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じっくり本音感想企画2023 感想用返信ノート

【先着30名】じっくり読みこんだ本音感想を書く企画2023
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330661249013634

梶野の感想への返信専用のノートです。

・感想への反論、お礼、意趣返し
・その後の改訂報告
・感想内容に対する前向きな議論

などは、こちらにお願いします。

梶野の感想はこちらに投下します。
【01】〜【05】
https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16817330661247799553

96件のコメント

  • (このノートがあることを見落として別のノートにコメントしてしまっていたので、こちらにコメントし直しました!)

    梶野さんこんばんは〜! 感想見ました、ありがとうございます〜!(*´∀`*)
    自分では「割とよく書けたのでは〜!」と思っていたので、辛口感想を見て「ウ…ウワアアアアアー!!!!」となりました…!笑 それと同時に、自分だと気付けていなかった物語の粗がかなりわかったので、とてもありがたかったです…!!
    文章は…多分敬体一人称にした影響で…やたらと説明的になってしまった説が強いですね…!! 少しとそっとは使いがちなので見直してみます〜!
    いやはや、ありがとうございました…また開催されるようでしたらそのときリベンジさせてください…(ぱたり)
  • お早い反応、ありがとうございます。
    さすが前回経験者、打たれ慣れてる!w

    すみません、返信用ノートは今作ったので、混乱させちゃいましたね。

    あれ敬体一人称って言うんですか?
    とりあえず元女子中学生の天使一年生の口調には思えなかったので、
    逐一突っ込ませていただきました。
    私も一人称で書く際、年齢が低すぎると書ける内容も相応に幼くなって、進行に問題が生じたりしたことあるので、多少は大人びても仕方ないとは思うんです。そういう時は「大人びてる理由」をこしらえるようにしてます。本好きとか秀才とか。

    来年もまたやると思うので、その時はぜひリベンジしてやってください。成長を楽しみにしていますんで。

    あ、一つだけ。
    このやりとりも「感想後の会話」として、雑話に転載しようと思うんですが、どうでしょう。許可していただけます?
  • いえいえ、そんなに混乱していませんよ〜! お気になさらずです!

    敬体の一人称なので何となくそう呼んでます…!笑
    大人びてる理由、確かに大事ですね! そういう裏付けがあると、読者さんを置いてけぼりにしなくなりいいかもですねヽ(*´∀`)

    ありがとうございます〜〜これからも頑張ります〜〜!!!

    会話の転載も大丈夫ですよ! よければ使ってやってください〜👍🏻✨
  • 了解です。
    これからも執筆活動がんばってください!
  • 野栗です。
    コメント&アドバイス、ありがとうございました‼️
    昨日より旅行で自宅を離れております。戻り次第、改めてお返事させて頂きたく存じます。
  • >野栗さん

    了解しました。よい旅を!
  • 感想読ませていただきました!
    とても細かく読み込んでいただきまして、ありがとうございます!
    エンタメ主義ってどこで知ったし……? って一瞬怯えた気持ちになりましたが近況ノートですね。まさかそこまで読まれているとは。

    うわー! すごいいっぱい突っ込みある―! ととりあえず思いました。
    感想にここまでの読み応えがあるのは初めてです。笑

    文章については、普段はなるだけ平易な文章を心掛けているのですが、これに関してはコンテストが絡まないものなので自由にその時書きたい文章を書いた結果の装飾過多です。
    装飾過多であることを自覚して書いているので、まあその辺はな……という感じだったりしていますが、確かに伝わっていないならどうしようもないですね! 残念! 精進します!

    私が書く上で意図しているものが、読み手にどこまで伝わっているのか、その辺りを計りたくての参加でしたが、ちょっと今一つの結果だったようです。
    まだまだ改善の余地がありそうなので、ご指摘については再度じっくり読み込ませていただきます。

    取り急ぎお礼を申し上げるために参りました。
    ありがとうございました!
  • >よしこさん

    参加お疲れ様でした!
    そして挨拶に来られたこと、称賛します。去年は辛口書いた参加者の八割方、無反応で消えたのでw

    装飾過剰については、それだけで読まされるレベルなら称賛するんですが、かなりハイレベルな話ですし失敗すると評価下がるので、あまりオススメしません。

    このノートはお礼だけでなく、反論や相談も受け付けています。私の指摘の意味がわからない時やもっと詳しく聞きたい場合は、遠慮なく質問してください。私が間違っていて謝るケースもあるでしょうから。
  • せっかくあれだけ読み込んでもらって無反応とは、もったいないですね。

    あくまで一読者の方のご意見として捉えておりますので、特に反論の予定はありませんが、読み返す過程で何かあればお言葉に甘えて詳細を伺いに参ります。

    重ねてありがとうございました。
  • >ヨシコさん

    その認識で構いませんよ。
    それでは、また何かありましたら。
  • 木村比奈子
    2023年8月7日 11:59

    いろいろなコメントありがとうございます。思えば自分でも書いていて違和感を感じたのですが、そのまま投稿してしまったものばかりでした。言葉の選び方に関してはお恥ずかしいです。どの指摘もどれもうなずきながら読ませていただきました。また機会があればよろしくお願いします! ありがとうございました(^▽^)/
    梶野カメムシ
    2023年8月7日 12:25

    おっと、こちらは参加登録用にしたので、感想返信用に転載しておきますね。
    https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16817330661350519496

    参加ありがとうございました。
    そう思っていただけたなら何よりです。
    木村さんくらい書けるなら、気をつけるだけでグッと変わるはずなので。

    連載の続きが気になるので、また時々読みに行こうと思います。

    来年もやるので、機会があれば是非またどうぞ。
    近況ノートで予告出しますので、確実に参加したいならフォローしといていただければ。
  • >伊草さん

    おおう、てんこもりw
    とりあえず一枚目にお答えしときます。


    >体言止め多すぎ問題

    何を隠そう、私も昔は体言止め多用野郎でした。
    雑話で紹介したマインスイーパとか、まだ体言止めの嵐ですよ。それでも受けたんだから、何が悪いんだと当時は思ってましたっけ。

    私が体言止めをやめた理由は、やはり後輩です。「読むに耐えない」とかねちねち言われ続けて。でも私に言わせれば、体言止め多用するプロもいるわけで。結局趣味の問題だろうと、当時の私は譲らなかったんですよ。

    私が自分の文章を見直しを考え始めたのは、復帰後です。読む趣味がラノベから一半文芸に移ると、確かに体言止め多用する作者は少ない。でもってちゃんと面白い。結局体言止めが駄目な理由は何なのか、自分なりに考えました。

    結果、私なりに出した結論は、体言止めというのは、漫画の大ゴマとか集中線なのだと。
    ここぞという時に使うからこそ効果的な体言止めを無駄に多用すると、ここぞという時の効果がなくなってしまう。

    文章リズムの問題とかもありますが、私はそう納得して、体言止め制限のルールを決めました。

    ・基本的に体言止めは使わない。できるだけ置き換えらる。
    ・どうしても使うしかないところは、許容する。
    ・ここぞと言う時は躊躇わない。

    以上が私流の体言止めルールです。参考になれば。
    まあ使わなくなると、確かに体言止め多用文章が鼻をつくようになったのは事実です。後背に負けたみたいで悔しいですがw

    他の意見も、概ね伝わってるようで安心しました。

    個別の質問も面白そうな話で楽しみなんですが、スマホでは限界なので対応明日にさせてください。夜は来客あるので。

  • お待たせしました。
    それではお答えしていきます。

    その前に。
    まずこれだけしっかり考えた上で小説を書いておられることに敬意を表します。
    書き手には、電波を受信したように頭に浮かんだものを書きまくる直感型と、脳内で作品デザインを完成させてから書き始める計画型、或いは二つのハイブリッドが存在すると私は考えていて、伊草さんはがっつり計画型、もしくはハイブリッドなんですね。私も同じタイプなので、とても親近感があります。

    話の設計について、これだけ詳細にがっつり話を振って来られるのは久しぶりで、これだけ感想を書いていても、なかなかお目に掛かれません。私的には本当に望むところで、嬉しく思っています。縁が生まれたのが引退直前のタイミングなのがあまりにも残念ですが、これだけ打ち込んでおられる方なら、いずれまた戻って来られると確信しました。

    それでは改めて、私なりの考察と説明を書きたいと思います。
    技術不足で恥ずかしいことを言うかもしれませんが、指摘いただければ訂正・謝罪する気マンマンなので、遠慮なくおっしゃってください。


    >もう一つは起伏のありなしです。極端な出来事は起きていないけれど、日常の何ということもない時間経過の中に読者の興味をそそる情報があり、それらを味わったあと変化のきざしを書いて終わる。そういうタイプの、明瞭な起伏が薄いお話(僕の今回のは変化のきざしが唐突に出てきてて起伏以前の問題ですが、置いといて)。

    少女漫画の雰囲気優先タイプですね。
    あまり読まないジャンルですが「Papa told me」(少女漫画)とか。
    もちろん、こういう作風もありだと思います。
    ラブコメ方向でなく、こっちを書きたかったわけですね。

    >リアリティラインが現実寄りで、会話がシンプルで端的というより、入り組んでいるぶん含意に富む、というような。それでいて男性が女性に都合よく脱臭されているくらいの塩梅は、作家でいうとよしながふみとかヤマシタトモコ辺りの少女漫画文脈から持ってきたつもりだったんです。

    まあBL系は押しなべてこんな感じw

    つまり、ここら辺のイメージを目標として書かれてたわけですね。
    では、そこを念頭に、改めて評してみましょう。

    まず、そういったジャンルは普通のエンタメとは違うスキルが求められます。
    おだやかな日常ということは、事件やバトルで盛り上げられない。
    つまり、ハンデを背負った上で、読者を惹かなければならないわけで。

    そのためには、一般のエンタメ以上のキャラの魅力、ユーモア、台詞回しの巧みさが求められます。
    文章においては、簡潔にして水のように浸み込む最上級の文章力、一文字まで神経を巡らせた繊細な言葉選び、ハイセンスで斬新な描写技術、舞台選択、アイテム選択などの巧みさ、が求められるかと。
    そして言うまでもなく、深いテーマを念頭に物語を構築し、それでいて重みを感じさせることなく、ユーモアの間に差し挿むようにして読者にするりと呑ませてしまう──これくらいの技量が必要だと思っています。

    まあ画力については千差万別ですが、センスがあるのはどの作品でも共通かと。よしながふみとか、さらっと描いてみえてセンスの塊だなーと毎回思います。簡単に真似できる代物じゃありません。

    そういう作品と比べると、まず今作は余計な前情報が多すぎます。
    5000字の内、過去の説明約2000文字。
    三分の一強が説明で終わる形式で、雰囲気系は無理があるかと。
    過去は数行にまとめて、二人の交流に紙幅を回すのは大前提です。
    もしくは、もっと長く書くかですね。

    文章に体言止めとか、絶対ありえないでしょう。
    私の感覚では、あれはハードボイルド寄りの雰囲気作りに資するもので、少女漫画に寄せた作品とは真逆の感覚です。
    凝った言い回しもそうですが、文章が真逆の方向(特に序盤)だからこそ、私はこの作品を少女漫画的に捉えなかった、というのは大きいです。

    台詞回しのセンスもまだまだ足りません。
    そのキャラならではの、何気ない、でも印象深い台詞が必要です。
    事件で起伏を起こせないので、キャラの魅力が最重要視されます。
    解説が長いせいもあり、風香の描写はまるで足りていません。

    わかりやすいラブコメ路線を選ばないなら、落ち着いた雰囲気を維持してなお、長く長く主人公を追い続ける風香の強い想いを描き出す必要があります。もちろん「好き」なんて台詞は禁止です。「含意に富む」のを目指すなら、キャラの仕草やさりげない行動でそれを示す必要があります。

    そして言うまでもなく、主人公の変化には理由と物語が必要です。
    この作品では「風香はオレが好き。オレも最近は……」みたいなノリですが、その理由を完全に伝えつつ、気持ちが切り替わる瞬間をとらえて最大限に磨いた上で読者に提示しなければいけません。

    ……とまあ、雰囲気系を目指すなら、こんな感じですよ。
    私に書けるかと言いますと、いやー、難しいでしょうね。
    少なくとも5000字にはしません。2000字以下にまとめます。
    そうすればボロが出ませんからw

    とりあえず、間違いなく言えるのは、ガチで書こうとするなら普通のエンタメよりよほど難しいし、失敗すると本っ当に面白くなくなるということです。わかりやすい武器を最初から封印してるわけですから。


    >スパンについては、「いくら何でも長すぎ、そんな長いスパンで読んでくれる読者はいないと思う」かどうかを伺えたらと思っていて、起伏については、「こんな短編はない(実在するお話のタイプを曲解していると思う、それこそ長編の一話目とか)」かどうかを伺えたらと存じます。

    後述しましたが(先に各論を書いた)、勤務時間とかの件なら、スパンの問題でなくネタの質の問題です。答えを聞いて「ふーん」としかならないネタをフックにしても、読者がしらけるだけです。それなら最初から効果を期待せず、スパンを置かずにさくさく出してしまえ、という藩話だと私は理解しています。

    情報開示の順番という話なら、そもそも5000字程度の短編で、そこまでスパンを気にする必要はないと思います。必要十分な情報を開示した上でなら、という前提ですけど。

    読者が引っ掛かってる時点で、情報が足りてないんです。伏線とは「少し待ってくれ、後で盛り上げてやるから」という約束手形ですが、これは大きな疑問なく読者が読み進めていることが大前提。話がよくわからないのに、作者から無駄な謎かけをされたら、読者は普通にブチ切れます。「馬鹿な事してねえで情報出せ!」と言われるのがオチでしょう。

    >あるいは、「スパンや短編のあるなしのような、前提の間違いが原因なのではなくて、ひとえにイベント処理の下手さだけが問題だった」というご指摘とか。

    箇所によって違うので一概には言いにくいですが、後者寄りな気がします。詳細は以下にまとめましたので、それをご覧の上で判断してください。

  • >「甘えありきの言い訳」
    では、以下の説明と照らし合わせながら、再読感想を書きます。

    >1.受けるかどうか迷っているのを(親しい仲なので)気取られる

    主人公の迷いに社長が気付いたのはわかります。
    ただ、「大丈夫?」の意図が明確に読めません。

    スケジュール的に仕事が受けられるか『大丈夫?』
    能力的に仕事を任せられるのか、『大丈夫?』
    主人公の体調・メンタルは『大丈夫?』

    二人の関係の情報が少ないので、絞れない感じ。

    >契約を結んでいる会社社長としてではなく、一私人としての心配をにじませた声。

    との説明も、
    「社長ではなく個人的に心配している」のか、「社長の立場を越えて心配している」なのか。私は後者だと思い、業務上の話をしながらも個人的にも心配してると解釈したので、「大丈夫?」の内訳予想が絞れませんでした。「個人的に心配」なら最後のが濃厚だと思えるんですが。

    言いたいのは、この描写だけでは、「社長は主人公が個人的な悩みを抱えていることを察している」とは読めないということです。

    台詞を「大丈夫?」でなく「なにか悩みでもある?」にすれば、ここの問題は一発解決すると思います。


    >2.何故迷っているのか(風香を意識し始めたせいで仕事に支障が出ている)を色々な意味でまだ言えないので、「すみません聞かないで下さい」の意を込めて婉曲に誘いを断る

    前回の前提として、読者は社長が主人公の何を心配してるのかわかっていません。手掛かりが「大丈夫?」しかないですから。

    でもって、「……抱え仕事が一個、目処立ってなくて」。

    「忙しくなるが仕事はこなせる」と最初に解説していたので、「これは言い訳の嘘だな」と読者には読めます。

    つまりこの時点での読者の読解は、
    「社長は主人公を心配してるが、何を心配してるかは見えない。
     主人公には何か悩みがあり、嘘をついてまで仕事を断った」
    です。

    その後に、「甘えありきで成り立つ防衛線」。
    表現が小難しいですが、要するに「聞かず察してくれ」ですね。

    で、読者的には改めて疑問が浮かぶわけです。
    社長、何か察してたっけ?
    なんで社長が悩みを察してる前提で、話が進んでるの?と。
    抱え仕事の話が、なぜ「聞かずに察してくれ」になるのかわからないという話は、感想でも伝えましたが。

    主人公が、風香の悩みを母である綾子に話せないのはわかります。
    ですが、「聞かずに察してくれ」という行動は、相手が自分が悩んでることを知っていて、尋ねられそうなときにするものです。

    この時点で主人公から出たヒントは「言葉がつかえた」だけ。
    綾子の反応も「大丈夫?」だけ。

    この状態から、「綾子は主人公の悩みに気付き、問い質そうとしている。それを察した主人公は話すわけにはいかないため、「聞かずに察してくれ」と伝わるよう婉曲に断りを入れた」って読めるかというお話です。かなり無理があると、私は思うのですが。

    感想で私が「その行為のどこが「甘えありき」「私的な配慮」なんでしょう?」と書いたのは、主人公が社長の行為に甘える前提がそもそもないし、台詞からもそんなニュアンスは感じられないと思ったからです。


    >3.最終的にこの件の返答は保留。「目処立ってない」仕事が終わらないのか終わるのか、あと少しでわかるので「片づき次第(この件引き受けるかどうかの)連絡入れます」で会話終了

    返答が保留だったとは、今言われて初めて知りましたw
    仕事を振って「今手が空いてなくて」しか返事がなければ、社会人的には断られたと判断します。その後のやりとりも「相談のるよ?」「どうも」くらいですし。

    「また、片づき次第連絡入れます」も、
    「手が空いたら(別の)仕事ください」だと思いました。
    社長が食い下がってるならともかく、これだけのやり取りから「保留」と読むのは難しいと考えます。


    >ここでは、「主人公と綾子は親しい仲である」「少し入り組んだやり取りがされる(作風の示唆)、仕事の相手であると同時に私的な繋がりもあると示される」「以前主人公は綾子に恋をしていた」辺りが興味をそそってもらえるつもりで配置した情報でした。

    「少し入り組んだやり取りがされる(作風の示唆)」というのが、人間関係の複雑さという意味でしたら、狙いが成功してるとはあまり思えません。
    この部分を読み終えた時点での私の予想は、「昔つきあってた?」でした。それで社長の方はまだ気持ちが残ってる、みたいな。

    この時点では風香の存在も知りませんし、オフィスラブにはよくある話なので、複雑な人間関係は、まるで感じませんでしたね。

    そういう風に感じさせたいなら、この時点で風香の存在にさらっと触れ、主人公の家に出入りしていることを匂わせて、読者に、
    「えっ風香って誰? 二人の娘? 三人はどういう関係?」
    と思わせるよう誘導すると思います。私ならですけど。

    >「以前主人公は綾子に恋をしていた」
    これはないです。
    この情報は後半からしか出て来ないので。
    むしろ綾子の方が、主人公に未練があるまで思っていました。


    >以下はイベント処理ベタとスパンの話です。
    >「迷っているのではなく断ろうとして言葉に詰まった」という解釈をさせてしまったのは、イベント処理が下手だったせい、つまり2が文意不明だったせいでしたでしょうか(そこで詰まって、1に遡って解釈を修正したりしたせいで、3まで一まとまりで読む、ということが出来なかった、とか)。
    >それか、やり取りが「片づき次第連絡入れます」の前に完結するのが普通だと(スパンの常識から)判断されたせいでしょうか。

    ん?
    「迷っているのではなく断ろうとして言葉に詰まった」という解釈はしていないと思います。詰まった場面の感想でも、「思いがけず」で十分くらいしか書いてないですし。
    「迷いから返答に詰まり、断った」のだと思ってました。

    というか、その部分の解釈については、ぶっちゃけどっちでもいいと思っていて。仕事を受けようが断ろうが、本筋にはまったく無関係ですから。

    2の意味合いが読み取れず、右往左往したのは間違いないです。
    理由は上に書いた通りで、それはまた別の問題かなと。
    もし私が勘違いしてたら、改めて説明いただければ。


    >「勤務時間」の話

    では、こちらは簡潔に。

    >1.風香の仕事が始まるにしては早い。ので家主側としてお茶を出そうとする。風香に「俺は仕事やってるからよろしくー」とするタイプではない、と表現する

    前提として、風香の仕事の説明がありません。
    なので、「風香が遊びに来た」くらいが普通の読み方です。
    主人公がお茶を淹れ始めたのは、来客用の接待。
    「いいのに。仕事やっててくださいよ」は、主人公を気遣ってと見えます。
    そこから「勤務時間は半からでしょ」で、え?誰の勤務?となるわけです。

    「じゃ、淹れるの運ぶのと洗うのは任せてください。ほら座って」も、親しい仲ならありそうな展開ですし、やはりどっちの勤務なんだかさっぱりわかりません。まあ在宅なんだから、主人公の方かな? 曲作り始めてるし……となるわけで。

    >2.次のやり取りは、「私が来たのだから“よろしくー”でいいんですよそこは」「そういうわけにはいかないよ」「じゃあ湯飲み暖めるところまではやってもらったんで、残りの工程は私がやりますよ、折半ならいいでしょう、ほらほら」という会話で、風香がペースを握りにいく関係性であることを示す

    むしろ、その台詞を作中で書くべきだと思いますw
    それならそう伝わるでしょう。今の時点ではやりとり短すぎてそこまで伝わっていません。

    >3.で、勤務時間って何? という疑問を持ち越して、風香って主人公の何なの? 相当打ち解けている感じだけど、で後半の最初に繋げる

    どっちの勤務時間か伝わらないので、引きが機能していません。
    それ以外はいいと思います。

    >興味をそそる情報として配置したもの
    私が感じ取れたものに〇してみましょうか。

    「男性としてちゃっかりしたところがない」
    ??
    社長とのやりとりから、多少ちゃっかり感。

    「年の差、20歳くらいの女の子相手にキョドったり緊張したり、ディスコミュニケーションを生じさせたりしない」


    「そうなる恐れがあると内心びくつくほど女性全般に不慣れだったり、気心が知れていなかったり、性欲に代表される異性視を促すような下心があったりしない(少女漫画でよくいる、どうあってもキモオタには育ちそうにないタイプの根本的な女慣れがある男性である)」


    「のでこの話はある種の少女漫画文脈で読んでよい」
    ??
    少女漫画文脈を決定づける何かが前半に欲しい印象。

    「この話の主人公は、女性が恐怖を感じず魅力だけを安心して味わえる男性である」
    〇 悪人ではなさそう。

    「その主人公がどのように風香に魅せられ、陥落しかかるほど情を寄せているかに焦点を当てて読んでもらっていい」


    >ここでの3(で、勤務時間って何?)はスパンの話で、2について「いやそれなら3時半か、せいぜい3時過ぎって書くべきでは?」が下手さの話だと思っております。

    どちらも違うと思います。
    ここの解決は簡単で、
    風香の台詞「いいのに。仕事やっててくださいよ」を、
    「私の仕事、取らないでください」と言わせればいいだけです。

    ああ、もしかして「勤務時間って何?」を謎として提示し、その答えを読者が得られるまでのスパンって話ですかね?

    ぶっちゃけ、そんな引っ張るようなネタじゃないと思います。
    むしろ普通に開示すべき情報で、それを隠して引っ張っても、
    謎が解けたカタルシスより、喉に引っ掛かった骨が取れた感じ。
    マイナスがゼロになるだけで、面白さに貢献しないと思います。
    答えもさして驚きがないですし。

    私がもし、今作前半でそういう伏線を張るなら、

    >時計を見ると、午後三時前だった。危ないところだ。
    ここを、
    >時計を見ると、午後三時前だった。《《もうじき風香が仕事に来る。》》
    にしますかね。
    そうすれば、「私の仕事を取らないでください」「勤務時間は半から」発言で、いわずとも回答になるでしょうし。

  • >「女の子がアタックしまくって男側がタジタジ」をもっと強調するにはどう書くか、考えてみたんです。そうすると自分の実力では、短い紙幅の中でこなすにはキャラの……なんだろう、トゥーン度というか、フィクション度合いが必要だという結論になってしまったんです。

    言いたいことは、まあわかりますw
    その上で、「過激派にする必要はないですが、風香の個性を考えつつ」と感想に書いたつもりですが。

    別に、リアルに即したアタックは幾らでもあるでしょう。
    世の中の女性がやってる程度の話でいいんですよ。
    バレンタインに手作りチョコ作るとか、手作り菓子を持ってくるとか、誕生日にサプライスするとか、その程度のことを基準にして。
    その上で、風香ならではの、ひいては伊草さんオリジナルのアイデアを書けばいいのであって。

    はっきり言いますが、派手なラブコメ系アクションの方が書くのは簡単です。ほぼテンプレですし。
    そこをあえて選ばないのですから、ハードルが上がるのは当然です。
    少女漫画なんかは、その辺りの個性だけで勝負してますから。なんせ恋物語なんて世に溢れていて、代わりはいくらでもある。そこを突出しないと話にならないんです。

    >「響のマンションに近い大学に通う」「自宅からの通い。電車を挟むので授業の合間にはキャンパスで勉強する」「響の面倒見るついでに部屋で勉強させてもらう」辺りがやはり、今回選択したリアリティラインではギリギリの「ガンガン行く度」かなと。

    これは最低条件くらいですねえw
    お手伝いさんやただの家族と違いがありません。
    そこから先に行くには、風香の行動が必要なはず。
    そうでないのに主人公がグラついたら、それこそ「身近な女子高生にぐらつくクズ」の印象が強まりませんか?

    >そこを越えると女性側から、「“年上の男性に恋する子としてどうなの? 応援できない”度が高まり、引っかかって没入出来ない」「相手の迷惑(事案的な意味でも、それ以外でも)を考慮出来る、賢くてしっかりした女の子じゃないとねえ」が出ると思ったんです。

    私は女性ではないので、女性の感覚は想像しかできませんが。
    同じ女性でも好きなタイプは違うように、女性読者も様々じゃないんですかね。万人受けするヒロインを書く必要ってあります?

    女性読者を意識するより、主人公が風香を好きになってしまうのも仕方がない。そう共感できるキャラクターや行動を考えることの方が優先されませんか?

    例えば「西洋骨董洋菓子店」(漫画)のキャラとか、許せるかどうかのラインはそれぞれ違ってそうですが、魅力的ですよね。魅力と言うのは突出するもので、「いい子ちゃん」では得られないものだと思います。

    >ただ、これは女性読者向けの(細かい男性の事情はあまり引っかからない)配慮であって、男性が主人公を「同性としていいやつ」と読めるような配慮ではない。自分(男性)なりに好きになれる同性を描いてみたけれど……と。

    対象読者が女性なら、男性の魅力の方が必要なのかもしれませんね。
    私的には今の主人公でも共感できるので全然いいんですけど。
    女性的には「よくあるキャラ」に見えるかもしれません。

    >その文脈で、少女漫画も読まれる男性であるカメムシさんがどう取るかを知りたくお尋ねしたという背景があったのですが、そこ以前の「こういう少女漫画のノリなんです、を提示する」がそもそもしくじったせいで、こういうご指摘をもらうに至ったんだなと。

    >この点、「あーそこを間違ってたのね、じゃあこうかな」的なのがあったらぜひ!

    ということで、少女漫画寄りの作品にするならどうするか、を書いておきました。参考になればいいんですが。


    まだわからない点、伝わってない部分や質問などあれば、いくらでもどうぞ。引退前に未練を残して欲しくないですからねw
  • >伊草さん

    ならよかったです。休日潰した甲斐がありました。
    雰囲気小説は純文学に片足突っ込んでるイメージなので、どうしても指摘が厳しくなりすみません。私にしてからがそんな領域でもないのに。

    またお会いできる日を待ちながら、私は私の小説を書いておきます。
  • 野栗です。旅行から戻ってまいりました。
    拙作を本当に「じっくり読みこんで」下さり、ありがとうございます。

    この作品ですが、淡雪様という方の以下の企画に参加するため書き下ろしたものです。

    https://kakuyomu.jp/user_events/16817330656177051499

    …ということで「朝起きて~」の歌(短歌)は淡雪様の作品です。(余談になりますが、『ぶきっちょ~』は『最後の一人』のスピンオフでもあります)

    「生活科」ですが、従来の小学校1・2年生の「社会」「理科」を廃止して1992年に全面実施されたものです。

    https://kotobank.jp/word/%E7%94%9F%E6%B4%BB%E7%A7%91-155071

    カクヨムのジャンル選択なのですが、私としては「詩・童話・その他」の「その他」のつもりで選びました(というより、他のジャンルがいずれも非該当、という消去法です)。
    山の分校ものは子ども時代に何冊か読んで、ちょっとした憧れがありました。淡雪様の企画のおかげで念願の作品にすることができました。
    作品が想定する対象年齢について、あまり深く考えませんでした。「メルヘン好きな人たち」ぐらいのうすらぼんやりとしたイメージでいました。

    作中の方言「かんまん」は関西弁の「かまへん」「えーて」の意味です。

    牛乳の温度を確かめる部分ですが、先生は器に少量移して指を入れて温度チェックしたあと、それを鍋には戻していないはずです(いくらそそっかしくても……)。生徒の方は鍋にじかに指を突っ込んでいます。書くまでもないかな(しつこくなりそうですし)と思い、カットしました。

    ご指摘頂いた部分(たかしくんのシーンなど)は再考したいと思います。対象年齢(小学校高学年)をきちんと設定したバージョンを別個に書くこともあわせて考えていきたいと思います。

    重ねて御礼申し上げます。ありがとうございます<(_ _)>
  • おかえりなさい。お疲れ様でした。
    改めましてこちらこそ、企画にご参加ありがとうのざいます。

    >…ということで「朝起きて~」の歌(短歌)は淡雪様の作品です。(余談になりますが、『ぶきっちょ~』は『最後の一人』のスピンオフでもあります)

    企画向けとは知っていましたが、短歌も企画側の作品だったんですね。なるほど。
    本家の作品の方も気になります。

    >「生活科」ですが、従来の小学校1・2年生の「社会」「理科」を廃止して1992年に全面実施されたものです。

    結構前から変わってるんですね!
    知りませんでした。勉強になりました。

    >作品が想定する対象年齢について、あまり深く考えませんでした。「メルヘン好きな人たち」ぐらいのうすらぼんやりとしたイメージでいました。

    私も絵本というよりは児童文学、小学生向けの感覚で読んでいました。

    >作中の方言「かんまん」は関西弁の「かまへん」「えーて」の意味です。

    スッキリ!

    >牛乳の温度を確かめる部分ですが、先生は器に少量移して指を入れて温度チェックしたあと、それを鍋には戻していないはずです(いくらそそっかしくても……)。

    確認しました。
    確かに「カップ」と書かれていますね。
    申し訳ない。私の誤読です。
    雑話の方の感想は訂正しておきます。

    >書くまでもないかな(しつこくなりそうですし)と思い、カットしました。

    想像できたので、カットで正解だと思います。


    こちらこそ、ありがとうございました。
    また機会あれば、よろしくおねがいします。
  • 大田康湖
    2023年8月10日 01:48

    丁寧なご指摘ありがとうございました。本日は遅いので、明日じっくりと読み込んでお答えします。まずはお礼まで。
    梶野カメムシ
    2023年8月10日 01:53

    >大田さん
    お待たせしてすみません。
    日付が変わってしまった!

    あ、感想返信はこちらにお願いします。
    https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16817330661350519496

    こちらの返答も転載しておきますので。
  •  梶野カメムシ様の感想及び指摘、アドバイスを読ませていただきました。たくさんの課題が見えてきて、かなり手直ししなくてはいけないことがよく分かりました。
     それを踏まえて譲れないポイントを先に説明します。

    >・両親の写真について
    >エアバイクと写真を見つけるシーンは、はっきり言って蛇足です。

     このイベントはフォンの家出について書かれた、本作の元ネタになっている短編『ただいま Light Houseへ』のアンサーであり、私が本作で書きたかったシーンの一つです。ですので、蛇足と思われないようにシェルターのルチアとの会話で話題を振る等、伏線固めをしたいと思います。

     今思いついたのですが、梶野様のアドバイスにあった

    >・砂嵐の場面

    >例えば砂嵐によってバギーが傾いたり、砂がバギーを叩く音にルチアが悲鳴を上げたり、
    >それをファンが落ち着かせたり。ルチアがそれを見て「強くなったね」と驚いたり。

    >ここはファンの見せ場になので、もっと活躍させて、ルチアがファンを好きになるのも
    >わかると、読者に思わせるべきだと考えます。

     と連動させ、砂嵐のトラブルで調子の悪かったバギーが、エアバイクにぶつかったショックで止まってしまい、フォンがバギーからエアバイクに燃料を補給して無理矢理2人乗りしてマリティまで戻る。
     バイクの補給の間にルチアが「岩山」(梶野様のご指摘通り「大岩」に直したいと思います)で輝く「ミンの欠片」を見に行き、ルチアが写真を見つけてフォンに知らせるという流れにするのはどうでしょうか。


     この後はアドバイスを見て私が直したいと思った部分を書いていきます。
    >通路の窓の外には黒ずんだ砂漠が広がり
    >この砂漠が黒ずんでいるのは、何か理由があるんですかね。

     マリティの鉄鉱山の影響で、ここの砂には鉄分が混ざっているため黒く見えるのですが、分かるだろうと思って説明を省略してしまいました。補記します。

    >・ルチアの迫りぶりが露骨すぎる

     これも書きながら気になっていたのですが、日本人ではないしスキンシップ多めにしてもいいかな、と思って書いてしまいました。

    >具体的には、ボディタッチはやめた方がいいのでは、と。

     了解です。日本人ライクで書いてみます。

    >・月か砂漠か
    >シェルターを出た二人が見る順番を砂→月から月→砂に変えて、「輝く砂漠」に力を入
    れて描写した方が、初めて見るブリアの感動は増すと思いますが、いかがでしょう。

     梶野様のアドバイスを受け、書き直してみます。

    >最後の告白もファンからした方が自然だと思います。
     ここはフォンの自室のシーンであわててヘマタイトのブレスレットの入った箱を隠す等、準備していたフリを見せてフォンの空港での告白に繋げられればいいかな、と考えましたがいかがでしょう。

    >今作は辺境惑星に友人が訪れる話であり、絶景を見せる場面が複数ありますが、友人が
    >感動してる場面でも淡々と説明があるだけです。これではキャラの気持ちに共感できま
    >せん。
    >別に観光用パンフレットのように美辞麗句を並べよとは言いません。
    >太田さんらしく抑えめでいい。一行だけでいいので、風景の素晴らしさを伝える文章を
    >加えてみてください。

     これは私への課題だと受け止めます。がんばります。

     これから3連休の間に手直しをして、また報告に伺いたいと思います。その際にはまたよろしくお願いします。

     最後になりますが、私が藤子ファンであるという視点から小説の感想をいただいたのはとても新鮮でした。本当にありがとうございました。

  • >大田さん

    >梶野カメムシ様の感想及び指摘、アドバイスを読ませていただきました。たくさんの課題が見えてきて、かなり手直ししなくてはいけないことがよく分かりました。
    > それを踏まえて譲れないポイントを先に説明します。

    こちらこそ、しっかり受け止めていただいて感謝です。

    >>・両親の写真について
    >>エアバイクと写真を見つけるシーンは、はっきり言って蛇足です。
    > このイベントはフォンの家出について書かれた、本作の元ネタになっている短編『ただいま Light Houseへ』のアンサーであり、私が本作で書きたかったシーンの一つです。ですので、蛇足と思われないようにシェルターのルチアとの会話で話題を振る等、伏線固めをしたいと思います。

    ああ、なるほど!
    その可能性を失念していました。
    前作を確認していなかったので恋物語中心の今作では蛇足だと判断しましたが、そういう繋がりがあったわけですね。(今、前作を読んできました)

    それなら写真の変更は不可能でしょう。理解します。

    > 今思いついたのですが、梶野様のアドバイスにあった
    >>・砂嵐の場面
    >>例えば砂嵐によってバギーが傾いたり、砂がバギーを叩く音にルチアが悲鳴を上げたり、
    >>それをファンが落ち着かせたり。ルチアがそれを見て「強くなったね」と驚いたり。
    >>ここはファンの見せ場になので、もっと活躍させて、ルチアがファンを好きになるのも
    >>わかると、読者に思わせるべきだと考えます。

    > と連動させ、砂嵐のトラブルで調子の悪かったバギーが、エアバイクにぶつかったショックで止まってしまい、フォンがバギーからエアバイクに燃料を補給して無理矢理2人乗りしてマリティまで戻る。
    > バイクの補給の間にルチアが「岩山」(梶野様のご指摘通り「大岩」に直したいと思います)で輝く「ミンの欠片」を見に行き、ルチアが写真を見つけてフォンに知らせるという流れにするのはどうでしょうか。

    あ、面白そうですね!
    二人乗りというのが、二人の仲を近づけさせる感じでよいと思います。

    > この後はアドバイスを見て私が直したいと思った部分を書いていきます。

    > マリティの鉄鉱山の影響で、ここの砂には鉄分が混ざっているため黒く見えるのですが、分かるだろうと思って説明を省略してしまいました。補記します。

    いいと思います。
    SF的でもありますし、説明を割く価値はあるかと。

    > これも書きながら気になっていたのですが、日本人ではないしスキンシップ多めにしてもいいかな、と思って書いてしまいました。

    私も一読目はそう考えていたのですが、年一回のメールでしか交流していなかった相手だと考えると、ちょっと攻め過ぎかなと二読目に思えてしまって。

    >>具体的には、ボディタッチはやめた方がいいのでは、と。
    > 了解です。日本人ライクで書いてみます。

    はい。ルチアは好印象をキープしとくべきです。

    >>・月か砂漠か
    >>シェルターを出た二人が見る順番を砂→月から月→砂に変えて、「輝く砂漠」に力を入れて描写した方が、初めて見るブリアの感動は増すと思いますが、いかがでしょう。
    > 梶野様のアドバイスを受け、書き直してみます。

    ここ、改めて前作読むと、二人がいた星には衛星がないんですね。
    その意味ではルチアにとって、月が珍しいという部分は理解できるんです。
    ただ、読者にとっては月は普通ですからねえ。
    これがよほど変わった月とかなら、また違ってくるんですが。

    どのみち、光る砂漠のアイデアはとても良いので、私はやはりこっちを推します。

    >>最後の告白もファンからした方が自然だと思います。
    > ここはフォンの自室のシーンであわててヘマタイトのブレスレットの入った箱を隠す等、準備していたフリを見せてフォンの空港での告白に繋げられればいいかな、と考えましたがいかがでしょう。

    おお、流石ですねえ。
    その展開でもいけると思います。自然な流れですし。

    >>太田さんらしく抑えめでいい。一行だけでいいので、風景の素晴らしさを伝える文章を
    >>加えてみてください。
    > これは私への課題だと受け止めます。がんばります。

    はい。大田さんの数少ない弱点だと思ったのでw
    かといって、がんばる必要はないと思います。
    変に力を入れすぎると浮いてしまうので。じんわりと情景が伝わるくらいがいい塩梅化と。ここの景色を読者にも伝えたいという作者の気持ちが通じれば十分だと思います。

    > これから3連休の間に手直しをして、また報告に伺いたいと思います。その際にはまたよろしくお願いします。

    一日で対策練ってくる辺り、キャリアの凄みを感じます。
    がんばってください。改定後に改めて読ませていただきます。

    > 最後になりますが、私が藤子ファンであるという視点から小説の感想をいただいたのはとても新鮮でした。本当にありがとうございました。

    私も、そのイメージがあるので、指摘についてはかなり悩みました。
    この藤子的な素朴な感じこそ大田さんの目指すところで、それを超えるような指摘は余計なお世話ではないかとw

    ただ、やはり私は映画版ドラえもんが好きなんです。
    まあ個人的な趣味といえばそうなんですが、もう半歩大田さんに望むなら、そういう方向かなあと考えました。

    こちらこそ、気持ちよく感想を書かせていただきました。
    ありがとうございます。
  • こちらこそ、「ただいま」の方もお読みいただき、本当にありがとうございました。
     
  •  梶野カメムシ 様の感想ありがとうございます(*^_^*)途中であっ趣味からはかけ離れてるかもとは思いましたので、それでも読んでいただき感謝です。

     エイル的にも処女作を無理やり読めるレベルに成った?した?という認識の作品でしたので評価としては納得です。

     せっかくの感想とアドバイスなので詳しくお答えしたいのですがこれから出社せねばならないのでもう少しお待ち下さい。
  • >エイルさん

    口さがない感想になり申し訳ありません。
    夜中と言うこともあって、多少オブラートが切れた感あります。
    趣味が違うだろうことは予想してましたが、これほどまでとは……

    内容的には私自身に反省点はありませんので、質問などお待ちしています。いってらっしゃい。
  •  >稼ぎは酒に注ぎ込むから太りお腹はボコッと出た酒太りだ。

    「太り」が被っています。

     A、修正します。


     >仕事は狩人だが素早さのステータスが低く、武器の扱いはスキルが取得出来ないため扱えない。

     太ってるので素早さが低いのはわかりますが、何故武器スキルが習得できないんでしょう?

     というか、武器が使えないなら狩人より農夫になるべきでは。

      A、この辺りは設定共用のダンジョンマスター側の伏線なので仕組み語れませんが、ステータス値とスキルです総量が個人の才能というのが設定です。

     総量は増やせないので残酷な世界です。農夫になりたくても、なれるほど収穫はありませんから無理です。


     >村のエースなって欲しいと親に付けられた

     エース「に」

     村のエースって、望みが低いなあ。

     A、封建社会で教育も受けてないからリアリティありません?村が世界の全てです。『に』は足しておきます。


     >村の狩り場は岩山なので隠れやすく罠も設置しやすいし魔物に囲まれ難く逃げやすいが

     傾斜と足場の悪さを考えれば、岩山の方が逃げにくそう。

     A、罠に追い込み猟と逃走経路を確保してあって想定外の数は相手にしなくてもいい場所みたいなイメージです。ここは重要度低そうって文章量を足してないポイントです。
     無駄な説明なのでバッサリカットが正解ですよね?


     >濁り酒は発酵させただけの手間暇を極限まで減らした、アルコール入ってる呑める物程度の不味い酒である。

     この説明なら、「どぶろく」の方が近いかも。

     安酒という意味でも的確かなと。ファンタジーらしからぬ単語ですが。

     A、どぶろくって通じなくない?と思って避けました。元々なろう掲載なので読者層が若い人なので(^^ゞ


     >ぼろ酒の材料を注文して行商から仕入れる男気ある人である。

     酒造してるなら別ですが、材料は仕入れないでしょう。

     あと、商品の仕入れに男気関係ないですw

     安酒仕入れない酒屋なんてありません。

     A、液体は最悪の交易品(重い嵩張る運び難い価値が低い)なのと、酒になるほど作物は育ちませんから材料仕入れです。
     現代でも水や液体系はあまり貿易しません。特に水が貿易されることはないほどです。ビールの長距離輸送すら企業は嫌がります。

     村人の飲みたくないほどの不味さという設定です。男気は確かに関係無いですね(^^ゞ



     >盾を売っている雑貨屋とも取引はするが完全に定型文でゲームのごとく完全にリピートである。

     なろう系では、こういうのが普通なんですかね?

     こういう文章がありなら、何でもありですねえ。

     A、なろう系ってドラクエとかゲーム系の影響も受けてますから、ありなしならありかと。


     >売り上げ1位がエースなので声を出してくれるのだ。

     意味が分かりません。二位以下には無言なんですが?

     売上がいいのでエースと会話してやってるという話なら、何故エースがここまで嫌われてるのか、さっぱり謎です。金は払ってるのに。

     A、村八分なんて理不尽なものでは?それでも儲けが一番あるから相手してるそんな感じです。



     >「あんな独り身で呑んだくれの中年男になるじゃありませんよ」

     教育上よろしくないのはわかりますが、中世ファンタジーならごろごろいそうな気がします。

     A、作物の収穫量が足りない村で酒にばっかり飲むのはあり得ないと思いました。
     正しく時代考証するなら真水は病原菌だらけで飲めないのでアルコールを入れて消毒して飲むのが正しいです。
     子供も低濃度ながら飲酒していましたが、水飲むよりは長生き出来たと。
     真水が飲める時点でご都合主義です。


     >万が一にでも無視されたら心が折れそうなんてことは、無いったら無い。

     普通は無視しませんかね?

