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「捕まった仲間を助ける展開」の落とし穴(?)

【執筆中のつぶやき】

アクション系、冒険系の小説で、「捕まった仲間を助ける」は、王道展開のひとつなのではないかと思います。

捕まった仲間のため、主人公が「無計画に突っ走る」のも、それはそれでアリだとは思いますが、……成功率は下がりますよね?

だから、多くの場合は、主人公は「救出作戦を立てる」ような気がします。


しかし、です。

作戦なんか練ってないで、さっさと助けろよ!
仲間が殺されちまうぞ!

――って、ことも……。

仲間の命が危ないのに、ゆっくり作戦を立てている主人公を見せられたら、読者としては「はぁ?」って、気持ちに(……なりませんか?)。


だから、「救出作戦を立てている主人公」を読者が温かく見守り、応援できるようにするためには。

「一週間後に、処刑が決まった」

みたいな、「急ぐ必要はあるけれど、作戦を練るくらいの時間の余裕はある」ことを、それとなく明かしておいたほうが良いんじゃないかなぁ……と、思ったりするのです。

(そして、そういうふうにしたかったのだけれど、タイミング的にそれができなかった拙作が↓にあります)



【更新予定】

 シュアン逮捕の情報を入手した、ルイフォン。
 メイシアを通じ、即座にハオリュウに一報を入れた。

 しかし――。

「ハオリュウは何か隠している」

 メイシアは、異母弟の態度に違和感を覚える。
 そして、ルイフォンは……。
 

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第三部 海誓山盟  第二章 黄泉路の枷鎖よ

  3.闇夜の凶報-1
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16817330662221680355
               (公開時間になりましたら、アクセスできます)

 明日、金曜日 20:20 投稿します。


※第三部 第二章は、
 2023年9月1日 ~ 2024年2月9日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。



【制作ノート】

 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)












「驚愕の展開の割に、マイペースな主人公とヒロイン……」

第二章、6話目にして、やっと主人公とヒロインの登場です。
3話目のラストで「ハオリュウがメイシアからの電話を受けた」シーンの、ルイフォン&メイシア側からのエピソードとなっております。

ルイフォン&メイシアにとっては、驚愕の展開。
けれど……、読者にとっては、シュアンの逮捕は、既に、数話前から明かされています。
いまさら、なのです。

この構成、これでいいものか、かなり悩んだのです。
しかし、ルイフォンとしては、まずここからがスタートで、「シュアンの逮捕を知ったばかりのルイフォン」の行動は、どう考えても本編のとおりにしかならない気がする……。

シュアンの現状を知る作者としては、ラストのクーティエの台詞は「この非常事態に、なんで呑気にイチャついているのよ!」にすべきなのではないかと思っております。
(どシリアスな状況なのに、ラブコメっぽくなるのでやめたんですけど)



【次回予告】

「今すぐ、ハオリュウのもとに駆けつけるべきでしょう!?」

 クーティエの甲高い声が、耳をつんざく。

 しかし、この時間に、貴族の屋敷に押しかけるのは非常識だろう。
 ルイフォンとメイシアは戸惑い、顔を見合わせ……。
 

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第三部 海誓山盟  第二章 黄泉路の枷鎖よ

  3.闇夜の凶報-2


 よろしくお願いいたします。

2件のコメント

  • こんばんは~(*´▽`*)
    確かに、読者としてはシュアンの苦境を知っているわけですから……(><)
    構成ってほんとに難しいですね……(><)

    私もクーティエちゃんの台詞には、「そう! その通り!」となりました!(笑)
  • 綾束さん
    こんばんは!
    コメントありがとうございます。

    ここの構成は、ちょっとねぇ……と思っております。
    ルイフォンが主人公でなければ、ルイフォンは「ハオリュウに情報を持っていた脇役」に徹して、出番なしという選択もあったかもなぁ……なんて、思います。
    でも、ルイフォンは主役ですので……。

    はい。ここでは、クーティエが正しい!
    次回、どうにかして藤咲家(夜の時間帯の貴族のお屋敷)に乗り込もうと、クーティエが粘ります。
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