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「読書で考える新型コロナウイルスとの共存」の紹介文の件

(いつも通り本の整理中)

 ……あ。
 こんなところにあったのか。『りゅうおうのおしごと!』

 劇的な勝利から一夜明けた7月17日現在。

「現実がフィクションに追いついた」

とかラノベ界隈のネットで言われておりますが、このラノベをずっと読んでいる人は、対局前はむしろ、新時代の怪物を迎え撃つ渡辺明二冠の方に感情移入していたのじゃないかと思います。
(決着前は「渡辺二冠」で以後は「渡辺王将」と呼ぶのが失礼がないかなと、個人的におもいこのような書き方を。前棋聖というと「タイトル戦で負けた人」といってるようなきがするので)
 今後、藤井聡太新棋聖に『りゅうおう――』のファンたちが感情移入できるかどうかについては、新棋聖が女子小学生を内弟子にするかどうかにかかっているのではないか、と(笑)

 以上『時事ネタ』でした。


◇◆◇



 先月末。

「読書で考える新型コロナウイルスとの共存」
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054897948900

に、
「中井紀夫 著『山の上の交響楽』~「コロナの時代の読書」において読むべき一冊として~」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054907321814

というちょっぴりとんがった感じの、微妙に募集要項を曲解した感じまである原稿で参加したのです。
「共存」がテーマの募集なのに
「共存なんてできるか! 早くワクチン作って元通りになるんだっ!」
というノリでして。
 最初からきわどい線を狙ったわけではなく、書いているうちにズレていったのです。(ほんとだよ)

 まー途中から
「あーこの内容だと『共存』の言葉をタイトルに使えないなー」
と居直って、『表』の「読むべき」の方をタイトルにさせていただきましたので、確信犯といえば、確信犯なのです。
 ただ、それでも滑り込みの投稿になったせいで妙に悪目立ちしたかなあ、と企画のページを見に行くたびに、いたたまれなくなっておりました(笑)

 頭にあったのは
「音楽は演劇は、エンターテイメントはいつか『興奮と熱狂の楽園』を取り戻す!」
なので、言いたいことを言えた分満足もしており、参加賞もらえなくても後悔はないのです。

 と、そうこうしているうちに、東京から『舞台でクラスター』のニュースまで飛び込んでくるしで。

 遠くから見ているだけの石束がこれだけ焦れてるんですから、興行やら出演者やらファンやらの焦燥はシャレにならないところまできているのでしょうが、用心とか配慮とか、もう少しなんとかならんかったのかと、ため息が出ます。

 大きいイベントや有名アーティストとそのファンたちが連絡を取り合いながら我慢し、あるいは時間をかけて撮影した大作映画が封切りを延期しながら手段をさぐるなど、呼吸どころか心臓を止める勢いで耐えてるのに、所帯が小さいところが「イベント解禁だ」とはしゃいでいては、おさまるものも収まりません。


7/17 17:08追加
「宝塚大劇場 公演再開」の報せが夕方のニュースで流れてました。
 再開の「先鋒」は花組の「はいからさんが通る」
 長らく見に行っていないわたしでも「見てみたい」と思うヒキの強いタイトル。
 万全の予防対策は劇場はおろか阪急電車の車両にまで及ぶという本気具合。
 おそらく日本でもっとも劇場愛に満ちたファンがいる舞台の一つですから、客席こみで守備隊形をとってコロナを迎え打ち公演を守るんじゃないでしょうか(笑)
 どうか、負けないで守り切ってほしい。

◇◆◇


 そんな中。
 楽しみにしていた映画(アニメ)が8月15日(盆休み)に公開が決まって見に行けそうです。
(これも情勢次第ではどうなるかわかりません)

 公開寸前で非常事態宣言がでるという前代未聞の事態にどうなるかと思いましたが、やっと公開日が決まったのは幸いです。

 ……でもなあ、「お盆休み」かよ、と思わざるをえません。

 あの話、雪が降ってる時の話なんだよなあ、と。
 もしくは桜が咲いている時季。

 来年の二月とかでも全然よかったのに。
(冬だと新型コロナが再燃してるかもしれないけど)
  
 それにしても……そうか。もう16年か。
 
「このルートだけは受け入れられない」
「実質ライダールート、むしろ描写をたしてイリヤルートにすべき」
「前2ルートのキャラがザコ扱いとか許せない」
「(ルートが)長くてグロくて、無駄にエロイ」
「こんなヒロインが許されていいわけがない」

 etc、etc……そんな罵倒と蔑視に耐え、掲示板の隅っこで同志たちと嘆きを共有しながら、こっそり救済エンドの二次小説を書き始めたのが、わたしのオタ文章書きとしての出発点でした。

 ゲームにのめりこみ
 投稿掲示板を見つけて入りびたり
 ファンアートを探してネットを見て回り
 二次(ファン小説)を読んだり、あまつさえ自分で書いたり
 ルートを検証したり、設定の隅をほじくったり、
 オリジナルのサーヴァントを考えたり、配置をシャッフルしたり
 ファンディスクの抽選に当たったり外れたり
 アニメ化にうかれ。映画化に踊り。
 前日譚の小説やらが同人誌で出ると聞いて東京へ旅立ったり
 コンシューマ移植で、声がついて、祭りになり。
 全部声を聴こうとして飛ばせなくなって
「こんな長いゲームだったのか」
と戦慄を覚えたり(もともと、声のないゲームだった)
 同人誌だったはずの前日譚が豪華声優陣によるドラマになり
 あまつさえそれがTVアニメになり
 もう一度、本編もアニメになり、ついにはさらに劇場三部作になり
 その最終章が、ようやく。
 
 そんな一喜一憂を、大勢の仲間たちと共有した作品。
 報われなかった『彼女』が本当の意味で報われる時まで、あと少し。

 私は
「みろ! やっぱり彼女はヒロインだったじゃないか!」
 と大声で言える、ラストシーンが見たい。


 ……どうか、『映画館でクラスター』とか、ありませんように。
 公開が伸びても、ブルーレイとブックレットでずっと耐えられるから。


 HFルート派は、耐えることに慣れてるから。
 
 
 

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