     そこまでヘイト(理由は謎ですが)稼いでたら。 

     A、無駄にエースの読者共感を考えた覚えがあるシーンです。今のエイルなら確実に親子もろとも全カットしますが処女作なので採用してあります。

     確実に無視されてダメージを受けるのはエースなのですが、好きでボッチじゃないよと言いたい。



     >雨季はなく、降るときはこまめに降るが、砂漠化するほど雨がないときもある。

     なんだか全然意味が伝わりません。

     普通の土地って感じです。

     A、ダンジョンマスター側で地軸が傾いてない設定なので、その繋がりです。描写下手すぎんか?とは思いますが、処女作なのでそのまま採用です。



     >この近くで最強の魔物はオーガで皮膚は固く、鈍器な粗末な棍棒などを使い、仲間と連携して襲ってくる危険な魔物だ。



     鈍器な「ど」粗末な棍棒

     オーガはファンタジー小説によって全然書かれ方が違うモンスターの代表な気がします。サイズとか腕力とか、何故最強扱いなのかを説明すべきでしょう。

     A、なるほど、この後の戦闘で強さの解説あるからとスルーしてました。

     >歩いて行く丸四日ほどかかるのだが

     行く「と」

     A、脱字修正します。

     >エース唯一無二のスキルである、盾技のシールドバッシュ

     何故、唯一無二なのか、説明がありません。

     あと、「シールドバッシュ」はわりと登場頻度の少ない単語かと思います。

     どういう技なのか、私なら説明入れます。

     A、この辺はゲーム能ですね(^^ゞ読者ターゲットがさだまりきってない処女作ならではの証拠です。


     >目の前に現れた魔物だけを体重をいかして盾で押し潰しながら歩き

     なんかこんなゲームあったなあ……

     A、まさにそれです(⌒▽⌒)


     >無理して歩くのは酔い醒まし

     荷物は酒だけで、水も持ってきてないのに?

     A、深酒しすぎたと僅かばかり反省したようです。というかギャグ調なのでもう完全にスベってますね。

     >余裕の少ない村で嫌われれば村八分どころか人間扱いもされにくいものなのだ。

     危険な荒野、しかも夜に、エースを襲う村人がいると?

     見通しいいって説明あったのに?

     A、家のくだりへの語り始めですが、不要な気がします。処女作なので放置の1つです。

     >魔物が近づいてるのに寝ていれば死ねる。なら警戒しつつ早く移動する方がいいし早く帰る方がいい。

     疲労ゼロスキルでもあるんですか?

     丸四日かかるってありましたけど。

     A、ステータス値は上乗せなので、ただの身体能力としてスタミナが高いだけです。

     > 家の物も村の扱い的に盗まれても助けて貰えないだろう。最も金目の物どころか服すら置いていないのだから、盗みようがない。服を買う稼ぎが有れば酒を買うエースであるから、盗み対策では無いかもしれないが。それでも家は心配なのである。



    「盗むものが何もない」と書き続けた説明を、これで結ぶのは理解不能です。

     A、今なら結末や途中と矛盾するので削除しますね。処女作ってなんか消すと二度と戻せないので放置してます。

     >オーガは一体でBランク、一般人なら数十人分の強さで、ソロで勝てる者なら戦闘のプロレベルである。冒険者でも才能の壁によるステータ不足で、上がれない者が多いかなりの強者のランクだ。

     ステータ「ス」

     びっくりするほど強さのイメージが伝わってきません。

     わかるのは「一般人なら数十人分の強さ」くらいです。

     A、修正時のミスです。これだからエイルは文才がない。
     エイルが戦闘のプロにはソロで勝てる程度の強さという設定してるので、正しい解釈だと思います。


     >アンバランスな男女2名がオーガ三体と戦っている。

     何故、男女は英数字で、オーガは漢数字?

     A、英数字で統一なので変換後ミスです。


     >ん?あれはマリーにケインか?あいつら冒険者になりたい18と20の若者だったか?

     台本を読むかのような説明口調。

     A、一人称視点と三人称視点さえ、絶妙に定まってない地の文です。いつもの理由で放置部分です。


     >ケインが前衛の両手剣で斬りかかり、マリーが魔法で攻撃する後衛で、連携は悪くない。

     せめて魔法の描写くらいしてほしい。

     A、当時は戦闘描写が全く出来なくて逃げました!!今でも下手ですけど。


     >ケインは村で一番の若手イケメンで強くてモテて、コミュ力も高いエースとは正反対の男だ。

     こう区切るとコミュ力が高いのはエースのようです。

     A、確かにそうですね。修正します。


     >たぶん会話したら独り身の男達が・・・いやあいつらは恋人同士だが

     こう書くと独り身の男たちが「あいつら」のようです。

     A、これも地の文が定まってないのが原因ですね。どう修正するかは少し考えます。


     >言葉をかけることもなく走り去りエースはソロでオーガ三体との死闘を強制開始させられたのである。

     文章の繋ぎがおかしいです。


     A、見直します。


     >オーガの持つ棍棒的な木を盾で受け流す。

     サイズ感がまったく見えてきません。

     A、設定流用の弊害ですね。だいたい人間サイズです。オーガ登場部分と合わせて見直して追加しておきます。


     >防御スキルもなければステータスも防御が高めなだけなのでオーガにダメージを与えられないが

     意味が分かりません。

     もしかして「攻撃スキルがなければ」ですかね?

     A、前のシールドバッシュしかないと連動しているので、盾しかなくて攻撃手段どころか防御手段もないって表現したかったところですね。
     修正はちょっと悩まさせて下さい。



     >いかに皮膚の分厚いオーガとはいえ、オーガ攻撃はオーガの背中に効くのだ。

     オーガ「の」攻撃

     背中は不要です。

     A、ここの戦闘描写も下手くそすぎ、背中に当てたと表現したいけどグダグダ。これは処女作ならでは(^^ゞ


     >一時間ほど荒野のど真ん中でボッチ宴会をして昼間から寝るエースであった。

     村人を警戒とか言ってた気が。

     そろそろ突っ込み疲れてきました。

     A、村人を警戒がそもそも不要なので矛盾してます。


     >「勝手におっさんが夢見て酒に逃げてるだけだ」

     会話が繋がっていません。

     A、読者を勘違いさせるためと、そもそも会話をする気のないエースです。


     >「待ってよ、呑んだくれエースはあのオーガ倒したのでしょ?

     いや、倒してないでしょ。

     A、倒してませんが、逃走したので勝敗をマリーは知りません。エースが生きてるからオーガに勝利した。だから倒したと判断した。


     >何よ、冒険者になる私の師匠にしてあげようと思ったのに

     この子、魔法使いですよね?

     A、冒険者という職業で、魔法スキルを主力にすれば魔法使いです。どの道、冒険者には学力不足で成れません。

     >サムズアップをしてみせ扉から出るエース仕草はカッコいいが

     エース「。」仕草はカッコいいが

     A、修正します。


     >「盾をまた買わないとな」

     盾が壊れた描写、まったくなかったんですが。

     A、このあたりは壊れたにするか、傷んだから新品にするかちょっと考えます。


     >「三体のオーガから単身でその腹の持ち主が逃げれるわけないでしょ

     逃げれるわけない男が、何故オーガを倒せると思うのか。

     A、エースほステータスとスキルは知らないので、何かしら秘密がある。教えろってことですね。


     >おっさんは嘘だけはつかないだけどな、

     それ以前に、この前後は会話が成立していません。

     A、完全になろう系特有の前提条件ありきの会話です。というかそもそも噛み合った会話してません。エースはコミュ障なので完璧な会話を求めてはいけません。


     >「おっさんのあれを聞いて追っかけるとは

     ここから察するに、エースはオーガと戦った話をしたようですが、だとしたら全然定型文じゃないですよね。

     素材があったりするわけじゃないので、情報ソースはエースの話だけですし。

     A、結婚資金を使い込んだ後述のエピソードです。ここではオチなので語れません。マリーの情報が間違ってると思ってないエースです。

     >「騙さないと言わないのが呑んだくれエースのクズのところだよ。シッシッ!クズは邪魔なんだよ」

     会話が繋がっていません。

     A、使い込みエピソードは共通認識、エースがクズで村八分なのも共通認識その上で、おばちゃんにまともな会話をする気がありません。エースは村八分な嫌われ者です。無駄なリアリティ(笑)

     >「それでオーガに復讐と諦めで酒に逃げてるんでしょ?」

     >「オーガには勝てないからな仕方ないだろ?」

     ???

     マリーはエースがオーガを倒したと信じてたんでは?
     
     A、ここで間違ってる情報をマリーは仕入れてます。だから認識が修正されてます。


     >「まだ諦められないくらい花嫁が今でも好きなの?」

     意味不明すぎて、脳が破壊されそうです。

     A、オーガに花嫁殺されて村八分になったと思ってますから会話噛み合いません。


     >「私じゃダメなの?そんなに魅力ない?その花嫁さんは可愛かったの?」

     >「なに言ってるんだ?」

     初めてエースとシンクロしました。

     A、勘違い系トークなのですり合わせ終わるまでお待ち下さい。



     >「呑んだくれエースが一途で強いみたいだから、花嫁になってあげるっていってるの!!」

     もうやだ。おうちかえりたい。

     A、魔物から守って貰えるし、長年花嫁に一途ならカッコよくない?エースも一途言ったし。


     >「私ならオーガから逃げられるわ」

     逃げられんかったやろがい。

     A、勝てないけど自力で逃げられないとは限りません。というかマリーは自信過剰です。

     >「なんでって花嫁って銘柄の高い酒だからだ。

     これはちょっと意外でしたが、話の展開が無茶過ぎて、全然笑えません。

     A、もう予想はついてました。


     >呑んだくれおっさんって言ったたし

     言って「た」し

     A、修正します。


     >「ケインはあんなとこ出来る?」

    「こと」

     A、修正します。

     >「酒飲んで魔物に挑むとか無謀すぎる冒険者として失格だ」

    「無謀すぎる。冒険者として」

     >「なに?論点がずれてるでしょ?シラフだからケインもオーガに囲まれてみたいの?」


     意味不明です。

     A、気持ちというかプライドは冒険者なケインです。なってませんけど。結果を認めず難癖をつけるアホの子になりました。



     >「あれでもう三日間、不眠不休で耐えてるのよ?しかも10日の狩りの後よ、凄すぎるわ」

     13体のオーガが三日間、受けるだけの男一人を相手し続ける理由が謎過ぎます。

     10体くらいは村の方行くでしょ、普通。

     A、エースが狙われる理由はあります。中編盤では明確に書いてますが、エースは脂肪を蓄えた高カロリーな御馳走なのです。


     >また口説いたら、あそこをやってるときに蹴りあげるわ」

     やってるときにか。

     A、男にトラウマをナチュラルにうえつけるつもりのようです。こいう系のギャグ好きです(笑)ドSなもので(^^ゞ

     >オーガ達もこれは餓え死にする方が早そうだと撤退する。

     私も撤退したい。

     A、もう十分ですよ(*^_^*)

     >「そうそう、俺の家のカマドの裏の壁と土間の間に隠しスペースがあるなぁ、あれは花嫁を手に入れるための金なんだよ」

     家には金がないって言ってましたよね?

     A、以前のところが矛盾してるので、本来なら以前の説明を削除して矛盾しないのが正解です。



     >きっと二人目もすぐの事だろう。

     やっと終わった……。

     終盤はもう完全に目が滑ってました。
     
     A、ご苦労様でした。
  •  ⬜️全体の感想

     ・タイトルについて

     読んだことないですが、ラノベに「盾の勇者~」みたいなのありましたよね。

     それのパロディ的な何かですか?

     A、特に考えずにつけた覚えしかありません。


     あと、このヒロインはツンデレじゃありません。

     口と頭が悪いだけです。

     A、人の性的な趣味は合った時にしかエイルは語りません。永遠に平行線だと思います。特にエイルは普通と合わない自覚がありますから。


     ・文章について

     想像を遥かに超える低レベルぶりです。



     誤字脱字が多いくらいは許容しますが、会話が意味不明、そもそも繋がっていないのは致命的です。中盤は我慢大会、終盤は完全に目が滑っていました。キャラもののラノベで、これだけ台詞が意味不明な小説は初めてです。



     物語の半分近くを占めるバトルと買い物シーンも、コピペかな?と思うくらい同じ表現の繰り返しで、いっそ本当にコピペにした方が芸になるのではないか?と思うくらいでした。もっとギャグに振るなら、簡潔にしてコピペにします私なら。(略)とかでもいいです。スキップモードつけてください。



     さしてなろう系を読んでいない私ですが、その中でも今作はダントツで最下位の文章だと思いました。


     A、エイルは基本的に理系タイプなのに小説を書くその為の練習作がなんか愛着でわいて置いてある。なら直せとも、思いますがそうなると完全停止別物にしないと無理でしょうしその気が起きない不思議です。


     ・内容について

     文章に負けず劣らず、物語もひどいものです。



     エースの盾の無敵ぶりとか、普段の私なら絶対に突っ込むだろう穴がどうでもよくなるくらい、この物語には魅力がありません。



     話の半分を占めるバトルは、ひたすら盾で受け流すだけの流れ作業の繰り返し。

     もう半分を占めるマリーとのラブコメは、動機も展開も理解不能でご都合展開。

     これでどうやって楽しめと言うのか、逆に聞きたいくらいです。



     私は公言こそしませんが、ツンデレは大好きです。

     ですが、マリーは間違いなくツンデレではありません。

     ツンデレの魅力は、言うまでもなくツンとデレの配分で、特に両者が切り替わる瞬間にこそ、最大の魅力が発揮されるものです。



     このキャラは、そこの機微がまるっきり欠落しています。

     ツンは単に口と頭が悪いだけ、デレも「強いから好き」とかそのレベルです。

     エースの対応も、描写不足の上に一貫性がありません。

     せめてキャラだけでもまともなら、「早く終わってくれ」とか思わずに話を読めたんですが。



     アドバイス希望にあった一発ネタというのが、花嫁(酒)のことなら、ネタとしてはそこまで悪いとは思いません。

     問題は料理の仕方で、会話の持って行き方が無茶苦茶すぎて、まるで笑えませんでした。あの展開から二人が結婚とか、普通は出て来ないと思います。

     というか、まるで本筋に関係ないですよね、花嫁のエピソード。

     勘違いが解けて、マリーはエースをボロカス言ってたし。

     二人のハッピーエンドに、なんら寄与していません。扱いが空気です。



     私が書くなら、序盤から「花嫁」関係の情報を出し、誤解して近づいたマリーがエースに気を寄せるも真実を知って幻滅。けれど、その裏には別の真実があって、今の現状なのだと知り、本当の意味で好きになる……みたいな二重底の展開にすると思います。エースの性格をもっと掘り下げないといけませんが。


     A、マリー側の視点や気持ちが一切ないので、読者任せその通りです。もしも同じネタで書くなら4,000文字以内で一点集中で勝負すると思います。

     イベントも無駄が多いですし。キャラ文芸にしては会話が少なすぎだとも思います。そもそも論で長編から設定を引っ張ってる意味がないですから。

     エースは明確に社会的に失敗したおっさんに共感出来る読者のみがターゲットというあり得ない感じです。

     商業的には購買力が低いですし、まぁ相手にされない事が普通の人ってほとんどいませんよね(泣)
     
     無謀な勝負するのはエイルらしいとも思います。このあたりが素人ファンタジー作家としか名乗らない理由です。


     ⬜️総評

     ・バトルはコピペ、会話は意味不明

     ・ツンデレではない、似て非なるヒロイン

     ・最後まで読むのが本当につらい



     率直に言って、私が読んだ中でもワースト3に入るひどさです。

     なろう系とか、それ以前の問題だと思います。

     問題を指摘するのが馬鹿馬鹿しいというか、壮大な理不尽ギャグを読まされた気分。

     これが処女作ということで、今はどれくらい進歩されているのか、逆に興味が出たくらいです。
     
     A、趣味に突き刺さる人だけ読んでくれたら満足というエイルなのに、中途半端になろう系に寄せたりして、エイルの良さ(悪さもか?)が死んでる。
     
     ネタに対し莫大なストーリーを作るための設定を使うのが間違いでこれまた良さを殺してる。短編ならもっと簡潔に分かりやすいので十分なはず。

     マリー側のイベントなしで無理やり作ってあるからマリーの気持ちも読者任せになってる。

     これらからエイル自信の素直な評価は『駄作で反省のために置いてある作品』なのでたまに読み返して、誤字脱字くらいは直すのです。

     ネタを活かすなら全くの新規で書き下ろすべきと思いますが、何故かその気になりません。

     全体的にまさにご指摘の言葉は違えどほぼその通りかと思います。
     
     ところが、湾多珠巳 様より満点な☆とかなりの絶賛コメントだったので、ぶっちゃけ嬉しよりもドン引きしまして(^^ゞもう一度ご確認に伺ってもお褒めだったので、エイルがおかしいの??と混乱するほどでしたΣ(・∀・;)
     
     そこに、この企画をお見受けしましてご意見伺おうという事でした。エイルの感覚がズレてないのが確認出来て満足です。
     
     駄作というか習作にお付き合いありがとうございました。

     
     〉これが処女作ということで、今はどれくらい進歩されているのか、逆に興味が出たくらいです。
     
     A、エイルのキャラは頭おかしいに拍車がかかってるのでオススメはしません。基本的に人の一面を拡大して非常識にするのがエイルの短編の作風です。
     
     でもせっかくなので探しました。

     探せば普通な作品ありました。カクヨムの外ですが、湾多珠巳 様の『幸せの無言歌』に対するエイルのコメントを形にするために、書いてみたという作品です。
     https://txtlive.net/editor/1685293441127
     
     ライブで書いてるので誤字脱字はかなり酷いと思われます。
     
     
     最後にご指摘のあった戦闘描写なのですが、独学の限界を感じておりまして、ご相談してもよろしいでしょうか?
     
     今は感想企画で忙しくて大変だと思いますし別作なので、後日お時間してある時にまたよろしくお願いします。
  • >エイルさん

    それでは、返信していきます。
    最初に言っておきますが、作品の改定などはご自由にどうぞ。
    直さないという選択も当然ありだと思います。
    私も、昔の作品であえて直さないものがありますし。


    >>太ってるので素早さが低いのはわかりますが、何故武器スキルが習得できないんでしょう?
    >>というか、武器が使えないなら狩人より農夫になるべきでは。
    > A、この辺りは設定共用のダンジョンマスター側の伏線なので仕組み語れませんが、ステータス値とスキルです総量が個人の才能というのが設定です。

    なろう系だと、そういうふんわりした説明で納得してもらえるんですかね? 
    私が読者なら、説明ない時点で読むのを止めそうなものですが。

    > 総量は増やせないので残酷な世界です。農夫になりたくても、なれるほど収穫はありませんから無理です。

    突っ込んで聞きませんが、鉱夫でもいいです。
    武器の使えないキャラがあえて狩人をする必要を、作者の都合以外思いつかなかったので。

    >>村のエースって、望みが低いなあ。
    >A、封建社会で教育も受けてないからリアリティありません?村が世界の全てです。『に』は足しておきます。

    ステータスやスキルのある世界で封建社会のリアリティと言われてもw
    両親がそういう設定と作中で触れられてるなら、そういう人生もあるかなと思うんですが。

    まあ、些末な部分ですけどね。
    「村一番の桃太郎」のような脱力感を感じたというだけで。

    >>傾斜と足場の悪さを考えれば、岩山の方が逃げにくそう。
    >A、罠に追い込み猟と逃走経路を確保してあって想定外の数は相手にしなくてもいい場所みたいなイメージです。ここは重要度低そうって文章量を足してないポイントです。
    >無駄な説明なのでバッサリカットが正解ですよね?

    これは余計な説明を残すから突っ込まれてるケースです。
    ここは「他の村人は、より安全な岩山へ狩りに行く」だけでいいんです。

    >A、どぶろくって通じなくない?と思って避けました。元々なろう掲載なので読者層が若い人なので(^^ゞ

    これはわからなくもないですが、なら同じ理由で濁り酒も通じないのでは。

    >>酒造してるなら別ですが、材料は仕入れないでしょう。
    >A、液体は最悪の交易品(重い嵩張る運び難い価値が低い)なのと、酒になるほど作物は育ちませんから材料仕入れです。

    聞いたことのない話ですが、何かそういうソースがあるんですか?
    中世でも酒樽に入れた酒は日常的に交易されていたと思いますが。
    器の問題はありますが、液体は壊れないしかさばりません。原材料のほうが何かと痛むし腐る気がするんですが。
    現地で酒作るなら水も設備も時間も必要になるので、個人で呑む程度ならともかく、酒屋が酒を作る合理性はあまりない気がします。

    とくにエイルさんが言うように、水が悪い地域では酒は水代わりで必需品のはず。必需品を扱わない商人なんていません。確実に商売になるんですから。


    >現代でも水や液体系はあまり貿易しません。特に水が貿易されることはないほどです。ビールの長距離輸送すら企業は嫌がります。

    これも聞いたことない説ですね。
    石油やガスは液状のまま世界中で貿易されてますし、海外のミネラルウォーターとか普通に出回ってる気がしますが。現代では酒は嗜好品なので、採算に見合わなければ流通されないという話ならわかりますけどね。

    ざっくり調べてみたところ、国産ビールの輸出量は総じて増えているようですが、輸送を嫌がるとは? 運送会社の話です?

    https://www.customs.go.jp/moji/moji_toukei/202303beer.pdf

    >>なろう系では、こういうのが普通なんですかね?
    >>こういう文章がありなら、何でもありですねえ。
    >A、なろう系ってドラクエとかゲーム系の影響も受けてますから、ありなしならありかと

    なるほど。
    今度、なろう系に感想書く時は留意します。

    >A、村八分なんて理不尽なものでは?それでも儲けが一番あるから相手してるそんな感じです。

    理不尽かどうかではなく、理由は何かを書いた方がいいという指摘です。
    内容によっては、エースの人となりを表現できますから。
    その理由が理不尽かどうかは、読者が判断すればいいだけです。

    >A、作物の収穫量が足りない村で酒にばっかり飲むのはあり得ないと思いました。
    >正しく時代考証するなら真水は病原菌だらけで飲めないのでアルコールを入れて消毒して飲むのが正しいです。
    >子供も低濃度ながら飲酒していましたが、水飲むよりは長生き出来たと。
    >真水が飲める時点でご都合主義です。

    いや、村の作物で作った酒でなし、きちんと金を払った飲酒でその理由は変です。
    「悪酔いすることが教育上よくない」や「昼から呑むのは社会人失格」という話ならわかるんですが、酒が現代より日常的に呑まれてる世界ですから、酔っ払いも見慣れてるのでは?という話です。

    昔行ったフランスでは、昼から酒飲んでる人間が山ほどいて、飲酒運転が当たり前でしたが、そういうイメージです。そういう国で飲酒運転を糾弾はしづらいでしょ?

    >A、無駄にエースの読者共感を考えた覚えがあるシーンです。今のエイルなら確実に親子もろとも全カットしますが処女作なので採用してあります。
    >確実に無視されてダメージを受けるのはエースなのですが、好きでボッチじゃないよと言いたい。

    ここら辺のエースの思考が曖昧なのも、「何故村八分になってるのか」が曖昧だからだと思いますね。好きでボッチでないのなら、その理由を考えて対処しようと普通は思うもの。その上で、それが解決できないから現状がある。
    村八分の理由と解決できない理由、両方を書いてやっとすっきりするんです。

    そこら辺が面倒なら中途半端にせず、エースに超然と対応させればいいかと。

    >A、なるほど、この後の戦闘で強さの解説あるからとスルーしてました。

    あれ見ても、全然解説になってないですからね。

    >A、ステータス値は上乗せなので、ただの身体能力としてスタミナが高いだけです。

    ここの説明がないのは不思議です。
    私ならステータスでうんちゃらにせよ、説明します。

    >A、設定流用の弊害ですね。だいたい人間サイズです。オーガ登場部分と合わせて見直して追加しておきます。

    えっ、人間サイズなんですか!?
    5メートルくらいのイメージでした。
    棍棒の木とか、そこらの木をひっこ抜いて振り回してるもんだと。

    >A、読者を勘違いさせるためと、そもそも会話をする気のないエースです。

    会話をする気のない戯言を言われても、読者は勘違いしませんよ。
    「何言ってんだこいつ」と思うだけです。

    >A、倒してませんが、逃走したので勝敗をマリーは知りません。エースが生きてるからオーガに勝利した。だから倒したと判断した。

    この直前に言ってる「聞いたのよ」から、肉屋か素材屋にエースの件を聞いたものと思ってましたが。この「聞いたのよ」は、じゃあ何なんですか?

    >A、冒険者という職業で、魔法スキルを主力にすれば魔法使いです。どの道、冒険者には学力不足で成れません。

    「冒険者には学力不足でなれない」の意味がさっぱり読めませんが、職業抜きにしても魔法を使うマリーが、盾しか使えないエースに何を習うつもりなのかと。

    >A、このあたりは壊れたにするか、傷んだから新品にするかちょっと考えます。

    私なら盾はまったく壊れない設定にしますね。
    それほどまでに一流のスキルって方が箔がつきません?
    いちいち盾を買う描写も、本編になんら必要ないですし。

    >A、エースほステータスとスキルは知らないので、何かしら秘密がある。教えろってことですね。

    「三体のオーガから単身でその腹の持ち主が逃げれるわけないでしょ、嘘つき!呑んだくれエースなんか知らない」という台詞からは、全然そうは読めません。
    前後も何度か読み返しましたんですけどね。
    なんか、異次元の翻訳を聞かされている気分です。

    一応、私の読んだ解釈を併記してみましょうか。

    >「じゃあ呑んだくれエースのオーガの倒し方教えなさいよ」
    マリーはエースがオーガを倒したと思い、倒し方を聞きたい。
     
    >「おっさんがオーガに勝てるわけないだろ、それに一度もオーガの素材持って帰ったことないだろ」
    エースはオーガに勝っていないことを伝える。証拠もある。
     
    >「三体のオーガから単身でその腹の持ち主が逃げれるわけないでしょ、嘘つき!呑んだくれエースなんか知らない」
    マリーはエースが嘘を言っている=本当は勝ったが嘘をついていると考え、怒る。

    なので、感想で「逃げれるわけない男が、何故オーガを倒せると(マリーは)思うのか。」と書いたわけです。


    >A、完全になろう系特有の前提条件ありきの会話です。というかそもそも噛み合った会話してません。エースはコミュ障なので完璧な会話を求めてはいけません。

    コミュ障を言い訳にしても、小説はよくはなりませんよ。

    >A、結婚資金を使い込んだ後述のエピソードです。ここではオチなので語れません。マリーの情報が間違ってると思ってないエースです。

    なんでこの流れで、「結婚資金を使い込んだエピソードをマリーが聞いていった」とエースが思うんですか? 全然そんな話出てきてないですが。
    マリーがエースのことを聞くにせよ、普通にオーガの件やバトルについて聞くものだと思いますが。エース個人に興味ももってない段階ですし。

    オチが語れない作者都合以前に、情報を出す順番が不自然すぎて、読者が付いていけてないんですよ。
     
    >A、ここで間違ってる情報をマリーは仕入れてます。だから認識が修正されてます。

    説明を受けても、びっくりするほど意味がわかりません。
    一度、どういう順番でマリーが情報を得てるのか、作中の場面に即して丁寧に書き出してもらえませんか。
    作者の脳内ではどういうフローチャートになってるか知りたいです。

    >A、魔物から守って貰えるし、長年花嫁に一途ならカッコよくない?エースも一途言ったし。

    1ミリも共感できません。
    ハゲデブと嫌っていたのに資産持ちと知って、突然プロポーズするタイプのアホ女に見えます。

    >A、勝てないけど自力で逃げられないとは限りません。というかマリーは自信過剰です。

    逃げられないからエースに擦り付けたんですよね?
    はあ……というか、自信過剰な設定でもいいですが、それがキャラの魅力に明らかにマイナスに作用してると思いますよ。その設定でどうやって好感度上がるんです。

    >>13体のオーガが三日間、受けるだけの男一人を相手し続ける理由が謎過ぎます。
    >>10体くらいは村の方行くでしょ、普通。
    >A、エースが狙われる理由はあります。中編盤では明確に書いてますが、エースは脂肪を蓄えた高カロリーな御馳走なのです。

    食えないご馳走に三日縛られるより、食える村に行く方が早いに決まってます。それも10人以上もいるのに。

    >>>また口説いたら、あそこをやってるときに蹴りあげるわ」
    >> やってるときにか。
    > A、男にトラウマをナチュラルにうえつけるつもりのようです。こいう系のギャグ好きです(笑)ドSなもので(^^ゞ

    毛嫌いしてる男が口説いてきたのに「やってる時」が発生する異常さを指摘したつもりでしたが。
  • >> あと、このヒロインはツンデレじゃありません。
    >> 口と頭が悪いだけです。
    >A、人の性的な趣味は合った時にしかエイルは語りません。永遠に平行線だと思います。特にエイルは普通と合わない自覚がありますから。

    本当に「趣味の違い」だけだと思われるなら、私からこれ以上言えることはありません。

    >A、エイルは基本的に理系タイプなのに小説を書くその為の練習作がなんか愛着でわいて置いてある。なら直せとも、思いますがそうなると完全停止別物にしないと無理でしょうしその気が起きない不思議です。

    はあ、なるほど。

    >A、マリー側の視点や気持ちが一切ないので、読者任せその通りです。もしも同じネタで書くなら4,000文字以内で一点集中で勝負すると思います。

    改稿が進んで文字数増えたとお聞きしましたが、削る方向にはいかなかったんですね。

    >イベントも無駄が多いですし。キャラ文芸にしては会話が少なすぎだとも思います。そもそも論で長編から設定を引っ張ってる意味がないですから。

    無駄もそうですが、筋が皆無なのが一番の問題です。
    無駄だけなら削れば済みますが、筋を直すとなると大仕事なので。

    会話が少ないことよりも、キャラの描写がまるでないことの方がラブコメ的には気になりますね。

    >エースは明確に社会的に失敗したおっさんに共感出来る読者のみがターゲットというあり得ない感じです。

    別に共感するのは同じ境遇の人間だけとは限らないので、魅力的にキャラを作れるならターゲットは問題ないと考えます。

    >商業的には購買力が低いですし、まぁ相手にされない事が普通の人ってほとんどいませんよね(泣)

    商業的とか購買力を考える前に、置き去りにされた読者を迎えに行ってあげてください。

    >無謀な勝負するのはエイルらしいとも思います。このあたりが素人ファンタジー作家としか名乗らない理由です。

    エイルさんとやりとりしていると、致命的に何かがズレてるのを感じます。

    >A、趣味に突き刺さる人だけ読んでくれたら満足というエイルなのに、中途半端になろう系に寄せたりして、エイルの良さ(悪さもか?)が死んでる。

    普段の作風を知らないので何ともですが、どんな話であれ論理的に構築するのは最低条件だと思いますよ。

    >ネタに対し莫大なストーリーを作るための設定を使うのが間違いでこれまた良さを殺してる。短編ならもっと簡潔に分かりやすいので十分なはず。

    いや、たいした設定は出てなかったでしょう。
    魔物もオーガと豚くらいだし。魔法もスキルも適当だし。
    簡潔でわかりよくすべきはその通りですが、それは物語の話で設定じゃないです。

    >マリー側のイベントなしで無理やり作ってあるからマリーの気持ちも読者任せになってる。

    これはその通りですよ。
    エースにも同じことが言えますがね。

    >これらからエイル自信の素直な評価は『駄作で反省のために置いてある作品』なのでたまに読み返して、誤字脱字くらいは直すのです。
    >ネタを活かすなら全くの新規で書き下ろすべきと思いますが、何故かその気になりません。
    >全体的にまさにご指摘の言葉は違えどほぼその通りかと思います。

    まあ、過去作品にそういう感じのがあるのは私も同じなので、そこは不問です。
     
    >ところが、湾多珠巳 様より満点な☆とかなりの絶賛コメントだったので、ぶっちゃけ嬉しよりもドン引きしまして(^^ゞもう一度ご確認に伺ってもお褒めだったので、エイルがおかしいの??と混乱するほどでしたΣ(・∀・;)

    私は湾多さんじゃないので、本当に気に入ってるのかお世辞なのかはわかりませんが。この作品を本気で気に入る人は、かなりレアだと思いますよ。
     
    >そこに、この企画をお見受けしましてご意見伺おうという事でした。エイルの感覚がズレてないのが確認出来て満足です。
    >駄作というか習作にお付き合いありがとうございました。

    納得いただけたなら何よりです。
     
    >>これが処女作ということで、今はどれくらい進歩されているのか、逆に興味が出たくらいです。
    > A、エイルのキャラは頭おかしいに拍車がかかってるのでオススメはしません。基本的に人の一面を拡大して非常識にするのがエイルの短編の作風です。
    >でもせっかくなので探しました。
    >探せば普通な作品ありました。カクヨムの外ですが、湾多珠巳 様の『幸せの無言歌』に対するエイルのコメントを形にするために、書いてみたという作品です。
     https://txtlive.net/editor/1685293441127
    >ライブで書いてるので誤字脱字はかなり酷いと思われます。

    これ、見た覚えありますね。また読んでおきます。
     
    >最後にご指摘のあった戦闘描写なのですが、独学の限界を感じておりまして、ご相談してもよろしいでしょうか?
    >今は感想企画で忙しくて大変だと思いますし別作なので、後日お時間してある時にまたよろしくお願いします。

    相談に乗るのは構いませんが、意思疎通が怪しいと思えた時は打ち切らせてください。
    というかまず、私がひたすらバトルを書きまくっている「神風VS」を読んでいただき、どういう作風なのか知っていただいた上で頼むかどうか決めるべきかと思います。趣味が合わなければ時間の無駄でしょうから。ちなみに私も戦闘描写は独学です。
  • 梶野さん、こんにちは〜
    コメントしていないですけれど、皆さんへの感想を楽しみに拝読しております
    コメ返も丁寧で、本当にお疲れさまです

    お酒の話になると出てくると思われると気が引けるのですが 笑、僭越ながら、ちょっと補足させていただこうかなぁと

    「液体は最悪の交易品」という言葉については、エイルさんはおそらく、真水の輸送などをベースにお話しされているのだと思います
    つまり、水の特性(重くて嵩張る、防腐処理なしには腐る)上、交易品とするには輸送コストに対する利益率が低いので、
    例え、砂漠の国サウジアラビアにおいて真水の需要が高いとはいえども、日本から水が輸入されることはほとんどないわけです
    反対にサウジアラビアから日本に大量の石油が輸出されるのは、重くて嵩張るデメリット以上に高く売れるからです

    ですので、液体を輸送する場合、

    ①パイナップルジュースのように濃縮液にしたり、脱脂粉乳のように完全に水分を飛ばしたりと、体積を減らすことで、輸送コストを下げる
    ②石油や酒類などのように、輸送する品物を高値で売ることで、体積あたりの利益率を上げる

    この2つのうち、どちらかが求められます

    ビビアンとかはただの水ですけれど、あれはブランディングに成功しているので②にあたりますね
    ビールの長距離輸送というのは、たぶん工場の郊外移転にまつわるお話で、キリンは尼崎工場、サッポロ(ヱビスビール)は恵比寿工場を現地にキープしようとした理由(大量消費地である都市圏から離れたくない)を指していると思います

    なので、この問題の前提は、原料生産地および消費地に関わる輸送コストへの認識となります
    エイルさん、この認識はあっても、それを物語に反映するのに上手くいっていないんじゃないかなぁと感じるので、もう少し、食品加工の持つ付加価値を重んじた方が経済学的リアリティが増すのではと思います

    雨季もない乾燥地帯の設定なので、おそらく豊かな水源を必要とする酒造りにも向かない土地でしょう
    また、「酒になるほど作物は育ちません」とのことなので、ここでの酒もホップ抜きの大麦ビールだと推測されます
    大麦には、ビタミンやミネラルが多く含まれるため、ビールはある種の栄養ドリンクでもありました

    つまり、酒造りに向かない土地に対するビールの販売は、重く嵩張り運びづらいが、商品価値はかなり高いために商機となると考える方が自然です
    需要のある場所に運ぶなら、液体はその輸送コストをものともしない、最高の交易品になりえます
    シャネルの5番とか、7.5mlで15,000円ですよ、リッターあたり200万円ですわ

    原価厨なんて言葉があるとおり、原材料と加工品とでは、販売のコスパがまるで違います
    (だから、鉱物資源が採れても加工技術のない国は、貧困から抜け出せなかったりするんですよね)

    ……なんて、歴史地理学好きには興味深い考察であるばかりに、差し出がましい口を挟んでしまいました
    では、このあたりで退散いたします

    ホップなしのビール、苦味が少ない&もったりした味わいで、おいしいんですよね〜
    お疲れさまです🍻
  • こんばんは。『猫の母の恩返し』のPVが10近く増えていて、それだけ読み直してくれたんだなと思っているバルバルです。よろしくお願いします。

     先ず。オリジナリティについてですが、確かに。「驚きが無い」と言われてしまっては「そ、その通りだ…」という感じです。
     というのも、この話は鶴の恩返し風な話を猫で出来ないか?と思い書いたので、「鶴の恩返し風な話」から逸脱しすぎるのが怖いというか、「話の雰囲気が壊れないか?」と思い、意外性が出せてないなぁ…とは思ってました。
     まあ、わかってるんなら直せよって話ですが、なんというか、私の話は「意外性」が乏しいと言われることが多く。「超どんでん返しの意外性!」が書けてないなぁ…と思いつつ、「意外性」を書くと、話が崩壊しそうだなぁ…病を発症してしまってます。
     とりあえず、今作の書き直しや、次回作とかには、意外性のあるオリジナリティを出してみようとは思いました。(かけるかは別ですが、頑張ってみます)
     あと、男の「夫婦の~」問題ですが、あくまで酒の力で口が滑った感じで書いたつもりだったので、そこまで突っつかれるとは意外でした。とはいえ、言われてみればなので、ちょっと反省です。
     後は、文章に繰り返しとか、長ったらしくくどい感じ~という問題ですが、まあ、言われてみれば、確かにという感じです。
     一応、これに応募する前に少しだけ句読点とか書き直してはいたのですが、この作品、好きだけど、固いかな?とは思ってたので… 
     また、時間軸ですが、戦後昭和の田舎みたいなのをイメージしていたのですが、その表現がうまくできてないなぁ…とは、改めて読むと感じるところ。
     また、文字の抜け、無駄なつけたしとかは…2.3回探して直したと思っても抜けてあるものですね…
     まあ、ともかく。読んでいただき、アドバイス・指摘等ありがとうございました。
     また機会がありましたら、成長できた作品…があればいいんですが、読んでいただきたいです。
    では。
  • >小鹿さん

    まさかのラスボス乱入イベントw

    労いの言葉ありがとうございます。今年はわりとローペースなので、余裕持って書いてますよ。たまに睡眠三時間ですけど。

    そして流石の博識。
    そういや、前作もワイン産地の物語でしたもんね。

    >水の特性(重くて嵩張る、防腐処理なしには腐る)上、交易品とするには輸送コストに対する利益率が低いので

    ああ、なるほど。確かに真水を指す話ならわかります。
    コストが見合わないという話も想像通りで安心しました。私が知らない飲料水の常識があるのかと思いましたわ。

    >ビールの長距離輸送というのは、たぶん工場の郊外移転にまつわるお話で、キリンは尼崎工場、サッポロ(ヱビスビール)は恵比寿工場を現地にキープしようとした理由(大量消費地である都市圏から離れたくない)を指していると思います

    こちらも、そういう話なら納得です。
    そりゃ誰だって、輸送コストかかる場所向けに商売したくはないですもんね。しかしよく知ってますな!w

    >食品加工の持つ付加価値を重んじた方が経済学的リアリティが増すのではと思います

    まあファンタジー世界だと、魔法でどうとでもなるので、リアリティを追求する意味は……となる面はありますw

    >原材料と加工品とでは、販売のコスパがまるで違います

    結局、液体に限らずこれにつきますね。現代ではなおさら。昔ならいくら金積んでも無理なものは無理!ということもあったんでしょうが。

    >……なんて、歴史地理学好きには興味深い考察であるばかりに、差し出がましい口を挟んでしまいました
    では、このあたりで退散いたします

    いえいえ、わかりやすい丁寧な解説、ありがとうございました。おかげでスッキリしました。

    私もこの件で調べて、仮想水って概念があることを初めて知って、ついつい読み込んだりしてました。

    このやりとりは雑話に収録……はやめときましょうかw

    それでは、また改めて。
    この暑さ、ビールが殺人的に美味くて困ります。

  • >バルバルさん

    このお名前、さん付けはしてないんですが(さんさんになるから)よろしかったですかね?
    もしさん付け希望なら直しますので言ってください。

    >こんばんは。『猫の母の恩返し』のPVが10近く増えていて、それだけ読み直してくれたんだなと思っているバルバルです。よろしくお願いします。

    こんばんは。よろしくお願いします。
    確かに何度も読み返しましたが、それは私以外のギャラリーも含まれてるかもしれません。結構企画経由で読んでる人いるみたいですよ。ありがたい話です。


    >というのも、この話は鶴の恩返し風な話を猫で出来ないか?と思い書いたので、「鶴の恩返し風な話」から逸脱しすぎるのが怖いというか、「話の雰囲気が壊れないか?」と思い、意外性が出せてないなぁ…とは思ってました。

    別に鶴の恩返しから話を考えても、逸脱しないようにする必要はないです。というかどう逸脱するかがオリジナリティなんだと思います。

    私が「猿の恩返し」を書いたとして、読んで大筋が同じだとわかったらがっかりしません? 期待するのはアレンジ具合ですよね? そういうことです。
    言われなければわからないくらい原型を止めないほうが、却ってオリジナルを名乗れるというものですw

    >まあ、わかってるんなら直せよって話ですが、なんというか、私の話は「意外性」が乏しいと言われることが多く。「超どんでん返しの意外性!」が書けてないなぁ…と思いつつ、「意外性」を書くと、話が崩壊しそうだなぁ…病を発症してしまってます。

    後から意外性をぶちこんで直すのは、かなりの離れ業なので初心者には無理です。まずどんでん返しのアイデアを考えてから、逆算して小説のプロットを組んだほうが、基本的には上手くいくと思います。


    >とりあえず、今作の書き直しや、次回作とかには、意外性のあるオリジナリティを出してみようとは思いました。(かけるかは別ですが、頑張ってみます)

    訂正やこれぞという新作ができたら、教えてもらえればチェックしにいきますよ。

    >あと、男の「夫婦の~」問題ですが、あくまで酒の力で口が滑った感じで書いたつもりだったので、そこまで突っつかれるとは意外でした。とはいえ、言われてみればなので、ちょっと反省です。

    男が50代脂ギトギトのハゲデブという設定でこの台詞言わせたら……わかるでしょ? つまりそういうことです。

    >一応、これに応募する前に少しだけ句読点とか書き直してはいたのですが、この作品、好きだけど、固いかな?とは思ってたので… 

    無駄な言葉を削る癖をつけることと、表現の幅を増やすことですね。後者は読書あるのみです。

    >また、時間軸ですが、戦後昭和の田舎みたいなのをイメージしていたのですが、その表現がうまくできてないなぁ…とは、改めて読むと感じるところ。

    いや、わりとそんなイメージで伝わってたので、間違ってはないですよ。
    私が言いたいのは、早めに戦後昭和だと読者に教えることだけです。「戦後の食糧難がやっと落ち着き〜」て書くとかで。

    >また、文字の抜け、無駄なつけたしとかは…2.3回探して直したと思っても抜けてあるものですね…

    こればかりは読み直しとチェックあるのみです。

    >また機会がありましたら、成長できた作品…があればいいんですが、読んでいただきたいです。
    では。

    別に成功作は期待していません。挑戦作を見せてください。もちろん感想は正直に言いますがw

    それでは、また機会があればお会いしましよう。
  • 梶野さん

    か弱きバンビを捕まえて、ラスボス呼ばわりは酷いですよぉ

    まあ、それはよしとしまして
    キャッチーなフレーズ(液体は最悪の交易品、実に良いですね)には要注意、というのは、中高生相手の指導のさいに気を付けていることでしたので、ちょっと社会の先生モードが発動してしまいました
    簡潔なワードで説明されると、理解できたような気になってしまって、それ以上の探究を止めてしまうんですよね
    その上、覚えたフレーズを文脈の説明なしに他者にも投げかけるので、お互いの共通理解が成立しないまま、会話は平行線という……
    (特に「独自の歴史観を持った日本史解説動画」とか……ホント、勘弁してほしいもんですよ……)

    ともあれ、一段落着いたようでよかったです
    以前、私が感想書きイベントしたときも大変だったなぁ、謝罪イベントにまで発展したなぁ、なんて、生暖かい目で見ておりました 笑

    では、失礼します
    どうぞ、よく寝てくださいね〜
  • 『ようこそ Light Houseへ』改訂版を更新しました。10000字オーバーしてしまったので、文章を一部削ってなんとか納めました。更にいい作品になっていると思います。
  • >小鹿さん

    むしろ何故、小鹿というPNを選んだのか聞きたいですわ。
    参加者、これ以上来なければ、マジでラスボスになってしまうかもw

    御説いちいちごもっともです。
    小説だと語感とかリズムを考えて、多少正確でないとしりつつもわかりよい言い回しを使っちゃいますが、他の人に説明する際には正確さ優先ですよね。相互理解、大事。

    私もカクヨムの前の板時代(人とやる小説みたいな遊び)に、大揉めしたことあるんで、よくわかります。
    つーか小鹿さん、感想イベントやってください。私もたまには自分より上の人にがっつり感想書いてもらいたいw

    ありがとうございます。
    昨日はがっつり寝ました。今日は二本分感想書かねば!

