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『いつも私だけ「可愛い」って言われない』あとがき

こんにちは、桜部です。
シリーズ四作目になります『いつも私だけ「可愛い」って言われない。』いかがだったでしょうか。
気付けば長い間更新が止まってました。

この作品は、一人の女の子が変わっていく様子を描いています。
皆さんの周りにも、自分より優れている友達がいるかも知れません。
そんな友達と比べたら、自分に劣等感を抱くこと、桜部も沢山ありました。
麻里奈は心と出会って、魔法にかかったみたいに変わりました。
麻里奈にとって、心の「可愛い」は何よりも救いだったんです。
そして、何も無かった麻里奈が一つだけ持っていた大切な恋心。

この話は、誰かが悪かったわけでは無いんです。
ただ麻里奈は親友である理沙に全てを奪われたと言っていますよね。
でも、だからって麻里奈は理沙の事を本当には嫌いになれなかったと思います。
それは、麻里奈が言っている通り、理沙に欠点が無いから。
欠点があったなら、それを言い訳にして嫌う事が出来たでしょう。
でも、理沙は何事に置いても完璧すぎました。
むしろ、それが欠点だったとも言えますよね。

綺麗になる事で、麻里奈は色んなものを失ったのかもしれません。
そして、最後に縋ったのは、たった一言の言葉だけ。

「私、可愛い?」

という一言で、色んな解釈が出来ると思います。
ここから先、麻里奈はどんな生き方をしていくのでしょう。
可愛いと言われなかった麻里奈が、可愛いと言われる。
それがこれから先の彼女にとって救いになるのか、それとも鎖になるのか。
桜部も想像しながら、もう一度読んでみたいと思います。
願うなら、何らかの形で麻里奈が救われるといいですよね。

では、また別の機会にでも、続きを話してみましょうか。

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