願いいたします。

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