  • 2023年8月14日 08:38

    >大田さん

    改稿お疲れさまでした。
    それでは、再読した感想をざっくりと。


    >第1話 マリティ宇宙港

    >「8年ぶりだけど、大きくなったね」
    うん。やはり年月あった方がいいですね。
    でも「だけど」は変です。
    「8年ぶりだけど、変わらないね」のような使い方が普通なので。
    「8年ぶり。大きくなったね」で十分です。文字数削れますし。

    >「ここの砂漠って黄色でも白でもなくて赤黒っぽいんだね。何か理由があるの」
    >「ああ、この近くにある鉄鉱山のせいで、砂に鉄分が混ざってるんだ」

    台詞なら「赤いんだね」の方が自然です。
    鉄分の説明があるので、赤錆ぽいのだろうなと読者は読めます。
    「何か理由があるの」も削っていいところです。文字数足りなければ、ここからどうぞ。

    >透明なドームに覆われた都市が砂漠の中にそびえ立っている。ドームの外壁には沈みかけた夕日が反射して金色にきらめいていた。

    格段によくなりました。

    >第2話 フォンの家で

    >机のそばに近づこうとするルチアを見たフォンは、あわててパソコンの隣に置かれた小箱を右手で掴み、後ろ手に隠した。そのまま左手で机の上の壁を指す。

    お、うまく繋ぎましたね。

    >第3話 月のない夜

    >気候調節用のドームに建物や街灯の明かりが閉じ込められ、闇の中にそそり立つように輝いている。ルチアが風にもてあそばれる髪を押さえながらつぶやいた。

    うん。いい感じです!

    >「大丈夫! もう少しでシェルターだ!」
    >「信じてるからね」

    いい追加だと思います。

    >しかし、建物の手前でバギーのバンパーが岩か何かにぶつかったようだ。そのままバギーは止まってしまった。

    ここは急停止した→岩か何かにぶつかったようだ。の順番で書いたの方が臨場感が出ます。止まる際に、音か衝撃の描写を入れればなおよし。視界がないですからね。


    >第5話 ルチアの来た理由

    > ルチアは顔を上げた。声が涙ぐんでいる。フォンは、キャラメルの箱を差し出すと呼びかけた。

    なるほど。抱きしめるのはやめたんですね。
    いいと思います。

    >「砂が光ってる!」
    > 確かにヘルメットのライトは付いてないのに、地表が微かに光っている。

    ここはまだ描写が足りてないと感じます。
    一面に広がる夜の砂漠は、星の海のように輝いているはず。
    文字数が足りないなら、この文数数内でいいので、ぜひ情景が欲しいところです。

    >第6話 ミンの欠片

    >「砂嵐でここに飛ばされたのかな」
    >「何でもいいよ。帰ってきてくれたんだから」

    うん。前より自然になりました。

    > ルチアの歓声を聞きながら、フォンはトリュースでの子ども時代に戻ったように感じていた。

    追加シーンもいいと思います。

    >「『秘めたる思い』。ルチア、君が好きだ。君さえ良かったらクリスマス以外もメールのやりとりをしたいんだ」
    「私もよ。たくさんメール送るから、クリスマスにまた会おうね」

    文句なしです!w

    >おわり
    改行が抜けています。


    ──その他、細かい部分まで改稿されていて、ぐっとよくなったと思います。
    個人的には、最後の二人のやりとりが自然に入ってきて、魅力が倍化した気分です。
    細かな指摘を追加してしまいましたが、あまり言い過ぎるのもアレなので、これで最後にしますね。大田さんなら大丈夫でしょう。

    お疲れさまでした。
    結果の如何に関わらず、この小説が面白いことは私が保証します。
  • こちらこそ、再度見直していただきありがとうございました。今回のご指摘部分を見直して少し手直しさせていただきます。
     幸い再読していただいた方にも好意的な感想をいただき、ほっとしています。本当にありがとうございました。
  • >大田さん

    お役に立てれば何よりです。
    改稿、好感触のようで、私もほっとしましたw

    こちらこそ、またよろしくお願いします。
  • >梶野カメムシ 様

    この度は自作に講評をしてくださり、ありがとうございました。
    自分も何度か企画を開いて人様の作品に批評を書いたり、逆にもらったりしてきましたが、ここまでの内容と熱量で講評を書く方は梶野様くらいしか知りません。しかも無償で、一方的なものなのに。本当に、なんとお礼を申し上げればよいか。

    ちなみに話は変わりますが、たしかに梶野様のお名前は企画で見かけたことがありますね。いつか自分が主催した本棚企画に『神風VS』で参加されていたような。あとは短編のタイトルを何作か記憶しています。そう思うと、ここは意外と狭い世界なのかもしれません。

    作品の講評への反論等は特にありません。
    ナンセンスに純文学という専門外の作品にもかかわらず、丁寧に内容を読み解いていただきました。それらに疎い方にも、笑い(主人公の情緒不安定さ、奇行)の一片を伝えることができて満足です。また、指摘を受けた部分も内容の補強と並行して、手を加えていきます。短編ということを言い訳に、やや独善的な作品を書いた自覚があったので、そこを見事に突かれた印象です。いただいた講評を基に、作品にさらに磨きをかけたいと思います。

    貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。
    素敵な企画に参加させていただいたことを重ねてお礼申し上げます。
  • >島流しにされた男爵イモさん

    丁寧なご挨拶、ありがとうございます。
    いえいえ。こちらこそ貴重な経験をさせていただきました。

    「やるからには全力」「情けは人の為ならず」が私の座右の銘でして、たまに自分が馬鹿に思える時もあるのですが、参加者の方にそう言っていただければ、それだけで報われます。
    それに、この企画でネタが拾えることも多々ありますので。結構な役得だったりしますw

    ああ。多分それでですね。
    私は読み合い企画は参加しない代わりに、可能な限り作品を企画参加させておく方針なんです。新旧問わず出しまくってるので、それで見られてる可能性はあるのではと。
    後、カクヨムのシステムだと、詳細見ない限り主催者の名前がわからないので、後になって知ってる方の企画だった!とか気付いたりもするんです。男爵イモさんの時もそんなパターンだったかもしれません。
    でもまあ、お互い一度見たら忘れないPN同士です。また袖擦りあう機会もあろうかと。その時はよろしくお願いしますw

    寛大なお言葉、感謝ですw
    「わからないなりの感想書く」と最初に明言してるので、後から怒られる謂れはないとはいえ、やはり頓珍漢なことを書いていないかは気になって。
    ナンセンスも純文学も理解足りないので、今回は本当に一読者に徹しました。突っ込みはミステリ要素だけですが、まあナンセンスものに突っ込むこと自体がそもそもどうなの?という世界かもしれませんし。私はまだ純文学を楽しめる段階ではないのかもしれません。

    ともあれ、私個人の感想をもとに、何かしら男爵イモさんの作品がよくなるなら、筆を尽くした甲斐があるというもの。門外漢ながら、応援しております。

    いつもなら「改稿を教えてもらえば読みに行きます」というところですが、今回は行かない方がいいかな。いやまあ、忘れられた頃にこっそり覗きに行くとは思いますが。良し悪しわかってない人間が感想書くのもどうかでしょうしw

    また機会がありましたら、遠慮なくどうぞ。
    大変な反面、こういう交流こそが自分を磨いてくれると思っておりますので。
  • 梶野さんおはようございます。
    批評ありがとうございました。激辛なのが来るんじゃないかと思ってましたよ。既に私でも意味わかりませんもの。
    やはり勢いで書いたものはとっ散らかっちゃいますね。それだったらこれに参加するなよって思っちゃいますが。
    言い訳をさせてもらうとまだ作風が安定していないときに難しいのを書こうとしてしまったからですね。(これを書いたのは執筆を初めて二日経ってからです)
    私が執筆を始めた理由が住野よる先生だったりあさのあつこ先生に影響されたからなのですが、それで余計難しい文を書こうとして撃沈したのだと思われます。
    梶野さんの指摘をもとにして修正しようかなとも思いましたが自身の戒めとしてとっておきます。
    貴重な時間を割いて愚作に批評していただきありがとうございました。

  • >常夏真冬さん

    おはようございます。

    あれでもそこそこオブラートに包んでますね。
    成人してたら斬って捨ててると思います。

    ここまでで十名の参加者の作品に感想・批評を書いてきましたが、上手い人&上手くなりそうな人と、そうではない人のわかりやすい違いを発見しました。

    ・言い訳が先に立つ
    ・理由をつけて改稿しない
    ・趣味嗜好の違いで流そうとする

    これです。
    もちろん、常夏さんのことだと言ってるのでありません。
    (なので改稿すべきとも言いません)
    こうならないよう、意識しながら書き続けてもらいたいという希望です。確実に成長が止まってしまうので。

    人間心理として理解しますが、この手の辛口あり企画には、あらかじめ逃げ道を用意した作品を持ち込む人が混じります。もし辛口の指摘を受けても、言い訳できるように。

    厳しいとわかっている読者の意見をあえてもらいにいく目的は一つで、自分の気付いていない欠点や自信過剰な部分の指摘を受け、自身をリビルドするためだと私は考えています。

    逃げ道を開けておいた作品での参加は、痛みが少ない代わりに効果も少なくなります。外圧による変化を期待してるのに、対策を講じて来るんですから当然です。

    この癖がつくと、書き手は褒めてくれる感想だけを信じるようになります。まあカクヨムはシステム上、九割がそんな感じですが、そうなると上達とは無縁です。

    今回、流石と見込んだ方は、ほぼ例外なく、即座に改稿を決めました。フットワークが軽く、改善のアイデアが翌日には出てくる感じです。意見を言われ慣れてるし、直し慣れている。そして言われて直すべき部分と、譲れない部分をしっかり考えておられます。

    ただ「梶野に言われたから直す」というのではなく、何が作品の核なのか、何を自分は書きたいのかを改めて見つめ直す。常に作品と向き合ってる姿勢が共通していると思いました。がっつり質問される方も同じです。真剣さが明らかに違うのです。

    私はそういう書き手を素晴らしいと思いますし、星やポイントに関係なく尊敬しています。私自身かくあるべしと思いますし。

    常夏さんにも、是非この他の参加者とのやりとりを見ていただいて、参考にしていただけたらと思います。「カメムシの小説雑話」にまとめてありますので。「その後のやりとり」だけ追えば十分です。

    たとえ今はわからなくても、書き続けた先に、「梶野とかいう変なおっさんに言われたっけ」と思い出す日が来ればいいなと思っています。
  • カメムシさん、ありがとうございました!!前回も今回もたくさんの学ぶことがあって本当に感謝しかないです…そして、梶野さんに面白いと言っていただけてめちゃくちゃ嬉しかったです!朝起きてすぐに見たんですが、嬉しすぎて1人で暴れかけました笑 
    文法と書き方に関しては前回も注意されたのに直せていなかったのが反省です。
    今回いただいたアドバイスを元に書き直したいと思います!
    2回も助けていただきありがとうございます♪
  • >裕貴さん

    おはようございます。参加お疲れ様でした。
    細かい指摘は多かったですが、面白さを捕まえるセンスがあるんだと思いました。その感覚を大事にしながら、文章修行していってください。来年こそ文法守って書いてくださいねw

    今回、やたら長くなったので、とくに意味がわからないところや納得いかないところがあれば幾らでも聞いてください。喜んで応じますので。

    それでは、またの機会をお待ちしています。
  • カメムシさん、今回は誠にありがとうごいました!
    いやぁー、自信は会ったんですけどねー。流石に辛口過ぎて自分でも笑ってしまいました。(例えば初っ端の昼顔の名前の所から)
    そうですね。カメムシさんの感想を読み、もっと考える所はあるかと思いましたね。
    例えば、彩葉の個性をもっと固めたりだとかストーリー展開を早めたりとか。
    ですが、ここでカメムシさんが提案してくれた『私ならこうする』は、極力使わない様にします。(参考程度に)
    ですが、改稿後にまたカメムシさんの所まで相談しに行きます。何処がダメなのか等を。
    ぶっちゃけ、昨日の4時頃からずっと楽しみにしてました(笑)
    そしてカメムシさん、この度はこのような素晴らしい企画を運営して下さり、ありがとうございました!
    それでは!
  • >無名の猫さん

    参加お疲れさまでした。
    時間かかってしまいすみません。思いの他本文の突っ込みが多くててこずりました。

    >いやぁー、自信は会ったんですけどねー。
    賭けてもいいですが、一年か二年後に読み返したら「何故あの時の俺は自信があったんだ……?」ってなりますよw

    >流石に辛口過ぎて自分でも笑ってしまいました。
    褒めてるところもあるので、まずはそこで口慣らししてください。

    >例えば、彩葉の個性をもっと固めたりだとかストーリー展開を早めたりとか。

    色葉ですよね。思わずチェックし直しました。
    ストーリー展開というか、無駄な場面が多すぎるです。
    プールに向かう場面とか、電話のシーンとかが顕著ですが、読者が読んでも面白くなさそうなシーンは、大胆にカットしていいんです。説明だけなら二行もあれば足りるんですから。面白くできるなら書けばいいですし、そうでなければ必要な情報だけ出せばいいんですよ。

    >ですが、ここでカメムシさんが提案してくれた『私ならこうする』は、極力使わない様にします。(参考程度に)

    文章関係の指摘だけはそのまま直した方がいいですよ。
    アイデアはそうですね。自分で考えるのが一番です。もちろん使ってもらっても私はまったく気にしませんが。

    >ですが、改稿後にまたカメムシさんの所まで相談しに行きます。何処がダメなのか等を。

    是非に。特にチェックしてもらいところだけ教えてもらえれば、もっと早く指摘できると思いますし。

    こちらこそ、ご参加に重ねて感謝します。
    またの機会を楽しみにしています。
  • 賭けてもいいですが、一年か二年後に読み返したら「何故あの時の俺は自信があったんだ……?」ってなりますよw

    確かに、小説作成歴も今年で4年の僕ですが、初執筆の小説なんかセリフだけでしたもんw

    少しづつ、少しづつですが、腕は上がっていく筈です。

    もう、改稿は初めて行きたいと思います。(一旦寝るけどw

    最後に、本当にありがとうございました!
  • 梶野さん

    今回もまた、しっかりと読み込んでいただいてのご感想、ありがとうございました

    私、そこまで恐れられていたとは知らず……
    梶野さんにとってのロビンにならないように、この返信からは気を付けます 笑
    というわけで、お帽子は拾い上げて砂を払っておきましたので、お返ししますね

    本作は、特に「ロビンからの手紙」を初読で読んだときと、二読目以降にサミュエルの内心を理解した上で読んだときとで、読み手の感情をいかに変化させられるかに注力して執筆した作品です
    ですから、その核ともなる台詞「運命に抗いたまえ」に対して、梶野さんが反応を見せてくださったので、ひとまずの安心を得ました

    150点との評定には、いささか拍子抜けもしており、また、お褒めの言葉にはくすぐったさも覚えておりますが、
    今夜、じっくり読み返して&回答用の論文探して、お返事したためたいと思います

    残念ながら、明日は一日私用のために、お返事は少し遅くなると思いますので、まずはお礼まで

    ありがとうございましたー!
  • >小鹿さん

    お疲れさまでした。
    感想お待たせしてすみません。

    まあラスボスは半分冗談ですが、再び参加いただいて光栄なのは本音ですよw
    帽子はまあ、一応被っておくとしましょうか。富裕層じゃないしw

    なるほど。確かにそういう意味では二読した上で感想書く私のスタイルを狙い撃ちですね。お見事でした。
    まあタイトルからして、ロビンの手紙を見た時点でああなることは予想されましたが、返信がアオイ向けだったのだけは予想外で。でも確かに本人に返しませんよね、ああいう場合w

    私は別に好きで辛口書いてるわけじゃないんです。美味しければ美味しいと言うだけというか、むしろ褒め千切りたいのが本音なくらいで。そこに至らない作品が多いってだけなんです。

    今作は、何となく梶野をターゲットに入れて、計算して書かれてきた気がしたんですが、どうなんでしょ。流石に穿ちすぎですかね。まあ、それくらい私的には文句なしだったということで。

    お返事、時間あるときで全然構いませんよ。この後も二人分は感想書かなければいけませんし。その後続くかはわかりませんが、まあこの感じだと早めに一息つけそうです。これはこれで。

    こちらこそ、ありがとうございました。返信楽しみにしておきます。


  • 梶野さん、感想ありがとうございました。

    省いてよい部分とか、説明が足りていない部分とか、違和感がある表現とか、参考になりました。
    指摘された中で一番その通りだなと思ったのは、2人に個性が足りないところでしょうか。
    2人ともおとなしめの性格にしたのは、個人的な趣味です。コミュ障の方が感情輸入しやすくて。
    次は正反対の性格にするとか、似た者同士でも、もう少し意識して個性を作るように気を付けようと思います。

    「凡作」の評価は素直に受け止めます。
    うん。駄作じゃなくてよかった。
    モチベーションは仕事のストレスとかもあるので、直ぐにグーンと上がったりはしませんが、少なくともカクヨムコンにむけて何か書くつもりです。

    ありがとうございました。
  • >白黒灰色さん

    参加お疲れさまでした。
    何かしら、改善の手助けになれば幸いです。

    例えば口調とか、ワンセンテンスでも、違いがあれば見分けがつくと思いますね。趣味はわかりますが、似て非なる人間関係こそ面白いものだと私は思っています。

    凡作と駄作の境目は「こだわりがあるかどうか」で、凡作と佳作の違いも「こだわりが評価できるか」の違いだけです。まあ、文章その他のあらがないという前提ですが。

    この先も書き続けて、よければ来年の当企画にもご参加ください。
    今年と来年の違いを見比べたりも出来ますから。

    こちらこそ、ご参加ありがとうございました。
  • 梶野さん

    じっくり読み込んでの感想をありがとうございました。

    今回の作品ですが、参加時のコメントにも書きましたように思い入れが強いものだったので、どうにも修正がうまくいかず、これは第三者のお力をお借りするしかないと思っての企画参加でした。

    出だしの一文からツッコミの嵐で、自分の至らなさを痛感すると同時に、「エンタメ作品としての足りない部分」と「梶野さんならこう書く」の自分にはなかった気づきやアイデアをいただき、参加してよかったとつくづく思いました。

    ズバズバとご指摘いただいたことにより、呪縛のようにまとわりついていたこの作品に対する思い入れから、やっと解放されたような気持ちになっています。

    と言いますのもこの作品は、昔々に、最初から最後まで夢で見たストーリーなのです。(それこそオープニングの山々の風景から、最後の悪魔の笑い声まで)
    起きた時はまるでアニメ映画を観たような感覚で、自分の深層心理はどうなっているんだと思いつつも、これは夢を夢のままにしておくのはもったいない、どうにか小説に落とし込めないだろうかと試行錯誤した結果でした。

    やさしい童話調の語り口で凄惨な物語を綴るというギャップは狙ったものです。
    想定する読者の対象年齢をはっきりさせていなかったため、漢字のひらきの不統一感、語彙の選び方のちぐはぐさは自覚はあったものの、修正の徹底さが足りておりませんでした。
    いただいた感想と本文を改めてすり合わせ、のちほど改めて修正したいと思います。

    あとご指摘の物語のテーマですが、個人的には「嫉妬に狂った女が悪魔に唆されて男を二度殺す」のが肝というかクライマックスだと思っておりました。
    と、ここまで書いて今思いましたが、もっと女の嫉妬を軸に人間怖い系ホラーとして書けていればまた違ったアプローチがあったのかなとも思います。
    バッドエンドファンタジーにしろ、ホラーにしろ、足りないものが多すぎて、書き直すとしたらまったく別の作品になると思いますが……。

    普段は長編もしくは中編を書くことのほうが多いので、次回梶野さんが企画を開催された際に参加できるかどうかは不明ですが、「これぞ小豆沢作品」という短編が書けた折には、またチャレンジさせていただきたいと思います。

    この度は本当にありがとうございました。

  • >小豆沢さん

    参加お疲れさまでした。

    エンタメ方向だったので、アドバイスは比較的しやすかったので助かりました。評価は辛口寄りですが、真面目に書いておられるのは感じられたので、可能な限り「自分なら」を考えてみたつもりです。

    >と言いますのもこの作品は、昔々に、最初から最後まで夢で見たストーリーなのです。(それこそオープニングの山々の風景から、最後の悪魔の笑い声まで)

    なるほど、そういう事情が。
    こないだもここのコメントで別の方からそんな話を聞きました。
    私は「自分も試したことがあるが、面白くなった試しがない」という返事をしたはずですが、その理由の一つはこれですね。

    なまじ夢を前提にしてるので、変更がしづらいという点です。
    大胆に変えてしまっては、夢を元にした意味がなくなってしまうので。まあ、気持ちはわかりますw

    「夢を元にした小説」というのは、いわば記念みたいなものですから、無理に直そうとせず、置いておくのもいいかもしれません。アイデアは完全新作でも生かせるでしょうし。

    >やさしい童話調の語り口で凄惨な物語を綴るというギャップは狙ったものです。

    あ、やはりそうだったんですね。
    狙いはとてもいいと思いますよ。徹底は大事ですが。

    >あとご指摘の物語のテーマですが、個人的には「嫉妬に狂った女が悪魔に唆されて男を二度殺す」のが肝というかクライマックスだと思っておりました。

    ううーん。それを聞いても、やはり弱いですね。まあ私の改善案も似たり寄ったりなので、大きいことは言えませんが。
    例えば人にこの作品を勧める時に、この肝で推せるかどうかです。正直、まだ難しいかと。お互いまだ練り込みが足りない気がします。

    >もっと女の嫉妬を軸に人間怖い系ホラーとして書けていればまた違ったアプローチがあったのかなとも思います。

    私もそっちに寄せる感じのアドバイスでした。
    そのためにも、女の設定や情報開示は重要になるかと。

    >バッドエンドファンタジーにしろ、ホラーにしろ、足りないものが多すぎて、書き直すとしたらまったく別の作品になると思いますが……。

    まあ無理に直さずとも、今回の経験を元に新作を書いてよいかと。その方が縛りなく設定から作りこめますし。反省から出発すれば、同じ失敗も繰り返さないはずです。

    >普段は長編もしくは中編を書くことのほうが多いので、次回梶野さんが企画を開催された際に参加できるかどうかは不明ですが、「これぞ小豆沢作品」という短編が書けた折には、またチャレンジさせていただきたいと思います。

    その気はなかったんですが、今回、「長編の導入一万字を見て欲しい」という参加が何件かありました。多少主旨とは違う者の、そういう形での参加も認める方向で行こうかと考えています。

    来年、また機会があれば是非。
    夢縛りのない小豆沢さんの作品を見てみたいので。

    こちらこそ、ありがとうございました。
  • 梶野様

    作品の読み込みとご感想をありがとうございます。
    お気に障る作品だったでしょうか?
    何にせよ最後に人の名前を間違えるのは大ポカですね。
    あまり読み込みなんてしてないのかな、という前提でお返事を。

    一話だけの短編にサブタイトルをつけろ、は噴飯ものですが、他もまあ首をひねる箇所がいくつか。
    くどい、冗長などの指摘が多かったようですが、これは全体を通して読んでそのうえで修正すべきと指摘されたのでしょうか。
    ご指摘通りに修正すると全体の雰囲気が変わることを考慮に入れられたでしょうか。
    一人称の語り手の個を意識して指摘しろというのは求めすぎですし、そこまでは言いませんが。

    それと、何か作品に触れられる際に想像力を使われていますか?

    >ふうむ。
    そういう楽しみがあるのは一定理解しますが、それを特別に思う理由はまるでわかりません。「どうでもいい話」なら誰とでもできるんでは?

    上記箇所などは顕著で、「どうでもいい話」が相手によって価値を変えているのかもしれない、と思うことはできないでしょうか。
    それは押し付け、とおっしゃるかもしれませんね。
    そうかもしれませんし、梶野様が読み方を固定していると言えるかもしれません。
    あと「お姉さん」に異常性を求めておられるようですが、その理由もわかりません。ただの会話でなんとなく惹かれるってこと、ありませんか?
    そして異常性を隠している異常者ってまったく想像がつかないほどいないですかね?

    >最近のテレビ、むしろ何にもならない話ばっかですけどねw

    学校での友達との漫画についての話を承けてますよね?
    こういう変なツッコミもいくつかありましたが、とりあえず無視で。

    雰囲気小説の蔑称は蔑称でいただいて構わないのですが、その根拠はあやしいかなという風に受け取っています。
    三回読んでも何も伝わらないよ、とおっしゃられても、受け取ろうとしていないじゃないですか。
    想像力を使わず、冗長だと指摘ばかりしていらっしゃる。

    >私は別に雰囲気小説を否定しません。そういうプロ作品も多いですし、極まれば純文学と呼べるものでしょうから。

    閉口ですよこれ。蔑称って言ったあとに否定しないはおかしい。それと純文学をそこに置かないほうがいい。失礼です。

    いただいたご感想を読んでいると、おそらく起承転結が黄金律として頭の中にあるんだろうと思います。
    ワンカットを切り取ったものを作品とは呼ばない、オチがつかなきゃダメだ、と。
    そこについては私にはもう何も言えません。

    最後に、人のタグについては触れないほうがいいかと。
    ご自分の感性を信頼しすぎのきらいがあります。

    言われてみて「ああ、そうかも」と思う部分は多々ありましたし、参考になりました。
    ありがとうございました。もらった言葉は財産になるので、次に活かしていきたいです。
  • >箱女さん


    >作品の読み込みとご感想をありがとうございます。
    >お気に障る作品だったでしょうか?

    参加お疲れさまでした。
    気に障ったかと言われましたら、まったくとお答えします。
    本当に気に障っていたら、二日もかけて読み込んだりしません。

    >何にせよ最後に人の名前を間違えるのは大ポカですね。
    >あまり読み込みなんてしてないのかな、という前提でお返事を。

    これは失礼しました私の大ポカです。
    近況ノートは編集できませんが、雑話の方は大至急訂正しておきます。
    ご迷惑おかけしました。

    >一話だけの短編にサブタイトルをつけろ、は噴飯ものですが、他もまあ首をひねる箇所がいくつか。

    短編で「第一話」という方が、私は噴飯ものだと思いますが。
    これはデフォルト設定のままなので、「放棄はいただけない」と指摘しました。

    私の思い込みだといけないので、短編企画を探して、一話完結の作品がサブタイトル(一話目の)をどうつけてるのか、50作品ばかり調べてみました。

    圧倒的多数は、「タイトルと同じサブタイトル」「タイトルにルビつき」ですね。
    その次が「凝ったサブタイトル」で、「第一話」そのままはごく少数でした。
    でもまあ、思ったより「凝ったサブタイトル」派も少なかったですね。意外ですw

    私は自身が短編を多く書くこともあって、読むのも短編率が高いんですが、フォロワーの方は「凝ったサブタイトル」派が主流なんですよ。
    エンタメ派としては、やはり一工夫あるとそれだけで感心したり、楽しくなれるので。
    それを見て勉強したり、真似させてもらった経験から、感想では「サブタイトルにも工夫を」と言っています。
    まあ多数派ではなさそうですが、私的にはそういう流儀ということで。

    別にこれ以上言う気はありませんが、せめて「タイトルと同じ」にされては、とは思います。

    >くどい、冗長などの指摘が多かったようですが、これは全体を通して読んでそのうえで修正すべきと指摘されたのでしょうか。
    >ご指摘通りに修正すると全体の雰囲気が変わることを考慮に入れられたでしょうか。
    >一人称の語り手の個を意識して指摘しろというのは求めすぎですし、そこまでは言いませんが。

    まず、先にお断りしておきますが、私は「アドバイスを元に書き直せ」と求めたことはありません。
    あくまで「私ならこう書く」という話で、それを受けるも無視するも別の案を考えるも作者さんの決めることです。
    言うまでもなく、作品の最終責任者は作者ですから。
    気に入らなければスルーされればいいですし、私もそれ以上を望みません。

    その上で、もう一度質問にお答えしましょう。

    >くどい、冗長などの指摘が多かったようですが、これは全体を通して読んでそのうえで修正すべきと指摘されたのでしょうか。

    その通りです。


    >ご指摘通りに修正すると全体の雰囲気が変わることを考慮に入れられたでしょうか。

    冗長な部分、くどい部分の訂正だけなら、雰囲気はさして変わらないはずです。
    雰囲気と読みやすさを計りにかけるなら、私は後者を選ぶという話です。
    というか、両立が絶対不可能とはまるで思いません。なので、
    「このセンスをキープした上で、冗長さをなくすようにしてみてください。」
    と、「文章について」で書いた次第です。

    >一人称の語り手の個を意識して指摘しろというのは求めすぎですし、そこまでは言いませんが。

    これはキャラの個性なので、読みづらくても我慢すべき。
    ……とおっしゃられるなら、見解の相違というものですね。
    もちろん私もキャラの個性は大事に考えますが、それを免罪符にはしないと思います。

    >それと、何か作品に触れられる際に想像力を使われていますか?

    まあそうカリカリしないで。
    熱いお茶でも飲んで、落ち着いてください。
    私は箱女さんの敵でもアンチでもありません。
    今回の企画で初めて知り合ったレベルの、ただの感想書きです。

    その上で、そんな台詞を仮にも読者に言うのは失礼だと思いませんか?
    少なくとも私は、長いおっさん人生で使ったことがないです。
    「よくわからない」と言われたら徹底して理由を聞き、改善するのが正しい姿勢だと思っています。

    私が「わからない」と思った理由は、できるだけ「読みながら感想」に書かせていただきました。
    その上で「なんでこれがわからないの?」という質問なら、わからない理由をお答えしますよ。
    作者と読者で、ボタンの掛け違いが起こってることも、単に私が間抜けだという可能性もありますからね。

    >>ふうむ。
    >>そういう楽しみがあるのは一定理解しますが、それを特別に思う理由はまるでわかりません。「どうでもいい話」なら誰とでもできるんでは?
    >上記箇所などは顕著で、「どうでもいい話」が相手によって価値を変えているのかもしれない、と思うことはできないでしょうか。
    >それは押し付け、とおっしゃるかもしれませんね。
    >そうかもしれませんし、梶野様が読み方を固定していると言えるかもしれません。

    「相手によって価値を変えている」と読者に読ませたいなら、それを示唆するべきです。

    例えば学校の会話シーン。二人は適切な距離感で仲が良かったですが、話の内容は他愛ない「どうでもいいこと」ですよね。
    二人の関係が良好なのは主人公が語っていますので、「別にお姉さんじゃなくても、こちらでもいいんじゃ?」と思ったわけです。
    お姉さんの魅力というか主人公が惹かれたのは主にホラ話の方で、「どうでもいいこと」に限ってなら、お姉さん限定である必要はなかろうと。
    ここが「ホラ話」の件なら、特別に思うのはわかりますよ。唯一無二の個性ですから。

    >あと「お姉さん」に異常性を求めておられるようですが、その理由もわかりません。ただの会話でなんとなく惹かれるってこと、ありませんか?
    >そして異常性を隠している異常者ってまったく想像がつかないほどいないですかね?

    お姉さんは、知り合って一月経ってない、名前も知らない主人公にホラ話を続けてるんですよね?
    (出会いの場面がないのでそれこそ想像ですが、偶然、路地を通りがかって知り合ったとかではないかと思います。)

    こんな人は普通はいないので、異常なのは間違いないと思います。
    異常という言い方が感じ悪ければ、特殊と言ってもいいですが。
    この時点で「ただの会話」ではないでしょう。いや別に主人公が惹かれるのは否定しませんが。(面白いし)

    そも、何故にお姉さんがホラ話をするようになったのか、それがまず謎です。
    毎回酔っぱらってて、とかなら理解しやすいですが、そうでもない。
    そもそも主人公の前だけで特殊なのか、日常的にそうかすらわからない。

    なので想像するに、普段から陽気にふわふわ生きてるのかなーと。
    もしそうなら、「女性が夜中に通い詰めるのはよくない」「雨の中立たせては風邪を引く」という一般常識にも、彼女なりの特殊な見解が見られるのでは?と思ったわけです。
    つまりお姉さんらしい面白いやり取りが見たかった。そこが普通だったので「意外」だと書いたわけです。

    異常性を隠すも何も、二人は異常性で繋がってる仲でしょう。
    隠す必要が一番ない相手だと思うんですが、違いますかね?
    それとも、「お姉さんは主人公を狙っていて、異常性を隠した上で部屋に誘った」と読めと?
    ……まあ、そう読めなくもないですが、あんまり読みたくないw

    >>最近のテレビ、むしろ何にもならない話ばっかですけどねw
    >学校での友達との漫画についての話を承けてますよね?
    >こういう変なツッコミもいくつかありましたが、とりあえず無視で。

    >「ビタミン、昨日あれ観た? あの、マンガ特集やってたやつ」
    >「見てないけど、何時ごろの?」
    >「11時過ぎ」
    >「あー、その時間はラジオだわ」
    >「いまどきラジオて。意外とコアなところあるよねー」
    >もちろん嘘。たしか私はそのころ出かける準備をしていたはずだ。いまの流行りやためになるものを教えてくれるテレビよりも、お姉さんとの何にもならない話を私は優先したい。

    ここを受けての感想ですよね。
    「マンガ特集」って、テレビ番組ですよね?
    「いまの流行りやためになるものを教えてくれるテレビよりも」って、テレビの話ですよね?
    漫画の話なんかしてないし、主人公の思考もテレビについてだと思いますが、違いましたか?

    別に無視していただかなくても大丈夫ですよ。
    おかしいと思った個所を言っていただければ逐一説明しますし、間違いなら謝罪と訂正もしますから。
    感情的でなければ、いくらでもおつきあいします。

    >雰囲気小説の蔑称は蔑称でいただいて構わないのですが、その根拠はあやしいかなという風に受け取っています。

    ここについては、蔑称はちょっと言い過ぎたというか、そのつもりはなかったので謝罪します。
    「雰囲気ゲー」という言葉は蔑称ですが、「雰囲気小説」にはそこまでの意図はありませんでした。
    混同させてしまうような書き方をして申し訳ありません。

    私が雰囲気小説に否定的なのは事実ですが、それは個人の好みの話。
    この後で書きますが、私以外でそういう小説が好きな人間も、プロ作品もあるのはわかっているので、「受け付けない理由」は説明できますが、それ以上は書き手の自由だと思っています。
    (なので最後に「作風を選ぶかは箱女さん次第」と書いたわけで)

    正直な感想を書く企画なので本音を書きましたが、それこそ「趣味の違い」で済む話だと思いますね。

    >三回読んでも何も伝わらないよ、とおっしゃられても、受け取ろうとしていないじゃないですか。
    >想像力を使わず、冗長だと指摘ばかりしていらっしゃる。

    私が想像力をフルに使っていたとは、想像してもらえないんです?
    なんなら同じ設定で別の作品を書けるくらいには想像してましたけど。

    >>私は別に雰囲気小説を否定しません。そういうプロ作品も多いですし、極まれば純文学と呼べるものでしょうから。
    >閉口ですよこれ。蔑称って言ったあとに否定しないはおかしい。それと純文学をそこに置かないほうがいい。失礼です。

    蔑称については前言通りの意図です。
    ここの「否定しない」は、「自分以外でこれが好きだという人間もいるので、存在や価値まで否定はしない」です。
    プロ作品に言及したのも、凄いレベルならアリという話もその流れで書いています。
    私自身は書かないし、評価もしませんけどね。

    純文学については、そうですね。
    私も門外漢ですし、知ったような口を叩いたかもしれません。寛恕ください。

    >いただいたご感想を読んでいると、おそらく起承転結が黄金律として頭の中にあるんだろうと思います。
    >ワンカットを切り取ったものを作品とは呼ばない、オチがつかなきゃダメだ、と。
    >そこについては私にはもう何も言えません。

    別に黄金律とは思っていませんよ。

    >短編が原則として起承転結を含む完成品なのに対し

    「原則として」って書いておきました。
    もちろん色々な手法があると思っていますし、起承転結はわかりやすい例です。

    構成を問わず、結局のところ大事なのは読後の満足感ではないかと私は思います。
    連載漫画の第一話とか、名作どころはやはり単品としての満足度が高い上で、先を読ませる手法を取っています。
    例えば、この作品が二千字以下で、鮮烈にワンシーンを切り取っていたなら私も評価してたと思います。
    5000字弱超えでワンシーンを切り取ったと言われても、やはり冗長だという感想に変わりはありません。

    まあ、これ以上は見解の相違と言うことでよいと思います。

    >最後に、人のタグについては触れないほうがいいかと。
    >ご自分の感性を信頼しすぎのきらいがあります。

    正直、よくわからないご指摘です。
    逆に私がタグについて指摘されても、作品の一部の指摘として不愉快には思いませんが。
    読者に提示している情報ですから、感想に含まれるのは当然だと考えます。
    その理屈では、ジャンル設定なども突っ込めないという話になりませんかね?

    自分の感性については、ひとまず信頼しておかないと感想なんて書けませんのでw
    論理的な反論があり、納得できるものなら大いに反省しますけどね。

    >言われてみて「ああ、そうかも」と思う部分は多々ありましたし、参考になりました。
    >ありがとうございました。もらった言葉は財産になるので、次に活かしていきたいです。

    こちらこそ、久しぶりに本音の反論をいただき、興味深かったです。
    他にも何かあれば、遠慮なく続きをどうぞ。
    多少、反応は遅れるかもしれませんが、真摯にお答えさせていただきます。
  • 梶野様

    ご返事ありがとうございます。
    どちらかといえばこのままだと消化不良だ、というふうに読めましたので、また失礼しようかと。

    >冗長な部分、くどい部分の訂正だけなら、雰囲気はさして変わらないはずです。
    >雰囲気と読みやすさを計りにかけるなら、私は後者を選ぶという話です。
    >というか、両立が絶対不可能とはまるで思いません。

    別に言うとおり手直ししなくてもよい、を受けて。
    両立ができるという点には大いに同意です。そこは頑張るべき部分でしょう。
    そのうえで、個々人の表現には違いがあって当然だと思っています。これは登場人物の、という意味合いです。
    梶野様の提案だといずれ登場人物の言葉の表現が画一化されていきます。そしてそれは肉付けされたキャラでなく、作者本人の言葉にしかなりえません。読みやすさばかりが優先されるとそうなるでしょう。
    もちろん「自分で塩梅を考えろ、バランスを取れと言った」と主張されるでしょうし、そうお返事から読めました。
    個性と読みやすさを天秤に載せて、現時点でそんなに読みにくいかと思います。
    もっと読みやすくしろ、と言われても、じゃあ梶野様の言う味付けのポイントのひとつである表現は捨て置かれるのでしょうか。
    以上の意味で言葉に手を加えたら雰囲気変わりませんか?
    仮に梶野様が拙作を雰囲気作品だと思い、それを否定していないのなら、その雰囲気って丁重に扱うんじゃないでしょうか。
    「さして」変わらない「はず」です。
    さすがに自分の作品ですから慎重に扱いますよ。

    読みづらさは我慢しろ、免罪符にするなという言い方は論点をずらしてます。
    悪意のある言い方じゃないですか。
    私はこの書き方でいいと思うのですが変でしょうか?
    →自分はキャラの個性を免罪符にはしません。
    問答になってませんよね。
    その言葉をお使いになるならそれこそもっと読み込むべきでは?
    キャラ造形を読み取ったうえで「~だからこういった言い方もできるのでは?」という提案なら納得ですが。
    だって梶野様は読み込んで提案をするスタイルを取られているのですから。ここまで言うのなら「無視して構いません」のスタンスを取られるおつもりはありませんよね?

    >>それと、何か作品に触れられる際に想像力を使われていますか?
    >まあそうカリカリしないで。

    読者にも言いますか、と続きますが、ふつうは言いませんよ。
    読み込む、ってお題目に謳っているからです。
    他人の人生はよく知りませんが、大きく出た相手に対しては厳しい目を持つのは当然ではないでしょうか。

    >「相手によって価値を変えている」と読者に読ませたいなら、それを示唆するべきです。

    特別なロケーションに出向くことと、日常的な学校とそれぞれの対応で示唆と取れませんか?
    「話」の内容に重点を置いていないこともそれでわかる。どうでもいい話しかしていないんですから。

    「お姉さん」についてですが、背景を描写したら蛇足です。
    なぜ、どうして、に類する未知をそのまま置いておくことに意味がある。
    書けば深みが出るとおっしゃるかもしれませんが、それはあなたの言う雰囲気小説ではなくなるでしょう。
    異常性をずっとあけっぴろげにしてるのも変な話で、そんな人物書けませんよ。ふつうの会話で主人公は惹かれてるんですから。

    >……まあ、そう読めなくもないですが、あんまり読みたくないw

    知らねえよwwww
    自分が読みたいように読んでるだけじゃないですか。
    読者の黄金権ですが、読み込みという立派なお題目がまた嘘に。
    読みたくないほうに読めるということは誘導はすくなくとも失敗してはいませんよね?

    テレビ~ですが、「学校でテレビのマンガ特集」ですよね?
    いまの流行って属しませんか?
    もちろん内容はテレビですし、対比はお姉さんとの会話。
    意味がわからないと言ってまで突っ込む箇所ですか?

    >私が想像力をフルに使っていたとは、想像してもらえないんです?
    >なんなら同じ設定で別の作品を書けるくらいには想像してましたけど。

    後段はどうでもいいですが、前段は無理です。
    >……まあ、そう読めなくもないですが、あんまり読みたくないw
    こんなこと言ってる人が想像力をフルに使っているとは思えない。
    それと作品に触れる際の想像力と、作品を作る際の想像力を同一視しているのも、趣味作家とはいえそれはないだろうと思います。

    >>短編が原則として起承転結を含む完成品なのに対し
    >構成を問わず、結局のところ大事なのは読後の満足感ではないかと私は思います。

    一貫してくださいよ。ほんの少ししか行が進んでないじゃないですか。
    起承転結がなってないから良くないよ、とおっしゃるなら、そうかもね、と頷くことができます。
    結局読後の満足感なら何も「わかりやすい例」を出す必要がありません。
    ここは私に何かを言いたいがために言葉をひねり出したように見えてしまいます。
    それと5,000字弱超とかいう意味不明な言葉を使わないでください。
    「弱」はその数字に届きません。「超」は超えます。こんな企画やるくらいならせめて言葉くらいきちんと使ってくださいよ。

    >正直、よくわからないご指摘です。
    >逆に私がタグについて指摘されても、作品の一部として不愉快には思いませんが。
    >読者に提示している情報ですから、感想に含まれるのは当然だと考えます。
    >その理屈では、ジャンル設定なども突っ込めないという話になりませんかね?

    感想に含まれるのは当然だと私も思います。
    しかし「自分が違うと思うから変えるべき」は読者の領分を逸脱してはいませんか?
    別にジャンル設定に突っ込むことありませんよね?
    作家がこうです、と出したのだから、まずはそう受け取る。
    違うなあ、と思うなら思っていればいい。
    それでじゅうぶんだと思うのですが。

    あなたの感性への行き過ぎた信頼は上記部分にかかります。
    感想は感性のままに持ってもらえればそれでかまいません。そういうものです。
    無視して構わない>タグを変えるべき。また矛盾。
    百合も皆無というなら別に構いません。
    感じ取った方もいらっしゃるので、それもまた感想です。

    また長くなりました。
    大変失礼しました。
    いろいろ書きましたが、とくにあなたのことが嫌いというわけではありません。
    一回自分で使って、「w」をつけるのはやめたほうがいいなと思いましたが。

  • >箱女さん

    >ご返事ありがとうございます。
    >どちらかといえばこのままだと消化不良だ、というふうに読めましたので、また失礼しようかと。

    どうぞどうぞ。
    建設的なやり取りなら、喜んでおつきあいしますよ。

    >別に言うとおり手直ししなくてもよい、を受けて。

    はい。前提はそのつもりです。

    >両立ができるという点には大いに同意です。そこは頑張るべき部分でしょう。

    そうですよね。

    >そのうえで、個々人の表現には違いがあって当然だと思っています。これは登場人物の、という意味合いです。

    同感です。

    >個性と読みやすさを天秤に載せて、現時点でそんなに読みにくいかと思います。

    念のため言っておきますが、私が「冗長」「わからない」と読みながら感想で言っているのは、指摘した個別箇所の部分です。
    それがあちこちに見られたので「全体的に冗長」「凝りすぎてわからない」という風に評しましたが、それ以外の部分は問題視していませんし、何なら褒めてもいます。

    その上で、私が指摘した箇所についてははっきりと読みづらいと思いました。
    作家には個性があり、それは尊重すべきものですから、細かな癖などは流しています。
    個性の差はあれど「読ませる」のが上手い人だと私は認識していて、それを差し引いてなお引っ掛かった部分です。
    どちらでもいいかな、と思った個所はその程度にしか言わないか、スルーしています。

    ただそれはもちろん、あらかじめお伝えしたように「私ならこう書く」上での話です。
    箱女さんが「読みにくいとは思わない」と思われるなら、私は「作者がそう言うなら仕方がない」というしか。
    そこで議論は終了です。私は対象読者に入っていないと判断します。

    >もっと読みやすくしろ、と言われても、じゃあ梶野様の言う味付けのポイントのひとつである表現は捨て置かれるのでしょうか。
    >以上の意味で言葉に手を加えたら雰囲気変わりませんか?
    >仮に梶野様が拙作を雰囲気作品だと思い、それを否定していないのなら、その雰囲気って丁重に扱うんじゃないでしょうか。
    >「さして」変わらない「はず」です。
    >さすがに自分の作品ですから慎重に扱いますよ。

    現時点での作品の雰囲気がベストだと考えておられるなら、手を加える必要はないかと。
    私は違うと思ったので、私なら手を加えるだろう箇所を指摘したまでです。
    もちろん、私の意見をスルーされるのも自由です。

    >読みづらさは我慢しろ、免罪符にするなという言い方は論点をずらしてます。
    >悪意のある言い方じゃないですか。
    >私はこの書き方でいいと思うのですが変でしょうか?

