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【新作予告】花と風と女騎士。

 あけましておめでとうございます。本年でカクヨム利用は3年目を迎えました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 連載小説が一本終了したということもあり、新年初の新作をご紹介します。
 タイトルは『緑風のヴァルキリア』。花と騎士を題材にした恋愛ファンタジー小説です。ファンタジーと言いながら、女性の生きづらさやジェンダーといった現代的なテーマを扱った作品でもあります。

 着想を得たのは、ローズマリー・サトクリフの『アーサー王と円卓の騎士』を読んだことがきっかけでした。去年公開したハイファンタジー『氷結の魔術師』を書く中でファンタジーの面白さに目覚め、別の題材で書いてみたいと考えた時に、自分も騎士の物語を書いてみようということで構想を膨らませていきました。
 ただ、私はそれほどファンタジー小説を読んできたわけではありません。「ハリーポッター」は原作も映画も全て観ましたが、それ以外のファンタジー作品はほとんど知らず、「指輪物語」も用語の多さについて行けずに冒頭で挫折しました。「十二国記」や「精霊の守人」シリーズも同じ理由で最初の2作で止まっています。なので自作でも、ファンタジー特有の凝った設定や多様な登場人物、複雑な世界図などは登場しません(というか自分で把握しきれません)。その代わり心理描写や人間模様を詳細に描くことで、リアルと非リアルが同居するという特色が出ているのかなと思います。

 本作は3作目のハイファンタジーです。美しい世界観や迫力ある戦闘描写などは前作の『氷結』から踏襲しているので、『氷結』を気に入ってくださった方であれば本作もお楽しみいただけるのではないかと思います。
 また、新たな試みとして百合要素を登場させています。百合作品は読んだことも書いたことも全くありませんが、本作だからこそ取り入れられる要素だと思って追加しています。

 『氷結』とは異なり、執筆しながら一章ずつ投稿していくので更新頻度は遅めになると思います。物語がどのような展開を辿るかも未知数です。それでも読んでくださる方がいる限りはエタらないように書いていくつもりなので、お読みくだされば幸いです。

 明日、20時から公開を開始します。ファンタジー好きもそうでない方も、新しい作品世界を体験してみてください。

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