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『©ダブリ』14話 あとがき

こんにちは。
なのるほどのものではありませんが、私です。
『宝石の蟲』から『©ダブリ』に戻ってきた作者です。
『©ダブリ』第14話の「あらすじ」と「あとがき」書きますー!

第14話:『彼女自体が、化け物か?』

【14話のあらすじ】
 国光にきて次々に身体の検査を受けていくマツリ。しかしその結果にマツリの担当研究者たちは首をかしげるばかり。「感情」に対して脳の反応が鈍く、反応はあるものの説明がつかない。
 さらに時雨、ドリーとの交流の中でメグがあの学校に居たのは「実験」であるということを知ってしまう。マツリは自分の考えの甘さを感じつつも、絶対にメグを国光から解放する、と心に誓った。
 一方、夏休みの始まった学校でメグは約束の十日後、マツリを助け出す算段を立てる。そんな中、いづみの様子からマツリの身に何かがおきたと悟ったリョウが、椎名とメグのもとに訪れる。そしてマツリが国光にとらわれていることを知ったリョウはメグと一緒にマツリを助けに行くと言う。

【あとがき】
14話はマツリが様々な検査を受けていく様子を丁寧に描いたので、あまり動きがない話になってしまったかもしれません。
さて、検査を受けるたび、正常な反応とは言えない結果が出てしまい、なかなか「お前は正常だ」と言ってもらえないことにマツリは内心焦っています。その不穏な事実を突きつけられ、「やっぱり自分が母親を殺してしまったのではないか」という疑念すら再燃しかけています。「正常だ」と自信を持って国光にやってきたマツリは、すでに逃げ出したくて仕方なくなっています。
なんともぐらぐらと心の揺れる主人公だなぁと、常々思いますが、仄暗い過去を持っている思春期の少女なのだから、当然だなとも思ってます。
マツリの母親の事件への想いは、綺麗に解決なんてしません。心の折り合いがつくまで、何回も自信を失い、何回も自分を許し、何回も見て見ぬふりします。マツリの心がゆっくりと成長する様を、見届けていただけたらと思います。
 
『©ダブリ』のイラストまとめてます♪
https://twitter.com/i/moments/1009827900785229825
http://3hikidashi.web.fc2.com/galleria/doppio/001.html

ここまで読んでくださりありがとうございました。
今後とも『©ダブリ』におつきあいくださいますと幸いです。

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