    「この書き方」の具体的な内容を知りたいところです。
    「私ならこう書く」とやった箇所で言うなら、変だと思ったのは間違いないですね。
    ただこれも、作者が「私は変だと思わない」とおっしゃるなら、話はそこまでです。


    >その言葉をお使いになるならそれこそもっと読み込むべきでは?
    >キャラ造形を読み取ったうえで「~だからこういった言い方もできるのでは?」という提案なら納得ですが。

    なるほど。
    ですが、それは作者の方が反論に沿えて提示すべき話でしょう。
    例えば私は何度か、「私ならこう書く」と前置きして例文を書いていますが、それに対して、
    「このキャラはこういう造形で、それはこの箇所を読めば読み取れるはずだ。
     だから梶野の指摘は間違っているし、認めない」と。

    と細かく反論していただけるなら、改めて考えてみましょう。
    もしも、わかりづらい言い回しや同じ内容の繰り返しが譲れない個性だとおっしゃるなら、そこまでお手数おかけしません。
    「見解の相違」ということで、これ以上何も言いませんので。

    >だって梶野様は読み込んで提案をするスタイルを取られているのですから。ここまで言うのなら「無視して構いません」のスタンスを取られるおつもりはありませんよね?

    読み込んで提案をして、その上で「無視して構いません」だと前置きしたはずです。
    それこそ、企画のリンクに貼った「感想の書き方」にも。

    >読者にも言いますか、と続きますが、ふつうは言いませんよ。
    >読み込む、ってお題目に謳っているからです。
    >他人の人生はよく知りませんが、大きく出た相手に対しては厳しい目を持つのは当然ではないでしょうか。

    少なくとも三度は読んでいるので、「読み込む」を反故にはしていませんね。
    それに「想像力を使っていない」は読み込みと関係ない誹謗です。
    私が想像力を働かせていない証拠でもあるなら別ですけど。

    全ての読者がこの作品を読んで想像力を使い、文章に現れない内容を理解して評価しているなら、私が間違っていると言えるでしょう。
    ですが、おそらくはそうでないと思いますし、もしそうであっても、結局は私の主観でしか感想は書けません。

    >>「相手によって価値を変えている」と読者に読ませたいなら、それを示唆するべきです。
    >特別なロケーションに出向くことと、日常的な学校とそれぞれの対応で示唆と取れませんか?
    >「話」の内容に重点を置いていないこともそれでわかる。どうでもいい話しかしていないんですから。

    私はお姉さんの魅力については、「ホラ話」にウェイトがあると読んでいました。
    二人のやりとり、台詞として描かれているのもホラ話が大部分です。
    「どうでもいい話」はバスケのくだりくらいですが、ごく短いですし、後半の学芸員の話と比べても力の入り具合が違うので。

    私は「ホラ話」と「どうでもいい話」は分けて話をしています。
    以下、読みながら感想の引用ですが。

    >>お姉さんは悪い意味で話を聞かせるのが上手かった。嘘を嘘と思わせずに話を進めることができたし、いたずらに話を大きくしては途中でやめたりした。
    >ここら辺の魅力はわかるんですが、「どうでもいい話」と「ほら話」は全然違うジャンルだと思います。
    >なので、受け答えが普通なのを不思議に思ったわけです。

    この後、魅力を「ホラ話」にしぼった方がいいのでは?とも書いています。
    例に挙げたお姉さんの魅力を語る部分でも、ほぼ「ホラ話の上手さ」ですよね。
    「どうでもいい話」についてじゃないですよね、これ?

    ですので私は、「主人公は主としてお姉さんのホラ話を聞きたくて路地に通っている。」と解釈しました。
    それこそ想像ですが、「どうでもいい話」は副菜程度なのだろうと。
    そして「どうでもいい話」に限れば、学校でそういうシーンがあるし、関係も良好なのだから、
    お姉さんを特別視する理由にはなりにくいだろう、と思ったわけです。
    お姉さんが特別なのは、他にないホラ話の上手さでしょうから。

    もちろん、路地裏の会話という非日常が、魅力に繋がっているのはわかりますよ。
    もし「ホラ話」という要素がなければ、路地も学校も「どうでもいい話」で同じなので、示唆として読めると思います。
    「同じような話をしても、路地ですると特別」という気持ちは共感できますからね。
    ですが、お姉さんの紹介はホラ話でスタートして、雨の夜もホラ話です。
    こちらが主題だと読者が考えるのは、わりと当然だと思うんですが、いかがでしょう?

    >「お姉さん」についてですが、背景を描写したら蛇足です。
    >なぜ、どうして、に類する未知をそのまま置いておくことに意味がある。
    >書けば深みが出るとおっしゃるかもしれませんが、それはあなたの言う雰囲気小説ではなくなるでしょう。

    そこについてはある程度同意します。
    全て書いてしまったら、それこそ深みは損なわれるでしょうし。
    私ならですが、
    「嘘とも本当とも取れる発言をお姉さんにさせつことでその背景を仄かに感じさせ、信じるも信じないも後は読者の想像に任せる」
    くらいの形を選ぶと思います。

    >異常性をずっとあけっぴろげにしてるのも変な話で、そんな人物書けませんよ。ふつうの会話で主人公は惹かれてるんですから。

    えっ?
    ふつうの会話で主人公が惹かれてる、なんて話はどこにもなかったと思いますが。
    逆に「普通でないところに惹かれてる」描写はありましたけど。

    言われたので想像力を働かせますが、お姉さんの人格については2パターンくらい考えていました。
    一つは普段はいたって普通で、仕事や社会生活もそつなくこなしているが、ロケーションの妙に当てられ、主人公と話す時はつい荒唐無稽な話をしてしまう。
    ……うーん、我ながらちょっと無理がある想像ですね。酔ってるとか理由付けが欲しい。
    でもこっちなら、ホラ話以外は普通という行動も筋が通ります。

    もう一つは、普段から独特の感性がある芸術肌で、現実より夢の中で生きてる感じ。
    会社勤めが満足にこなせないレベルだが、同居人の稼ぎなり芸術的な仕事で生活している。
    物の見方が個性的で、稀有壮大な話になりがち。主人公とは波長が合う。

    こっちのが「らしい」と勝手に想像しますが、そうだと普通の受け答えが怪しくなってしまう。

    まあ私の「想像」だとこんな感じですね。


    >知らねえよwwww

    まあここは半分冗談だったので、笑われるのは本望ですが。

    >自分が読みたいように読んでるだけじゃないですか。
    >読者の黄金権ですが、読み込みという立派なお題目がまた嘘に。

    つまり私が読み込めておらず、「お姉さんが主人公を騙している」示唆を見落としてるということでしょうか?
    もしそうなら謝りますので、その箇所をご提示いただければ。

    >読みたくないほうに読めるということは誘導はすくなくとも失敗してはいませんよね?

    「お姉さんは主人公を狙っていて、異常性を隠した上で部屋に誘った」
    私のこの想像は「異常性」を受けてのものなので、誘導は関係ないと思います。

    「お姉さんが主人公に好意があり、距離を詰めたくて部屋に上げた」
    くらいは私も読めますし、そのつもりで感想も書いていました。

    >「お姉さんは主人公を狙っていて、異常性を隠した上で部屋に誘った」
    に対して、「あんまり読みたくない」と書いたのは、「異常性を隠す」という部分ですね。
    そこに計算ずくが感じられて、二人の関係性が汚れたように感じられたので。
    「いつものお姉さんが誘い、主人公が受けた」という話なら問題を感じません。

    以上から、誘導が成功してるかどうかはご判断ください。

    >テレビ~ですが、「学校でテレビのマンガ特集」ですよね?
    >いまの流行って属しませんか?
    >もちろん内容はテレビですし、対比はお姉さんとの会話。
    >意味がわからないと言ってまで突っ込む箇所ですか?

    箱女さん「漫画についての話のはず。変な突っ込み」
    梶野  「いや、テレビ番組の会話の場面だし、テレビについて話してる」
    箱女さん「もちろん内容はテレビ。意味がわからないと突っ込む箇所か?」

    話が破綻してると思いません?
    あと、私はここで「意味がわからない」と言った覚えはありません。
    調べた限り見当たらないので、ご自身でソースを提示してください。

    >>私が想像力をフルに使っていたとは、想像してもらえないんです?
    >>なんなら同じ設定で別の作品を書けるくらいには想像してましたけど。
    >後段はどうでもいいですが、前段は無理です。

    なるほど。
    どうやら相互理解は無理そうですね。

    >>……まあ、そう読めなくもないですが、あんまり読みたくないw
    >こんなこと言ってる人が想像力をフルに使っているとは思えない。
    >それと作品に触れる際の想像力と、作品を作る際の想像力を同一視しているのも、趣味作家とはいえそれはないだろうと思います。

    解釈はご自由にどうぞ。
    私はやりませんが、二次創作作家とかは作品を読みながらの想像が創作の源泉だと思いますよ。
    読み込んだ上での解釈とか。


    >一貫してくださいよ。ほんの少ししか行が進んでないじゃないですか。
    >起承転結がなってないから良くないよ、とおっしゃるなら、そうかもね、と頷くことができます。
    >結局読後の満足感なら何も「わかりやすい例」を出す必要がありません。
    >ここは私に何かを言いたいがために言葉をひねり出したように見えてしまいます。

    「原則として」と「構成を問わず」は矛盾しないと思いますが。
    「原則として起承転結がいいが、構成を問わず満足度が最重要」。何か問題が?

    >それと5,000字弱超とかいう意味不明な言葉を使わないでください。
    >「弱」はその数字に届きません。「超」は超えます。こんな企画やるくらいならせめて言葉くらいきちんと使ってくださいよ。

    ああ、ここは消し忘れですね。ご指摘に感謝します。直しておきます。
    誤字脱字でここまで居丈高になれるのも凄いですね。お茶飲みました?

    >感想に含まれるのは当然だと私も思います。
    >しかし「自分が違うと思うから変えるべき」は読者の領分を逸脱してはいませんか?
    >別にジャンル設定に突っ込むことありませんよね?
    >作家がこうです、と出したのだから、まずはそう受け取る。
    >違うなあ、と思うなら思っていればいい。
    >それでじゅうぶんだと思うのですが。

    タグでも感想でも、スタンスは同じです。
    「私は違うと思う」から言いますし、作者が譲らないなら、それで諦めます。
    「私ならタグを変える」という話で、作者は私ではありませんから。

    「違うなあ、と思うなら思っていればいい。それで十分」なら、正直な感想を求める必要はないでしょう。


    >あなたの感性への行き過ぎた信頼は上記部分にかかります。
    >感想は感性のままに持ってもらえればそれでかまいません。そういうものです。
    >無視して構わない>タグを変えるべき。また矛盾。
    >百合も皆無というなら別に構いません。
    >感じ取った方もいらっしゃるので、それもまた感想です。

    はい。これ以上は平行線のようですね。

    >また長くなりました。
    >大変失礼しました。
    >いろいろ書きましたが、とくにあなたのことが嫌いというわけではありません。
    >一回自分で使って、「w」をつけるのはやめたほうがいいなと思いましたが。

    「w」はチャット時代からの習慣でして。
    私的には微笑程度の意味合いで使っていますが、よく思われないケースもあるのは知っています。
    流石に草を複数生やしたことはありませんが。
    確かに、少なくとも感想では控えるべきかもしれませんね。ご忠告に感謝します。


    長時間のやりとり、お疲れさまでした。
  • お返事ありがとうございます。

    平行線、見解の相違と嫌われてしまったようですので、ご挨拶に。
    お世話になりました。
    いただきましたお言葉、参考にさせていただきます。
    私が変な嘘をつかないことはおわかりでしょうし、重ねません。

    想像力のくだりで二次創作作家の方の話を出されたの、笑えました。
    自分はしない、と予防線を張っておいて違う畑の話を出すのはなかなかできない芸当だと思います。
  • 梶野さん

    改めまして、ご感想ありがとうございました
    疑問点などを含めた感想に対する返信を考えるなかで、曖昧だった設定が詰まっていって、実に助けとなりました
    その過程が案外、長引いてしまったことはご容赦ください

    それでは、本編の中からご感想をいくつか拾わせていただきます


    ◇植民地政策の功罪

    NHKの教育テレビにて以前、マイケル・サンデルの白熱教室が東京大学かどこかで開かれたさいの特番を見たのですが、
    ある男子学生が、朝鮮に対する日本の植民地政策は、インフラを整えて生活水準を向上させたのだから、韓国は被害者ムーブばっかりしていないで少しは感謝してほしいと発言していて、おおぅと思ったものです
    当時の私はまだ中学生くらい? 帝国主義の概念すら知らないころでしたが、強烈な上から目線をよく記憶しています

    世界の発展を直線的に考えると、農耕中心社会では遅れていて、商業→工業(→21世紀ならIT)と上の階層に来れば来るほど、正しい進化を遂げた社会という見方ができます
    このような階層的なモノの見方は、当時のパブリック・スクールの教育観にも見られ、
    人格の完成は「善」を目指す道徳的判断の積み重ねに基づき、それは教育によって正しく導かれるという人格主義教育がありました
    道徳的判断という個人の精神に、人格完成の要があると考えられているので、ある意味では徹底した平等論が見受けられます(平等だけど公平ではない)

    植民地支配、人格主義的教育、いずれにしてもその危うさは、支配者(教育者)側に絶対的な善と方向性の決定権とがあること、被支配者(被教育者)との間に権力勾配が出来てしまうことなどが挙げられるでしょうか

    本作に関連付けてまとめるならば、
    「善意の押し付けよくない、互いの価値観を尊重すべし」
    ですかね
    多様性って大事なんですよ、ロビンくん


    ◇インディアについて

    さて、今回も恒例、原語の発音をどのように音訳するか問題です 笑

    インディアンと書くと、どうしてもネイティブ・アメリカンのイメージが先行してしまいますし、そも、インドをインディアと書くこと自体が異端ですからねぇ

    ただ、「インド」って書くと、どうしても、
    カレー、象さん、踊ろう! ジャワワワーン!!!
    みたいな賑やかしいイメージがあるじゃないですか(偏見)

    この物語としては、多雨、うだるような暑い夏、延々と続く茶畑と貧しい茶摘みたち……という少し陰鬱さも含めたイメージでアッサムを思い描いてほしくて

    なので、インディアはインディアのまま残して、インディアンはインディア人としましょうかね
    やはり「インディアン」の持つイメージ力は強すぎるようですので

    なお、「インディア個人」は完全に表記ミスなので、ありがたく訂正させていただきます


    ◇ 一瞬、悲しみの情動を認めた。

    「その口振りがやたら修辞的なところも癪に触る」とサミュエルに書かせるためにも、多少の詩的文体は残しておきます
    代わりに、サミュエルの手紙をもう少し口語に寄せる余地はないか考えてみます
    読み返すとわりと、サミュエルもいい勝負な文体で倍の長さもある手紙を書き綴っているので

    ちなみに、ロビンの手紙冒頭にある「Be patient till the last.」とは、シェイクスピアによる『ジュリアス・シーザー』にて、恩師カエサルを暗殺した直後のブルータスが民衆の前に立ち、自身の弁明を聞きたまえ、それから私を裁きたまえと述べる冒頭の台詞です
    本当、こういうところですよね 笑

    独特な言葉遣いは、梶野さんご指摘のとおりですが、このやたらインテリジェンスで妙に詩的な文面は、大正から昭和初期の文豪、倉田百三の『愛と認識との出発』のうち、彼の友人である三之助くんからの手紙をまとめた章、「憧憬 ――三之助の手紙――」を参考にしています

    https://www.aozora.gr.jp/cards/000256/files/2590_20695.html

    彼らは中学以来の友人ながら、哲学的な方向性の違いから、百三が絶交を言い渡す形で一時、交友が途絶えています
    そんな折に三之助が送ってくれた手紙の結びがこちら

    「ああ愛する友よ、わが掌の温けきを離れて、蘆そよぐ枯野の寒きに飛び去らんとするわが椋鳥よ、おまえのか弱い翼に嵐は冷たかろう。おまえに去られて毎日泣いて待っている私のところへ、さあ早く帰ってお出で」

    ……本物は違いますでしょ?
    私なんぞは養殖モンですわ


    ◇親の貧困が負の遺産として子供に受け継がれること

    共産主義は歴史がゴニョゴニョですので 笑、福祉国家を目指しましょうかね?
    学校は教育格差を拡大する装置でもあり、同時に、是正する機会でもあるので

    一応ですが、当時1910年ごろのイギリスにおける就学率はほぼ100%、識字率も約98%だったそうです
    けっこう高いじゃん、と思えるのですけれど、識字率とは「日常生活の簡単な内容についての読み書きができる」割合ですので、
    彼らへと「学問」を与えてみると、「理解できる単語だけを拾い読みするので、たいてい文意を誤って捉える」とロビンが評したようになるのだろうと思います

    親の文化的な裕福さが資本として子供に受け継がれ、教育機会や社会的地位の獲得に関与することを「文化的再生産」といいます
    これをね、教室内で是正したいんですけどね、学校で教えられることを理解する能力は、どうしても文化資本の豊かさに依存してしまうので、難しいんですよね
    文化資本ってサービス業(金銭と引き換えに提供されるもの)として成立してしまっていますし

    昨今では英語問題でしょうか
    小学校から英語科が導入され、高校や大学の各入試でも問題が難化、得点配分も高い傾向にありながら、英語嫌いや低得点層の割合は増加しています
    圧倒的なフォロー不足を認識しながらも、社会科教師としてできることなど、英語圏文化に親しみを持たせることくらいですからねぇ


    ◇時系列について

    ちょっと私自身も時系列を混同していたので整理し直しました

    クリスマス 孤児院訪問、少女に贈り物
    1月末 少女の失踪、出自を明かす
    2月上旬 弁論大会
    2月中旬 決裂
    3月中旬 孤児院へ学習日課を指示(ロビン)

    イースター休暇中、ロビンはドゥラモンド家の孤児院を訪問して、勉学を身に付ける難しさを実感し、また、グラハム博士のパーティーにも出席しています
    博士のパーティーはイースター当日の4月11日になるので、「博士のパーティー」を「博士主催のイースター・パーティー」に変更

    活動紹介と募金会を兼ねたパーティーですね
    こういった慈善活動に寄付をするのも、ノブレス・オブリージュの一種です
    最大の還元とか言われると、随分とデカいことをと引いてしまう気持ちもわかりますが 笑


    ◇ 思春期の激情

    サミュエルのこの台詞は、思春期の歪んだ認知に基づく心理を記録しておくから、と自身の未熟さおよびその記録を免罪符にして、露悪を綴る言い訳を述べているので、あえて「思春期」と使いました

    彼は幼少期から自身の感情を抑圧して過ごしてきたために、少し客観視点が強めでして、それゆえ、言葉選びに若干の違和感を覚えさせてしまうかもしれません
    よく言えば、冷静で落ち着きがあると言えますが


    ◇サミュエルの両親

    確かに父については言及していませんでした
    サミュエルは父に関して何も知らないので

    サミュエルの存在すら知らない父親は、どこかのお屋敷勤めの在印イギリス人(3世くらい)の設定です
    なので、サミュエルはお祖母さんだけがインド人のクウォーターですね

    サミュエルが養父に対して、生母の捜索を求めたのは、地理的問題にあります
    屋敷がある州都カルカッタと生まれ故郷のアッサムとは、道によるものの、800〜1,000kmほど離れています(意外とインドは大きい)
    勉強漬けで屋敷に軟禁状態のサミュエルに、母を訪ねる余暇は与えられるわけもなく、またサミュエル自身も、母のいる茶園の住所を知らないのです
    なので、茶園の名前と母の名前をもとに、母を探して会わせてくれと願ったのですが、養父は一蹴した、と

    ここらへん、小説内に書くには冗長なので、養父の不寛容に集約させてもよいかもしれませんね

    なお、父・養母の表記に関しては、「お前の母はこの人だけだ」の「この人」がボウ夫人であることを明記するために養母と示したのですが、わかりにくいですかね
    しかし、ここの(養母)をなくすと、誰のことだかわからなくなりますし
    要検討とします


    ◇ ドゥラモンド家でのシーン

    ご指摘の箇所、両文とも改訂しました
    一文が長くなりがちなのは悪癖ですね 笑

    主語は文頭に抜き出して、文中に主語の交代が起きないように努める
    基本ですわ


    ◇スズチカ・アオイについて

    梶野さんがスワロウを気に入ってくださるとは意外でしたが、なるほど、エンタメ性の観点からみると、初登場の台詞は作中一の大見得ですからね
    東洋からの留学生(渡り鳥)たるオリエンタル・スワロウ、日本語名は青井鈴劤くんです

    鈴劤は入学式早々に騒ぎを起こした咎で、サミュエルと一緒に校長室へ呼び出しを受けるのですが、校長先生はサミュエルに対して、鈴劤のチューター役になりなさいと言い付けます
    (校長先生はサミュエルの血筋のことは知らないながらも、同じアジア出身同士、気が合うかもしれないと考えたわけです)
    なので、サミュエルは監督生ではないものの、寮弟(ファッグ)のような直属の関係を鈴劤と結ぶことになり、ロビンとの決裂後はもっぱら鈴劤が友人となります

    2話時点にてサミュエルの心を掴んでいるのは、当然に鈴劤です 笑
    鈴劤は意外と機微に聡く、かつ傾聴力があるので、根底に陰気さと対人不審があるサミュエルには、気負わず話せる相手、ちょっとくらいなら本音を話してもいいかなと思える相手なのです
    ロビン? あの子は目の前の事象を自分の理解できる因果に押し込めて解釈するので、サミュエルのケア要員(=友人)にはなれなかったようですね
    これはお互いの性質に起因するので、大人にならないうちは、友情を築くことは難しいでしょう

    本作は二話構成で完結していますが、草稿段階にてはさらに、「三、オリエンタル・スワロウからの手紙」「四、ロビンへの手紙」「五、ロビンからの返信」と続きがあり、サミュエルとロビンとが新たな形にて友情を築きなおすまでを描く予定でした
    ですので、ご指摘いただいた鈴劤に対する設定や描写の少なさは、第3話以降を書くなかで補っていこうと考えています

    それから、ロビン所有のノリタケ茶器の意匠(園亭、柳、燕)ですが、陶磁器はまとめて「china」と言われるけど、ノリタケは日本製なんだよなぁという、(サミュエル自身も含めての)東洋文化に対する解像度の低さを表したかったのが主で、絵柄はオマケなんです……!
    燕はひとまず、スワロウたる鈴劤を思い出させるきっかけとして出すとして、
    柳は燕と合わせて描くことが好まれる(柳燕図)から、園亭は柳の側にあって違和感ないアイテムだから、程度の理由で、暗喩を込めたわけではありません 笑

    梶野さんの深読みは解釈としておもしろいので、どんどんしていただきたいです
    ただ、変に深読みさせては混乱を招くので、園亭はなくてもいいかなぁ

    ああ、シノワズリですが、私はそこにあまり詳しくないので、シノワズリっぽい雰囲気がお気に入りの絵を紹介して、お茶を濁しておきます

    カゾラッティ『赤いカーペットに横たわる少女』(1912年)


    ◇ルサンチマンとの戦い

    サミュエルの課題は、ロビンに対する親愛とルサンチマンとの葛藤です
    誰もが経験する心境でしょうが、彼はまだ思春期の只中なので、その普遍性を理解できていない様子

    梶野さんがロビンとサミュエル、両方の立場を理解できると言ってくださったならば、梶野さんがターゲットに入るように書いた甲斐があったものです
    どうですかね、大人になるとルサンチマンの感じ具合は治まるものなのでしょうかね?



    さてさて、以上です
    今回は短めで 笑

    本作は(も?)、少し思想が全面に出ているので、説教臭くないかしらと気にしていましたが、全体を通して物語として楽しんで読んでいただけたようで、大変安心しました

    感想も、ほぼ褒め言葉が連なる様子に始めは拍子抜けし、忖度を疑い、逆に自身で改善点を洗い出す……という段階を踏みながら、
    やはり、褒められるということは、創作意欲の肥やしになりますね、なんてにまにましながら、この文章を書いております

    それでは、長々お読みいただきありがとうございました
  • >小鹿さん

    >改めまして、ご感想ありがとうございました
    >疑問点などを含めた感想に対する返信を考えるなかで、曖昧だった設定が詰まっていって、実に助けとなりました
    >その過程が案外、長引いてしまったことはご容赦ください

    こちらこそ、返信遅れまして申し訳ない。
    たいした指摘は出来ませんでしたが、何かしらお役に立てたなら幸いです。
    そして趣味全開の返信、楽しみにしておりましたw


    >◇植民地政策の功罪

    >NHKの教育テレビにて以前、マイケル・サンデルの白熱教室が東京大学かどこかで開かれたさいの特番を見たのですが、
    >ある男子学生が、朝鮮に対する日本の植民地政策は、インフラを整えて生活水準を向上させたのだから、韓国は被害者ムーブばっかりしていないで少しは感謝してほしいと発言していて、おおぅと思ったものです
    >当時の私はまだ中学生くらい? 帝国主義の概念すら知らないころでしたが、強烈な上から目線をよく記憶しています

    私はわりとその男子学生に近いスタンスですが、まあ歴史なんて視点を変えれば万華鏡みたいに見方が違ってきますし、それで当然とも思っています。

    日本の植民地政策(併合)が欧米よりマシだったのは事実ですが、それが善意で行われたものなんてファンタジーは信じてませんから。あれはあれで日本の都合で進んだ政策ですから。

    >世界の発展を直線的に考えると、農耕中心社会では遅れていて、商業→工業(→21世紀ならIT)と上の階層に来れば来るほど、正しい進化を遂げた社会という見方ができます
    >このような階層的なモノの見方は、当時のパブリック・スクールの教育観にも見られ、
    >人格の完成は「善」を目指す道徳的判断の積み重ねに基づき、それは教育によって正しく導かれるという人格主義教育がありました
    >道徳的判断という個人の精神に、人格完成の要があると考えられているので、ある意味では徹底した平等論が見受けられます(平等だけど公平ではない)

    ふむふむ。西洋教育史って感じですね。
    そっち方面は全然知識ないので、拝聴するばかりです。
    世界名作アニメの学校シーンを思い出しますw

    >植民地支配、人格主義的教育、いずれにしてもその危うさは、支配者(教育者)側に絶対的な善と方向性の決定権とがあること、被支配者(被教育者)との間に権力勾配が出来てしまうことなどが挙げられるでしょうか

    なるほど、確かに。
    「教育を与える」といっても、施政者に都合の良い教育になりますからね。これは現代でも、どの国でも同じだと思います。特に歴史教育は、やはりその国の主観で教えられると聞いた気がします。


    >本作に関連付けてまとめるならば、
    >「善意の押し付けよくない、互いの価値観を尊重すべし」
    ですかね
    >多様性って大事なんですよ、ロビンくん

    ごもっともw
    英国人は特にそういうのが苦手なイメージあります。


    >◇インディアについて

    >さて、今回も恒例、原語の発音をどのように音訳するか問題です 笑

    >インディアンと書くと、どうしてもネイティブ・アメリカンのイメージが先行してしまいますし、そも、インドをインディアと書くこと自体が異端ですからねぇ

    あ、やはりそうなんですか。
    正直、私が知らないだけで海外ではこちらが主流なのかまで思ってましたw

    >ただ、「インド」って書くと、どうしても、
    >カレー、象さん、踊ろう! ジャワワワーン!!!
    >みたいな賑やかしいイメージがあるじゃないですか(偏見)

    擬音ww でも確かに。

    >この物語としては、多雨、うだるような暑い夏、延々と続く茶畑と貧しい茶摘みたち……という少し陰鬱さも含めたイメージでアッサムを思い描いてほしくて
    >なので、インディアはインディアのまま残して、インディアンはインディア人としましょうかね
    >やはり「インディアン」の持つイメージ力は強すぎるようですので

    いいと思います。
    インディアンはどうしてもね……ネイティブアメリカンと呼ばれて結構経つはずなんですがw

    >なお、「インディア個人」は完全に表記ミスなので、ありがたく訂正させていただきます

    了解です。


    >◇ 一瞬、悲しみの情動を認めた。

    >「その口振りがやたら修辞的なところも癪に触る」とサミュエルに書かせるためにも、多少の詩的文体は残しておきます
    代わりに、サミュエルの手紙をもう少し口語に寄せる余地はないか考えてみます
    >読み返すとわりと、サミュエルもいい勝負な文体で倍の長さもある手紙を書き綴っているので

    なるほど。言われてみれば確かに。


    >ちなみに、ロビンの手紙冒頭にある「Be patient till the last.」とは、シェイクスピアによる『ジュリアス・シーザー』にて、恩師カエサルを暗殺した直後のブルータスが民衆の前に立ち、自身の弁明を聞きたまえ、それから私を裁きたまえと述べる冒頭の台詞です
    >本当、こういうところですよね 笑

    ああっ、引用だったのか!
    しまった、自動翻訳せずにググっておけばよかった!w

    >独特な言葉遣いは、梶野さんご指摘のとおりですが、このやたらインテリジェンスで妙に詩的な文面は、大正から昭和初期の文豪、倉田百三の『愛と認識との出発』のうち、彼の友人である三之助くんからの手紙をまとめた章、「憧憬 ――三之助の手紙――」を参考にしています

    >……本物は違いますでしょ?
    >私なんぞは養殖モンですわ

    確かに、「これぞ文学」って感じですね。
    小鹿さんが養殖とは思いませんが、本家の凄さは伝わります。

    私はこの手紙の言葉遣い、それこそ萩尾望都とかの昔の少女漫画作品(結構手紙のやり取りが多い)ぽいなあと思っていましたが、多分、そちらの漫画の方もこういった作品を元にしてるんだな、と思い至りました。こっちが源流か!w

    >◇親の貧困が負の遺産として子供に受け継がれること

    >共産主義は歴史がゴニョゴニョですので 笑、福祉国家を目指しましょうかね?
    >学校は教育格差を拡大する装置でもあり、同時に、是正する機会でもあるので

    ベーシックインカムとか、実用できるんでしょうかねえ。
    資本主義の利点を生かしつつ問題を抑えるには、福祉国家くらいが妥協点という気もしますが、北欧含めて案外成功してなくて、まだ模索段階という気がします。いうて日本も案外、福祉レベルは高いですし。保険制度とか。

    何かで見ましたが、結局国策としての教育は、一番リターンの多い投資なんだそうです。日本は教育関係の予算が少なすぎるそうで。さもありなん。

    >一応ですが、当時1910年ごろのイギリスにおける就学率はほぼ100%、識字率も約98%だったそうです
    >けっこう高いじゃん、と思えるのですけれど、識字率とは「日常生活の簡単な内容についての読み書きができる」割合ですので、
    >彼らへと「学問」を与えてみると、「理解できる単語だけを拾い読みするので、たいてい文意を誤って捉える」とロビンが評したようになるのだろうと思います

    ほうほう。日本だとひらがなだけ読める、みたいな感じですかね?
    日本の教育だと「読み書き算盤」でしたが、もしかして算盤が重要だったのかも、とか思いました。

    >親の文化的な裕福さが資本として子供に受け継がれ、教育機会や社会的地位の獲得に関与することを「文化的再生産」といいます
    >これをね、教室内で是正したいんですけどね、学校で教えられることを理解する能力は、どうしても文化資本の豊かさに依存してしまうので、難しいんですよね
    >文化資本ってサービス業(金銭と引き換えに提供されるもの)として成立してしまっていますし

    まあ、教師の人数も時間も有限ですからねえ。
    効率を考えるほど、格差は開いていくわけですし。
    それを超える補正には塾が必要で、塾には金が必要で……というところでしょうか。
    問題が複雑すぎて、解決策が想像さえできません……

    >昨今では英語問題でしょうか
    >小学校から英語科が導入され、高校や大学の各入試でも問題が難化、得点配分も高い傾向にありながら、英語嫌いや低得点層の割合は増加しています
    >圧倒的なフォロー不足を認識しながらも、社会科教師としてできることなど、英語圏文化に親しみを持たせることくらいですからねぇ

    ううむ。現場の生の声。
    日本の英語教育って、色々変わってきてるとは聞きますが、効果があったという話はあんま聞かないんですよねえ。

    >◇時系列について
    >ちょっと私自身も時系列を混同していたので整理し直しました
    >クリスマス 孤児院訪問、少女に贈り物
    >1月末 少女の失踪、出自を明かす
    >2月上旬 弁論大会
    >2月中旬 決裂
    >3月中旬 孤児院へ学習日課を指示(ロビン)
    >イースター休暇中、ロビンはドゥラモンド家の孤児院を訪問して、勉学を身に付ける難しさを実感し、また、グラハム博士のパーティーにも出席しています

    ふむふむ。やはりバタバタと連続してますね。
    そりゃそうですよね。リアルで考えたら。

    >博士のパーティーはイースター当日の4月11日になるので、「博士のパーティー」を「博士主催のイースター・パーティー」に変更

    凝り具合が凄いw

    >活動紹介と募金会を兼ねたパーティーですね
    こういった慈善活動に寄付をするのも、ノブレス・オブリージュの一種です
    >最大の還元とか言われると、随分とデカいことをと引いてしまう気持ちもわかりますが 笑

    福祉が根付いてるという意味ではいい習慣なんですけどねえ。
    精神が伴ってるかどうかはちょっと疑問ですが。施しめいていてw

    >◇ 思春期の激情
    >サミュエルのこの台詞は、思春期の歪んだ認知に基づく心理を記録しておくから、と自身の未熟さおよびその記録を免罪符にして、露悪を綴る言い訳を述べているので、あえて「思春期」と使いました
    >彼は幼少期から自身の感情を抑圧して過ごしてきたために、少し客観視点が強めでして、それゆえ、言葉選びに若干の違和感を覚えさせてしまうかもしれません
    >よく言えば、冷静で落ち着きがあると言えますが

    なるほど。
    ここは私も微妙なラインなので、いいと思います。

    >◇サミュエルの両親
    >確かに父については言及していませんでした
    >サミュエルは父に関して何も知らないので

    ああ、そういう理由か。
    一人称だとこういうところはどうしようもないですね。

    >サミュエルの存在すら知らない父親は、どこかのお屋敷勤めの在印イギリス人(3世くらい)の設定です
    >なので、サミュエルはお祖母さんだけがインド人のクウォーターですね

    だいたい想像通り。

    >サミュエルが養父に対して、生母の捜索を求めたのは、地理的問題にあります
    >屋敷がある州都カルカッタと生まれ故郷のアッサムとは、道によるものの、800〜1,000kmほど離れています(意外とインドは大きい)
    >勉強漬けで屋敷に軟禁状態のサミュエルに、母を訪ねる余暇は与えられるわけもなく、またサミュエル自身も、母のいる茶園の住所を知らないのです
    >なので、茶園の名前と母の名前をもとに、母を探して会わせてくれと願ったのですが、養父は一蹴した、と
    >ここらへん、小説内に書くには冗長なので、養父の不寛容に集約させてもよいかもしれませんね

    ああ、母の住所知らなかったんですね。
    とはいえ説明されないとわからないので、「養父の不寛容」で解決が一番かと思います。

    >なお、父・養母の表記に関しては、「お前の母はこの人だけだ」の「この人」がボウ夫人であることを明記するために養母と示したのですが、わかりにくいですかね
    しかし、ここの(養母)をなくすと、誰のことだかわからなくなりますし要検討とします

    文脈的には十分読み取れますけどね。
    私の疑問も、養母より養父でないことでしたし。

    むしろ「この人」が余計な気が。
    父の台詞なので「この人(養母)」という表現になるのはわかりますが、ここを父の台詞にしなければ、無理に(養母)にせずに済むのでは、と。

    例えば「養母の手前、一切、母の話を禁じた。」みたいな。
    養母と書けば、ボウ夫人であることは間違いないですから。

    >◇ ドゥラモンド家でのシーン
    >ご指摘の箇所、両文とも改訂しました
    >一文が長くなりがちなのは悪癖ですね 笑
    >主語は文頭に抜き出して、文中に主語の交代が起きないように努める
    >基本ですわ

    小鹿さんほどの人でも悪文になることがあるというのが、文章の奥深さであり難しさだなあ、とw

    >◇スズチカ・アオイについて
    >梶野さんがスワロウを気に入ってくださるとは意外でしたが、なるほど、エンタメ性の観点からみると、初登場の台詞は作中一の大見得ですからね
    >東洋からの留学生(渡り鳥)たるオリエンタル・スワロウ、日本語名は青井鈴劤くんです

    いやあ、あのキャラは出色の出来ですよw
    アオイは青井でしたか。まあ葵じゃないですよね。

    >鈴劤は入学式早々に騒ぎを起こした咎で、サミュエルと一緒に校長室へ呼び出しを受けるのですが、校長先生はサミュエルに対して、鈴劤のチューター役になりなさいと言い付けます
    >(校長先生はサミュエルの血筋のことは知らないながらも、同じアジア出身同士、気が合うかもしれないと考えたわけです)
    >なので、サミュエルは監督生ではないものの、寮弟(ファッグ)のような直属の関係を鈴劤と結ぶことになり、ロビンとの決裂後はもっぱら鈴劤が友人となります

    ああ、やっぱり膨大な設定があった。
    そうじゃないかと思ってましたw

    >2話時点にてサミュエルの心を掴んでいるのは、当然に鈴劤です 笑
    >鈴劤は意外と機微に聡く、かつ傾聴力があるので、根底に陰気さと対人不審があるサミュエルには、気負わず話せる相手、ちょっとくらいなら本音を話してもいいかなと思える相手なのです

    うむ、想像通りw

    >ロビン? あの子は目の前の事象を自分の理解できる因果に押し込めて解釈するので、サミュエルのケア要員(=友人)にはなれなかったようですね
    >これはお互いの性質に起因するので、大人にならないうちは、友情を築くことは難しいでしょう

    まったく同感です。

    >本作は二話構成で完結していますが、草稿段階にてはさらに、「三、オリエンタル・スワロウからの手紙」「四、ロビンへの手紙」「五、ロビンからの返信」と続きがあり、サミュエルとロビンとが新たな形にて友情を築きなおすまでを描く予定でした
    >ですので、ご指摘いただいた鈴劤に対する設定や描写の少なさは、第3話以降を書くなかで補っていこうと考えています

    おお!
    実は私も「アオイからの手紙を三話目に加えた構成の方がバランスがいいのでは」と書こうと思ったんですが、今の時点でもバランスは神がかってるし、蛇足になる可能性もあるかなあと書かなかったんですが、やはりそういう構想があったんですね。

    これは、読みたい!w

    >それから、ロビン所有のノリタケ茶器の意匠(園亭、柳、燕)ですが、陶磁器はまとめて「china」と言われるけど、ノリタケは日本製なんだよなぁという、(サミュエル自身も含めての)東洋文化に対する解像度の低さを表したかったのが主で、絵柄はオマケなんです……!

    穿ち過ぎたw

    >燕はひとまず、スワロウたる鈴劤を思い出させるきっかけとして出すとして、
    >柳は燕と合わせて描くことが好まれる(柳燕図)から、園亭は柳の側にあって違和感ないアイテムだから、程度の理由で、暗喩を込めたわけではありません 笑
    >梶野さんの深読みは解釈としておもしろいので、どんどんしていただきたいです
    >ただ、変に深読みさせては混乱を招くので、園亭はなくてもいいかなぁ

    園亭はロビンの方でも出てたので、絶対暗喩だと思ってました!w

    >ああ、シノワズリですが、私はそこにあまり詳しくないので、シノワズリっぽい雰囲気がお気に入りの絵を紹介して、お茶を濁しておきます
    >カゾラッティ『赤いカーペットに横たわる少女』(1912年)

    見てきました。
    いい絵ですね。私も好みのやつです。
    絵画鑑賞ってほとんどしないんですが、こういう趣味がセンスを育てるんだろうなあと。少しは芸術に触れておかねば。

    >◇ルサンチマンとの戦い

    >梶野さんがロビンとサミュエル、両方の立場を理解できると言ってくださったならば、梶野さんがターゲットに入るように書いた甲斐があったものです
    >どうですかね、大人になるとルサンチマンの感じ具合は治まるものなのでしょうかね?

    たまたまですが、見事にターゲット中心でしたねw

    私の場合はなんでしょうね。「清貧」の精神を馬鹿みたいに信じてたというか。大学の社会学で「豊かさとは何か」みたいな講義を受けて、それを確信してしまった気がします。

    生来の貧乏性にはルサンチマンが機能しないというか、物欲が生まれないまま大人になったというか。今も貧乏生活ですが、食うのと趣味に困らなければハッピーですし。その代わり食えなくなるとハングリーモードに入ります。生きる為なら恥とか気にしません。

    なので、ルサンチマンは克服したというより元より無縁だったのかも。すまんなサム。

    >さてさて、以上です
    >今回は短めで 笑

    いえいえ。
    今回も堪能させていただきましたw

    >本作は(も?)、少し思想が全面に出ているので、説教臭くないかしらと気にしていましたが、全体を通して物語として楽しんで読んでいただけたようで、大変安心しました

    いえいえ。本心から楽しめましたよ。
    感想書くのが超楽でした。

    >感想も、ほぼ褒め言葉が連なる様子に始めは拍子抜けし、忖度を疑い、逆に自身で改善点を洗い出す……という段階を踏みながら、
    やはり、褒められるということは、創作意欲の肥やしになりますね、なんてにまにましながら、この文章を書いております

    忖度とか、私には一番無縁な奴ですw
    今回も壮絶なバトルを予想して身構えてましたが、いい意味で想像を裏切られました。私の趣味を想定して仕上げて来られたのなら完敗と言うしか、とか思ってましたから。

    というか、その厳しい姿勢。
    それがあるからこそ、ここまでの作品が書けるんだなあと改めて感じました。感想企画で他作品を読んでいるとなおのこと。
    私も及ばずながら、見習いたいところです。

    >それでは、長々お読みいただきありがとうございました

    こちらこそ、ありがとうございました。
    作品の続き、楽しみにしています。
  •  Elノです。感想ありがとうございました。
     すみませんが
  •  あ間違えて投稿しちゃった……
     続きです↓
     今日は河合塾の全統模試があるので返信はその後になります。折角感想を頂いたのに申し訳ございません。
     終わり次第じっくりと読ませていただきます。
  • >ELノさん

    おはようございます。
    急がなくて大丈夫ですよ。模試がんばってください。
  •  終わりました〜!
     では感想の返信とさせていただくのですが、その前にこの小説の出来た経緯を少しだけ。
     私はとある私立で進学校の男子校に通っているのですが、その学校はカトリックなのです。なので宗教という授業もあり、神とかそういう方面にはよく触れます。
     で、私は演劇部で脚本書きをしている(こちらは自信があります。地区大会で予選落ちしたときも脚本だけは良かったと言われるほどなので)のですが、ある部員がこういいました。

    「神様はおらんのに救われたーみたいな偶然ばっか起きるからあかんよなー」

     と。この言葉からわかるように、私達高校生は持ち前の反抗心で(キリスト教の)神様は否定してます。そしてその言葉を聞いたとき、私達の心は一つにまとまりました。

    「なんか、それっぽいこと言ってる‼」

     はい。この小説の始まりはこのセリフなのです。あとは脚本化出来なかったので小説にすることになり、それなら異世界ファンタジーに挑戦して見るかーだの何だのでこうなりました。





    ・サブタイトルを軽視してました。すみません。

    ・「。」が抜けているのは文字数超過対策です(笑)。ここは取っちゃいけない場所でしたか……。空行に関しては確かに2行で充分そうですね。修正します。

    ・会話の部分ですが、重要なことばかりだとそれはそれで不自然なのでカモフラージュしたという形です。これを略すのは余りしたくないですかね。自分的に。他の部員たちと相談します。

    ・主人公が聖職者になっているのは後の師匠への負い目と考えています

    ・「ソースは俺」、駄目ですか……かっこいいのでどうにかして使いたいですね。でもここのは消して後の一回の使用だけに留めてみようかとは思いました。

    ・暗号レベルの悪文……仰るとおりです。すぐ修正します。

    ・「思わずして」という言葉はありませんね。「望まずして」が頭の中で勝手に変形してこうなったんだと思います。こういうのは自分では中々気付けないのでご指摘非常にありがたいです。

    ・成程。世界ふたつを完全に切り離していたのですがそういう書き方もありそうですね。やってみます!

