まずは読んでいただいてありがとうございます!
こういう形での掲載になった理由としては、内容が少し生々しいと言いますかセンシティブなのとストーリーのテンポが悪い気がしたのでこういう形での掲載となりました。
今後とも無気力少女はうんたらかんたらをよろしくお願い致します!
________________________
翌朝、アオバが目を覚ますと下半身にとある感覚があった、この星に来てから一度も感じていなかったその感覚は一言で言うと尿意だ。
ホノムの実3個分の果汁に含まれていた水分がこの尿意の原因だろう。
朝目覚めて尿意を感じることなど地球であれば自然なことだがこの星では1つ問題が生じる。
この星の人間は飲食をしない、故に出すものがない、そのためトイレがないのだ。
アオバは隣りにいるリリがまだ寝ているのを確認すると、起こさないようにゆっくりとベッドを出てシャワールームへと向かう、シャワールームの排水溝に用を足すつもりだ。
下着をおろして排水溝の上で膝を曲げると、ちょろちょろと水音がシャワールームに響いた。
そのタイミングで勢いよくシャワールームのドアが開かれた。
「アオバちゃん私も一緒に入っても…い…い?」
「リリさん!?ちょ、ちょっと!見ないでください!」
咄嗟に手で抑え股を閉じる、しかし放尿は急には止まれない、尿が指の隙間から溢れ出し、太ももを伝ってシャワールームの床を濡らした。
「アオバちゃん…それはなに?」
「出ていってください!!!」
アオバは涙目になり顔を真っ赤にしながら水を操って強引にドアを閉めた。
汚れてしまった体を洗い、着替えてシャワーを出るとリリが座って待っていた。
「ごめんね、起きたらアオバちゃんがこっそりシャワールームに入っていくのが見えたから何してるのか気になって…それで、さっきのは何だったの?」
「忘れてください!!」
「でも気になるの、もしかしてエッチなことしてたの?」
「違います!!」
「黄色い水がアオバちゃんのお股から出ていたようにみえ――」
「忘れてくださいって!!!」
顔を真っ赤にしながら声を荒げるアオバに驚いたリリはそれ以上追求することはできなかった。
「ごめんね、病気とかではないんだよね?」
「違います、私も忘れるのでリリさんももう忘れてください…」
この件でリリと気まずくなってエミルやニンベルに説明するのも嫌なので、アオバも今回のことは無かったことにした。