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『君が殺人犯になるのなら一緒に逃げてそのまま死のう』あとがき

『君が殺人犯になるのなら一緒に逃げてそのまま死のう』お読みいただきありがとうございます。

この作品、元々は高校生コンテスト用に書こうかなと思っていた作品でした。
桜部にしては珍しくプロットまで作って……。
けれど話があまりにも重すぎて、流石に出せないとボツになったものです。
少し手を加えているので、プロットの段階ではそこまでドロドロではありませんでした。

さて、本編に入ります。
この作品は「愛の終着点」をテーマに書きました。
好きとか愛してるとか、簡単に言葉には出来るけど、行動ではどう示すのか。
愛する人に殺されるのは、幸せと言えるのだろうか。
この物語の主人公である夢菜は、それを幸福だと言いました。
とはいえ、これは人それぞれですよね。
死ぬという事はやはり怖いですし。
もう一人の主人公である直也は、償いでもあったのかもしれません。
風雪が残した呪いに犯されている直也。
その呪いによって夢菜を殺してしまいましたが、彼女の愛を受け止め、直也自信も命を断つという選択を選びました。
これが二人の選んだハッピーエンド。

さあ、皆さんはどうですか?
愛している人に殺されそうになったら。一緒に死のうよと言われたら。
その先に待つ終末を、ハッピーエンドだと言うことは出来ますか?

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