    ・まあそういう世界観です。

    ・誤字修正ありがとうございます

    ・小説と見ると確かに分けすぎですね。演劇部がでました。

    ・簡略化の指摘、ありがとうございます。

    ・簡略化の指摘、ありがとうございます。

    ・簡略化の指摘、ありがとうございます。

    ・どっちもカバーしてます。ただし口調から分かる通り喋っているのは「今」のフェルネンです。

    ・緊迫感の維持……考えておきます。

    ・ここに関しては重要部分だけだと気持ち悪いかなと思いまして(標準体型より少しぽっちゃりしてる方がのほうが好きというか)。

    ・簡略化の指摘、ありがとうございます。

    ・テンプレ以外となりますね。どこかに説明を加えます。

    ・クロックポジションは……カッコつけです!

    ・これは価値観の相違ですね。今の子供達にとっては友達と何かしたらそれは「遊び」になるんです。私の妹も友達の家に遊びに行くと言って宿題もやってきます。

    ・レアモンスターにしましょう!

    ・これは先程も言った通り太らせた感じです。一旦読者にはここで止まってほしかったので。落ち着いて、っていう感じです。

    ・初の戦闘描写だったので……了解です。(ノД`)シクシク

    ・成程、そうなのですね。ここは逆に小説らしさを出そうとしてしまいました。

    ・はい。強いです。

    ・師匠は神関連では常識程度しか教えてません。後は一般教養を……という設定です。追加しましょうかねー。枢機卿になれたのは強いからです。これは描写では読み取れませんでしたか……。これほど読み込んでいただいて理解できなかったのはつまり私の書き方に問題があるのでしょうね。修正します。

    ・様いりませんね

    ・ポエムに関してですが、返信冒頭に書いたようにこれから物語が生まれました。なので消したくはないですね。ただし言葉の軽さから分かるように、他の段落のポエムは全て後付で、通常テンションで書いたそれっぽくしただけの適当作品ですね。




     と、ここまでがちゃんと考えた内容です。続く問答がゴリ押し部分になります。長くなったので次のコメントで書きます。
  •  続きです。気になったところだけピックアップします。

    ・あれ。戦闘シーン、あれで終わり?
     →いけませんかねー……?

    ・こんなとこまで報告に来るとか、何日かかるんだって感じです。
    現実感が皆無なので、もうちょっと行きやすい場所にすべきでは。
    聖女が出てくる場所として必須でもないですし。
     →ここでなくても良いというのはその通りですね。考えてみます。

    ・何故、聖女だけ描写が細かいのかわかりません。
    さして必要な情報もないので、二行もあれば雰囲気を出せるはず。
    ここまでを見れば、描写なしでもいいくらいです。
     →神秘性の表現を、と思いました。私にはこれを二行で書くのは無理です(笑)。

    ・ここら辺の説明も、聞いても「ふーん」くらいの内容なので割愛していいです。大した内容じゃなりません。
     →下の「本当にどうして知ってんのか~」に繋げるためですね。此方の文章の簡略化のご指摘、ありがとうございます。

    ・かえって聖女のイメージを損ないます。
     →マジっすか

    ・なんで異端審問みたいになってるんですかね。
     →額面通り受け取ってはいけない笑み=悪い笑み、ではないかと。純粋な笑みではないという文章のつもりでした。

    ・わけがわかりません。
    とりあえず、聖女がまるで油断ならない相手というイメージだけ浮かびます。
     →そのイメージが欲しかったんです!

    ・それより、聖女に無用な怪しいイメージを与えていることの方が問題ですね。~~~
     →典型的な聖女を知らないのですが無償で善を振りまくだけの存在ではないですね。

    ・締めとしては悪くない台詞ですが、交互に組んだ構成は完全に死んでいて勿体ない。途中のバトルとか何だったんだ、という気分です。
     →そうですよね!そこなんです!交互に入れてみようと思ったのですが何が起こるか分からなかったので入れただけに成っちゃってるんです!





    ・反対に、直すべき部分は、まず無駄に行数のある空白部分。
    大きく取れば感動できると思っているなら大間違いです。
    「!」の文字を100個に増やせば、100倍興奮しますか?
    しませんよね。見づらいし、頭悪く見えるだけです。
     →すみません。自分は興奮しました。具体的な作品名を言うと「外れスキル『状態異常』~」です。

     むしろ普段から抑えておいて、ここぞという時だけ使えば、二行の空白でも十分にインパクトを与えられます。
     →そうですねー。使いすぎたかもしれません。

    ・→文章バランスについては先述した物が主な理由となります。不要な物は消していこうかなと考えています。特に師匠の部分は大幅に改稿するつもりです。

    ・なので、このストーリーを成立させるには、最低限、
     ・神を見たものはいない。
     ・聖光術も聖女も、じつは神や信仰とは関係ない。
     →その通りです。追加で入れます。

    ・>主人公の悩みについて
     →こういう書き方もあるんだなと凄い参考になりました。

    ・ただ、「超常的な神の救いがなかった」から「神はいない」と考えるものに対して、「人の中に神はいますよ」と言われても説得力があるかな?と思います。スイングはいいけど打球はファールな感じ。
     →とても的確な突込みです。自分もここが駄目だよなと思いつつも他の考えが思いつかず、ごり押ししました。

    ・ポイントは三つ。
    一つはまず正面から主人公の問いに答えること。
    その上で方向を変えた代案の提示と、「教会の意味」の強調。
    元の聖女の理屈「神は人の善」だと、教会である必要ないですからね。ボランティア集団でもいいって話になります。
    例え虚像でも信仰のシンボルとして、神なり仏なりは必要で求められている。現実でもこれは同じで、そういう視点は大事です。
     →ありがとうございます。この三つを軸にして問答の部分を見直したいと思います。





     最後に。
     小説初心者の拙い文章だったと思いますが、こうも深く読んでいただきありがとうございました。これほどの感想を貰ったのは脚本を合せても人生で初めてです。
     この経験を糧に今後も小説を書いてみたいなって思います。
  • >ELノさん

    > 終わりました〜!
    > では感想の返信とさせていただくのですが、その前にこの小説の出来た経緯を少しだけ。
    > 私はとある私立で進学校の男子校に通っているのですが、その学校はカトリックなのです。なので宗教という授業もあり、神とかそういう方面にはよく触れます。

    なるほど、なるほど。

    > で、私は演劇部で脚本書きをしている(こちらは自信があります。地区大会で予選落ちしたときも脚本だけは良かったと言われるほどなので)のですが、ある部員がこういいました。

    おお、すごいですね。
    ただ、あなたが仮にプロ作家だとしても、私の感想は変わりません。
    自分に正直に本音を書いてるだけですからね。

    >「神様はおらんのに救われたーみたいな偶然ばっか起きるからあかんよなー」
    > と。この言葉からわかるように、私達高校生は持ち前の反抗心で(キリスト教の)神様は否定してます。そしてその言葉を聞いたとき、私達の心は一つにまとまりました。
    >「なんか、それっぽいこと言ってる‼」

    私は特定の宗教を信じてるわけではありませんが、年を喰うごと、人間より上の何かしらを信じるということは大事なんだなと思うようになってきました。世界中に宗教があるのは、やはり必然なんだろうなと。

    >・サブタイトルを軽視してました。すみません。
    返信の際は、引用符(>)をつけて相手の文を引用しましょう。
    返信だけでは、どこへの返事かわからなくなります。

    >・「。」が抜けているのは文字数超過対策です(笑)。ここは取っちゃいけない場所でしたか……。空行に関しては確かに2行で充分そうですね。修正します。

    文法を守ったうえで文字数を削るのは大原則です。

    >・会話の部分ですが、重要なことばかりだとそれはそれで不自然なのでカモフラージュしたという形です。これを略すのは余りしたくないですかね。自分的に。他の部員たちと相談します。

    脚本でも同じはずですが、物語、特に短編では無駄を省き、内容を凝縮するのは基本中の基本です。適当な台詞がもしあるとすれば、それは無駄に見せかけて意味のあるもの(ユーモア、テンポの調整など)です。そうであるなら意味がありますが、私ならここは「ない」と
    判断します。自然な会話にする意味がまずない場面なので。

    とはいえ、これはあなたの作品です。
    私の意見は参考に留めるべきですし、判断はお任せします。

    >・主人公が聖職者になっているのは後の師匠への負い目と考えています

    それは作品内で説明された方がいいかと。
    かなり重要なキャラクターの内面なので。

    >・「ソースは俺」、駄目ですか……かっこいいのでどうにかして使いたいですね。でもここのは消して後の一回の使用だけに留めてみようかとは思いました。

    私の提案は、「キャラ独白全体をこのノリにする」か「排除する」ですが、もちろん決めるのはあなたです。

    >・「思わずして」という言葉はありませんね。「望まずして」が頭の中で勝手に変形してこうなったんだと思います。こういうのは自分では中々気付けないのでご指摘非常にありがたいです。

    はい。言葉が怪しいと感じたら調べる癖をつけるのは大切です。

    >・成程。世界ふたつを完全に切り離していたのですがそういう書き方もありそうですね。やってみます!

    せっかくの構成ですからね。

    >・どっちもカバーしてます。ただし口調から分かる通り喋っているのは「今」のフェルネンです。

    昔の口調は作中では出ていないので、今か昔かは読者にはわかりません。まあ、間違えてもさほど問題ない場面ではありますが。

    >・緊迫感の維持……考えておきます。
    何の事件も起きない移動を挟むと間延びします。

    >・ここに関しては重要部分だけだと気持ち悪いかなと思いまして(標準体型より少しぽっちゃりしてる方がのほうが好きというか)。

    「ダイエット中でもおやつは食べたい」みたいな話だと思います。
    別に好みは問いませんが、それならタイトな短編を目指す必要はないかと。

    >・テンプレ以外となりますね。どこかに説明を加えます。

    その方がいいかと。ここは必須です。

    >・これは価値観の相違ですね。今の子供達にとっては友達と何かしたらそれは「遊び」になるんです。私の妹も友達の家に遊びに行くと言って宿題もやってきます。

    そういうのは価値観の相違とは言いません。
    子供が言葉の使い方を間違っているだけです。
    あなたは「学校に遊びに行く」と書きますか?
    「友達と何かする」のが遊びなら、学校は勉強含めて遊び場ということになりますが、そう聞いて納得する「同じ価値観」の人が何人いるかという話です。脚本にそう書いて、観客に納得してもらえると思いますか?

    あと、ここで「遊ぶ」を戒めたのは、孤児院の厳しい生活を描いた上で、それでも育まれた愛情や友情を描いた方が、主人公の境遇がドラマテイックになると考えたからです。

    >・レアモンスターにしましょう!

    指摘の意味がわかっていないようです。
    何の驚きもなく、
    「魔の森を歩いていたら上級モンスターに出くわした」
    と書いてあるので、RPGみたいだと指摘したんです。
    「レアモンスター」にしても印象は同じです。
    言葉はどっちでもいいので、「思いがけず」「まさかこんな場所で」という驚きを読者に伝えるべき、ということです。

    或いは遭遇してもおかしくないと思えるような説明。
    「魔の森の奥深く分け入った時のことだった」などを追加するとか。

    >・これは先程も言った通り太らせた感じです。一旦読者にはここで止まってほしかったので。落ち着いて、っていう感じです。

    私の見る限り、この話に必要なのは落ち着きでなくスピード感だと思いますが、まあ判断はお任せします。

    >・成程、そうなのですね。ここは逆に小説らしさを出そうとしてしまいました。

    長編なら長々と書くのもいいですが、これは短編なので。
    脚本でも短いものならシーンを簡略するはずです。

    >・はい。強いです。
    指摘の意味が伝わっていないようです。
    「強い」を示すだけではなく、主人公の「苦悩」も表現した方が場面の意味が深まるということです。

    >・師匠は神関連では常識程度しか教えてません。後は一般教養を……という設定です。追加しましょうかねー。枢機卿になれたのは強いからです。これは描写では読み取れませんでしたか……。これほど読み込んでいただいて理解できなかったのはつまり私の書き方に問題があるのでしょうね。修正します。

    師匠が教えるシーンがありましたから、追加するならあそこでしょうね。

    いや、強いから枢機卿になれたのはわかっていますよ。
    ただ、「まさかそれだけで」って話なので。
    神学を勉強されてるならわかるはずですが、教皇に次ぐ役職になるには、どう考えても「聖光術が強い」だけなんてありえません。全ての聖職者を導く立場ですから、「神はいない」なんて迷いを抱えてる人間がなれるものではないと考えるのが普通です。
    現場の能力と経営や管理能力は別なんですから。腕力最強でも社長にはなれないのと同じ理屈です。

    そう考えて「なった(なれた)んです?」と書き、そこが不自然なので、「枢機卿になった後、師匠が死ぬ」展開にすべきとしたわけです。

    >・ポエムに関してですが、返信冒頭に書いたようにこれから物語が生まれました。なので消したくはないですね。ただし言葉の軽さから分かるように、他の段落のポエムは全て後付で、通常テンションで書いたそれっぽくしただけの適当作品ですね。

    私なら記念より作品の質を優先しますが、もちろん決めるのはあなたです。これはあなたの作品です。

    >続きです。気になったところだけピックアップします。

    どうぞどうぞ。

    >・あれ。戦闘シーン、あれで終わり?
    > →いけませんかねー……?

    私はこの構成なら、少なくともフェルネンの悩みがバトル側にも色濃く出るとか、不調でピンチになるとか、そういう感じの展開が来ると思っていましたから。でないと並列で構成する意味に乏しいですからね。そういう意味で「え?もう終わり?」と書いたんです。

    >>・こんなとこまで報告に来るとか、何日かかるんだって感じです。
    >>現実感が皆無なので、もうちょっと行きやすい場所にすべきでは。
    >>聖女が出てくる場所として必須でもないですし。
    > →ここでなくても良いというのはその通りですね。考えてみます。

    はい。そういうことです。

    >>・何故、聖女だけ描写が細かいのかわかりません。
    >>さして必要な情報もないので、二行もあれば雰囲気を出せるはず。
    >>ここまでを見れば、描写なしでもいいくらいです。
    > →神秘性の表現を、と思いました。私にはこれを二行で書くのは無理です(笑)。

    重要でない表現から間引いて、二行にすればいいだけですよ。
    バランスの悪さを漫画で例えるなら、あっさり画風の漫画で聖女の登場コマだけ異常に書き込んでるような不自然さです。
    これが長編で他も同じくらい描写してるならいいんです。表現のよしあしでなく、短編におけるバランスの問題なので。

    >>・かえって聖女のイメージを損ないます。
    > →マジっすか

    「何故、聖女は知り得たか」は謎のままにした方が超自然的に感じられるます。神託かもしれません。
    伝手に頼るとか、所詮人間のすることじゃないですか。

    >>・なんで異端審問みたいになってるんですかね。
    > →額面通り受け取ってはいけない笑み=悪い笑み、ではないかと。純粋な笑みではないという文章のつもりでした。

    いや、それはわかります、
    問題は何故、ここで「悪い笑み」をする必要があるのかって話です。

    聖女は主人公を諭したいわけですよね?
    でもこの表情のせいで、主人公は明らかに聖女を警戒しています。
    「何か裏があるのでは」と勘ぐる相手に「神とは何か」とか語っても、素直に信じてくれますかね?

    >>・わけがわかりません。
    >>とりあえず、聖女がまるで油断ならない相手というイメージだけ浮かびます。
    > →そのイメージが欲しかったんです!

    そのイメージが不必要なんですよ。上記の通りです。

    >>・それより、聖女に無用な怪しいイメージを与えていることの方が問題ですね。~~~
    > →典型的な聖女を知らないのですが無償で善を振りまくだけの存在ではないですね。

    私も知りませんが、対外的には無償で善を振り撒く存在かと。

    仮に聖女が裏のある人物だとしても、この場面では裏がないよう振舞うはずです。目的は説得なんですよね? 自分から信用を損ねてどうするんです。

    > →そうですよね!そこなんです!交互に入れてみようと思ったのですが何が起こるか分からなかったので入れただけに成っちゃってるんです!

    執筆の前に、どうすればかっこよく見せられるかを考えながら、大まかなあらすじを組んでおくといいですよ。
    演出という意味では脚本でも同じのはずです。

    >>・反対に、直すべき部分は、まず無駄に行数のある空白部分。
    >>大きく取れば感動できると思っているなら大間違いです。
    >>「!」の文字を100個に増やせば、100倍興奮しますか?
    >>しませんよね。見づらいし、頭悪く見えるだけです。
    > →すみません。自分は興奮しました。具体的な作品名を言うと「外れスキル『状態異常』~」です。

    ……最終判断はELノさんという前提の上で、もう一度だけ言います。

    例えば文法ルールってありますよね。文頭1マス下げとか。
    これを守っていないお友達に注意した時に、
    「オレの好きな作品は文法を守っていないから、オレも守らない」って言われたらどうします。どっちが正しいと思いますか?

    もちろん、文法に絶対的な正解なんてありません。
    何なら文法破りが定番になったりするのが文章の歴史です。
    なので「絶対ダメ」なんてことは言いませんが、極端な例を参考に小説を書けば、当然ながら極端な小説になるだろうことは覚えておいてください。そして極端な小説は、やはり読まれにくいということも。

    >> むしろ普段から抑えておいて、ここぞという時だけ使えば、二行の空白でも十分にインパクトを与えられます。
    > →そうですねー。使いすぎたかもしれません。

    2~3行も空ければ十分です。
    空きすぎるとかえって白けるんですよ。私はですが。

    >→不要な物は消していこうかなと考えています。特に師匠の部分は大幅に改稿するつもりです。

    ええ。その方がよいかなと。

    >>・なので、このストーリーを成立させるには、最低限、
    >> ・神を見たものはいない。
    >> ・聖光術も聖女も、じつは神や信仰とは関係ない。
    > →その通りです。追加で入れます。

    はい。ここは必須ですからね。

    >>・>主人公の悩みについて
    > →こういう書き方もあるんだなと凄い参考になりました。

    参考になれば幸いです。
    主人公の気持ちになりきって動かすのが、まず大事。
    キャラ小説は感情移入出来てナンボですからね。

    >>・ただ、「超常的な神の救いがなかった」から「神はいない」と考えるものに対して、「人の中に神はいますよ」と言われても説得力があるかな?と思います。スイングはいいけど打球はファールな感じ。
    > →とても的確な突込みです。自分もここが駄目だよなと思いつつも他の考えが思いつかず、ごり押ししました。

    ファールとヒットでは大違いですからね。
    違和感があれば徹底的に考えたり、他人に見せて意見を聞いたりしてみましょう。

    >>・ポイントは三つ。
    >>一つはまず正面から主人公の問いに答えること。
    >>その上で方向を変えた代案の提示と、「教会の意味」の強調。
    >>元の聖女の理屈「神は人の善」だと、教会である必要ないですからね。ボランティア集団でもいいって話になります。
    >>例え虚像でも信仰のシンボルとして、神なり仏なりは必要で求められている。現実でもこれは同じで、そういう視点は大事です。
    > →ありがとうございます。この三つを軸にして問答の部分を見直したいと思います。

    はい。がんばってください。



    > 最後に。
    > 小説初心者の拙い文章だったと思いますが、こうも深く読んでいただきありがとうございました。これほどの感想を貰ったのは脚本を合せても人生で初めてです。
    > この経験を糧に今後も小説を書いてみたいなって思います。

    まあ、ここまで書きこむ馬鹿はそうそういないでしょうからw
    この企画は来年もやると思うので、機会があればまたどうぞ。
    本気で小説に取り組む執政があるなら、大歓迎です。
  • 感想ありがとうございました!夏休みの宿題に追われて返信が遅くなってしまいました。すみません。

    梶野様はなろう系を読まれないと言う事だったので、ある程度感想への覚悟はしていたのですがかなり応えますね。
    ただ、このように細かく自分の小説を読んでもらえる機会はなかなかないので嬉しいという気持ちが大きいです。

    せっかくなので感想への回答もさせていただきます。一応ネタバレを含むと前置きはしておきます。

    >第1話:無力
    内容を読んだ限り、「軽薄」の方が相応しいかと。

    A、確かに「無力」ではこの話の内容には合わないですね。参考にさせていただきます。

    >やぁ、初めまして。俺はユキムラ リキ。

    高校生と言うことで一度だけ言いますが、小説の文法では基本的に文頭は1マス下げます。「ウェブ小説だから好きにする」という方針なら強くは言いませんが。

    A、これは完全に私の不注意です。カクヨムの仕様として、半角で1マス下げても反映されないということを調べずに投稿していました。

    >なので、脚色をかなり加えて俺を紹介しよう。
    変わった自己紹介という狙いは悪くないですが、内容的に失敗しています。
    この場合読者が期待するのは「大げさで面白い話」で、そこから「少なくとも話は面白いやつ」という印象を引き出せば合格です。が、自己紹介の内容はごく平凡で、むしろ「盛ってこれか」という印象になっています。ここは大ボラをふくべき場面です。

    >両親はいるし、学校にも通っている。特に虐められることもなく親からの虐待も受けていない。勉強は苦手だが、興味のある事には熱中出来るのが俺の長所だ。それもすぐに飽きるんだけどな。
    >あとはそうだな…趣味は読書とYorTubeだ。
    >最近はラノベにハマっていて、投稿サイトを漁っては名作を拾う毎日だ。YorTubeでは宇宙やらパラドックスやらの難しい話を聞くのが好きで、あれを見ている間は自分も天才になったかのような気分になれて凄くいい。

    別に問題は感じない内容ですが、先述したように「不合格」。
    というか、一読した限り、本当のことしか話していないように見えます。脚色という話はどこにいったんでしょう。

    もしかして、脚色したのは「俺の人生は至って幸福に満ち溢れている。」だけ、とかですかね? だとしたら拍子抜けです。
    本当は不幸のどん底にあるキャラがこう言っているなら、なかなか面白い出だしだと思うところですが、そうも見えませんし。

    A、後述しますが、この辺りの主人公の語りに多く見られる不自然な言葉の原因は文章の流れと時系列のズレにあります。ただ、脚色という言葉はその場合でもふさわしい言葉では無い為他の言葉に変更します。

    >あとはそうだな…趣味は読書とYorTubeだ。

    「…」は「……」にすべきです。

    A、訂正ありがとうございます。

    >やっとつまらない話が終わってほっとしている君

    「この作者、大丈夫かな」とはちょっと思いました。

    A、そう思われても仕方がない内容でしたねw

    >本来会話出来ないはずの相手と会話がしたくてな。

    会話は「言葉のやり取り」なので、読者とするのは無理です。
    「話をする」なら一方的な意味も含むのでわかります。

    A、会話という言葉を深く考えず使っていたようです。修正します。

    >問. 次のうち、人間のあるべき姿はどちらか答えよ。
    >1. 不変
    >2. 無常

    「不変」はともかく「無常」は運命的な意味合いが強いので、「生き方」の説明には不向きです。人生を翻弄する運命が「無常」と呼ばれるので。

    私なら、と考えましたが、いまいち質問の意味が掴めないので代案が浮かびません。とくに漢字二文字で縛る必要がないので、わかりやすく書いていいんでは。こんな意味合いでしょうかね?

    ・変わらないでいること
    ・変わり続けること

    A、そのような意味合いで書きました。漢字二文字でしばるひつようはないので、読者に理解してもらえるような言い方に修正してみます。

    >好きな方を選んで欲しい。正解は無い。何故ならそれは、今俺が痛感し、後悔し、何より迷っているからだ。

    「正解がない」とわかってるなら、迷う必要はないのでは?
    それでも正解を求めるから迷うわけで。
    あと、他はわかりますが「後悔」は意味が分かりません。
    後悔は選択の後に生じるものです。

    >「──なんてな。誰に見られてるってんだ。」

    「脳内で誰かに語るタイプのキャラ」ということですかね。
    まあ二人称はだいたいそんな感じですが、それならその設定を否定する必要もないと思うんですが。
    「二人称を装った出だし」を、あえてする必要がないというか。

    駄文を読まされた気分になって、読む気が一気に減じます。

    A、ここまでの文章は時系列的にその後に続く2人の喧嘩よりもずっと後のストーリーなんです。「後悔」や「迷い」は、主人公が異世界転生した後も自分の性格のせいで苦しい道のりを辿ることになった為、どうすべきだったのかと悩んでいることに起因する言葉です。

    ただし、1人で語っているという設定を否定する必要はありませんね。この部分はあまり深く考えず差し込んだものだったので、省く方向で修正します。

    >彼と俺は、人類にとって最も重要なとある議題について議論していたのだ。その内容は──
    >性癖についてだ。

    ギャグとしてなら、この引きはアリ。

    A、この点を褒めていただいたということも参考にギャグシーンを修正しようと思います。

    >「リキ、お前僕を裏切るのか!?またしても親友の僕を!?」

    別に友人が裏切られたように見えないので、意味不明です。
    主人公の性癖がどう変わろうと、他人の勝手では?
    意気投合してたならいざ知らず。

    A、確かに裏切るという言葉は不適切なように思えます。置いていく等の言葉に変更します。

    >翔は俺の胸ぐらを掴み、鬼の形相で俺の顔を睨んできた。

    ギャグなら許されるテンションですが、どうも本気なのかギャグなのか話が掴めなくて、戸惑いますね。

    A、この時点ではギャグのつもりです。

    >「そうだよ!!お前は、お前はなんなんだ!自分の意思というのが無いのか!?僕は悔しいよ……お前に言われる度、僕は悩みに悩んでいたんだぞ!僕の考えが間違っていたのではないか?僕の性癖は異常性癖で、これから矯正しなければ周囲に迷惑がかかるんじゃないか?ってね!!!」

    自分の意思がないのは友人の方にしか見えません。
    主人公はまあ、執着がなくて飽きっぽいか、統合失調症なんでしょう。

    A、確かに友人には自分の意思があるとは言えません。ここでは友人はブーメラン発言というか、自分にも当てはまるような言葉を無意識に言ってしまっています。友人は流されやすい性格なのです。

    >「あぁそうだ。お前はその後にこうも言ってたよなぁ!"俺はただ、成長してるだけだ"と!!」

    気が変わるのを成長とは言いませんが、まあギャグなら……でも正直、ここまで全然笑えません。

    >「僕はそれが許せないんだ!お前はあまりに軽薄すぎる!いつもそうだよな!何かに熱中する事はあっても、すぐに飽きて次だ!これまでは我慢してきたけどもう限界だ!殺してやる!」

    なんでこの人、友人やってるんですかね?
    まともなツッコミがいないので、ギャグが成立してない感じ。
    せめて主人公に突っ込ませてみては。

    >「次は絶対に決めるからな?この争いの結論。」
    >「あ、うん。頑張ってくれ。」

    うーん。
    盛り上がりはなく、ギャグとしても面白くない感じ。
    普段ならここで、読むのを止めるところ。

    A、ギャグについては、私自身実力不足を感じています。そもそもツッコミがいないため成立していないというのもその通りだと思いました。ギャグシーンへの理解を深めようと思います。

    >今日はシブいな。
    これも何がシブいのか、意味がわかりません。

    A、説明不足でした。主人公が開いたpexivに表示されたR18作品があまり好みのものではなかったということです。

    >ここまでで2時間も待たされたので少し頭が限界になっていたようで、

    状況がよくわかりません。
    相手が二時間遅刻しているということ?

    >「嘘だ。某位置情報共有アプリ見たけど、リキは2時間前からここにいたじゃん。それに昔から、リキは待ち合わせをすると決まって時間ぴったりに来るしね。」

    私が友人で相手が二時間前から待ってると知ったら、その時点で何かしら連絡しますけどね。時間間違えてるのかと。

    そもそも二時間前から待つ意味がよくわかりません。「いま来たところ」というギャグの為だとしても、長すぎです。せめて愛莉に突っ込んで欲しいところです。

    A、2時間は長すぎましたね。時間を短くするか、2時間待っていても不自然にならないストーリーに修正します。

    >どれぐらい某位置情報共有アプリを使っていなかったかと言うと、スマホの機能で勝手に雲マークが付いていたレベルだ。某位置情報共有アプリを入れた当初は使っていて楽しかったのだが、ある日から心底つまらなくなって某位置情報共有アプリを開くことすらなくなってしまった。

    「飽きやすい」という設定の補強はいいですが、説明が長すぎます。

    A、確かに間延びしてしまっています。簡潔な説明にまとめます。

    >フランス人とのクウォーターという事もあり非常に整った顔立ちで、肌が異様に白く、服なんか明るいブラウンのフリルがついたワンピースを着てるからかまるで人形みたいだ。そこには美しさだけでは無く儚さがあるとすら思う。

    この説明から儚さは感じ取れません。
    特徴に何かしら要素が欲しいところです。
    私なら、「色素が薄く、日差しの中に消えてしまいそうだ」とか書くと思います。

    >高校生にしては十分に発達した胸部、腰のくびれ、猫のように大きな目や紅の薄い唇

    最初の「儚げ」という印象と真逆の描写です。まるて別人。

    A、儚さの説明としては不十分でしたね。ただ、儚さという設定はあまり重要視していなかった為後半では矛盾が起きてしまっているようです。「そこには~」の文章の必要性はないようにも感じるので、省く方向で修正しようと思います。

    >いや、これは決して恋愛感情では無い。尊敬の念だ。

    何を尊敬してるのかよくわかりません。
    服装や可愛さを普通「尊敬」はしないですから。

    というか、愛梨と主人公の関係がわかりません。単なる親友の彼女なのか、それ抜きで友人なのか。
    愛梨が「昔から」と言ってるので幼馴染みかなとも思えますが、それにしては外見の評価が普通ですし。
    ここは最初に明記したほうが話を読みやすいです。

    A、尊敬は自分からみてもここに入れるのはよく分からない単語でした。単純に「これは恋愛感情では無い」と否定するだけの文章に変更します。
    また、愛梨は主人公にとってただの友人の彼女です。主人公が時間を守る人間であると伝えたかっただけで、昔からという言葉にそこまで注意を払えていませんでした。物語の流れ的に不適切なので消しておきます。

    >俺といる時もこのレベルという事は、この子の魅力は天然の物なのだろう。

    ここも意味不明です。
    「俺といる時も」ということは服装の話のはずですが、服装は天然ではありません。

    A、ここではどちらかというとメイク等の話をしたかったのですが、服装の話を先にしてしまったこと、詳しい情報を書かなかったことにより勘違いを生んでしまったようです。そうならないよう主人公が言及しているのは何のレベルなのかを明記します。

    >「中は思ったより綺麗だな。」
    >「でも、なんだか寒いわ。」
    >これを返してくるとは思わなかったな。

    意味がわからないので調べたところ、「青鬼」というノベルのパロディですかね?
    私が知らないだけならともかく、さしてメジャーなネタでもなさそうなので、パロディネタには不向きだと思います。知らないと全然面白くないので。

    A、知らないと内輪ノリを見せられているような感じになってしまいますね。パロディネタとして使うなら有名なものを使ってみます。

    >「あっそ、じゃあ白い方にする。」
    >「なんだお前は。」

    初ツッコミですが、甘い。
    私なら「俺の存在意義とは……」とかにしますかね。

    A、こう見ると私のツッコミは甘いかもしれないですね。

    >流石に外で待ってもらう事にした。流石に2人で選ぶのは危険である。

    「流石」が被っています。

    A、訂正ありがとうございます。修正しておきます。

    >たまたま翔に会ったりしてしまったら、もうあいつとは親友でなくなってしまうだろう。

    絡みの時点で親友感が皆無だったので、今一つ深刻さを感じません。

    A、普段は仲がいい設定だったのですが、話が喧嘩から始まったのと仲がいい時の描写が一切ないせいでそのように思われてしまっている感じですかね?

    >店内は多種多様な商品が並んでいてカラフルだ。人によっては気持ち悪くなる程だ。

    ドンキですかね。

    A、そうですねw

    >何故なら、俺が買うのはコ○ドームだ。

    ネタなのかマジなのかわかりません。
    まあネタならアリかなあ。

    >俺は彼女がいたことすらない童貞なので、ゴムの善し悪しが分からない。

    あれっ、マジで選んでる?

    A、マジで選んじゃってますね。

    >最近では"あの形"の物だけでは無いんだな。いや、それが最近であるかすら俺は知らないけど。

    何が言いたいのかよくわかりません。

    >こういう知識だって、俺は少しでも興味を持てば深い所まで知る事になるのだろう。俺はいわゆる、熱しやすく冷めやすい、ってやつだからだ。

    主人公の性格紹介に使うなら、こう書くべきです。
    「TONGAは以前に興味があって、種類も値段も調べ尽くしたが、今はまるで興味がない。俺は熱しやすく冷めやすいのだ。」

    A、主人公は、TONGAについて興味をもったことはありませんあ。そのため、よく知られる形だけではなく様々な形のものが売られているなんて知らなかったし、いつから売られているかも知らなかった。しかし、TONGAに興味を持てばそれについて深く知ることができるのだろうという言い回しで主人公の性格を表したかったので、このような表現になりました。

    >愛莉は翔の彼女なのに、まるで今日は俺の彼女かのような感覚がした。

    作中の描写を見る限り、全然そんな感じはしません。

    A、そうでしたか。であればそう思わせるような描写を追加するか、この文章自体を削除するなどして修正します。

    >いや、こんなことを考えるのは良くないな。

    至って当たり前の発想ですが、主人公にまるで共感できてないので少し安心しました。

    A、どうすればキャラクターに共感できるような文章が書けるかを考えてみます。

    >毎年プレゼントをくれていた愛莉が、何故か今年に限って渡してくれなかったのは今日の為だったようだ。

    二人の関係の説明を先にしておくべきです。

    A、確かに後付けだと不自然かもしれません。

    >そもそも、俺にこの状況を拒否する必要はあるのか?
    俺が購入したバ○フライをひとつだけちょろまかしてはいけない理由はあるのか?

    「バ◯フライ」ではわかりにくいので、普通に「ゴム」でいいかと。

    理由はさっき考えていたはずですが、まあここはこういうキャラということでもいいと思います。共感はしづらいですが。

    A、バ○フライでは分かりにくいですね。キャラはそのままにさせていただきます。

    >でも、俺は前から思ってたのだ。ヤりたいと。

    性欲は否定しませんが、それなら親友の彼女になったことへの羨望とか複雑な思いとかありそうなものです。買い物時点ではそんな話ゼロでしたよね。

    A、肉体関係は持ちたいが彼女にはなって欲しくない。つまりセフレのような立ち位置を望んでいたのです。

    >俺は今決して侵してはいけない領域を侵そうおしている。

    侵そう「と」している

    A、訂正ありがとうございます。

    >昨日翔に言われた"軽薄"という言葉は、真に俺の事を形容していたといえるだろう。

    そこよりまず考えるべきことがあると思うんですが。

    A、まあそうですねw

    >「あ、そうだ!私の部屋紹介するよ。せっかくだしね。」

    部屋は知らないんですか。
    この二人の関係が一気にわからなくなりました。

    A、ここは先程書いた通り、「昔から」などが語弊を生んでしまっていたようです。

    >もう犯しちまっていいんじゃないだろうか。

    「犯る」は犯罪を意味するのでマイルドに言い換えるべきかと。
    主人公の心証を少しでも回復したいなら。

    A、確かに、ここで「犯る」という言葉を使う必要は無いかもしれません。変更します。

    >さっきから思考が乱れすぎだぞ。落ち着くんだ俺。

    家に来た時点で覚悟完了してましたよね?

    A、肉体関係を持つことについては覚悟を決めていましたが、精力剤を盛られ、思考が安定しない為に主人公が思い描いていた順序をすっ飛ばしてことに及んでしまう流れになっている事を危惧して冷静になろうとしています。

    >俺は、また飛び立つのだ、新しい花に。まるで、花園でひらひらと飛ぶ蝶々のように。そしてその蝶々バ○フライは俺の息子にしっかり装備された。始まるのだ、これまでの関係を全て破壊する道が。

    ここは、なかなか面白いです。
    これならバタフライを残す忌がありますかね。なら、ゴムを買う場面で、「バタフライにした」と追記しておきましょう。それで知らない読者にも通じます。

    このくらいのクオリティのギャグノリが、全編に欲しいところ。

    A、なるほど。そうした方が断然伝わりやすいですね。変更します。

    >明らかに遮られたな。食い気味だった。あと何がせっかくなのかは分からない。

    ここで一服盛る理由も不明です。
    ギャグにせよ、動機くらいはあるべきでしょう。

    >事を始めようとしたその時、その男はやってきた。翔だ。

    いやいや。わけがわかりません。
    ここ愛梨の部屋ですよね。家の鍵は?呼び鈴は?

    >翔は手に包丁を持っていた。そして、俺が気づくよりも前にその刃は俺の背中に突き刺さっていた。

    「どっから包丁が出てきたんだ!」とかツッコミが欲しい。

    A、この辺りのことは後から明かされる事なのですが、愛梨と翔は2人で計画して主人公を殺しています。ただ、主人公が何も疑問を持たないのは不自然ですね。心の中だけでも何かしらの疑問やツッコミを加えます。

    >まさかお前らかこんな事してるとはなぁ!
    お前ら「が」

    A、訂正ありがとうございます。

    >翔は泣きながら笑っている。何度も、何度も、何度も何度も何度も俺の背中を突き刺して、泣きながら笑っていた。

    背中を刺されながら相手の顔を見るのは無理でしょう。

    A、無理ですね。場面を詳細に想像出来ていなかったようです。刺されるのはお腹に変更します。

    >俺はその間、色々なことを考えていた。

    えっ、これ真面目な話だったんです?

    A、一応そのつもりではありました。

    >脚色した所でボロが出るような、ゴミみたいな人生にはならない為に。

    何か脚色してましたっけ?

    A、していないですね。この脚色は冒頭の脚色につられて使った言葉なので不適切です。この一文の是非から考え直します。

    >死んでも抱き続けなきゃならないんだ。

    死んだ後前提の発想は流石に違和感あります。

    A、その通りですね。

    「俺はこの悔しさを抱きながら死ぬんだ」

    のような文章に変更します。

    >あー、蝶々って別にそういう意図があった訳じゃなかったんだけどな──

    ここの意図はあまりよくわかりません。
    死ぬ=羽化みたいな? ちょっと強引ですかねえ。

    A、ここもバタフライと絡めたつもりでした。

    >ゆっくりと遠くへ歩いていく
    「遠くにいる」のに遠くへ行くのは変です。
    「ゆっくりと遠ざかっていく」

    A、間違った表現でしたね。修正します。

    >その姿は光を帯びて眩しいと共に、今にも消えてしまいそうなほど儚い。

    眩しいなら「真っ暗」ではないはずです。
    眩しいに対して「儚い」も違和感があります。花火のような意味なら、そう思える説明を。

    A、眩しいという言葉は大袈裟すぎたかもしれません。微かななど光が少量である事を表す言葉に変更します。また、真っ暗という表現も不自然ですね。基本的に暗い空間であることを説明する文章に修正します。
  • ・タイトルについて
    内容にあってるかは、まだ序盤なので保留。

    でもタイトルだけなら、なかなかいいセンスだと思います。
    あまり見ない単語の組み合わせで、興味を惹かれました。

    A、ありがとうございます。タイトルに見合う内容に出来るよう努めます。

    ・文章について
    文法ルール無視ですが、まあ高校生でラノベならそこまで求めません。
    表現力はまだまだ足りませんが、文章の流れを考えて書くことは出来ています。時々意味が繋がっていないことがあるので、そこだけ注意を。

    ギャグシーンでは、大仰な言い回しや気持ちのいい文章テンポ、リズムを求められます。ギャグセンス自体は文章力ではありませんが、文章力なしにはギャグが生まれない面も小説にはあるので、ギャグテイストの作品を書くには、普通のラノベより語彙や表現力を鍛えておく必要があります。

    アクションシーンの書き方の練習もしておくといいと思います。
    オーバーな動きはギャグの幅を広げますし、もちろんバトルを書く際にも役に立ちます。異世界転生でも重宝するはずです。

    A、文法ルールや表現力、ギャグセンスなど、理解を深めるべき点が少しずつ分かってきました。ありがとうございます。


    ・内容について

    はっきり言いますが、全然面白くないです。

    まず、本作はシリアスなのかギャグなのかの線引きが明確ではありません。

    序盤の主人公の独白はギャグ寄りでしたし、行動も常識外れなので、無軌道な主人公によるギャグものかと思い読んでいましたが、後半はシャレで済まない展開になり、むしろギャグの方がよかったと思うようなオチによって人生を終わらせます。感情移入しようがなく、転生と言われても「好きにして」という気分になりました。

    逆にこの小説がギャグではなく、ギャグテイストの普通の話だと考えれば、ストーリー展開が適当過ぎてついていけません。
    親友の彼女に誘われ、さして悩みもせずホイホイついていき、特に理由もなく彼女に薬を盛られ、ご都合主義に彼氏が登場して刺されて死ぬ。ギャグの方がまだましですね。

    作者がどちらを想定して書いているのか。
    これは私の推測ですが、多分「何も考えていない」のではと。
    その時その時で面白くなりそうなことをただ並べてるだけ、と見ましたがどうでしょう。

    高校生に全体の構成を考えて書けとまではいいませんが、せめて「どういうノリの作品にするか」を考え、それを忘れないようにしながら書きましょう。でないと明後日の方向に話が向かい、読者がついていけません。一話でさえこれなんですから。

    A、私としてはギャグシーンは入れつつも普通の話をする予定でした。しかし感想を受けて、どちらなのかはっきりと分からない話なんだなと気づきました。
    これからはギャグのせいで本筋がブレないよう調整しながら物語を進めようと思います。

    以下、読みながら感じた問題点と改善策をざっくりと。

    >ギャグがつまらない

    ギャグにも好みはありますし、「こうすれば絶対面白い」とは断言できません。私もギャグが得意というほどではありませんし。

    ですが、ここまで面白くないと、言わずにはいられません。
    ほぼほぼ全て滑ってると言っていいです。バタフライのとこだけですね、褒められたのは。

    理由は色々ありますが、とりあえず読めるようにする方法は「ツッコミを入れる」ですね。
    この作品にはツッコミがいません。ボケっぱなしです。
    というかまともな人間がいないので、話はぐちゃぐちゃになるし、ギャグも狙ってるのか天然なのかわからない。笑えない一因です。

    ツッコミ役を作るには、まともなキャラが必要です。
    別に完全にまともである必要はなく、部分部分でまともになり、ツッコミとボケを交代し合うというやり方もあります。ともあれ、誰かが徹底的に突っ込めば、少しは読めるようになるはず。
    もしそれが出来ないなら、そもそも小説を書く以前の問題です。

    A、ボケとツッコミという、基本のスタイルを意識してギャグシーンを書こうと思います。冷静に状況を客観視出来る人物を1人置いておくのは大切ですね。

    >主人公の設定について

    「熱しやすく冷めやすい」という設定自体はよくある性格設定ではありますが、これを極端に徹底すれば、案外個性的なキャラを生み出せる気がします。

    例えば「待ち合わせに二時間前に来る」という場面がありますが、これを「熱しやすく冷めやすい」に沿ってギャグにするなら、「二時間前に待ち合わせ場所に来たが、待つのに飽きて遊びに行き、遅刻するい」みたいな、一周回ってしまう行動にできるかと。

    童貞なのは「ことに至る前につきあいに冷める」ため。
    テストも「初日の教科は高得点だが、後の教科は赤点」とか。

    個性付けに色々考えられると思いません?

