• 現代ファンタジー
  • 詩・童話・その他

近作が得た評価について

今年の電撃小説大賞で一次落選した「神様と約束する方法」をカクヨムに公開してから、幾人かに感想をいただきました。その結果、その作品の他者から見た評価が大体分かりました。

難しい文章を読み慣れた人からは、ストーリーに期待以上の高評価をいただきました。

一方、読みやすさ(リーダビリティ)については最悪の罵倒を受けました。そして賞では一次落選。

これは我が身にかなり痛い意味を持ちます。

僕は現代詩くずれの人間なので、言葉自体で遊ぶのはサービス精神だと思っていました。しかし、その遊びがラノベでは通用しませんでした。

僕が自分で面白いと思う方向性は、ラノベに求められる方向性からずれていたのです。不遜なことを言えば、僕が面白いと思う文章は求められていなくて、自分で味が薄いと感じる文章でなければいけない、ということです。

ここで我を抑えないと、カクヨムで作品を発表するレベルの玄人からいいと言われても商業デビューは遠いと判明したのです。

まるで頭をカナヅチで殴られた気分です。売りの一つだと思っていたものが世間では欠点だと分かったのですから。

次はどうするか。考える必要がありますが、考える以上に我慢が必要なようです。

5件のコメント

  •  普通に紙の本……(ラノベ以外の)小説を読み慣れている人から見たら、特に問題なくても、Web小説(ラノベ)しか読まない読者様からしたら難解に思えたのかも。

     言葉遊びは軽いものに変える必要があるのですねえ💧

     世間と言うより、ライトノベルでは欠点で、例えばライト文芸等では強みになるのかもですねえ。


      
  • 水守様

    いや、それが…… 紙の本を読み慣れている人でも無理なレベルで、短歌とか現代詩を読み慣れている人でないとつらい表現を選択したのです。急かしませんが、お読みになられたときに分かるはずです。

    現代詩と小説では、日本語なのに別の言語でした。読者が簡単に越境できると思ったのが間違いでした。

    現代詩の言葉をあきらめて小説の言葉を身につけるのが僕の課題です。
  •  あらら……そうなんですね💧
     では、まず一話だけ読みに伺いますね。(別サイトの短編に調整中なので💧)
  • 私も同じ問題で悩んでいますよー。
    長すぎちゃダメ。短すぎてもダメ。かといって中途半端なのも……。

    そうそう。私、書き出し小説大賞っていうので一回 賞もらったんです。

    だから、書き出しを工夫してみるっていうのはどうでしょう?
    (あくまで提案です)

    あと、拙作にレビュー有難うございました。

    ひっそりと再開しておりますよ。
    「コロナ(COVID-19)と過ごした21日間」
    https://kakuyomu.jp/works/16816452221194860847

    ではでは。
  • 福倉 真世 様

    コメントありがとうございます。

    僕も小説書き初心者の例に漏れずあちこちつまずいております。一つ一つ直すしかありません。

    福倉様のエッセイを、題材が題材ですので、ある意味で深刻に読ませていただいております。世に新型コロナ闘病記がどれほどあるか不勉強で存じませんが、当事者の視点による記録は貴重だと感じています。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する