コージー・ミステリー、ユーモア・ミステリーが、好きだ。
早川書房(ハヤカワミステリ文庫)と東京創元社(創元推理文庫)、原書房(コージーブックス)などから出ている、海外のコージー・ミステリー、ユーモア・ミステリーは、かなり網羅していると言っても良いと思う。
増え続ける本に困り、何年かに一度、思い切った整理をするのだが、どうしても捨てられない本がある。
クレイグ・ライスの『スイート・ホーム殺人事件』が、それだ。本棚には旧訳と新訳の2冊が並んである。旧訳の方は繰り返し読んで、くたびれていたので新訳が出た際に飛びつくように購入し、それを機に古い方を捨てるはずが、捨てられなかったのだ。
文庫の背の高さも違って、本棚では凸凹としているのも気になるまま10年以上決断できず、今に至る。そして、手に取るのは旧訳の方なのだからどうしようもない。だったら新訳の方を手放せば良いと分かっていても、それも出来ないのである。
なぜ、つらつらと、このようなことを書いているのかって?
そろそろ本棚の整理を始めなくては、ならないからである。
ああ!