    A、確かに詰めが甘い部分がありました。主人公の熱しやすく冷めやすい性格は全編通して大切な設定なので、徹底してみます。

    >親友について
    感想でも書きましたが、親友感はゼロですね。
    NTR(寝取られとルビ振った方が親切)についても、主人公が飽きたというだけで、やりとりが無茶苦茶ですし。

    あそこは
    「親友が好きなNTRを主人公に教える。
     熱しやすい主人公は親友以上にハマるがすぐ冷めてしまう。
     親友は落胆するが、主人公の性格を知っているので気にしない」

    くらいがいいと思いますね。

    そういえば、親友のNTR好き設定は、主人公が誘惑された際の言い訳に使えると思っていました。
    「あいつはNTR好きだから、むしろ喜ぶのでは?」みたいな。
    ギャグテイストなら、これくらいのノリでもいけるかと。

    A、そちらの方が親友感が出ますね。ただ、親友が周りに流されやすい設定なのは変えたくないので、主人公に振り回される描写も同時に変更し難いです。

    誘惑された言い訳の方ですが、それは考えてもみなかった発想です。それでいて主人公が言いそうなセリフでもありますね。参考にさせていただきます。

    >転生について
    あらすじなどから何となく、「軽薄なオレだが転生後はまともな人生を」みたいな展開だと思われます。

    うーん。正直、今のところ面白くなる気がしません。
    転生後に性格を変えてしまうなら、前世であるこの一話はまるまる無意味になります。「クソみたいなキャラの改心」で興味を惹けるという計算かもですが、善人になるだけでは、さしたる売りはありませんし。長所を残した上で何を改善するか、を明確にしておく必要があるでしょう。

    引きの弱さについては、「主人公がどう変わる(変わりたい)のか」を、一話のラストで提示することで、解決できるはずです。
    ここで「面白くなりそう」な変化を出せるかが勝負どころでしょう。
    読者に期待させ、話の続きを読ませるアイデアが求められます。

    私なら、そうですねえ。
    さっき書いた「極端に熱しやすく冷めやすい」性格をキープしたまま、「女に弱い」という軽薄さを後悔し、克服しようと決めて転生する……みたいな展開にしますかね。
    熱しやすさ故に色仕掛けに弱く、冷める前にピンチに陥った結果、死んだわけですから。一応整合性はあるはずです。

    A、これは元々決めていたのですが、主人公の性格は転生しても変わりません。本気でやろうとか真面目にやろうとか心で決めたところで、主人公のような性格はそう簡単に治るものではないと思っています。だからこそ、それをどう治していくかを書いていきたいです。

    また、1話終了時点で主人公がどう変わりたいと思ったのかも興味を引くような書き方に修正出来るよう努めます。

    全体的に深く考えず思いつきで入れたような言葉が多かったようです。また、実力が不十分なのにも関わらず先読みをし過ぎて内容が疎かになっている部分もあったように感じています。これからは一つ一つの言葉に意識を向けて小説を書こうと思います。

    ど初心者の小説ですが、細部まで読んでいただきありがとうございました。

  • >さにぃさん

    >感想ありがとうございました!夏休みの宿題に追われて返信が遅くなってしまいました。すみません。

    高校生らしい理由ですね。
    お疲れさまでした。

    >梶野様はなろう系を読まれないと言う事だったので、ある程度感想への覚悟はしていたのですがかなり応えますね。

    普通は本音の感想とか、わざわざ言わないですからね。
    とくにウェブ小説では適当に褒めるくらいが一番得策です。
    心血注いだところで見返りがあるわけでなし、敵が増える可能性の方が多いですから。

    私の場合は、本音しか言えない病気なのと、その方が相手のため、ひいては自分のためになると思っているのでやっているだけで。人が離れるのも覚悟の上です。
    なので、くれぐれを私のやり方を真似たりはしないほうがいいですよ。茨の道ですから。

    >ただ、このように細かく自分の小説を読んでもらえる機会はなかなかないので嬉しいという気持ちが大きいです。

    まあ、ここまでがんばる人はなかなかいないでしょうね。
    感謝してもらえるなら、がんばった甲斐がありました。

    >せっかくなので感想への回答もさせていただきます。一応ネタバレを含むと前置きはしておきます。

    構いませんよ。
    ネタバレ含みで感想が変わることもあるでしょうし。

    >A、これは完全に私の不注意です。カクヨムの仕様として、半角で1マス下げても反映されないということを調べずに投稿していました。

    なるほど。
    カクヨムだとプレビュー機能があるので、毎回確認すべきですね。
    読者視点の最終チェックは、経験者は例外なくやってるはずです。

    >A、後述しますが、この辺りの主人公の語りに多く見られる不自然な言葉の原因は文章の流れと時系列のズレにあります。ただ、脚色という言葉はその場合でもふさわしい言葉では無い為他の言葉に変更します。

    では、後述の時にお答えしましょう。

    >A、そう思われても仕方がない内容でしたねw

    これから直せばいいだけですw

    >A、そのような意味合いで書きました。漢字二文字でしばるひつようはないので、読者に理解してもらえるような言い方に修正してみます。

    インパクトという意味では、漢字二文字もいいと思うんですよ。
    かっちりハマる単語があるなら、私もそっちを選んでいます。

    >A、ここまでの文章は時系列的にその後に続く2人の喧嘩よりもずっと後のストーリーなんです。「後悔」や「迷い」は、主人公が異世界転生した後も自分の性格のせいで苦しい道のりを辿ることになった為、どうすべきだったのかと悩んでいることに起因する言葉です。

    回想シーンなのは読めば伝わります。

    >好きな方を選んで欲しい。正解は無い。何故ならそれは、今俺が痛感し、後悔し、何より迷っているからだ。

    「後悔」や「迷い」というのは、この部分の話ですよね?
    別に時系列の問題はないと思いますよ。そもそも冒頭なので、他と混同しようがないですし。

    ここの指摘は、あくまでこの部分のみに突っ込んだものです。
    未来に何があったかは私にはわかりませんが、普遍的な意味で、
    >「正解がない」とわかってるなら、迷う必要はないのでは?
    と書いたわけです。単なる感想ですが。
    正解を求めるからこそ、人は迷うものですからね。

    >ただし、1人で語っているという設定を否定する必要はありませんね。この部分はあまり深く考えず差し込んだものだったので、省く方向で修正します。

    そうですね。
    ここはひとまず、この一文を消せば恰好がつくと思います。

    >A、確かに裏切るという言葉は不適切なように思えます。置いていく等の言葉に変更します。

    どういう経緯で「置いていかれた」のか、読者に説明するのをお忘れなく。

    >>翔は俺の胸ぐらを掴み、鬼の形相で俺の顔を睨んできた。
    >ギャグなら許されるテンションですが、どうも本気なのかギャグなのか話が掴めなくて、戸惑いますね。
    >A、この時点ではギャグのつもりです。

    ここも主人公が「テンションおかしいだろ」と突っ込めば、ああギャグなんだなとわかりますね。

    >A、確かに友人には自分の意思があるとは言えません。ここでは友人はブーメラン発言というか、自分にも当てはまるような言葉を無意識に言ってしまっています。友人は流されやすい性格なのです。

    友人はここが初登場で説明もないので、どんな性格かは読者にはわかりません。会話か地の文で伝える必要があります。
    流されやすい性格をアピールしたいなら、主人公に「おまえが流されやすいだけだろ」と突っ込ませるとか。

    >A、ギャグについては、私自身実力不足を感じています。そもそもツッコミがいないため成立していないというのもその通りだと思いました。ギャグシーンへの理解を深めようと思います。

    とりあえずギャグとして書いた場面は、全部突っ込みを入れてみましょう。その上でくどすぎるところは突っ込みを省いたり、パターンを変えたりすればちょうどいいかと。セルフツッコミも混ぜるとか。

    >>これも何がシブいのか、意味がわかりません。
    >A、説明不足でした。主人公が開いたpexivに表示されたR18作品があまり好みのものではなかったということです。

    ああ、そういうローカルな言い回しがあるんですかね?
    もしoixiv界隈で普通に使われてる言葉なら、直さなくていいと思います。意味合いはわからなくもないですし。

    >A、儚さの説明としては不十分でしたね。ただ、儚さという設定はあまり重要視していなかった為後半では矛盾が起きてしまっているようです。「そこには~」の文章の必要性はないようにも感じるので、省く方向で修正しようと思います。

    キャラのイメージは統一しておかないとですよ。
    読者が混乱しますからね。

    >また、愛梨は主人公にとってただの友人の彼女です。主人公が時間を守る人間であると伝えたかっただけで、昔からという言葉にそこまで注意を払えていませんでした。物語の流れ的に不適切なので消しておきます。

    でも普通の友人という設定だと、「毎年誕生日にプレゼントくれる」
    部分で矛盾が出ませんかね。ただの友人に毎年プレゼントは渡さないと思うんですが。よほど特別な相手でない限り。

    >A、ここではどちらかというとメイク等の話をしたかったのですが、服装の話を先にしてしまったこと、詳しい情報を書かなかったことにより勘違いを生んでしまったようです。そうならないよう主人公が言及しているのは何のレベルなのかを明記します。

    「本気の化粧でなくとも可愛い」という意味なら、確かに天然ですね。


    >A、知らないと内輪ノリを見せられているような感じになってしまいますね。パロディネタとして使うなら有名なものを使ってみます。

    ここら辺、読者にわからないのが問題と言うだけなので、たとえば丁寧に説明できるならアリなんですよ。
    まあこの題材は説明してもイマイチだと思いますが、読者の知らない知識を作品に出すというのは、別の面白さにつながるということを覚えておいてください。

    >A、こう見ると私のツッコミは甘いかもしれないですね。

    ツッコミにもセンスが必要です。

    >A、普段は仲がいい設定だったのですが、話が喧嘩から始まったのと仲がいい時の描写が一切ないせいでそのように思われてしまっている感じですかね?

    仲のいい場面を出せてないですからね。
    それもあって、最初の会話は喧嘩で終わらせない方がいいと思ったんですが。揉めてもすぐ仲直りできる的な。

    >>ドンキですかね。
    >A、そうですねw

    さりげなく伝えられてるのはいいと思いますよ。

    >何故なら、俺が買うのはコ○ドームだ。

    >A、マジで選んじゃってますね。

    ここはギャグの方がいい気がしますね。
    愛莉に「何買ったの?」と聞かれて、うまくごまかしたりとか。

    >A、主人公は、TONGAについて興味をもったことはありません。そのため、よく知られる形だけではなく様々な形のものが売られているなんて知らなかったし、いつから売られているかも知らなかった。しかし、TONGAに興味を持てばそれについて深く知ることができるのだろうという言い回しで主人公の性格を表したかったので、このような表現になりました。

    とくにこだわりがあるとかでなければ、面白く紹介できる方を選ぶべきだと思いますよ。最終判断はお任せしますが。

    >A、そうでしたか。であればそう思わせるような描写を追加するか、この文章自体を削除するなどして修正します。

    買い物してる描写だけですからね。
    これがもっとデート的な場面、二人で食事とか映画見るとか隣に座るとかがあれば、「彼女のような感覚」もわかるんですが。

    >A、どうすればキャラクターに共感できるような文章が書けるかを考えてみます。

    とりあえず普通の感覚を持ってる描写、ですかね。
    全体的に突飛な性格なので。

    >A、バ○フライでは分かりにくいですね。キャラはそのままにさせていただきます。

    「読みながら」ではこう書きましたが、後のギャグのためにバ○フライ表記は残すべきですね。

    >A、肉体関係は持ちたいが彼女にはなって欲しくない。つまりセフレのような立ち位置を望んでいたのです。

    それでも別に構いませんが、その率直な気持ちを買い物中くらいに描写しておいた方がいいかと。わかりやすくいえば
    「めちゃヤりたいけど、ダチの彼女だしなあ」てな感じのを。

    >A、肉体関係を持つことについては覚悟を決めていましたが、精力剤を盛られ、思考が安定しない為に主人公が思い描いていた順序をすっ飛ばしてことに及んでしまう流れになっている事を危惧して冷静になろうとしています。

    ヤれたら順番などどうでもよかろうなのだァ!な気がしますがw
    あとわかりやすくするなら、ここは「クスリのせい」であることを自覚させれば早いと思いますよ。

    >A、この辺りのことは後から明かされる事なのですが、愛梨と翔は2人で計画して主人公を殺しています。ただ、主人公が何も疑問を持たないのは不自然ですね。心の中だけでも何かしらの疑問やツッコミを加えます。

    えっ、そうなんですか? 全然理由がわかりません。
    まあ、この先で真相が明らかにならないと、成功しているかわからないので判断は保留しますが、一抹の不安は感じますね……かなりアクロバットな理由が必要になる気がしますが。

    >A、無理ですね。場面を詳細に想像出来ていなかったようです。刺されるのはお腹に変更します。

    お腹の場合は何度も刺さない方がリアルですよ。
    しかし翔は泣いてるし愛莉は震えてるし、意図的に殺してるようには見えませんね。どうせ殺すんだから演技する必要ないですし。

    >>えっ、これ真面目な話だったんです?
    >A、一応そのつもりではありました。

    それならまず、ストーリー自体はしっかり作るべきですね。
    ストーリーが怪しいので、ギャグやコメディに引きずられてる印象。

    >>ここの意図はあまりよくわかりません。
    >>死ぬ=羽化みたいな? ちょっと強引ですかねえ。
    >A、ここもバタフライと絡めたつもりでした。

    ここは無理しない方がいいかも。


    >A、眩しいという言葉は大袈裟すぎたかもしれません。微かななど光が少量である事を表す言葉に変更します。また、真っ暗という表現も不自然ですね。基本的に暗い空間であることを説明する文章に修正します。

    暗い中で眩しい表現をしたいなら、順番を作ればいいんです。
    「暗い空間に光源がある」と書くから矛盾するわけで、
    「暗い空間に光源が生まれた」と書けば問題なくなります。
    まず暗い空間を書いてから、眩しい光が現れたとすれば解決です。


    >A、ありがとうございます。タイトルに見合う内容に出来るよう努めます。

    がんばってください。タイトルは褒められますから。

    >A、文法ルールや表現力、ギャグセンスなど、理解を深めるべき点が少しずつ分かってきました。ありがとうございます。

    簡単なようで奥が深いですからね、コメディ文章。
    私は「ぐらんぶる」「はこヅメ」(ともに漫画)を参考にしてます。面白いですよどっちも。

    >A、私としてはギャグシーンは入れつつも普通の話をする予定でした。しかし感想を受けて、どちらなのかはっきりと分からない話なんだなと気づきました。
    >これからはギャグのせいで本筋がブレないよう調整しながら物語を進めようと思います。

    本筋を木の幹とするなら、ギャグは枝のようなものです。
    枝を書いた後、きっちり幹=本筋に戻すのが大事ですね。
    ツッコミが大事なのは「ここでギャグは終わり」と読者にわかりやすく伝えられるからです。

    もう一つ思ったのは、確かな文章力が重要なことですかね。
    しっかりした文章を書いていれば、おかしなことが起こっても「これはギャグだ」とすぐわかりますが、文章が怪しいと「これはギャグなのか作者のミスなのか」と曖昧で笑えなくなるんです。
    すぐに文章力がつくものでもありませんが、意識すれば多少違うかもしれません。


    以下、読みながら感じた問題点と改善策をざっくりと。

    >A、ボケとツッコミという、基本のスタイルを意識してギャグシーンを書こうと思います。冷静に状況を客観視出来る人物を1人置いておくのは大切ですね。

    本筋を確かにするという意味でも大事ですね。

    >A、確かに詰めが甘い部分がありました。主人公の熱しやすく冷めやすい性格は全編通して大切な設定なので、徹底してみます。

    主役の個性は極端な方が映えますからね。

    >A、そちらの方が親友感が出ますね。ただ、親友が周りに流されやすい設定なのは変えたくないので、主人公に振り回される描写も同時に変更し難いです。

    登場シーンで主人公と親友、両方の説明を同時にしようとするから難度が上がるんだと。
    あのシーンを伸ばして一人づつ説明するか、別の場面で親友の説明をするかした方がハードルは下がるかもしれません。

    >誘惑された言い訳の方ですが、それは考えてもみなかった発想です。それでいて主人公が言いそうなセリフでもありますね。参考にさせていただきます。

    どうぞどうぞ。

    >転生について
    あらすじなどから何となく、「軽薄なオレだが転生後はまともな人生を」みたいな展開だと思われます。

    >A、これは元々決めていたのですが、主人公の性格は転生しても変わりません。本気でやろうとか真面目にやろうとか心で決めたところで、主人公のような性格はそう簡単に治るものではないと思っています。だからこそ、それをどう治していくかを書いていきたいです。

    こればっかりは読んでみないと、ですね。

    >また、1話終了時点で主人公がどう変わりたいと思ったのかも興味を引くような書き方に修正出来るよう努めます。

    これは大事だと思います。
    一話目で読むのを止められては、どんなに二話目が面白くても意味ないですからね。

    >全体的に深く考えず思いつきで入れたような言葉が多かったようです。また、実力が不十分なのにも関わらず先読みをし過ぎて内容が疎かになっている部分もあったように感じています。これからは一つ一つの言葉に意識を向けて小説を書こうと思います。

    一番効果的で誰でもできるのは、何度も読み直して修正することです。ウェブ小説の利点ですから、大いに活かしましょう。

    >ど初心者の小説ですが、細部まで読んでいただきありがとうございました。

    こちらこそ、参加ありがとうございました。
    完結目指してがんばってください。
    何かわからないことがあれば、いつでも聞いてもらって構いませんので。
  • 拙作の評価、ありがとうございました。
    泣きながら(この作品、私が月光を聞いて泣いてしまって、書こうと思ったんです)構想を練って、悩みながら書いたので、衝動書きみたいな箇所が多く、なんとも言えない作品になってしまったのは否めません。
    まず、文章力を評価していただけたこと、とても嬉しかったです。ありがとうございます。
    そして、突きつけられた設定の矛盾。締切まで、しっかりと向き合いたいと思います。自分では気づけないような細かなところまで読んでいただけたこと、本当に嬉しく思います。おかげで、作品をよりブラッシュアップしていくことができそうです。先生に感想をお願いしてよかったです。
    最後になりますが、この度は拙作の評価、本当にありがとうございました。自分なりに作品と向き合い、精査していこうと思います。長々とすみませんm(_ _)m
    貴重なご意見、ありがとうございました!
    また機会がありましたら、その時はぜひ、よろしくお願いします🙇
  • >春野カスミさん

    企画参加、お疲れさまでした。
    なかなか正面から向き合うには難しいテーマですが、矛盾をなくしてしっかり描けば面白くなりそうだと思いました。

    登場人物がどういうキャラで、何を考えて動き、行動の結果に至ったのか、小説に出て来ない部分までしっかり考えておけば、矛盾は避けられるものと思います。キャラの造り込みの問題かもですね。

    私の指摘でわからないことがあったり、まだ聞きたい部分があれば、またいつでもどうぞ。喜んで相談に乗ります。

  • お世話になっております。
    「月光」の感想を書いていただいた春野です。
    自分なりに改稿した作品が書けましたので、再度感想をお伺いしたいです。よろしくお願いします🙇

    一応お伝えするのですが、めちゃくちゃ変わりました。主人公も、シナリオも変わりました。それを踏まえた上で、再評価よろしくお願いします。

    https://kakuyomu.jp/works/16817330663214070578
  • >春野さん

    おお、一晩で書き上げましたか。凄いですね!

    軽く目を通しましたが、ほとんど別作品ですねこれ。
    せっかくなので、「じっくり感想企画」にこちらも参加してください。本来は一人一作ですが、例外的にこちらも紹介しましょう。感想もじっくり書きますので。可能な限り急いで。
  • いいんですか!?
    ありがとうございます!!
    では、ぜひよろしくお願いします。
    至急企画に参加させていただきます!
  • 梶野様
    返答が遅くなり申し訳ありません。少々体調を崩しておりました。

    まずは読んで頂いたことへの感謝を。ありがとうございます。
    がっつり読んで頂いたようで、初見は感想を読み進める際緊張のあまり指先の血の気が引くという珍しい体験もありました。
    体調が落ち着きましたので感想の感想やご指摘に対しての返答をしていきたいと思います。
    すべてを拾うと長くなってしまうので、一部を拾います。


    まずは読みながら感想の方から。

    >>それからバイトの現場まで行くために、普段は通らない近道の路地裏に入って——それがいけなかった。
    >悪夢を見て早起きしたのが、近道をする理由になっていないのが気になります。普通は「遅れそうなので近道する」ものでは。
    >悪夢を見る必要性は(先の伏線かもなので)わかりませんが、もし外せないなら、「早く起きたあと二度寝してしまい、バイトに遅刻しかけた」などの説明のほうが理解しやすいはず。
    こちらは「悪夢を見た日」と「初めて怪物に遭遇して黙士になった日」が偶然重なり、本来忘れてしまうだろう「悪夢を見たこと」も記憶に刻まれている、というシーンになります。
    近道は気分転換程度だったのでしょう。ここは描写不足ですね。

    >>あれは危なかった。もう少し深ければ首を斬られてた。
    >「斬る」は武器や刃物に用いる表現なので、熊の爪だとやや違和感があります。かと言って「切る」も迫力不足なので、「首が飛んでいた」とかどうでしょう。
    「斬る」と「切る」について、これは単純に私の知識不足ですね。勉強になります。
    指摘を踏まえて赤島ナイズに書き換えるとしたら、
    「あれは危なかった。もう少し深かったら……今思い出しても首がゾワゾワする。」
    になるでしょうか。これはちょっと改訂するかもしれません。

    >>そう、黄鷺先輩!
    >黒一色なのに名前は黄色なんですね。謎。
    >赤島は炎の剣なので、余計そう思います。
    赤島はとっつきやすさを重視しているため、名前と能力が近くなっていますが、他はそうでもありません。
    これに関しては黄鷺の名前には一応設定が存在します。いずれ黄鷺のCaseも上げる予定です。

    >>久我さんは当時からやっぱり威圧感があってさ。学校の厳しい先生みたいだなって思った。
    >一言で人物像が浮かんで、いい描写だと思います。
    ありがとうございます。これは私も自信がある描写です。

    >>とんでもない絶叫で満たされてた。
    >ちょっと口語から離れすぎ。小説ぽくなっています。
    >「とんでもない絶叫で耳が痛くなった」
    ぐうの音も出ない指摘です。ちょっと赤島から書き手に寄ってしまってますね……。

    >> 黄鷺先輩が呟いたのが、声の止んだ部屋にやけに大きく響いたのを覚えてる。
    >場面の締めくくりとして、なかなかのセンスだと。
    ありがとうございます。場面の締め括りには結構気を遣っています。

    >>そいつはそのまま転びそうになりながらもこっちを向いて、
    >文頭1マス下げを忘れています。
    純然たるミスですね。修正しておきます。

    >>「あのすいませんやばいんで! 刀を抜けるようにしてください! パパっと! このままだと死ぬんで! お願いしますほんっとに!」
    >ちょっと面白い。初めてだとこうなりそう。
    狙って書いたのでそういった感想頂けて嬉しいです。

    >>間合が届かなかったんだ……!
    >「間合いが遠かった」か「刀が届かなかった」かと。
    確かに「間合いが届かなかった」は変ですね。修正します。


    >>「そうそう、スマホ。忘れてったよ」
    >>「あ、ありがとう……」
    >> 当初の目的だったスマートフォンを彼女に渡した。
    >ここの文意がよくわかりません。
    >後から家を出た主人公が、彼女の忘れたスマホを発見し、手渡したとも読めますが、「当初の目的」が意味不明です。ジャケットを着せるにかかっているんですかね?
    >ここまでしてスマホを話に出す目的も謎です。
    >この後、スマホが話に絡みもしませんし。
    >特段の意味合いがないなら、この部分は丸ごと削っていいくらいです。
    ここは描写不足ですね。永山の家に忘れていったスマホを彼女に返すというのが当初の目的でした。

    >>肩を押されたのだと理解し、何とか腕で体を支えて、肩を押した張本人である彼女を見上げた。
    >肩を押されて「倒れた」と書かれていないので、「肩を押されただけ」に読めます。「見上げた」でそれとわかりますが、読者の理解が遅れ引っ掛かります。
    >男性が女性に肩を押された程度ではまず倒れないので、ここは「突き飛ばされた」とした方がわかりやすいです。「倒れた」ことも体を支える部分で明言すべきです。
    彼女の膂力は人間のそれではないための描写でしたが、それならそうと分かるように描写するべきでしたね。

    >>足音に混じって何かが擦れ合う音が聞こえる。
    >これは意味が分かりません。何が擦れる音?
    機動部隊の装備の音でした。

    >>ダン、と音が鳴る。それが銃声だと気づいたのは彼女の額に穴が空いた時だ。
    >>ぐらついた体はしかし倒れず、和樹越しに撃った相手である機動部隊の隊員を睨みつけた。
    >男の背中越しに、寄りそう女を撃つとか、普通は誤射を恐れてやりません。まして専門職の人間が。非現実的です。
    >せめて位置関係を「機動隊>男>女」ではなく、「機動隊>女>男」にすべきです。
    これは位置関係や体勢の描写不足ですね……。少し練り直してみます。

    >>男が鍵を回すかのように手首を捻り、刃の向きが水平から垂直へと変わる。
    >描写はかっこいいですが、回す意味は不明ですね。
    >刃の向きは上なのか下なのかが気になります。
    >剣筋の描写がないので、バトル好きとしては想像のヒントとして欲しいところ。
    >>彼女の体が、三つに分割されて落ちた。
    >ここも、どう分割されたかの説明が欲しいところ。
    >理由は上に同じです。
    >「どう斬ったか」を書かないのは正解ですが、「どう斬ったか」を想像させるヒントは大事ってことです。
    なるほど。確かに「どう斬ったか」を想像させるヒントは必要ですね。「どう斬ったか」については決まっているので、そこからヒントを置いてみようと思います。

    >>和樹は赤に手をつく。はじいた赤が頬に付着した。
    >この表現はいいですね!
    ありがとうございます!

    >>コーヒーを一口飲む。舌に触れたその味は、いつもと変わらず苦かった。
    >忘却に対する不安とかすかな気付きの暗喩なら、「変わらず苦い」よりも「いつもと同じはずなのに、やけに苦い」方が適切という気がします。
    ここに関しては「忘れている記憶を思い出すこともなく、日常に戻っていく」シーンですので、「変わらず苦い」のままの方がいいかな、と。
    ただ、それに至るまでの永山の背景描写が足りていなかったので、こう指摘を受けるのは最もだと思います。



    ここから総評についてです。

    >・タイトルについて
    >イマイチですね。あまりに平凡すぎます。
    >とくに怪物に焦点を当てた内容にも感じられません。設定もよくあるやつですし。
    >叫刀や黙士の方がオリジナリティがあるので、そっちに寄せたタイトルの方が内容的にも合っているという気がします。
    タイトルについては自分でも平凡すぎるな、と思います。

    >映像的な文章表現の試みも、あちこちに見て取れます。すべて成功してるわけではないですが、何も考えず書いている人に比べれば、一歩前に出ている印象です。
    ありがとうございます。

    >とくにシーンを締めくくる最後の一文にこだわりが感じられ、高く評価します。私も同じタイプなので、そのセンスは伸ばして欲しいところです。
    こちらは読みながら感想の方でもありましたが、シーンの締め括りにはこだわっているので、センスを伸ばしていきたいです。

    >黄鷺の名前について
    >戦隊もの然り、キャラものでは名前と特徴は連想しやすい方が基本的にはいいです。赤島が炎の剣というのがわかりやすい例ですよね。
    >ですが黄鷺は全身黒ずくめで、今のところ黄色との関連性は感じられません。
    >まあ絶対リンクさせるべきというルールもないのですが、では彼女のキャラに名前が合ってるかと言えば、正直、あまり馴染んでる気もしません。
    >もしか未使用だった叫刀の特性に合わせてるかもですが、むしろ一話目でこそ、その片鱗を見せてもいい気がします。
    これは読みながら感想の方で答えた通りですね。ちなみに名前の由来等は決まっています。

    >例えば、そうですねえ。
    >叫刀は叫びのような黙士の「思い」を具現化するとか。そのために使用者の感情を食いつぶしていくとか。
    >黙士の方は、抜刀中は声を奪われ、言葉を話すことが出来なくなる。まるで刀の奴隷のようになってしまうので、厳重にロックがかけられ、時間制限で強制納刀される仕組みになってる、とか。
    この設定はちょっと私も読者として読んでみたいですね……。

    >ここら辺、しっかり設定があるならそうとわかるよう開示した方がいいです。全部でなくてもそれとわかる程度は。
    設定はありますが、このシーンでは「仕組みを知っている者がいない」ため、明かしませんでした。

    >例えば個性付けの基本として、攻撃方法を変える手法が考えられます。対する主役のアクションも変化し、読者を飽きさせない工夫です。或いは二匹登場させず、一匹目が叫刀との共鳴で檻から逃げ出し、赤島と再戦闘させるという展開もありでしょう。これなら毛むくじゃらを造り込むだけで済みますし、一度目は逃げるしかなかった相手へのリベンジということで、燃える展開と言えます。
    再戦闘、なるほどその手がありましたか……。


    >内容的には謎めいた少女をかくまい、心を通わせた男の逃避行とその末路、という感じですが、とにかく主人公たち気持ちが舌足らずで伝わってきません。せめて二人が出逢った経緯と過ごした時間について、ダイジェストでいいので回想が欲しいところ。疑問の大部分は氷解するはずです。回想に抵抗があるなら、疑問に応じるヒントを随所に散りばめる必要があるでしょう。
    >とくに「なぜ少女はいままで主人公を襲わなかったのか」「少女が人を殺したのはこれが初めてか」「人食いと知っての上で暮らしていたのか」などは、明言はされずともそれとわかるヒントを読者に与えなければ、読後にすっきりできないと思います。
    こちらに関しては背景の練り込み不足及びそれに付随する描写不足ですね。

    >あと、一話と二話で、怪物としての共通点がまるで見当たらない点も気になります。
    >怪物がタイトルでテーマとするなら、何かしらデザインや特性に同一性、方向性を与えていくものです。でなければテーマを表現できないので。
    >もちろんまだ話は序盤で、これから出てくるのかも知れませんが、三体のデザインや特徴に共通点を設けることで、伏線とすることは可能だし、重要かなと。少女は倒す前後に本性を現すとかにすればいいですし。
    二話の目的のひとつが「怪物に外見は関係ない/人間の姿の怪物もいる」という点を伝えることでした。


    以上となります。
    指摘を受けた点や伸ばすポイントなど、非常にためになりました。
    今回はありがとうございました。また機会がありましたらよろしくお願いいたします。

  • >六花ヒカネさん

    >梶野様
    >返答が遅くなり申し訳ありません。少々体調を崩しておりました。

    そういう事情ならお気になさらず。
    気持ちの整理に時間のかかる方もおられますしね。

    >まずは読んで頂いたことへの感謝を。ありがとうございます。
    >がっつり読んで頂いたようで、初見は感想を読み進める際緊張のあまり指先の血の気が引くという珍しい体験もありました。

    それは凄い!
    本気で書いておられるのが伝わります。

    >>悪夢を見て早起きしたのが、近道をする理由になっていないのが気になります。普通は「遅れそうなので近道する」ものでは。
    >>悪夢を見る必要性は(先の伏線かもなので)わかりませんが、もし外せないなら、「早く起きたあと二度寝してしまい、バイトに遅刻しかけた」などの説明のほうが理解しやすいはず。
    >こちらは「悪夢を見た日」と「初めて怪物に遭遇して黙士になった日」が偶然重なり、本来忘れてしまうだろう「悪夢を見たこと」も記憶に刻まれている、というシーンになります。
    近道は気分転換程度だったのでしょう。ここは描写不足ですね。

    行動を関連付けると、シーンとシーンの繋ぎがわかりやすく、流れがよくなるんです。ストレスなく読んでもらうためには、繋ぎをスムーズにすることを意識されるとよいかと。

    >「斬る」と「切る」について、これは単純に私の知識不足ですね。勉強になります。
    指摘を踏まえて赤島ナイズに書き換えるとしたら、
    「あれは危なかった。もう少し深かったら……今思い出しても首がゾワゾワする。」
    になるでしょうか。これはちょっと改訂するかもしれません。

    いい感じだと思います。

    >>黒一色なのに名前は黄色なんですね。謎。
    >赤島はとっつきやすさを重視しているため、名前と能力が近くなっていますが、他はそうでもありません。
    これに関しては黄鷺の名前には一応設定が存在します。いずれ黄鷺のCaseも上げる予定です。

    なるほど。
    設定があるなら、そこまで突っ込むものでもないですね。

    >>場面の締めくくりとして、なかなかのセンスだと。
    >ありがとうございます。場面の締め括りには結構気を遣っています。

    物語のエンディングと同じで、締めくくりが読後感を左右しますからね。

    >>ちょっと面白い。初めてだとこうなりそう。
    >狙って書いたのでそういった感想頂けて嬉しいです。

    赤島のキャラはよく書けていると思いました。
    簡単なようで、結構出来てない例をよく見たので。

    >>ここの文意がよくわかりません。
    >>後から家を出た主人公が、彼女の忘れたスマホを発見し、手渡したとも読めますが、「当初の目的」が意味不明です。ジャケットを着せるにかかっているんですかね?
    >ここは描写不足ですね。永山の家に忘れていったスマホを彼女に返すというのが当初の目的でした。

    なるほど。ここの読みは一応合ってたんですね。
    わかりづらかったですが。

    >彼女の膂力は人間のそれではないための描写でしたが、それならそうと分かるように描写するべきでしたね。

    それはそうですね。
    赤島なら絶対注目するでしょうし。

    >>これは意味が分かりません。何が擦れる音?
    >機動部隊の装備の音でした。

    「ガシャガシャ」とか擬音をつけるとよかったかも。

    >>男の背中越しに、寄りそう女を撃つとか、普通は誤射を恐れてやりません。まして専門職の人間が。非現実的です。
    >これは位置関係や体勢の描写不足ですね……。少し練り直してみます。

    バトルは描写が命なので、細心の注意が必要です。

    >ここに関しては「忘れている記憶を思い出すこともなく、日常に戻っていく」シーンですので、「変わらず苦い」のままの方がいいかな、と。
    >ただ、それに至るまでの永山の背景描写が足りていなかったので、こう指摘を受けるのは最もだと思います。

    そこは作者のご判断にお任せしましょう。

    >ここから総評についてです。

    >タイトルについては自分でも平凡すぎるな、と思います。

    方向はどうあれ、もう一工夫あってもいいでしょうね。

    >こちらは読みながら感想の方でもありましたが、シーンの締め括りにはこだわっているので、センスを伸ばしていきたいです。

    今のままでも十分ではあるので、むしろ見失わないように、と言うべきかもしれません。

    >この設定はちょっと私も読者として読んでみたいですね……。

    使えそうなところがあれば、遠慮なく持ってってください。
    私も読んでみたいw

    >>ここら辺、しっかり設定があるならそうとわかるよう開示した方がいいです。全部でなくてもそれとわかる程度は。
    >設定はありますが、このシーンでは「仕組みを知っている者がいない」ため、明かしませんでした。

    ここは展開をいじってでも、設定をチラ見せするような場面を設けた方がいいとは思います。
    一話目で飽きられてしまわないためにも。

    >再戦闘、なるほどその手がありましたか……。

    怪物を考える手間は省けるし、舞台設定も悩まず済む。
    一石二鳥でしょ?w

    >こちらに関しては背景の練り込み不足及びそれに付随する描写不足ですね。

    人間関係を読ませたいなら、やはり過去の経緯や設定は必須ですね。本編に描かれない部分まで考えてこそ、物語に深みが出るというものです。

    >二話の目的のひとつが「怪物に外見は関係ない/人間の姿の怪物もいる」という点を伝えることでした。

    この目的なら、二話目は早すぎますね。
    もう数話、怪物らしい怪物を出してパターンを作った上で、変化球としてこういう話を持ってくるのがベストだと思います。

    >以上となります。
    >指摘を受けた点や伸ばすポイントなど、非常にためになりました。
    >今回はありがとうございました。また機会がありましたらよろしくお願いいたします。

    お役に立てたなら幸いです。
    私もこの手のバトルもの、大好物なので。
    連載の続きを応援しています。
  • 梶野さん

    改めまして、じっくり読みこんでいただきありがとうございました。
    長くなってしまいますが、気づきなどお返事させていただきます。

    その前に。本音感想が聞きたくて参加しているので、びしびし突っ込んでいただけるのはむしろ嬉しいし、ありがたいです。自分の問題点って自分ではなかなか気づけないので。それとタグですが、前の参加者の方の感想を読むと、タグまで言及されていることも多かったので、読む前に毎回チェックされているのかなとは思っていました。こちらこそ気を遣わせてしまい申し訳ないです。

    また感想の最後で、性同一性障害という言葉を仰られていましたが、本作の主人公はそうかもしれないし、そうではないかもしれません。この問題は、自分にとっても一生の課題なのですが、最近ぐずぐず悩んでいたのもこのことが原因でした。カクヨム退会は単なるID変更のためではあったのですが、時期が重なり、ご心配おかけしました。

    テーマは初めから決めていたわけではなく、まずは飯テロを書いてみようと思いたち、そこから梶野さん式にテーマをふりかけ、何パターンか考えてみたところ、するすると物語がすすんだのが男の娘でした。

    ……なんかいろいろしゃべってしまいました、すみません。お返事していきたいと思います。

    >>インスタントラーメンと、トマトと卵
    >インスタントラーメンが、袋麺かカップ麺か気になるところ。
    まあ袋麺とは思いますが、早めに明記した方がイメージしやすいかと。

    はい、袋麺です。付け加えておきます。

    >>幼い私は兄のラーメンにどれだけ勇気づけられていたことか。
    >これくらい強い印象なら、「たまに作ってくれる」ではなく「いつも」の方が合ってそう。

    そうかもしれません、会話を見直してみます。

    >>両親、特に父は私のことを娘だと認めてくれたことなんて一度もなかった。
    >ここから始まる過去語りは、現実と分ける意味で、何かしら差別化した方がいいかも。
    前後を二行空けるとか。
    入りは気になりませんでしたが、ため息のところでちょっと引っかかったので、ため息前に二行開けるくらいでちょうどいい気がします。なくても大丈夫ですが、読みやすさを優先するなら。

    ため息のところ、実は自分でも読み返すたびに引っかかっていました。前後を二行あけると読みやすい、思い付きませんでした。

    >>両親はその分だけ年老いていて、あれほど怖かった父の背中が前よりも小さくなって見えた。
    >「両親はその分だけ年老いていて」は、後の描写で十分だと思います。
    あえて入れるなら母親の変化でしょうか、白髪増えたとか。

    具体的な描写だけのほうがよさそうですね。父親だけでなく、母親の描写も付け加えようと思います。

    >>実家ではおしゃれなんて絶対に許されなかったから。長い髪をふわっと巻いて、きらきらのトレンドメイクをしていた私は、まるで別人に見えたに違いない。
    >ここら辺、とても上手い書き方ですね。
    話に無理なく、巧みに事実を隠せています。

    >>私がメイドカフェで働いていると知ったときの驚いた母の顏、震える父の拳。
    >ここもお見事。

    不自然にならないか、悩んだ部分でした。褒めていただいて嬉しいです。

    >>「わあ、しわっしわのかっさかさだよ、見て」
    >ネギとか生姜って、使い切らないと忘れ去られがちですよねw

    ですです、よくやらかします。

    >>でも、野菜室に冷えたトマトを見つけたときにピンときた。あ、これだって。
    >この次の行、「職場近くの~」から先は改行して、『西紅柿雞蛋麵』の段落を独立させた方が、読みやすく印象も強まります。

    ここで改行するんですね。やってみます。

    >>味付けは付属の調味料を使うから絶対に間違いない。
    >それはどうかとw
    トマトに合わせるとなると、それなりに種類を選ぶ気もします。インスタントも味はたくさんありますし。
    私なら「多分、大丈夫」くらいにしときます。

    おお……味の種類は全然気にしていませんでした。今回とんこつ味で書いてますが、これももしかしたら「うえぇぇ」って思う方もいるかもしれない?ですね……(でも実際やってみたので大丈夫美味しいです)
    表現は書き直しておこうと思います。

    >>兄は小さいころから優等生だった。真面目で正直で、そして優しい。いつも後ろにくっついて回る私を、兄は邪険にすることなく甘やかしてくれた。
    >ここから無断欠勤の話に飛ぶのは違和感があります。
    会社の話に繋げるなら、兄の普段の仕事ぶり、真面目さ、職種を語るべき。
    このエピソードは、兄を頼って家出した時くらいに回した方が自然です。

    優等生で真面目で正直、から繋げるつもりだったのですが、優しい、を付け加えたせいで余分な一文が増えてしまいました。調整します。

    >>寝ぼけたままぼんやりと電話に出た私は、まるで心臓を直接掴まれたかのような衝撃に飛び起きた。どこか緊迫した重々しいその声は確かに私の名前を呼んだ。咄嗟に「番号が違います」そう言おうとしたのに、全く声が出ない。ものすごいスピードで心が凍り付いていく。うっかりしていた。実家の電話番号に気付かないなんて。
    >ここの描写は微妙。
    名前を呼ばれて「番号が違います」は無理があるというか、「(名前が)違います」くらいがよくある対応では。あと、装飾がやや多いです。私なら、
    「寝ぼけたままぼんやりと電話に出た私は、緊迫した声に飛び起きた。未登録の番号だが、確かに私の名前だ。驚きすぎて声が出ない。うっかりしていた。実家の電話番号に気付かないなんて。」

    確かに名前を呼ばれたのなら「違います」としか言えないですね。関わりたくない人物からの電話で焦る様子を表現したいあまりいろいろ書きすぎました。
    例文ありがとうございます。すごい、すっきり。参考にさせていただきます。

    >>普段の勤務態度から、心配した社長がじきじきに兄のアパートを訪ねた。
    >朝に出社しなくて、その日のうちに社長が訪ねてくるのは、流石にリアリティがないです。
    二日や三日連続で出社しなければ、異常事態だと思うのもわかりますが。
    社長が訪ねるのもかなり不思議に思いますが、まあ小さい会社だったり、個人的な親交があるとかならアリですかねえ。あるいは家が会社のすぐ近所とか。

    どんな状況かだけさらっと説明しておこうと思って書いた情報ですが、実はこれ、まんま経験があって…。社長直々は特殊な状況だったですね。スマートになるように、この辺り、まるっと修正してみようかと思います。挙げていただいた例も参考にさせていただきます。

    >>兄のスマホはまだ電源が入っている状態だった。
    >ここはどうやって確かめたのか気になるところ。
    おそらく電話をかけた結果だと思われますが、「電話は通じても出ない」のか、「電波の届かない地域か電源が入っていない状態」なのか、あるいは「お客様都合で使えない」のか。
    父が連絡した上での情報でしょうが、ざっくりでいいので説明したほうがわかりやすいはず。

    「電話は通じても出ない」状態です。(下に続きます)

    >>冷静に考えて、行方が分からなくなってまだ一日も経過していないはずだった。
    >ここの根拠がよくわかりません。
    この日は月曜なので、週末が休日なら、一日以上空いている可能性があります。土日休みならなおさら。前日が仕事なら、「兄は日曜出勤したのち」などと添えるべきです。

    「捜索願を出す」一文だけ残して、このくだりは省いたほうがスムーズな気がしてきました。

    >>私の電話番号も、兄とは近くに住んでいることも、両親は把握していた。私が知らなかっただけで、私の周囲にはまだつながりが残っていたのだ。
    >ここら辺、リアリティがあっていいですね。

    主人公も突然失踪した身だったので、どう表現するかかなり迷ったところでした。

    >>最近の履歴にいたっては、互いの誕生日に「おめでとう」と「ありがとう」が交互に並んでいるだけだ。
    >ここら辺もすごくリアルw

    うああ、ありがとうございます(小声)

    >>やっとの思いで到着した兄のアパート、私はただドアの前で途方に暮れていた。
    >とりあえず、中に入れるかどうかは確かめるものかと。

    確かめたつもりでいました。描写入れておきます。

    >「……え、お兄ちゃん見つかったって……?」
    ここら辺のあっさり解決する展開も、リアリティが感じられてよいと思いますね。

    >>ストレスとプレッシャーによる心身の不調。
    >「兄は失踪中どこにいて、何故電話に出ず、今連絡が通じたのか」の説明がざっくりとでも必要です。

    分かりました。説明付け加えます。「あまりの体調不良で病院へ。着信に気付いて折り返し実家へ連絡」くらいの説明でも大丈夫でしょうか…。それで、あっさり解決した、と。

    >>私たちはタクシーに乗った。
    >アパートから遠くないのにタクシーを使うのは、歩けないほど憔悴してるということですかね。ここら辺も、病院に来るまでの経緯がわかれば想像しやすくなるはず。

    なるほどです。このあたりも考えてみます。

    >>今はその鉢も枯れて、積み重ねたゴミ袋の陰に埋もれている。
    >これは会社がブラックな予感……

    ゴミの山がブラック感を出しているんですかね…後の場面で兄は「いい会社」と言う場面があるので、少し見直してみようかと思います。

    >>私は静かに立ち止まった。
    >「私は静かに中に入った」の方がスムーズ。

    書き直します。

    >>「部屋、綺麗になってる。たか、あ……えっと……ごめん」
    >ま、普通はここで気づくかと思います。
    バレたら困る筋書きでもないですし、頃合いではないかと。

