「鎮守」を含む小説

第三次世界大戦で死んだ軍事史オタクは時を遡り戦国時代の毛利輝元に転生した。だが記憶を取り戻したのは前世の死と同じ三十歳、本能寺の変で信長が斃れた翌日だった。 関ヶ原の敗者となる…

幕末の神奈川・横濵。 開国開港を求める黒船ペリー艦隊が二度目の来航を果たし、日本の鎖国は終わった。 見たこともない西洋の文化と、新しい時代の到来だ。 右往左往する横濵村の人々だっ…

『こんにちは！　妙高型重巡洋艦の一番艦、妙高です！　妙高は今、コスタリカにあるプエルト・リモン鎮守府、長門様が率いる第五艦隊に所属しています。親友の高雄やちょっと変わった信濃、駆…

八十神薫子（やそがみかおるこ）は、帝都守護職についている鎮守の神と呼ばれる、神の血を引く家に巫女を捧げる八十神家にうまれた。 八十神家にうまれる女は、神癒（しんゆ）――鎮守の神の…

東海地方のとある県にある古刹、凪川稲荷（なぎかわいなり）は商売繁盛のご利益で知られるが、その北別院、通称『べついんさん』には願主の魂と引き換えにどんな願いでも叶えるという噂があっ…

「ねえ、戒様。桜、綺麗でしょう？」 灰色の瞳の少女は虚ろに桜を見上げた――。 初巡察の夜。師匠にして上司の望と共に順調に邪を鎮めていた一真だったが、突如、謎の霊域へ迷い込み、霊…

『夜九時からは鎮守様の時間。子供が外をうろついていたら、蛇に喰われる』 そんな七不思議が存在する町、浅城町。 高校入学を控えた春。 ４年ぶりに町に戻ってきた一真は、再会した幼馴…

ここは大日本帝国がアメリカに勝利した世界線の世界。 壊れた鎮守府に赴任してきた提督は今日も鎮守府直しに奮闘する。 しかし、提督を待ち受けていたのは極限状態の鎮守府だった。 優秀な…

　春野千春は高校１年生最後の１ヶ月を前に焦っていた。叶えたい夢を今こそ叶えようと奮闘していたのだ。 　その夢はアイドルになる事。それを目指して今までに努力を重ねたものの、未だに何…

※この物語はフィクションであり、実在する人物や団体、政治、宗教、出来事とは一切関係ありません。 ※この作品には、擬人化要素、および流血表現、軽度の欠損などの残酷描写などがあります…

※公募で落選した拙作を供養します。漫画の読み切りをイメージしていただけると幸いです。 人間や動植物が住まう世界・顕界（けんかい）、神と崇められる霊獣が天上に住まう世界・天界（て…

春夏秋冬、君を想う。 これは孤独な神と、それに触れた者の物語————。 春の章。 桜の木の下で、誰かを待ち続ける美しい青年。桜の模様が描かれた羽織を纏うぼんやりとした美し…

短編集として、不定期的に連載するか、それぞれ独立した短編として掲載するか、まだ決めてません。 　神様たちの茶飲み話、軽い感じでたまに書いてみようかと思います。 　同じ神様が登…

　厄災によって世界が一度終わったのちの世界。かつて日本列島だった島国はジパングと呼ばれ、昔話の魑魅魍魎が跳梁跋扈する中を人々は生きていた。 　魑魅魍魎を鎮める五色の刀を造った日ノ…

そこは白い花を土地神として崇める自然豊かな土地。 都の鎮守である白桜を代々守る武家の水央（みお）と、土地神たちを統べる守護武神の常盤（ときわ）。 鎮守の白桜が枯れ始めていること…

この村では、鎮守の神様を祀る祭りが今日はめでたい日として迎えられている。朝から聞こえる笛と太鼓の音色が響き渡り、村人たちは心躍らせている。

平安中期、京の都を脅かす鬼の眷属と呼ばれていたものどもが存在し、何か事件が起こるたびに人々を震え上がらせていた。朝廷は、大江山に住む彼らの存在を脅威に感じ、源頼光らに酒呑童子の退…

twitterで #百合婚姻魔女ユリレー 第六話として投稿した作品です。 “鎮守の魔女”と呼ばれる、神の代わりに祭られ特定の地域を守護する魔女がいる。 一度、鎮守の魔女になって…

　黎明館学園―――――そこは『禍神《マガツガミ》』による〝神災〟を止めるべく建てられた学園であり、そこには『鎮守《しずもり》』と呼ばれる人材を育成する機関として設立された学園でも…

　山間の寒村である形代村。 　村の鎮守の社では、竹の花が咲いた年には、大祭が行われる。 　帆鳥は、祭の真実なぞ知らぬまま、父の故郷であるその村に帰省したのだった。 ※ カクヨム…