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『©ダブリ』第17話 あとがき

こんにちは。
なのるほどのものではありませんが、私です。
年に1回くらいの更新しかできてない『©ダブリ』の作者です。
『©ダブリ』第17話の「あらすじ」と「あとがき」!!!

第17話:『重複のヌメロウーノ』

【17話のあらすじ】
 夏休み序盤、いづみはインターハイに向けて部活に精を出していた。マツリがいなくなってから、ふさぎ込みがちだったが、少しずつ回復していた。
 一方、ゾルバの襲撃から一夜明け、メグは謎の男からもらった情報を基に『安全地帯』の国光施設を訪ねることにした。その施設で大神(オオガミ)という男に会ったメグは、ゾルバと自分の過去を思い返すになる。
 ゾルバは自分の化け物に食いちぎられた状態で国光に運ばれてきた。瀕死の彼は、メグのクローン体を移植することで一命をとりとめたのだった。『ゾルバへの意識』に反応するゾルバの化け物は、自分にかかわった人間を次々に食い殺していた。そのことに絶望し、死を望んでいたゾルバは生かされた事実を知り、メグを恨んでいたのである。
 一方、仮にも国光の施設であること、ゾルバがいた場所であることから、近くの廃ビルに身をひそめていたマツリは、いづみにメッセージを送っていた。
 いづみはそのメッセージを受け取り、マツリを止められなかった自分の弱さから現実逃避をしていたことを自責し、マツリの居場所を探すために家を出る。そして、決定的な瞬間を見てしまうことになる。
 マツリに再び襲い掛かるゾルバが、マツリの『何らかの力』によって腕をへし折られる瞬間を。

【あとがき】
 何度か出てくる『怖い夢』。これは、マツリの母親が死ぬ直前、マツリが見ていた光景、過去の夢です。『何らかの力』が体からあふれて、母親に致命傷を負わせる。その具体的な光景。
 マツリは最初「夢だ」と言い聞かせています。つくづく現実を見るのが下手な娘ですね。だけど心の奥底で、それが現実の光景であったことに気づいています。
 マツリの一番知りたかったことであり、一番知りたくなかったこと。結局「ただの夢」ということにはできませんでした。二度目のゾルバに襲来にその力を再び発現させてしまったのですから。……というところで、©ダブリはここから完全に折り返しです。本当の意味で、マツリが主役の物語が始まります。

『©ダブリ』のイラストまとめてます♪
https://twitter.com/i/moments/1009827900785229825
http://3hikidashi.web.fc2.com/galleria/doppio/001.html

ここまで読んでくださりありがとうございました。
今後とも『©ダブリ』におつきあいくださいますと幸いです。

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