    あ、気付きますか。
    真相がわかったときに「あ!」と思い出してくれたらいいなとは思ったのですが、分かってしまってもまあそれはそれで……。

    >>本当はこんな姿誰にも見られたくなかったよね。
    >ここら辺の兄妹らしからぬ気遣いも、彼女の生い立ちの説明があるので、共感できます。ああいう人生を送っていれば、知られたくない気持ちに意識も向くだろうなと。とてもいい場面だと思います。

    ありがとうございます。いきなり語り出したりして不自然じゃないかと気になっていた箇所でした。いい場面と言っていただけて、書いてよかったと思いました。

    >>それから帰りの電車で、人目もはばからずにずびずび泣いたんだっけ。
    >ここは「ずびずび泣いた。」で切る方が自然。

    >>目が覚めたときの不っ細工な顔を見て今度はげらげら笑ったんだった。
    >ここも「笑った」の方がいいです。
    ここまでの回想中、過去語り的な言い回しはなかったので。

    文末、訂正しておきます。


    >>麺とかやくをぽこぽこと沸騰する赤いスープに入れ
    >おっ、麺もまとめて茹でちゃうタイプですか。
    まあ深夜飯にそこまで手間暇かけませんかねw

    えっ……地味に衝撃を受けているのですが……まとめて、茹でないんですね……?
    麺は別茹でにして後でスープを合わせる感じでしょうか?
    恥ずかしい話ですが、実は後入れ調味料はちゃんと後入れしないといけないというのを今回作りながら書いていて初めて学んだんですよね(え)。トマトとの味の相性も全然気にしてなかったのですが、料理に関してはかなり無頓着というか適当であるという自覚はあります。分量とか時間とかまず計らないですし……。作り方大丈夫ですかね、多分問題ないとは思いますが、なんかちょっと不安になってきました……。

    >>胸がつきんと痛くなる。
    >「つきん」ってなんだ?と最初は思いましたが、「ずきん」を軽くしたものですかね。
    そう思うと、アリな擬音に感じられます。

    調べましたが「つきん」って言わないんですね。「ずきん」よりもっともっと軽いイメージで使っていました。意識して見返したら、作中の擬音語がかなり多い気がします。

    >『西紅柿雞蛋麵』(xi hong shi ji dan mian)、発音が難しすぎて、何回食べても読み方は全然覚えられないのだけど。
    一字ごとに振ってる辺り、ルビにこだわりが感じ取れます。
    「読み方が覚えられない」という言葉で、地味に嫌味を消しているのもお上手。

    嫌味でしたか、そんなつもりはなかったけれど消せているのならよかったです。

    >>兄の『いつか』は社交辞令なんかじゃないこと、私はよく知っている。だからきっと『いつか』本当に遊びに来てくれるんだと思う。そしたらそのときは、本物の『西紅柿雞蛋麵』を一緒に食べに行くんだ。
    >特別な表現があるわけでもないのに、この部分にいたく感動しました。

    ありがとうございます。

    >>「ううん、辞めないよ。実際仕事は大変だけどね、すごくいい会社なんだ。社長にも恩があるし、今の会社が本当に好きだから」
    >ブラックの洗脳入ってないか気になりますが、まあ社長が気にかけてくれたり、すぐ休みくれる部分で大丈夫ぽい、かな。

    前にも書きましたが、一話目での描写を少しかえてブラックっぽさを減らせればと思います。きっと本当にいい会社です。

    >>ゆっくり体調を整えながら、兄は資格のための勉強を続けている。ずずっ、ずずっと二人分のラーメンをすする音が響く。
    >ここを一行にまとめると、ラーメン食べながら勉強してるようにも見えます。
    勉強の話は既に出てるので、ここは省いていいかと。

    説明が余分になっているところがけっこうありますね。数か所指摘いただいていますが、気を付けたいと思います。

    >>『妹が作ってくれた』
    >この展開はポイント高いです。
    私ならここに感動シーンを集中させるかも。
    でも、自分に名付けた名を兄が初めて呼ぶと言うシーンもいいので、現状がベストな気もします。まあ贅沢な悩みですね。大変エモい場面だと思いました。

    今のままだとむしろ名前のシーンのほうが感動的になっている感じもしますね。でも「妹」の場面にいろいろもってくるのは難しそうな……?
    現状がベストと感じていただけるのなら、このままで。

    >>なんで。なんで。もう無理だ。どでかい何かが一気に押し寄せてきて、あっという間に決壊した。
    >まさに押し寄せるような感情表現で、圧巻です。

    しつこさを心配していましたが、よかったです。

    >>堰を切ったように涙が噴きあげる。
    >でも「噴きあげる」はどうかと思いますw
    「溢れ出る」あたりで十分だと。

    書き直します。

    >>そうだよね。間違いなんてないのかもしれない。でも私は。男の子として生まれてきてしまったこと、例え間違っていなかったとしてもすごく悔しい、悔しくてたまらないんだ。
    >ここら辺のくだり。単純に「間違ってない」で終わらない、終わらせられない思いが詰まっていて、息を呑みました。絶賛します。

    この作品の中で、個人的に一番書きたかったのがここの一言でした。伝わるものがあって本当によかったです。ありがとうございます。

    >>家の中にも残っているたくさんの、かつて孝志だったころの痕跡が、私を責め立てる。
    >細かい指摘ですが、「家の中に残されたたくさんの、」の方がいいはず。

    読み比べてみましたが、そうですね、書き換えたいと思います。

    >>全部、見ないふりをして、私は必死に心を保っていた
    >ふううむ。そういうものなんですね。

    いたたまれない気持ちになるかな、と。書きませんでしたが、親に対する申し訳なさとか、いろいろ。

    >>兄を元気づけたいなんて、おこがましかったんだ。励まされたのは私のほう。私は自分が癒されたいがために、兄とラーメンを食べているのだろうか。それとも、私たちはただ傷の舐め合いをしているだけなのだろうか。わからない。
    >ここら辺も絶妙なバランス感覚だと思います。

    言いたいことはあるのにうまく書けていない感覚でしたので、そう言っていただけてほっとしています。

    >>最後に丼をかかえてトマト色に染まったスープをすする。はあっと息を吐いて顔を上げると、先に食べ終えていた兄と目が合った。お腹が満たされる。生きていることを実感する。兄の笑顔が照れ臭い。私はわずかに残っていたスープを一気に飲み干した。お腹の底が、ずっしりと温かかった。
    >最後、私なら「温かくなった」にしますかね。
    それ以外は文句なしの締めくくりです。
    心を揺さぶられる、よい作品でした。

    締めの言葉って、難しいなあと思います。
    書き換えてみます。最後までありがとうございました。


    ・タイトルについて
    中華風ラーメンだったので、タイトルとサブタイトルも中華風にしてみました。
    飯テロから着想してテーマは後付けだったので、ちぐはぐな印象になっているのは否定できないです。字面だけ見てもちょっと意味深でいいかもと思ってそのままタイトルにしているのですが、「放毒」は確かにきつい印象ありますね。
    「西紅柿雞蛋麵」をタイトルにですか。これが日本語だったらシンプルにタイトル「ラーメン」とか「オムライス」とかそんな感覚ですよね。あ、でも「飯テロ」もそうか。
    ……といいながら、「西紅柿雞蛋麵」もすごく良い気もしてきました。ただ、読み方に困りませんか。今のタイトルだと「しんやほうどく」とか読めそうですが、これはなんて読めばいいんだろう……
    「深夜放毒」もまあまあ気に入っていたのですが、悩みます。うう

    ・文章について
    評価ありがとうございます。綺麗な文章は書けないし、テクニックも何もないですが、味があると言っていただけて本当に嬉しいです。自分で読み返して思うのですが、文章を書き慣れていない人がなんか頑張って書いてるなあって感じでしょうか。真剣に向き合っていることが伝わっていれば嬉しいです。

    ・内容について
    気になる部分がたくさんあったので、正直、あちこちがっつり突っ込まれる覚悟でいました。どきどきしながら感想読みました。思いがけず絶賛いただき、ほんとうに驚いています。
    大きく訂正するのは、兄が無断欠勤するくだりですね。時間がかかると思いますが、見直していこうと思います。

    あと、ちょくちょく「計算されている」と言われていますが、自分はまだまだそういうのはできませんしよくわかってもいません。偶然そうなったか、もしくは偶然そう感じていただけただけかと思いますが、いずれそういうものが書けるようになるまで、書くことを続けていきたいです。

    タグ問題、難しいですね。読んだときの衝撃度を優先するなら外してしまったほうがと思いますが……自分も「男の娘」でタグ検索すること結構多いんです。いろいろ見つけて読んでみたいし、他にも同じような方がいるのなら、目に留まってほしい。なので、このまま付けておきたいと思っています。

    ・アドバイス回答について
    ご意見ありがとうございました。
    一応真相が分かる設定としては「妹」からの場面なのですが、途中ですでにバレてそうな雰囲気でしたね。でも、太鼓判いただき心強いです。
    先にタグを見た方にはニヤニヤしながら読んでほしいし、うっかり見ずに読み始められた方には事実を知ったうえで「もう一度読み返したい」と思ってもらえればいいなと思います。


    長々と失礼しました。
    読みこんでくださり、本当にありがとうございました。
    また、執筆のきっかけをくださったこと、落ち込んでいるときに温かい励ましをいただいたこと、感謝しています。
    これからもいろいろ書いていきたいです。
    企画も残りわずか、最後まで応援しています。
  • >改めまして、じっくり読みこんでいただきありがとうございました。
    >長くなってしまいますが、気づきなどお返事させていただきます。

    いえいえ、こちらこそ。
    どうぞどうぞ。長くても大丈夫ですよ。

    >その前に。本音感想が聞きたくて参加しているので、びしびし突っ込んでいただけるのはむしろ嬉しいし、ありがたいです。自分の問題点って自分ではなかなか気づけないので。それとタグですが、前の参加者の方の感想を読むと、タグまで言及されていることも多かったので、読む前に毎回チェックされているのかなとは思っていました。こちらこそ気を遣わせてしまい申し訳ないです。

    まあ、ゆげさんならそう言うとは思っていましたw
    タグは絶対読むというほどではなくて、読んだり読まなかったりなんですよね。ここは統一するか、「タグを読まないで欲しい」かの質問を用意すべきだったかも。次回は改善しましょう。
    まあでも、読まれる前提で考えるべきでしょうね。タグは。

    >また感想の最後で、性同一性障害という言葉を仰られていましたが、本作の主人公はそうかもしれないし、そうではないかもしれません。この問題は、自分にとっても一生の課題なのですが、最近ぐずぐず悩んでいたのもこのことが原因でした。カクヨム退会は単なるID変更のためではあったのですが、時期が重なり、ご心配おかけしました。

    なるほど。私も安易に想像してしまいましたが、確定ではないですよね。気遣いが足りなかったなら申し訳ありません。

    あまり外野がとやかく言える問題でもないので触れませんでしたが、一小説書きとしては「一生もののネタ」があるということは、皮肉でもなんでもなく羨ましい限りです。何かと悩みも多いでしょうが、是非、作品に昇華してください。

    >テーマは初めから決めていたわけではなく、まずは飯テロを書いてみようと思いたち、そこから梶野さん式にテーマをふりかけ、何パターンか考えてみたところ、するすると物語がすすんだのが男の娘でした。

    実践しておられる!w
    とはいえ、当初と内容が変わった後は、相応のタイトルが必要でしょうね。

    >……なんかいろいろしゃべってしまいました、すみません。お返事していきたいと思います。

    はい。楽しみにしています。
    とくに意見のない部分は飛ばして返事していきますので。

    >はい、袋麺です。付け加えておきます。

    我ながら細かいと思いますが、後半で「かやく」という単語があって、「袋麺にかやくって入ってるかな?」と思ったもので。

    >ため息のところ、実は自分でも読み返すたびに引っかかっていました。前後を二行あけると読みやすい、思い付きませんでした。

    要は「ここで回想終わり」とわかればよいのです。
    行開け以外でも場面転換のマークを置くとか、方法は色々ありそうです。

    >具体的な描写だけのほうがよさそうですね。父親だけでなく、母親の描写も付け加えようと思います。

    十分に描写されてますからね。

    >不自然にならないか、悩んだ部分でした。褒めていただいて嬉しいです。

    別の理由を設けることで、父親の反応を読者にミスデキレクションさせるとは、鮮やかな手並みです。

    >ここで改行するんですね。やってみます。

    意味のある改行なら、積極的にやっておくべきです。

    >おお……味の種類は全然気にしていませんでした。今回とんこつ味で書いてますが、これももしかしたら「うえぇぇ」って思う方もいるかもしれない?ですね……(でも実際やってみたので大丈夫美味しいです)
    表現は書き直しておこうと思います。

    実践してるのは強みですね。
    主人公が作ったことあるかは謎ですが、多分初めてかなと思ったので、「絶対」はどうだろうなあ、と思った次第。
    あるいはここで味を出しておいて、「とんこつ味にトマトは絶対合う」とかなら、個人の好みという意味ではアリですね。

    >優等生で真面目で正直、から繋げるつもりだったのですが、優しい、を付け加えたせいで余分な一文が増えてしまいました。調整します。

    むしろ「後ろにくっついて回る私を~」が不味いのだと思います。これも「優しい」のエピソードですから、余計に説明が「優しい」寄りになり、仕事の話に繋がらない感じが増したのではと。

    >確かに名前を呼ばれたのなら「違います」としか言えないですね。関わりたくない人物からの電話で焦る様子を表現したいあまりいろいろ書きすぎました。
    >例文ありがとうございます。すごい、すっきり。参考にさせていただきます。

    ですです。
    例文は適当に、ゆげさんの文章に変えてもらえば。

    >どんな状況かだけさらっと説明しておこうと思って書いた情報ですが、実はこれ、まんま経験があって…。社長直々は特殊な状況だったですね。スマートになるように、この辺り、まるっと修正してみようかと思います。挙げていただいた例も参考にさせていただきます。

    会社の説明にも繋がるので、社長が迎えに来ても悪くはないのですが、設定と説明はきっちりしとかないとですね。あまり説明が長くなるようなら、削ってもいい部分ではあります。使えるなら残す感じで。

    >「電話は通じても出ない」状態です。(下に続きます)

    ふむふむ。
    ここはそう書いた方が一番わかりやすいかと。

    >「捜索願を出す」一文だけ残して、このくだりは省いたほうがスムーズな気がしてきました。

    とくに必要な情報でもないので、「連絡がつかなくなって何日か」さえわかれば十分ですね。

    >主人公も突然失踪した身だったので、どう表現するかかなり迷ったところでした。

    真面目な兄が、妹の居場所を律儀に両親に伝えてるのが、容易に想像出来ました。なんだかんだ家族ってそういうものだなと。

    >うああ、ありがとうございます(小声)

    お互い生きるのに必死だと、なりがちw

    >分かりました。説明付け加えます。「あまりの体調不良で病院へ。着信に気付いて折り返し実家へ連絡」くらいの説明でも大丈夫でしょうか…。それで、あっさり解決した、と。

    「何故電話に出られなかったのか」「何故電話に出られるようになったのか」の理由も必要です。
    真面目な兄ですから、よほどのことがないと無理して電話に出るはず。そして着信に気付ける状態になったのは、例えば「病院で薬を飲み落ち着いたので」とか、そういった理由も書いた方が納得がいきます。

    「電話は通じても出ない」だと、着信音を意図して無視していたことになるので、逆に理由付けが難しそうです。「電話の音に耐えられなくて電源を切ってしまった」方が、説明は簡単そう。

    >ゴミの山がブラック感を出しているんですかね…後の場面で兄は「いい会社」と言う場面があるので、少し見直してみようかと思います。

    まあ、ゴミ袋以前に、仕事でここまで追い詰められてるのを見れば、「ブラックかな?」と読者は思うかと。
    仕事がキツくても上司がまともだったり、残業代はちゃんと出たりする会社もあるので、そこは一概に言えませんが。
    妹に「ブラックなんじゃないの?」と訊ねさせるとかしてもいいかもです。読者の代弁ですし、説明にも入りやすいはず。

    >あ、気付きますか。
    >真相がわかったときに「あ!」と思い出してくれたらいいなとは思ったのですが、分かってしまってもまあそれはそれで……。

    ここは、ほぼ答えみたいなものですねw
    ええ。どのみち頃合いですし。

    >ありがとうございます。いきなり語り出したりして不自然じゃないかと気になっていた箇所でした。いい場面と言っていただけて、書いてよかったと思いました。

    不自然さは全然感じませんでしたよ。
    ちょっと涙ぐんだくらいです。

    >えっ……地味に衝撃を受けているのですが……まとめて、茹でないんですね……?
    >麺は別茹でにして後でスープを合わせる感じでしょうか?

    うちは丁寧に作る時はそうしてたんで、念のため袋麵の説明書を二つほど見てみました。「麺を茹でて具をぶち込め」って書いてありますね……これは私がマイナーだったのかも。地味に衝撃!w

    >恥ずかしい話ですが、実は後入れ調味料はちゃんと後入れしないといけないというのを今回作りながら書いていて初めて学んだんですよね(え)。トマトとの味の相性も全然気にしてなかったのですが、料理に関してはかなり無頓着というか適当であるという自覚はあります。分量とか時間とかまず計らないですし……。作り方大丈夫ですかね、多分問題ないとは思いますが、なんかちょっと不安になってきました……。

    いやまあ、深夜飯なんて適当でいいと思いますよ。
    本格グルメとかでなし、それくらいいい加減な方がシンパシーが湧くってもんです。私も夜中に作るなら別々に茹でたりしませんし。
    主観的に美味しければ、十分ですw

    >調べましたが「つきん」って言わないんですね。「ずきん」よりもっともっと軽いイメージで使っていました。意識して見返したら、作中の擬音語がかなり多い気がします。

    言わないですね。ゆげさんオリジナルかと思ってました。
    まあ意図が伝わるなら、むしろアリなくらいですが。

    >嫌味でしたか、そんなつもりはなかったけれど消せているのならよかったです。

    小難しい横文字とか、意識高い系の嫌味が感じられる時があるんです。本当に必要な表現ならともかく、不必要だと余計に。
    ここは台湾料理という説明の上での使用ですから、無意味とは思いませんけどね。

    >前にも書きましたが、一話目での描写を少しかえてブラックっぽさを減らせればと思います。きっと本当にいい会社です。

    仕事はハードだけどいい会社なんですね。
    それならいいと思います。

    >説明が余分になっているところがけっこうありますね。数か所指摘いただいていますが、気を付けたいと思います。

    足し算の次は引き算を意識すると、短編を書く際に便利ですよ。


    >今のままだとむしろ名前のシーンのほうが感動的になっている感じもしますね。でも「妹」の場面にいろいろもってくるのは難しそうな……?
    >現状がベストと感じていただけるのなら、このままで。

    「妹が作ってくれた」の方に感動を集中させるなら、「兄が名前を呼ぶ」「名前の由来」はカットしますね。私ならですが。
    とはいえ、どっちかが間違ってるという類のものでもないと思います。現状でも十分だと。

    >しつこさを心配していましたが、よかったです。

    とくに難しい言葉を使っていないのに、こういう表現ができるのがゆげさんの味と言うか強みだと思いますね。

    >この作品の中で、個人的に一番書きたかったのがここの一言でした。伝わるものがあって本当によかったです。ありがとうございます。

    ですよね!

    >いたたまれない気持ちになるかな、と。書きませんでしたが、親に対する申し訳なさとか、いろいろ。

    ここら辺は体験者でないとわからない感覚なのかも、とは思いました。違和感というほどではないですが。

    >言いたいことはあるのにうまく書けていない感覚でしたので、そう言っていただけてほっとしています。

    「自分でもよくわからない」くらいがリアリティだと思います。
    絶対的な正解なんて、何一つないのが人生ですから。

    >締めの言葉って、難しいなあと思います。
    >書き換えてみます。最後までありがとうございました。

    まあごくごく細かな調整で、好みの領域ですけどねw
    ゆげさんがしっくりくる方を選んでください。


    >・タイトルについて
    >中華風ラーメンだったので、タイトルとサブタイトルも中華風にしてみました。
    >飯テロから着想してテーマは後付けだったので、ちぐはぐな印象になっているのは否定できないです。字面だけ見てもちょっと意味深でいいかもと思ってそのままタイトルにしているのですが、「放毒」は確かにきつい印象ありますね。

    タイトルに関しては、確実に変えた方がいいと思えますね。
    内容に「毒」がないので、なおさら。

    >「西紅柿雞蛋麵」をタイトルにですか。これが日本語だったらシンプルにタイトル「ラーメン」とか「オムライス」とかそんな感覚ですよね。あ、でも「飯テロ」もそうか。
    >……といいながら、「西紅柿雞蛋麵」もすごく良い気もしてきました。ただ、読み方に困りませんか。今のタイトルだと「しんやほうどく」とか読めそうですが、これはなんて読めばいいんだろう……
    「深夜放毒」もまあまあ気に入っていたのですが、悩みます。うう

    読みづらいのは確かにありますねえ。
    「西紅柿雞蛋麵~トマトと卵のラーメン~」みたいにタイトルで説明入れるとか。確かに読めないんですが、こうすればフォロー効きますし、インパクトはあると思うんですよ。

    もしくは、この物語に相応しい中国語の単語を探してくるとか。
    「夜食」は……中国語だと「夜宵」ですか。よさげじゃないです?

    「深夜放毒」も確かに捨てるには惜しいので、エピソードタイトルとして残せばいいかなと思います。もしくは別の作品用にキープするか。もっとコメディ寄りな話なら全然アリですからね。

    >・文章について
    >評価ありがとうございます。綺麗な文章は書けないし、テクニックも何もないですが、味があると言っていただけて本当に嬉しいです。自分で読み返して思うのですが、文章を書き慣れていない人がなんか頑張って書いてるなあって感じでしょうか。真剣に向き合っていることが伝わっていれば嬉しいです。

    文章を書き慣れても、なかなか出せないからこそ味なんですよw
    もし今作を流麗な文章で書いても、この温かみは絶対に出ません。私にも出せないと思います。
    もちろん文章が上手くなるに越したことはないですが、同じくらい文章の個性も大事です。このよさを残しながら、上手くなってください。

    >・内容について
    >気になる部分がたくさんあったので、正直、あちこちがっつり突っ込まれる覚悟でいました。どきどきしながら感想読みました。思いがけず絶賛いただき、ほんとうに驚いています。
    >大きく訂正するのは、兄が無断欠勤するくだりですね。時間がかかると思いますが、見直していこうと思います。

    ゆっくりじっくり仕上げてください。

    >あと、ちょくちょく「計算されている」と言われていますが、自分はまだまだそういうのはできませんしよくわかってもいません。偶然そうなったか、もしくは偶然そう感じていただけただけかと思いますが、いずれそういうものが書けるようになるまで、書くことを続けていきたいです。

    私から見ると計算された書きまわしとしか思えませんでしたが、天然の可能性もありますよねw
    まあそれは、次の作品を読んだときに判断させてもらいましょうか。

    >タグ問題、難しいですね。読んだときの衝撃度を優先するなら外してしまったほうがと思いますが……自分も「男の娘」でタグ検索すること結構多いんです。いろいろ見つけて読んでみたいし、他にも同じような方がいるのなら、目に留まってほしい。なので、このまま付けておきたいと思っています。

    はい。ここの判断はお任せです。
    私だったとしても、悩ましい問題ですから。

    >一応真相が分かる設定としては「妹」からの場面なのですが、途中ですでにバレてそうな雰囲気でしたね。でも、太鼓判いただき心強いです。

    そこの謎が物語の肝じゃありませんからね。
    これくらいのさじ加減がちょうどいいかと。

    >先にタグを見た方にはニヤニヤしながら読んでほしいし、うっかり見ずに読み始められた方には事実を知ったうえで「もう一度読み返したい」と思ってもらえればいいなと思います。

    私はタグ読んで知っていましたが、話の面白さを阻害はしませんでしたからね。「知らなかったらもっと楽しめたかな」とは思いましたが。

    >長々と失礼しました。
    >読みこんでくださり、本当にありがとうございました。
    >また、執筆のきっかけをくださったこと、落ち込んでいるときに温かい励ましをいただいたこと、感謝しています。
    >これからもいろいろ書いていきたいです。
    >企画も残りわずか、最後まで応援しています。

    こちらこそ。そう受け取っていただけたなら嬉しい限りです。
    私が何かできるわけでもなく、せいぜい読んで感想を書く程度ですが、マイペースでいいので執筆を続けてください。人生は小説のようなもので「間違いなんてない」ですから。

    私も、自分の小説を書いていこうと思います。
    まだもうちょっと、感想を書き続ける必要はありますが……w
  • 度々失礼します。
    さらに新しい気付きとご提案をいただきありがとうございます。

    二点だけ。
    「妹」の感動シーンで、梶野さんなら「名前を呼ぶ」場面はカットするというご意見を見て、これが引き算か! とハッとなりました。どうしても足すことばかりで、削るという発想がなかったなあ、と。引き算、すぐにはできなくても、意識はしていたいです。

    それと、タイトルについて。
    中国語なのに、新しい単語まで探していただいて恐縮です。
    夜食「夜宵」こちらもいい雰囲気ですね。「西紅柿雞蛋麵~トマトと卵のラーメン~」も補足があれば読めなくても分かりやすい。
    たぶん、このどちらかを使わせていただくことになるかと思いますが……考えすぎると余計に分からなくなってくるので、本文の修正が終わってから、ピンとくるもので決めたいと思います。

    ありがとうございました!
    (「間違いなんてない」をいただいてしみじみしています……)
  • >ゆげさん

    >これが引き算か!
    そういうことです。盆栽でいうなら剪定ですね。
    短編では特に、絞った方がテーマやシーンが際立つのです。
    まあ、どこを残してどこを切るかは作者の判断なんで、何でも切ればいいわけでもないんですが……これも奥深い技術なのですよ。

    >タイトルについて
    軽く検索したらよさげなのが出て来たので、つい。
    他にも調べれば出てくるかもしれません。
    私が出したのを元にアレンジしてもいいですし、使用はご自由にどうぞ。~~の中身を変えるだけでもバリエーションありそうですし。

    こちらこそ、参加お疲れさまでした。
    改稿がんばってください。

  • この度は、読み込んでいただき、ありがとうございます!お時間もかかったことと思います。

    別箇所にも書きましたが、文章ワースト3、内容も同等とのお言葉には、さすがに現実を思い知らされた感じがします。
    前に別の方にも、内容が全然わからないとコメントいただき、ラノベに書き換えたつもりでしたが、文章力がまだなかったようです。
    アニーをおバカな子にしたのも、そのアドバイスによるものだったので、前にいただいたアドバイスがここでは生きたのかな。

    軍人の家なのに警備がザルというコメントや、他のご指摘も全部最もという気が致します。認めるの悔しいけど。

    歴史の知識は、かなりくわしいと思いますし、アメリカ人のメンタリティも昔長いこと住んでいたのである程度わかっているつもりですが、それが伝わらない、面白くないというのでは意味がないです。
    (明るく、前向きで、開拓者精神があって、ワシントン大統領が好き)

    私の脳内には、今後の展開や、それぞれのキャラクターの魅力、欠点、多々にあるのに、それをうまく表現できないのが本当に悔しくて。
    (オマージュした、『モヒカン族の最後』は、最高に面白いのに)

    しばらくこのままに置かせていただき、いただいたアドバイスを考えながら、コツコツブラッシュアップし、書き進めていきます。

    お時間いただき、ありがとうございました!

  • あ、一点だけ反論を。

    >>合衆国の英雄

    >>南北戦争以来の英雄、先住民族出身のエナペーイ・トールチーフ将軍が欠かせないだろう。

    >ワタシの知らない人物かと思い調べましたが、どうも創作上の人物のようですね。先住民族出身の将軍というのも素人的には「ほんまかいな」と思われ、歴史上にモデルがいるのかとざっくり調べましたが検索で見つからず。

    まあ私は知識がないので検証はできませんし、創作なのでどんな設定でも問題はありませんが、リアリティの観点から言うと首を傾げるのは事実です。荒唐無稽な作風ならいざしらず。この後、数奇な運命を経て先住民族から将軍になる話が展開するなら手のひらを返すんですが。

    >>差別を決して許さない公明正大な人柄、またその妻カミラ夫人とも非常に仲睦まじい家庭人だったことはあまりにも有名で。

    >この程度の話で、歴史に残る名大統領に並ぶ知名度が得られるとはちょっと思えません。

    >>戦争における英雄というだけでなく、
    >>人種のるつぼで平等主義を精神的支柱におく合衆国の良心でもあった。

    >具体的に何をした英雄なのか、知りたいところです。
    一将軍、つまり軍人が国の良心と呼ばれることは普通はないでしょうから。




    特にアメリカの、Black Lives Matter 運動や、コロナのアジア人ヘイトクライムに対する反応を見てもわかるように、アメリカ人は、自分たちの社会の中にある差別という意識にとても敏感で、日々それらと戦っています。

    差別はどこにでもあって、なかったことにしたり、あるいはそもそも気づきもしないことも多いですが、少なくとも人と人との分断には、例え表面的な悪意がなくても、強く反発する、その訓練をするのがアメリカ人です。

    トールチーフ将軍は、そういうアメリカ人の美徳を、最初に作り上げた人物の一人……という設定なのですが、やはりわかりづらかったのかな。
  • そう、私の作品、未完結というか、まだ序盤なんですよね。しかも長い。

    きちんと要項を読まずに応募し、申し訳ないです。

    にもかかわらず、読み込んでいただくばかりか、南北戦争の時代背景まで確認いただき、本当に嬉しいです。

    2016年にトランプ政権となり、アメリカが私の考えていたリベラルでオープンなアメリカという面だけではなく(その象徴が、この話ではトールチーフ将軍やアニーたちです)、頑迷で、古い価値観にとらわれてる人たちも大勢いることがわかって。
    それはどこから来ているんだろう、と考えたときに、南北戦争で南部の文化が破壊されたことが背景にあるのかな、と考えたことがきっかけです。

    特に、短編の連作を書くつもりで、というアドバイスにはっとさせられました。

    忙しいところお時間いただいてもらったアドバイスを参考に、ブラッシュアップしていきますね。

  • >蜂蜜の里さん

    >この度は、読み込んでいただき、ありがとうございます!お時間もかかったことと思います。

    ざっくり半日くらいでしょうかね。
    読むことより下調べの方が時間かかりましたw

    >別箇所にも書きましたが、文章ワースト3、内容も同等とのお言葉には、さすがに現実を思い知らされた感じがします。
    >前に別の方にも、内容が全然わからないとコメントいただき、ラノベに書き換えたつもりでしたが、文章力がまだなかったようです。

    なるほど、そういう経緯が。
    もしやラノベ文章に慣れていないだけで、普通の文章ならきっちり書けるのかと思い、渡米日記を軽く読んできましたが、こちらでも大差はないので、文章力が足りないのは間違いないようですね。

    自己紹介を見るに一般小説の方が読まれているようですし、そちらを手本に書いた方が確実に上達するのでは? と思います。
    こう言っちゃなんですが、ラノベしか読めないタイプの読者は、この題材の時点でまず触手を伸ばして来ないかと。ラノベ文章だとどうしても盛れる情報が限られるので、この題材できっちり書きたいなら、明らかに不向きかと。
    ラノベにこだわりがあるなら、無理にとは言いませんが。

    >アニーをおバカな子にしたのも、そのアドバイスによるものだったので、前にいただいたアドバイスがここでは生きたのかな。

    感想に書いた通り、ナビゲイター役にはおバカで正解です。
    ただ、現時点ではあまり機能してないので、役割の見直しが必要かと。南北戦争もリンカーンも知らない小中学生に読ませるつもりで書いてみてください。

    >軍人の家なのに警備がザルというコメントや、他のご指摘も全部最もという気が致します。認めるの悔しいけど。

    ここら辺は、そう手間をかけず直せるかと。
    「十分な警備をしていたが、それを上回る事態になった」ことにすればいいだけなので。

    >歴史の知識は、かなりくわしいと思いますし、アメリカ人のメンタリティも昔長いこと住んでいたのである程度わかっているつもりですが、それが伝わらない、面白くないというのでは意味がないです。
    (明るく、前向きで、開拓者精神があって、ワシントン大統領が好き)

    その知識を会話だけでなく、小説全体に活用するべきですね。

    例えばパーティの場面だと、当時はどんな食事が並んでいたのか?
    飲み物は? 貴婦人にはどんなドレスが流行っていた?
    髪型の当時の流行と、二人のそれはどうなってる?

    などなど、ワンシーンを映像として思い浮かべるだけでも、これだけ疑問が出るわけで。全部を埋める必要はありませんが、こういった当時の風俗をさりげなく差し挿めてこそ、「南北戦争時代の小説」を書く意味があるのではと思います。

    >私の脳内には、今後の展開や、それぞれのキャラクターの魅力、欠点、多々にあるのに、それをうまく表現できないのが本当に悔しくて。(オマージュした、『モヒカン族の最後』は、最高に面白いのに)

    察するに、知識はあれど小説を書き出したのは最近、というところだとお見受けします。
    知識だけでは書けないのが小説です。もちろん知識があった方が複雑なものが書けるのは間違いありませんが、面白さの大部分は知識より作者自身の考えや人生、思い入れやアイデアに基づくものなので、そちらをまず鍛えるべきでしょう。

    つまり、知識抜きで何本も短編にチャレンジして、それが満足に書けるようになってからでも遅くはない、ということです。

    >しばらくこのままに置かせていただき、いただいたアドバイスを考えながら、コツコツブラッシュアップし、書き進めていきます。

    個人的には、このシリーズは一端置いて、わかりやすいショートショートから練習していく方が、絶対近道だと思います。
    とはいえやはり、自分でやってみないとわからないことかも。

    アドバイスが欲しければ、またいつでもここに書き込んでください。
    真面目に小説書く人なら、手放しで協力しますので。

    >あ、一点だけ反論を。
    >特にアメリカの、Black Lives Matter 運動や、コロナのアジア人ヘイトクライムに対する反応を見てもわかるように、アメリカ人は、自分たちの社会の中にある差別という意識にとても敏感で、日々それらと戦っています。
    >差別はどこにでもあって、なかったことにしたり、あるいはそもそも気づきもしないことも多いですが、少なくとも人と人との分断には、例え表面的な悪意がなくても、強く反発する、その訓練をするのがアメリカ人です。
    >トールチーフ将軍は、そういうアメリカ人の美徳を、最初に作り上げた人物の一人……という設定なのですが、やはりわかりづらかったのかな。

    偉人として名が残る基準は「何をやった人か」です。
    軍人が名を名を残すなら、普通に考えて軍功だと思ったので、そこを訊ねた次第ですね。

    例えば、財界人によるビジネス指南書ってたくさんあります。
    中には精神性とか、道徳に近いような内容のものも。
    ですが、彼らについて語るとき、最初に出てくるのは当然ですが
    「何をやった人か」でしょう? 立身出世の人とか現場から社長になったとか。
    精神がどれだけ素晴らしくても、業績がなければ名前は残りません。歴代大統領に並ぶとなれば、それクラスの偉業が必要ってことです。

    >そう、私の作品、未完結というか、まだ序盤なんですよね。しかも長い。
    >きちんと要項を読まずに応募し、申し訳ないです。

    まあ、何作かは「長編の序盤を判断して欲しい」という依頼だったので、多少ルールを曲げて対応していました。そこは問題ありません。

    >にもかかわらず、読み込んでいただくばかりか、南北戦争の時代背景まで確認いただき、本当に嬉しいです。

    ぶっちゃけ、世界史のない学校だったので、アメリカの歴史とかろくすっぽ知らないんです。これは感想に後で追加しておきますが。
    なので、ド素人の目線で感想を書くつもりでしたが、なんだかんだ調べていくと、やはり面白くて。さわり程度ですが勉強になりました。

    >2016年にトランプ政権となり、アメリカが私の考えていたリベラルでオープンなアメリカという面だけではなく(その象徴が、この話ではトールチーフ将軍やアニーたちです)、頑迷で、古い価値観にとらわれてる人たちも大勢いることがわかって。
    >それはどこから来ているんだろう、と考えたときに、南北戦争で南部の文化が破壊されたことが背景にあるのかな、と考えたことがきっかけです。

    なるほど。
    アメリカの知識はさしてないんですが、当時のニュースを追うにトランプ現象は揺り返しみたいなものなのかなと認識していました。

    >特に、短編の連作を書くつもりで、というアドバイスにはっとさせられました。

    お勧めですよ。
    何でもいいので、一本完成させるのはいい経験になります。
    最初に長編始めると、だいたい失敗するものですから(経験談)

    それでは、また何かあればどうぞ。
  • 梶野様

    返信が遅くなり申し訳ありません。連勤を終わらせてきました。
    作品への丁寧な感想ありがとうございました。自身の小説の癖を客観的に顧みることができました。

    こういった感想への返信も初めてですので、ところどころおかしな点や、解釈が間違っていることもあるかもしれませんが、ご容赦下さい。

    ① タイトルについて
    >意味がわかるような、わからんような感じ。
    加えて字面が地味で印象薄く、タイトルとしては褒められません。
    何より、このタイトルには真の結末は示唆されていません。あとから見て「なるほど」と腑に落ちるようなタイトルがいいのでは。

    梶野様のご指摘通り、このタイトルにはさしたる意味がありません。
    この小説はカクヨムの百合コンテストに投稿するために作成しました。
    私はコンテストの審査員である斜線堂有紀先生のファンで、先生の作品タイトルをオマージュしたためです。

    まず先生の作品タイトルをすべて書き出し、それらをオマージュしたタイトルを考え、その後に、書き上げた作品をくっつけたので、作品とタイトルが乖離しているように見えるのは当然のことです。
    書くときに頭にあったのは、先生に作品を読んでいただきたいということだけだったので、あまりタイトルには拘りませんでした。
    (恐らく最終選考に残ったものだけ読まれると思うので、あまり意味はないのでしょうが。自己満足です)。

    双葉社から刊行された『斬新THEどんでん返し』というアンソロジーに、斜線堂先生は「雌雄七色」という短編で参加しており、今回の作品はこのタイトルをもじったものになります。
    (他にもコンテストに投稿した作品が三タイトルありますが、それらもまた先生の作品タイトルをオマージュしています。)

    感想内でも何度かご指摘いただいた、どんでん返しに執着しすぎではないかという点も、ここに通じています。
    「雌雄七色」がどんでん返しものだったので、私もとことんどんでん返しを突き詰めました。もともと叙述トリックが好きというのもありますが。

    ② 内容について
    >言葉を飾らず率直に言わせてもらえれば、今作を読み終えて最初に出た感想は「胸糞が悪い」でした。
    >ただ、この胸糞悪さこそが、作者の狙いだとしたら、それは成功してると言えるでしょう。

    この点に関しては、喜び半分、悲しみ半分でした。
    私は作品を読み終わったとき、読者にどう感じてほしいかを考えながら小説を書いています。その中に、「胸糞悪くなってほしい」という願いも少なからずあったので、そう感じていただけたのなら、それは私にとって嬉しいことですし、感情を揺さぶるという点では成功したのかなと思っています。


    >そうではなく、もし何かしらのテーマやエンタメ性があり、それを伝えることに失敗しているという前提であれば、私なりにアドバイスも出来るかと思います。

    半分の悲しみに関してはここに凝縮されています。
    この作品には自分なりに明確なテーマ(というよりはコンセプト)があったので、そこが伝わらなかったのは不本意ですし、悔しいです。


    >この物語の感想が空疎なのは、「作者が何を伝えたいのか」が不明瞭なことです。
    >この話の山は「恋人が女性ではなく犬だったこと」で、ラストも詩織に八つ当たりするだけでした。

    私にとって話の山は、「恋人が実は犬だったこと」ではなく、それを知った読者もまた、詩織と同じ「善意の差別者」に過ぎないことを自覚してもらうことでした。

    まず、主人公の恋人が犬であると判明するまで、読者は同性愛者を差別する人間を軽蔑する位置にいると想定して書きました。もちろん読み方によって変わりますが、感情移入をしやすい読者ほどその意識は強くなるのではないかと思います。

    次に、詩織の再登場には恐らく悪感情を抱くでしょうし、手のひら返しには辟易するでしょう。加えて、脅して主人公との恋愛関係を迫る女ですから、その悪感情は大きくなる想定でした。

    しかし、最後に実は恋人が犬であったと判明したとき、読者は少なからず驚き、当惑し、感情移入をしていた読者ほど、拒否感を抱くだろうと思います。
    そのとき、ほんの数千字前まで軽蔑していた人間と同じ位置にいることに気づいて、考えを改めようとします。でも、その行為もまた、ほんの数百字前の詩織と同じだということに気がついて自身の差別意識の根深さを再認識します。

    これはすべて想定読者の理解力を最大限に見積もったときの話なので、極端にはなりますが、この作品のコンセプトはこういったことでした。
    (念のため補足ですが、私は動物性愛者に対して差別意識はありません。ただ、世間から賛同を得づらく、かつ、同性愛者としても機能するマイノリティな性愛を選んだとき、動物性愛が適切だっただけです。正直、誰が誰を好きでもどうでもいいと思っています。)
    (加えての補足ですが、自分に差別意識が全くないとも思っていません。他人の性愛に関して差別意識は薄いと思いますが、それでも無自覚なだけでおそらく日々の生活でいろいろな人を差別区別しながら生きていると思います。生きづらいです。)


    >百合小説だと思って読んできた読者にすれば裏切られたようなものであり、私のように何かしらのテーマを期待していた者にも、「確かに意外だけど、それ意味ある?」という受け取り方でした。

    これもまた半分は嬉しく、半分は悲しいです。
    百合小説だと思って楽しみに読んでいた人間はとつぜん自身の差別意識を顧みる羽目になるのですから、感情はすごく揺さぶられますし、心に残ると思います。
    ただその意図が、そもそもどの読者にも伝わらないのなら意味がないので。


    >もしこれが、「犬が好き」という事実によって、別の側面、別のテーマが立ち現れて、ここまでの彼女の主張が一気に別の色を帯びて輝き始める……という感じならいいんです。むしろ絶賛ものです。

    絶賛されたかった……


    >彼女の主張はいわゆる差別などの表層的な意見に過ぎず、詩織にしても単なる俗物

    コンセプトに気を取られすぎて、キャラクター造形がおろそかであったと思います。
    私は小説を、
    〈ジャンル・テーマ・コンセプト立て→ストーリー構成→キャラクター造形……→執筆完了→タイトル〉
    の順で作っています。
    コンセプトやストーリーに沿った人間を作るから、自分のキャラクターは時々おかしな行動をするのだろうなと薄々思っていましたが(今作だと、周囲にばれたくないのに大学のカフェでキスをする、進学しなければいいのに進学したがるなど)、今回ではっきりしました。ありがとうございます。


    >まずは「何を伝えたいのか」を見直してみては如何でしょうか。
    もし私が見落としていたと思われたなら、「こういう意図で書いた」とおっしゃってください。もう一度、その認識で読み直しますから。
    その上で、「ここがこうだからそう感じられなかった」くらいは書けるかと思います。

    何を伝えたいのかは上記の通りです。なぜそのように感じてもらえなかったのか、ご教授いただけると幸いです。それとも掌編小説に求めすぎでしょうか。


    ③ 文章について
    >安定感があり、書き慣れておられる印象です。
    指摘が必要な個所はほぼありませんでした。誤字脱字のチェックも行き届いています。
    会話や文章の繋ぎにもおかしな点は見られず、安心して読めました。
    少なくともこういった作風で書く限り、文章面でアドバイスすることは私からはないと思います。

    とても嬉しかったです。ありがとうございます。


    ④ 読みながら感想について
    >噂になるとすれば主人公が自分から漏らすことくらいですが、だとすれば何故「女性が好き」という誤解を解かなかったのかという話になります。この部分は上手い説明が必要でしょう。例えば「私は噂に抗おうとしたが、何を言っても笑われる空気なので諦めた」とか。

    これも前述の通り、ストーリー進行を優先しすぎたキャラクターの異常行動です。(今作はそう言った点が多いので、以下は「キャラクターの異常行動」と表記します。もう少しキャラクターを練ってから直します)


    >今どき、性趣味が理由でここまで大規模ないじめになるとはちょっと思えませんが、まあそういう地域もあるかもしれません。

    私が通っていた中学では、結構ありました。「あいつホモらしいよ」みたいなことでいじめ……恐らく加害者側の認識は恐らくいじり(多分中にはいじめようとしていた人もいたと思いますが)……が発生すること。


    >なかなか辛辣でいいと思います。

    ありがとうございます。こういった、正反対の言葉によって作られた一文が好きです。


    >そこまでして登校に固執する理由がいまいちわかりかねますが、まあ誇り高い性格なんでしょうね。

    その通りです。私もいじめられたとき、不登校になったら負けだと思っていたので、なぜか登校し続けていました。今思えばしっかり休むべきでしたね。


    >「好きなところはいくらでも言えるが、どれだけ並べても足りない気がした。無口なところも、歯並びがいいところも、鈴子という名前も愛していた。」

    無口であること、歯並びがいいことは本人の特徴で、名前は外因なので明確に分けて、かつ、名前までも愛している=その人のすべてを愛している、の意図で書きました。
    「鈴子という名前も愛していた」だと、他と同列になってしまうので、「鈴子という名前すら(まで)愛していた」はどうですか。悪文ですか。


    >「違うベクトルで同じくらい鈴子のことを好きな」の方が読みやすいはず。

    その通りです。ありがとうございます。


    >流石にこの感覚は理解できません。学校と鈴子は全く無関係では?

