そんな感じで。
連載作『ワキヤくんの主役理論』第五章が完結いたしましたー。
イエー。
アドレスはこちら(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882526026)なので、是非ご一読いただければ嬉しいです。
よろしくお願いします。
では、以下は恒例のちょっとしたあとがきのようなものです。
よろしければ、いろいろコメントなど残していってくださいませー。
※
ってな感じで第五章『文化祭編』でした。
文化祭終わってないですけどね。終わんなかったなあ……あれえ?
一章から基本的に叶→さなか→叶→さなか、という順で章メインになっていることはお察しかと思いますが、まあ順当に叶メイン章でした。
いや、メインであることと出番そのものは比例してない気もしますが。
まあ概ね、あらかじめ決まっていた着地点には到達できたかな、と。
この『ワキヤくん』は、ほかの作品もお読みいただいた方ならわかるかもしれませんが、ぼくにしては珍しくほとんどノープロットで書き始めています。
いやもちろん章ごとにある程度の道筋は立てていますけれど。
それでもまあ、二章くらいかな。の、ときにとりあえず決めた《点》には至れました。
つまり、それがラストのあの屋上でのシーンなわけですが。
なにせ未那も叶も、特に叶は、それはもうものすっごい面倒臭い人間で御座いますから、「ねえマジこいつら何言ってんの?」って思われる方も多いかなあ、と思って書き始めたシリーズなんですが。
それでも、まあここまで来れば逆に「ああ、こいつらなら、こうなるよなあ」っていう納得のほうが多いのではないかと思います。といいな。
結構、そらそうなるよな、と思っていた方も多いのではないかと。
実際、割と詰みセーブ感のある章でした。
だけど翻って、んじゃ自分が未那の、叶の立場になったときに、本当に彼らより上手く立ち回れるのか? 相手を想ったとき、その想いに未那や叶、あるいは、さなか、秋良ほど真摯であれるのか?
そう考えると――まあ、無理かなあ、って思いますね。
いろいろあるけど、責められねえよなあって。こいつらに偉そうなこと言えるほど、自分が上手くやれるとは、まあ思えない。
――そもそもこんな状況にならない?
それは、まあ、……そうですね。それはそう。うん。
やっぱ面倒臭ぇわコイツら。
いい奴らだと思います。
いい奴しかいねえからこうなったとも思いますが。不器用だねえ。
まあ、そんな奴らをこんな目に遭わせているということで、作者がものすごい責められた気はしますが……違うよ、ぼく悪くないよ……。
こんな話になると思ってなかったよマジで。
キャラが勝手に動く、なんてのは創作でよく聞く言説ですが、その意味で言うならこの作品の登場人物たちは最たるものです。
どうしたってほかの行動を選ばねえんだもの。
作者の都合で人物は曲げられない。――みたいな、まあそういう意味で非常に「お前ら頼むからもっと気楽に生きてくれよ……」と思いました。
しあわせになってほしい。
本当に。
ともあれまあ、そんなところで。
とりあえずは次回の幕間で、再びお会いしましょう。
詳しい情報なんかはツイッターのほうをチェックしてみてください。
それでは。