    学校を休む=いじめっ子への敗北=いじめっ子の言うことは正しい=鈴子との関係は笑われて然るべきもの
    と主人公は考えている意図で書きました。
    実際、自分がいじめられているときもこんな感覚でした。言い返さないのは同意と同じだと。そんなはずはないんですけど、でもそういう考えの人結構いますよね。


    >「あえて」の意味がわかりません。

    ありがとうございます。ここは、別にそんな必要もないのに、くらいの意図で書きました。


    >皮肉が効いていて、いい感じ

    ありがとうございます。この文は自分でも結構好きです。


    >進学しなければいいのでは?
    鈴子のそばにいる以外、他にやりたいことがあるようにも見えませんし。

    キャラクターの異常行動です


    >どちらの意味から見ても、常軌を逸した発想です。
    まあ主人公が壊れかけている描写としてなら、一応納得はできます。
    >どっちの意味でもそりゃそうだとしか。
    私が母親なら合鍵渡したのを後悔するレベル。

    主人公がなりふり構っていられなくっている描写のつもりでしたが、あまり納得感はないですか。もう少し考えます。


    >ただ、主人公がこの発言を完全にスルーしてるのはおかしいです。進学で別れる以前の大問題のはずですが。話の帳尻を合わせるなら、削るべき発言でしょう。

    主人公は鈴子が長くないことは知っているので、ここはスルーで問題ありませんでした。ただ読者にそのことが伝わっていないのは問題でした。それ以前の、薬の量が増えた、睡眠時間が増えたあたりで、ある程度予測は立つはずなので。


    >ここも一読目は共感できたんですが、噂が誤解だとわかると腑に落ちません。作られた怒りのように思えます。

    鈴子との関係を笑われていたことや、いじめられたことは事実ですし、この主人公はプライドが高いので、怒りを覚えるのは当然かと思ったのですが、どうでしょうか。


    >それはどうでしょう。
    ぶっちゃけ母親の配慮にも一理あるので、あくまで母親個人の感覚の問題なだけと思えます。
    相手が男性だったとしても連絡をためらいそう。急死ならなおのことです。合鍵を渡してることから見ても、二人は家族同然のつきあいなんですから。

    これは梶野様と私の感覚の違いかもしれません。
    私は家族同然の付き合いの人(あるいはそこで飼われているペット)が死んだとき、連絡をもらえなかったら嫌な気になりますし、怒りを覚えます。もちろん、向こうも色々配慮してくれたのだろうとは考えますが、理性と感情は分けて考えるので。


    >「普通の恋人同士なら連絡がもらえた」と確信させる確には、このケースでは難しい気がします。

    ここは主人公が、普通の恋人同士という文言を使って、自分たちをそもそも普通ではない(悪意を持って換言すれば異常)としてしまい、加えてマジョリティのカップルと比較し、卑屈になっているという場面でした。
    主人公は、自分たちが男女だったら絶対連絡がもらえたのに!と確信しているけど、実際は分からないよね、という主人公にもある種の差別意識が根付いている表現です。


    >いやあ、母親は最大の理解者に思えますよ。
    何年も鈴子のために毎日通い詰める隣人に合鍵渡しちゃうんですから、相当な深さの理解だと。普通なら不審者扱いでしょ、こんな人。
    >文章自体はとてもいいと思います。
    ただ、怒りの出どころがふわふわしてて、よくわかりません。ここまで激しい怒りなら方向がはっきりしていそうなものですが、そうでもないし。いじめはこの件は無関係ですし、母親もここまで恨まれることしてませんしね。

    これは私の感覚かもしれませんが、自分のことで手一杯の人間ほど、人からの善意や理解を過小に評価する傾向があるように思えて、そのまま書きました。怒りに関しても同様です。余裕がない人ほど理不尽な怒りを、無方向に向けているなと。

    ここも、キャラクターの異常行動ですね。母親が合鍵を渡すとありますが、普通はそんなことしませんし、リアリティには欠けています。
    親密さを表すために合鍵を渡すという行動を取らせましたが、別の行動の方が良さそうですね。


    >擲つ(なげうつ)はルビが欲しいところ。

    ありがとうございます。どの程度の漢字ならルビをつけるべきかの基準にいつも困っています。


    >Fランクならともかく、そこそこ上の大学なら、こんなことはないと思いますがねえ。もちろんこういう人がいるのは間違いないですが、全てではないはず。周囲に集まるのはやはり類友が多いものです。
    >ま、主人公の主観であると言えばそれまでですが、主人公の人生の薄さが気になります。

    私が通っていた学部がFランだったので、このような描写になりました。
    でも確かに、Fラン大学にも夢をもって積極的に動いている人は大勢いましたね。
    少し大学生をこき下ろしすぎました。訂正しておきます。


    >「規則的」より「周期的」の方が。

    ありがとうございます。ここは前文の「刹那的」という言葉と対比させたいのですが、他に良い言葉はありますか。


    >>周りと合わせて人生を謳歌することもできず、
    平穏だった高校でもそんな話はなかったので、元々そんな望みがあったようには見えません。

    ここは、その後の文「かといって首をくくれるほどの情熱もなく」と対比させたい一文でした。確かに安直でした。変更します。


    >そもそも、そこまでして大学に通う意味が、この主人公には感じられないというか。このメンタル状態で通学する必要があるのかとすら思えます。

    キャラクターの異常行動です。詩織と再会させるために大学に通わせていました。ただ、大学に在籍していればいいので、ほとんど欠席していてたまたま登校した日に鉢合わせる設定にしようかなとも思っていますが、ご都合展開でしょうか。


    >>男子からはAVを見させられ、逐一感想を聞かれた。
    普通に問題行動だと思いますが。
    クラスの女子がこれに全スルーとか、あります?
    私は男性なので女性の反応はわかりかねますが、男に関して言えば百合への反応は理解かスルーですよ。いじめに加担する展開が想像できません。他の理由があるとしか。

    ここはミスリードのためと、過去のいじめのひどさを表すためのAVでした。
    AVを見させられる=性愛対象は人間という、多少飛躍していますが、カモフラージュにはなるだろうと思っての配置です。
    確かに問題行動ですが、いじめなんてそんなものですから、あまりここの描写には拘ってなかったです。
    いじめは大義名分があればなんでもいいので、女なのに背が高いという理由でもいじめるものではないですか。女なのに髪が短い、女なのにがさつ、女なのに女が好き。
    男も女をいじめるでしょうし、そこに男女差はないと思います。


    >>「大丈夫? 具合悪いなら一回でよっか」
    >そう言って私の手を引いた。
    思い出させる展開としては順当。

    ありがとうございます。


    >いきなりのクズ発言でびっくりします。
    なんなんだこのキャラ。
    >>「改めて、あのときは本当にごめんね。私ずっと後悔してたんだ。あのとき私が、ちゃんと分かっていればいじめなんて起こらなかったかもしれないのに……。祥子ちゃん、まだ女の子が好きなんだよね。まだって言い方も失礼か。ごめん。鈴子ちゃんだっけ? 付き合ってたんだよね。まだ続いてるの?」
    超早口で言ってそう。
    クズ発言がなければ、まだしも耳も貸せるんですが。

    これは前述の通りです。なるべく詩織に悪感情を持たせたいという狙いがあったので。
    あと、恋愛に狂った人は、狙った相手と関係を持つためなら、何でもしがちだなと思ったので。


    >>そして、残虐にする。
    ここは改行せず、前文から続けたほうが流れが綺麗だと思います。

     印象に残したい文章だったので改行しました。


    >>「そうだね。死別だけど」
    普通に考えれば、こんな相手に絶対言いたくない話だと思いますが、まあ騙すための撒き餌なんでしょうかね。

    その通りです。汲み取ってもらえて嬉しいです。


    >>そんな、足とか胸とか出しちゃってさ
    そういうのを「夏らしい、涼やかな格好」とは言わない気がします。足はともかく、胸は。

    地の文にいやらしさを持たせず、扇情的な格好をしているということを表現したかったので、「夏らしい~」としました。一人称視点の文で、扇情的なというのも少し固すぎるので、もう少し考えます。別に詩織が胸出している必要はないんですけどね。


    >>「なんで目逸らしちゃうの? 詩織ちゃんかわいいのに」
    この先の口説き場面は、悪趣味過ぎて辟易。
    >>「そんな悲しいこと、もうこれからは私が言わせないから。私だけはあなたを分かってあげられるから」
    ちょっとやられ役が鼻につきすぎますね

    多少やり過ぎな方が、後に利いてくると思ったのですが、逆効果でしょうか。


    >>私はあとでしてあげようと思って、こう言った。
    ここは流石にやりすぎだと思います。
    主人公は詩織に一発かます気しかないので、内心でこんなことを考えるとは思えません。ましてや趣味でもないんですから。

    ここは「あとで(こいつの嫌がることを)してあげよう」というニュアンスでした。もう少し考えます。


    >>唇を離し、私はささやくように続けた。
    やっちゃうんですか。大学のカフェで。
    「過去をバラされたらヤバい」と思ってついてきたのに。そんな嗜好もないのに。
    果てしなく理解不能で、共感が一切なくなりました。

    キャラクターの異常行動です。


    >>「そっか、言ってなかったっけ。鈴子はゴールデンレトリバーの名前だよ」
    一読目は完全に騙されました。
    その点は褒められるんですが、どうもカタルシスがないというか。話の本質から遠ざかったというか。

    私の中では、ここからが本質だったので、伝わりきらなかったのは悔しいです。


    >>しまった、という顔したが、それ以上に彼女の中で嫌悪感が勝ったようだ。口を洗い流すように、ジュースを一気に飲み干した。
    えっ、ペットとキスする人、結構いません?
    まあ衛生上よろしくないとは思いますが、ここまで嫌悪感が出ますかねえ。眼の前で犬とキスした後とかならまだしも。
    それより、普通はまず「犬が好き」の程度について訊ねそうなものです。頭から信じられる話でもないでしょうから。
    >>言いかけたのを、キスして遮った。詩織は私を突き飛ばすようにして離れた。
    主人公がキス連発するのも謎過ぎますが、この状況でキスされてしまう相手も大概です。普通は距離を置きます。
    ここまでの嫌悪感を引き出したいなら、「犬と性的関係にある」ところまで振り切った方が、納得できると思います。

    主人公は犬との性的関係を持っている人間という設定で書きました。
    「しているときもよく舌を出して」という文の、しているときは、性行為のことです。
    伝わりにくいだろうなとは分かっていたのですが、直接表現はしたくなくて、ぼかす書き方になってしましました。

    主人公がキスを連発、詩織が無防備に関してはキャラクターの異常行動です。
    キスを連発は嫌がらせという点と、犬が好きな人間を許せるかという試しという点でまだ説明はつくのですが、詩織視点をあまり考えていませんでした。

    嫌悪感については、意見が分かれるのではないかと思います。ただ、詩織が嫌悪感を抱くのはキャラクター設定上、外せない要素かなとも思います。


    >>女同士の恋愛が普通だと思う人がいるし、犬との恋愛が普通だと思う人もいるの。
    犬との恋愛というか、犬(メス)との恋愛、なんですよね? でないと「女の子」と連呼していたこととの整合性が取れないので。

    メスとの恋愛ですが、そこを強調しても文のリズムが崩れるだけかなと思います。
    また、動物性愛者全般を指しての、犬との恋愛が普通だと思う人~なのでいずれにせよ整合性はとれているかと思います。


    >>詩織は震える手でおしぼりを受け取ると、グロスが取れるほど執拗に唇を拭った。
    ここはなかなかいい描写。

    ありがとうございます。


    >>「……もう二度と話しかけてこないで。金輪際。一生」
    啖呵はかっこいいですが、私には「大学中に犬好きの噂が広まる」未来しか見えません。こんなことして大丈夫?

    キャラクターの異常行動です。カフェから場所を変えて解決しようと思います。


    >ううーん。
    読後感はなかなかに最悪ですね。
    狙ってこれだと言うなら何も言えないんですが……ううーん。

    前述の通り、狙っていることでもありますので、喜び半分、悲しみ半分です。


    思ったよりも長くなってしまい申し訳ありません。
    文章を褒めていただけたこと、何より嬉しく思います。
    ありがとうございました。
  • >冬場蚕さん

    企画参加お疲れさまでした。

    本日、これから来客の予定で、お返事は明日夜になると思います。
    あしからずご了承ください。
  • 問題ございません。
    お忙しいなか、ありがとうございます。
    楽しみに待っています。
  • >冬場蚕さん

    遅くなりました。
    それでは返信させていただきます。

    >返信が遅くなり申し訳ありません。連勤を終わらせてきました。
    >作品への丁寧な感想ありがとうございました。自身の小説の癖を客観的に顧みることができました。

    こちらこそ、返信遅れて申し訳ありません。
    当企画への参加、ありがとうございます。

    >こういった感想への返信も初めてですので、ところどころおかしな点や、解釈が間違っていることもあるかもしれませんが、ご容赦下さい。

    そのための意見交換方式ですので、存分にどうぞ。


    >梶野様のご指摘通り、このタイトルにはさしたる意味がありません。
    >この小説はカクヨムの百合コンテストに投稿するために作成しました。
    >私はコンテストの審査員である斜線堂有紀先生のファンで、先生の作品タイトルをオマージュしたためです。

    なるほど。オマージュでしたか。
    それはわからなくて当然ですね。
    まあでも、コンテストが終了したのなら、改題を考えてもいいのではとも思います。作品はこれからも読まれ続けるわけですから。

    >感想内でも何度かご指摘いただいた、どんでん返しに執着しすぎではないかという点も、ここに通じています。
    >「雌雄七色」がどんでん返しものだったので、私もとことんどんでん返しを突き詰めました。もともと叙述トリックが好きというのもありますが。

    私もどんでん返しや叙述トリックは大好物で、それだけ集めた短編集とか持っています。自分で書くとなかなか上手くいきませんが。

    >この点に関しては、喜び半分、悲しみ半分でした。
    >私は作品を読み終わったとき、読者にどう感じてほしいかを考えながら小説を書いています。その中に、「胸糞悪くなってほしい」という願いも少なからずあったので、そう感じていただけたのなら、それは私にとって嬉しいことですし、感情を揺さぶるという点では成功したのかなと思っています。

    ふむ。
    狙いがそこなら、確かに成功してると思います。

    >半分の悲しみに関してはここに凝縮されています。
    この作品には自分なりに明確なテーマ(というよりはコンセプト)があったので、そこが伝わらなかったのは不本意ですし、悔しいです。

    後の説明を読むに、おそらく冬場さんの想定したテーマと、私が「こうだったらよかったのに」と考えたテーマは同じだと思われます。
    つまり、書き手も読み手も気持ちは同じながら、何らかの問題があり、ボールが届かなかったものかと。

    ここら辺、説明が難しい(自分で書いても成功するかわからない)部分もあるんですが、私なりに追及してみたいと思います。後述。

    >私にとって話の山は、「恋人が実は犬だったこと」ではなく、それを知った読者もまた、詩織と同じ「善意の差別者」に過ぎないことを自覚してもらうことでした。

    はい。この狙いは読めました。

    >まず、主人公の恋人が犬であると判明するまで、読者は同性愛者を差別する人間を軽蔑する位置にいると想定して書きました。もちろん読み方によって変わりますが、感情移入をしやすい読者ほどその意識は強くなるのではないかと思います。

    前半部分においては、そこは成功していると思います。

    >次に、詩織の再登場には恐らく悪感情を抱くでしょうし、手のひら返しには辟易するでしょう。加えて、脅して主人公との恋愛関係を迫る女ですから、その悪感情は大きくなる想定でした。

    そうですね。私も同じ感想を書いています。

    >しかし、最後に実は恋人が犬であったと判明したとき、読者は少なからず驚き、当惑し、感情移入をしていた読者ほど、拒否感を抱くだろうと思います。

    ふうむ。ここが違いますね。
    あくまで私個人としてはですが、相手が女性でも犬でも、拒否感は感じませんでした。性的嗜好の方向が違うというだけなので。
    「一般的ではない」というだけで、距離的に大差ありません。まあ現実で言われたら驚くでしょうが、それも最初だけという気がします。

    なので、読者としての焦点は、詩織がどんな反応を見せ、主人公がどんな結末を得られるのか、でしたね。

    >そのとき、ほんの数千字前まで軽蔑していた人間と同じ位置にいることに気づいて、考えを改めようとします。でも、その行為もまた、ほんの数百字前の詩織と同じだということに気がついて自身の差別意識の根深さを再認識します。

    ここはよくわかりません。
    読者が自分の内にある差別に気が付く、という展開はわかります。
    (私はともかく)
    でも、それを改めることは別に根深い差別と関係ない気がするんですが。
    例えば、詩織が何年後かに犬趣味の人間を許容できるようになったとして、それが悪いことか?という話です。
    差別が人間の根底に根差すのは事実ですが、それを克服することが可能なのも事実ですから。

    >これはすべて想定読者の理解力を最大限に見積もったときの話なので、極端にはなりますが、この作品のコンセプトはこういったことでした。

    概ね、私が「こうあればよい」と考えたものと同じでしたね。
    私が作者でも、テーマとして持って行くならそこだと思います。
    ただ、少なくとも私は、その狙いに気付きながらも、素直に胸に届かない、テーマが響いてこないことに「うーん」となっていました。

    なかなか珍しいパターンだったので、感想を書きづらかったわけです。自分でもその原因が何か、分析が難しくて。
    とくにこの場合、私が想定読者から外れていることも十分考えられますしね。

    >(念のため補足ですが、私は動物性愛者に対して差別意識はありません。ただ、世間から賛同を得づらく、かつ、同性愛者としても機能するマイノリティな性愛を選んだとき、動物性愛が適切だっただけです。正直、誰が誰を好きでもどうでもいいと思っています。)
    (加えての補足ですが、自分に差別意識が全くないとも思っていません。他人の性愛に関して差別意識は薄いと思いますが、それでも無自覚なだけでおそらく日々の生活でいろいろな人を差別区別しながら生きていると思います。生きづらいです。)

    私も似たようなものなので、そこら辺は気にしません。

    >百合小説だと思って読んできた読者にすれば裏切られたようなものであり、私のように何かしらのテーマを期待していた者にも、「確かに意外だけど、それ意味ある?」という受け取り方でした。

    >これもまた半分は嬉しく、半分は悲しいです。
    百合小説だと思って楽しみに読んでいた人間はとつぜん自身の差別意識を顧みる羽目になるのですから、感情はすごく揺さぶられますし、心に残ると思います。
    >ただその意図が、そもそもどの読者にも伝わらないのなら意味がないので。

    ああ、ここがまず想定外なのかもしれません。
    私は百合に思い入れが皆無なんです。
    「一般的でない関係」と認識しているだけで、冬場さんが上で書かれた感覚に極めて近い距離で読んでいました。

    なので、相手が女性でも犬でも、私にすれば大差なく「一般的でない関係」で、どちらも「差別はよくないな」としか思いません。
    「確かに意外だけど、それ意味ある?」は、そういう意味で書きました。

    >>もしこれが、「犬が好き」という事実によって、別の側面、別のテーマが立ち現れて、ここまでの彼女の主張が一気に別の色を帯びて輝き始める……という感じならいいんです。むしろ絶賛ものです。
    >絶賛されたかった……

    私も絶賛したかったw
    まあでも、偉そうに書いておいてなんですが、自分に書けるかというとなかなか難しいテーマです。このケースでも色々改善案を考えてはみたんですが、成功するかどうか。

    >コンセプトに気を取られすぎて、キャラクター造形がおろそかであったと思います。
    >私は小説を、
    >〈ジャンル・テーマ・コンセプト立て→ストーリー構成→キャラクター造形……→執筆完了→タイトル〉
    >の順で作っています。
    >コンセプトやストーリーに沿った人間を作るから、自分のキャラクターは時々おかしな行動をするのだろうなと薄々思っていましたが(今作だと、周囲にばれたくないのに大学のカフェでキスをする、進学しなければいいのに進学したがるなど)、今回ではっきりしました。>ありがとうございます。

    いや、私も似たような手順で書いてるので、そこは全然構わないと思います。ごく自然です。
    問題なのは、細部の穴を塞ぎ切れていないということかと。
    読者が疑問に思う部分を執筆後にチェックし、あらかじめ対処して置けば、そう手間もなく直せると思います。大きな問題でもありませんので。

    >何を伝えたいのかは上記の通りです。なぜそのように感じてもらえなかったのか、ご教授いただけると幸いです。それとも掌編小説に求めすぎでしょうか。

    あれから私なりに色々考えました。
    あくまで私という読者の受け止め方と前置きしておきます。

    私は、「胸糞要素」がテーマの理解を邪魔しているのが原因だと思います。
    主人公と詩織、どちらも前半までは共感できていました。
    詩織ですら、普通によくいるタイプとして、共感というか納得はできていたわけです。無知から来る差別の典型だなと。

    ですが、後半の胸糞要素の追加で、この共感は完全に破壊されました。ここは冬場さんは狙ってのものだと思いますが、テーマを伝える上では失敗だったのではないかと。

    読者がキャラクターの言動から何かを感じる時、一番重要なのは共感しているかどうかです。自分と同一視しているから主張が刺さるわけです。「読者が詩織と自分を重ねて」差別と向き合うの狙いだと、冬場さんが書かれていたのは、まさにその通りだと思います。

    ですが、胸糞要素を高めることは、共感とは真逆の方向性です。
    読者は悪感情を抱くでしょうし、距離を感じるでしょう。
    つまり「詩織や主人公の立場に立ってテーマを受け止められない」状態になってしまうんです。

    同じ主張でも、尊敬する人が言えば受け入れるし、道端の狂人が言えば耳に入らないのが人間です。まして狂人の体験上の話なんて「狂ってるんだから私とは関係ない」と考えることも十分あり得ます。
    そういうマイナスバイアスが、胸糞設定によって発生している、というのが私の分析ですが、いかがでしょう。

    テーマを伝えることを最優先で考えれば、胸糞要素は絶対必要な要素ではないはずです。
    例えば、主人公が壊れることなく鈴子の死を乗り越え、差別塗れで彼女のいない世界を達観して生きることを選んでいたら。
    詩織が強要などせず、どこまでも「普通の人間」として描かれていたら。

    その上で事実が判明し、詩織が拭えない嫌悪を覚えたら、どんな結末が待っているのか。
    ……と、胸糞要素を抜いた方が、双方に共感しやすく、よりテーマが
    明確に伝わるのではと思います。
    どちらの気持ちもわかり、誰も悪くはないのに、二人の間には根深い差別が横たわっている。ある意味、より残酷な結末に持って行くことを、私なら選ぶかなと思います。

    >これも前述の通り、ストーリー進行を優先しすぎたキャラクターの異常行動です。(今作はそう言った点が多いので、以下は「キャラクターの異常行動」と表記します。もう少しキャラクターを練ってから直します)

    普通と異なる行動が一概にダメとも思いませんが、共感をキープしたい場合は、その行動を選んだ理由なり経緯を追加するといいかもしれません。「本当はこうしたかったのだが、こういう事情でこうせざるを得なかった」的な。

    >私が通っていた中学では、結構ありました。「あいつホモらしいよ」みたいなことでいじめ……恐らく加害者側の認識は恐らくいじり(多分中にはいじめようとしていた人もいたと思いますが)……が発生すること。

    ぶっちゃけ私の高校でも噂レベルのはありました。
    男子校だったので、ホモの噂が立つとかなりツラいものが……
    とはいえ、在学中それが続いたり、クラス全員にいじめられるというほど大規模かつ長期的なものではなかったので、極端かなと思った次第です。
    これが「クラスの中心グループ」に限定される話なら、納得できたと思います。

    >その通りです。私もいじめられたとき、不登校になったら負けだと思っていたので、なぜか登校し続けていました。今思えばしっかり休むべきでしたね。

    確かに、私も休もうとは思いませんでしたっけ。
    そういう感覚がない時代だったせいもありますが。

    >無口であること、歯並びがいいことは本人の特徴で、名前は外因なので明確に分けて、かつ、名前までも愛している=その人のすべてを愛している、の意図で書きました。
    「鈴子という名前も愛していた」だと、他と同列になってしまうので、「鈴子という名前すら(まで)愛していた」はどうですか。悪文ですか。

    「最終判断は作者がされるもの」と前置きした上で。
    個人的には名前は外因だと感じたことがありません。犬だから、という話かもしれませんが、人間だって自分で名乗らない限りは外因ということになりますが、そんなことを考えませんよね。少なくとも私はそうです。というか名前こそ最大の特徴だと。

    なので「鈴子という名前すら(まで)愛していた」と書くと、「前提として鈴子という名前はよくない」という意味合いに読めてしまうなと。確かに令和だと古めかしい名前かもですが、主人公はそこまで考えてるものかな、と疑問に思えたので、読者の誤読を防ぐ意味で私は平易に直した次第です。

    >学校を休む=いじめっ子への敗北=いじめっ子の言うことは正しい=鈴子との関係は笑われて然るべきもの
    >と主人公は考えている意図で書きました。
    >実際、自分がいじめられているときもこんな感覚でした。言い返さないのは同意と同じだと。そんなはずはないんですけど、でもそういう考えの人結構いますよね。

    ふむ。確かにここは私の主観が出過ぎていました。
    意地という観点で見れば、こういう行動に出るのもわかります。

    >>「あえて」の意味がわかりません。
    >ありがとうございます。ここは、別にそんな必要もないのに、くらいの意図で書きました。

    なるほど。
    それなら「別にそんな必要もないのに」と書いた方が明快ですね。
    「あえて」に違和感を感じたのは「普通は一番いい高校に行く」という前提があったからなので。

    >ありがとうございます。この文は自分でも結構好きです。

    こういうセンス、切れ味は素晴らしいものがありますね。

    >主人公がなりふり構っていられなくっている描写のつもりでしたが、あまり納得感はないですか。もう少し考えます。

    主人公の愛の重さを考えたら、まず県外の大学に行かない選択をするのでは、というのが一点。
    もう一つは、鈴子の状態を誰より心配するはずなのに、自分が連れていける、面倒が見られると思えるのが奇妙に思いましたかね。離れ離れになることより、鈴子の体調、死別の方を心配しないのかなと。

    ただ、なりふり構わない方向に主人公が動くのは、盲目的な恋の描写としてアリだとも思います。私ならもっと振り切って、鈴子を勝手に連れて旅行に行くとかしそう。それが原因で母親と致命的な亀裂が生じ、葬式に呼ばれなかったとか。

    >主人公は鈴子が長くないことは知っているので、ここはスルーで問題ありませんでした。ただ読者にそのことが伝わっていないのは問題でした。それ以前の、薬の量が増えた、睡眠時間が増えたあたりで、ある程度予測は立つはずなので。

    読者には想像はつきますが、同時に「主人公はなんで平然としてんの?」と感じると思います。一人称なので余計に。
    鈴子が死ぬことについて、主人公が一度も言及していないので、ここを追加すれば解決すると思います。

    >鈴子との関係を笑われていたことや、いじめられたことは事実ですし、この主人公はプライドが高いので、怒りを覚えるのは当然かと思ったのですが、どうでしょうか。

    いじめへの怒りや、プライドの高さについては理解しています。

    ただ、主人公が笑われているのは「女性が好き」というある意味誤解で、真相については伏せられたままです。
    なので「鈴子との関係」という風に限定されると、「本当の関係について知られてもいないのに?」という風に感じられるんです。勘違いのまま弄られても、さして痛くないものですから。

    >これは梶野様と私の感覚の違いかもしれません。
    >私は家族同然の付き合いの人(あるいはそこで飼われているペット)が死んだとき、連絡をもらえなかったら嫌な気になりますし、怒りを覚えます。もちろん、向こうも色々配慮してくれたのだろうとは考えますが、理性と感情は分けて考えるので。

    確かに私なら、嫌な気はしても怒りまでは覚えないです。
    伝えなかった相手とも浅からぬ関係ですし。

    ただ、ここの指摘は「もし鈴子と私が、誰にでも理解される関係だったらきっと、事故に遭ったときすぐに電話をもらえていた。」が事実かどうかなので、「(たとえ人間でも)絶対ではないと思う」という意味合いですね。
    まあ主人公の主観だとすれば、突っ込む部分ではないかもですが。

    >ここは主人公が、普通の恋人同士という文言を使って、自分たちをそもそも普通ではない(悪意を持って換言すれば異常)としてしまい、加えてマジョリティのカップルと比較し、卑屈になっているという場面でした。
    主人公は、自分たちが男女だったら絶対連絡がもらえたのに!と確信しているけど、実際は分からないよね、という主人公にもある種の差別意識が根付いている表現です。

    ふうむ。
    確かに死別後の混乱状態なので、主観の正しさを指摘する意味はなかったかもしれませんね。
  • >これは私の感覚かもしれませんが、自分のことで手一杯の人間ほど、人からの善意や理解を過小に評価する傾向があるように思えて、そのまま書きました。怒りに関しても同様です。余裕がない人ほど理不尽な怒りを、無方向に向けているなと。

    わからなくはないですが、破滅型というか、共感からは遠ざかる要素ですね。私の場合は、ですが。

    >ここも、キャラクターの異常行動ですね。母親が合鍵を渡すとありますが、普通はそんなことしませんし、リアリティには欠けています。
    >親密さを表すために合鍵を渡すという行動を取らせましたが、別の行動の方が良さそうですね。

    私は合鍵を渡すのにリアリティがないとは思いません。
    まあお人よしだとは思いますが、そういう女性は現実にいそうです。
    犬好きで娘もおらず、主人公を自分の娘のように感じていたのでは、と想像していました。

    まあ今後の展開次第では、合鍵は邪魔になりそうですけど。

    >ありがとうございます。どの程度の漢字ならルビをつけるべきかの基準にいつも困っています。

    読み返してたら、「涙に攫われた」もルビが欲しいなと思いました。

    >私が通っていた学部がFランだったので、このような描写になりました。
    >でも確かに、Fラン大学にも夢をもって積極的に動いている人は大勢いましたね。
    >少し大学生をこき下ろしすぎました。訂正しておきます。

    高偏差値ってあったので、余計違和感を感じた部分ですね。

    >ありがとうございます。ここは前文の「刹那的」という言葉と対比させたいのですが、他に良い言葉はありますか。

    対比させるなら、「永劫的」を選ぶと思います。
    文の前後をいじらないと収まりが悪いですが。

    >キャラクターの異常行動です。詩織と再会させるために大学に通わせていました。ただ、大学に在籍していればいいので、ほとんど欠席していてたまたま登校した日に鉢合わせる設定にしようかなとも思っていますが、ご都合展開でしょうか。

    同じ大学に詩織がいる時点でご都合主義なので、問題ないと思います。
    というか、舞台を大学にする必要性もさしてないのでは。
    街中で偶然詩織と出会う流れでも、ストーリー的には問題ないかと。
    大学に通うこと自体に意味がないなら、舞台自体を考え直してもいいかもしれません。

    >ここはミスリードのためと、過去のいじめのひどさを表すためのAVでした。
    >AVを見させられる=性愛対象は人間という、多少飛躍していますが、カモフラージュにはなるだろうと思っての配置です。

    なるほど。
    カモフラージュという意味では、確かに効果的ですね。

    >確かに問題行動ですが、いじめなんてそんなものですから、あまりここの描写には拘ってなかったです。
    >いじめは大義名分があればなんでもいいので、女なのに背が高いという理由でもいじめるものではないですか。女なのに髪が短い、女なのにがさつ、女なのに女が好き。
    >男も女をいじめるでしょうし、そこに男女差はないと思います。

    ふうむ。
    私はいじめにははっきりと男女差があると考えています。
    創作でもよく取り上げられる話ですが、男女では苛め方が異なります。女性のいじめは陰湿とかよく言いますよね。

    クラス全員で苛めたとして、その傾向は首謀者によって違ってくるでしょうし、序盤の台詞を見るにこれは女性的ないじめなのだろうと察せられます。男がそこに加担する流れはありえなくはないですが、「AVを強制的に見せる」という行為は、他の女性まで引かせる行為なので、逆にリアリティがないなと感じた次第です。男主体のいじめなら、女性が絡まないのでわかるんですが。

    >これは前述の通りです。なるべく詩織に悪感情を持たせたいという狙いがあったので。
    >あと、恋愛に狂った人は、狙った相手と関係を持つためなら、何でもしがちだなと思ったので。

    久しぶりに主人公と再会した詩織が、「恋愛に狂う」ほど思い入れがあったとは考えにくいです。

    > 印象に残したい文章だったので改行しました。

    前文の流れに乗せた方が印象づくと私は思いますが、まあここは作家の個性の違いということで。

    >地の文にいやらしさを持たせず、扇情的な格好をしているということを表現したかったので、「夏らしい~」としました。一人称視点の文で、扇情的なというのも少し固すぎるので、もう少し考えます。別に詩織が胸出している必要はないんですけどね。

    正直、ここら辺のやりとりは違和感の方が先に立ったので、いらない気もします。肌の露出と女性の性欲が関連づくのか、私にはよくわかりませんし。男性がそう思うならわかりますが。

    >多少やり過ぎな方が、後に利いてくると思ったのですが、逆効果でしょうか。

    逆効果だと思います。
    前述しました通り、共感が切れた時点で言い分が陳腐化してしまうので。

    >ここは「あとで(こいつの嫌がることを)してあげよう」というニュアンスでした。もう少し考えます。

    主人公が本当に百合ならキスに抵抗ないのもわかりますが、そうじゃないですからね。男が同じパターンでキスまでするかというと絶対にしないと思います。嫌悪感が先に立つので。
    犬趣味の女性だと、ここら辺はどうなんでしょうね。

    >私の中では、ここからが本質だったので、伝わりきらなかったのは悔しいです。

    原因分析は前述のとおりです。

    >主人公は犬との性的関係を持っている人間という設定で書きました。
    >「しているときもよく舌を出して」という文の、しているときは、性行為のことです。
    >伝わりにくいだろうなとは分かっていたのですが、直接表現はしたくなくて、ぼかす書き方になってしましました。

    この書き方だと、「キスしているとき」にも読めるのがわかりづらさを助長していると思います。
    私ならそうですねえ。「しているとき」に傍点を振るとか。

    >嫌悪感については、意見が分かれるのではないかと思います。ただ、詩織が嫌悪感を抱くのはキャラクター設定上、外せない要素かなとも思います。

    確かに、テーマ的にも嫌悪感を抱く展開は必須ですね。
    「犬との性的関係」については、いわゆる獣姦を想定してたんですが、「百合だとインパクトに欠ける」という欠点を見逃していました。

    ただまあ、性的関係を明言はした方がいいとは思います。
    「恋人同士」に傍点を振るとか、露骨すぎない表現で。

    >メスとの恋愛ですが、そこを強調しても文のリズムが崩れるだけかなと思います。
    >また、動物性愛者全般を指しての、犬との恋愛が普通だと思う人~なのでいずれにせよ整合性はとれているかと思います。

    確かに整合性の問題はないんですが、「百合って話自体もデマ?」と
    疑問に感じたので。イメージ的にかなり違ってきますし。(強烈さという意味では、百合でない方がいい気もしますが)

    私ならですが、ここは強調しない書き方で触れておきそうです。
    「私の普通は鈴子との関係だよ。」を「私は犬の女の子が好き。」にするとか。

    >思ったよりも長くなってしまい申し訳ありません。
    >文章を褒めていただけたこと、何より嬉しく思います。
    >ありがとうございました。

    文章力はまったく問題を感じませんでしたし、今回のやりとりでしっかり計算して書かれていることが改めてわかりました。
    細かい指摘は、「私ならこう書く」なので、納得できなければ無視していただいて全然構いません。

    もう夜が明けてしまいましたが、もし他にまだ確認したいことがあればいくらでも受け付けますので、お気軽にどうぞ。
  • >終楽章さん

    企画への参加、お疲れさまでした。
    感想は人によって異なって当然ですし、どのような意見を参考にされるかも作者の自由だと私は考えます。

    ただ、特定のジャンル、特定の読者に固執されることなく、間口を広けて取り込んだ方が、よりよい成長を期待できるかと。これはジャンル関係なく、創作に共通する真理だと思います。

    またの機会があれば、ぜひご参加ください。楽しみにしています。
  • 梶野様
    なべねこです。この度は貴重なご意見、ありがとうございました。とても勉強になりました。

    出だしは毎回、悩みながら書いています。今回も悩みに悩んでこのような形にしたのですが、読者様からすると、この出だしは疑問ばかりであると気付けました。梶野さんは出だしをどのように意識して書いていらっしゃるか、教えていただきたいです。高校については、通信制ならあまり行かなくてもよいというのを目にしたので、それをモチーフにしたのですが、それも明記すべきでしたね。

    全体的に、もう少し話を膨らませるべきでした。今回いただいたアドバイスをもとに、よりよくするため、もう一度考え直してみようと思います。描写の少なさは、これからいろいろな話を書いて向上させていきたいと思います。

    最後に。私は高校生で、小説を書いたりする部活に所属しています。読みあいも行うのですが、生徒同士で行うので、大人の意見を聞くのはこれが初めてでした。改めて、分かりやすいご指摘とアドバイス、本当にありがとうございました。また機会があれば、企画に参加させてください。

  • >なべねこさん

    企画参加、お疲れ様でした。
    私の感想が、何かしら創作のお役に立つなら何よりです。

    >梶野さんは出だしをどのように意識して書いていらっしゃるか、教えていただきたいです。

    作品にもよるので一概には言えませんが、まずはインパクトですね。
    読者は作品を最初の数行で作品を判断します。そこで「続きを読みたい」と思わせられるかが全てです。どれだけ内容に自信があっても、読んでもらえなければ何も伝えられません。興味を惹くために、あらゆる手を尽くすべきです。

    とはいえ、理解を超えすぎる状況から始めると、それはそれで読者はついていけず、やはり読むのを止めてしまいます。理解を外し過ぎてもいけないわけです。

    なので私は、
    「読者の共感・理解を確保した上で、驚き・謎を盛り込む」
    ことを意識して書いている気がします。

    例えば今日アップした短編、「オレは生きのこる。ただそれだけのこと。」を例にしましょうか。
    https://kakuyomu.jp/works/16817330663126640481

    最初の一文はこれです。

    >霧むせぶ海辺のコンテナ街──それが今日のオレたちの戦場だ。

    ・まずは舞台の説明。
    ・一人称。主人公は口調から男性
    ・戦場とあるので、バトルもの
    ・「今日の」とあるので、戦闘のベテラン

    という感じで情報を盛り込んでいます。
    この時点では驚きはさしてないのですが、次の段落では主人公が銃を取り出し、それが何故か古めかしいリボルバー。「特殊な銃弾」「信じるもの」「聖戦」という謎めいた単語が並び、「どういう話なんだこれ?」と読者を惹きつける仕掛けです。
    まあギャグなんですけどね、この小説w

    >高校については、通信制ならあまり行かなくてもよいというのを目にしたので、それをモチーフにしたのですが、それも明記すべきでしたね。

    そうですね。
    「通信制の高校なので」という説明があれば、突っ込まなかったと思います。

    >全体的に、もう少し話を膨らませるべきでした。今回いただいたアドバイスをもとに、よりよくするため、もう一度考え直してみようと思います。描写の少なさは、これからいろいろな話を書いて向上させていきたいと思います。

    ・名作に感動したら、自分も真似して書く。
    ・興味があることは何でもやってみて書く。
    この二つを徹底するのが、上達の近道です。
    書くだけでなく現実に体験するのも重要な要素なので、小説のためと思って、多少無理にでもチャレンジしてみてください。結果的に人生も充実しますし。

    >最後に。私は高校生で、小説を書いたりする部活に所属しています。読みあいも行うのですが、生徒同士で行うので、大人の意見を聞くのはこれが初めてでした。

    ああ、高校生だったんですね。
    私も大学は文芸部で、その頃の読み合いが今でも続いています。
    もし生徒同士で感想に遠慮があるなら、匿名式で書くようにすれば面白いですよ。まるで別人のような感想が来たりします。生の声を聞きたい時はお勧めです。

    >改めて、分かりやすいご指摘とアドバイス、本当にありがとうございました。また機会があれば、企画に参加させてください。

    どうぞどうぞ。
    この企画は年一回で毎年行う予定です。
    近況ノートで予告も出すので、気になるならフォローしておいてください。真面目に小説を書いてる方なら、いつでも大歓迎です。
  • こんにちは、先日はありがとうございました。

    梶野カメムシさまのコメントを受けて、作品タイトルや内容を少し改稿しました。

    まだまだ未熟なので、この作品はいったん寝かせて、短編等で力をつけた方がいいというアドバイスは最もだと思うのですが、今現在、頭の中に浮かんでは消えないのは、彼らの存在で、それ以外に描きたいものがないので仕方ないです。

    お礼がてら、ご報告にきました。
    また機会がありましたら、どうぞよろしくお願いします。
  • >蜂蜜の里さん

    おはようございます。
    改稿されたのですね。では後ほど見に行かせていただきます。お疲れ様でした。

    ふうむ。となれば次善案は「この作品世界の設定、キャラで短編を書く」でしょうね。長編エピソードの一部を切り出し、一作品として完成させれば経験値が上がりますし、結果的に長編も前に進みます。

    断言してもいいですが、今の段階で大長編を書いても、途中で行き詰まるか最初から書き直したくなるかのどちらかです。結果的に大回りになるのであまりお勧めしません。とは言え、自分で確かめないと納得できない気持ちもわかりますが。

    初めて自転車に乗るのに、日本一周を目指す人はいません。とりあえず近所からでしょう。そういう感じだと思っていただければ。

    来年、再び行うこの企画の際、蜂蜜の里さんがどんな選択をして何を書けているか。楽しみにお待ちしています。
  • こんにちは。
    『深夜放毒』改め『夜宵 〜トマトと卵のラーメン〜』を改稿し更新しました。タイトルも柔らかい雰囲気になりました。

    内容について、梶野さんにお墨付きをいただいたところではあるのですが、大幅に修正した部分があります。男の娘の部分についてです。
    その後ありがたいことに数件の感想をいただきました。その中にはタグを見ておらず最後まで分からなかったとのご意見もありました。読者の方により楽しんでいただけるように、どうやったらうまくいくのかめちゃくちゃ迷いましたが、これなら間違いなく気づいてもらえるだろうという形にしてみました。筋は変わらないけど、印象はだいぶ変わったのではと思います。

    あと特に迷ったのが締めの文末についてです。ハッピーエンドはハッピーエンドなんですが、なんというか、「温かくなった」だとさらにハッピー感が増す感じがして…本当にほんのちょっとの違いですが、主人公の苦悩はこれからも続いていくはずなので、ここはあえて「温かかった」のままにしています。

    ご指摘をいただいていた兄の無断欠勤の部分や他にもあちこち手を加えて、以前のものよりスムーズになったような気がしています。
    ゆっくりで構いませんので、お手隙の際にお立ち寄りいただけたらと思います。
  • >ゆげさん

    お、改稿終わったようですね。お疲れ様でした。
    提案した私が言うのもなんですが、いい感じのタイトルだと思いますよw

    >男の娘の部分についてです。
    確かに感想見ると、隠せすぎてるのが裏目的な意見が多かったですね。私はタグから知っていたのと、途中で見抜けたので問題は感じませんでしたが、気付くのが遅れた場合はもやもやが残るのかもしれません。物語的には隠し通す必要性はないですからねー。(私は評価しますが)

    ここら辺は作者が「誰に読んでほしいか」を前提に決める範囲だと思います。絶対反対とかではないですね。

    >「温かくなった」だとさらにハッピー感が増す感じがして…本当にほんのちょっとの違いですが、主人公の苦悩はこれからも続いていくはずなので、ここはあえて「温かかった」のままにしています。

    解釈の違いですが、なるほど。
    確かに私の意見はハッピー感が増す方向(現在進行型)なので、その解釈なら「温かかった」の方が合うと思います。

    細かな表現の違いですが、テーマと向き合い、その言葉を選んだ理由を考え抜いた上で決めるのは、文章を書く上でとても大事だと私は考えています。作者のこだわりが細部まで行き届いている感じで、大変好ましいですね。

    いまちょうど、順番に再読に回ってるところなので、しばしお待ち下さい。どんな風に磨きがかかっているのか、楽しみにしています。

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