「甘言」を含む小説

　冒険者都市『ミズガルド』――そこは爛れた欲望を抱く冒険者という名の馬鹿が集う街。 　不遇武器『斧』の呪いにより『永世銅級冒険者』の汚名を冠するルゼル・アクストもその一人。 …

古来より存在する『隠邪（おんじゃ）』とは、人を食い、人に害をなす、人の敵。 闇より這い出るこの異形を人知れず退治するのが、今も連綿と続く『祓邪師（はじゃし）』と呼ばれる者たちの役…

　 　これだけは間違いない。平和を享受して、戦乱を知りもしないのに、戦争反対を声高に叫んでいる者にはろくなやつはいない。戦争なんて、一部の利権を得て潤う者を除いたら、誰だって…

　ランファール伯爵家の侍女をしていた私ノアは、お嬢様に誘われて国王陛下の生誕祭に行くことに。 　その祝宴会場に現れたお嬢様の婚約者のはずのフェザード侯爵は、私を見るなり近付いて来…

魔王軍に所属する、最弱クズ魔族である「ジン」酒癖が悪く、裏切りはもちろん、口から出まかせの嘘八百、堕落した生活でおまけに戦闘はからっきしのお荷物クズ野郎。 そんなジンの生活だっ…

一万円でＪＲ東日本の全線を丸一日乗り放題という甘言に乗せられて、ただ遠くに行くという一点をテーマに、ほぼほぼ無計画に出かけていった一人旅のリアタイ紀行文。 あるのは空気感だけ！w

カクコン９最終選考中作品です。 有給で資格取得の甘言で勧誘された、勤務先はなんと異世界だった。 居直ったおばさんは、頑張らないつもりが持ち前の厚かましさで、何とか救いの無い異世界…

どっかで聞いた言葉。 あるいは自分がなんとなく思い付いた言葉を羅列していきます。 基本的に後者のなんとなく思い付いた言葉が多くなると思います。 由来（発言者など）を覚えている言葉…

俺は公爵令嬢であるターシェリー様に幼少の頃拾われて以来、彼女の遊び相手兼世話係を仰せつかって10年以上が経つ。 いつからか二人は惹かれ合う様になるのだが、そこは公爵令嬢と使用人。…

人生の行き場を失った学生・千万正（チヨロズ マサ）は、魔女を自称する白い女性・英纏衣（ハナブサ マトイ）に「魔術を教えてやろう」と持ち掛けられる。幼少期より服装や口調を変え出会い…

※本作は、日本ファンタジーノベル大賞に公募する前の作品です。応募用に大きく改稿したものは別にあります（タイトルは『新・砂漠の賢者』） 自分の身代りに溺死した兄を蘇らせる為、四年…

ある日突然SFチックな異世界に転生すると、わたしをプリンセスと呼ぶ執事が！ そのままお城へ行くことになったけど、今度は厳つい男性に攫われてしまった。 話を聞くと…… …

錬金術師ミリアムは、金を作り出して高利貸しをする悪女と自宅の壁に落書きされる日々を送っていた。 研究で成果が出ず金貸しに色気を出しただけで、ほかの錬金術師たちから誹謗中傷を受け続…

KAC20232「ぬいぐるみ」参加作品です。 魔法雑貨屋で見つけたドレスが欲しいエミリアーナは、店主の魔女のおつかいで北の山へ向かいます。 お供は、魔法雑貨屋に飾られていたしゃ…

あやかしの、甘言に惑わされてはいけないよ。 耳を傾けてしまえば最後、あやかしの牙がむく――。 祓い屋、あやかし退治人――かつては様々な呼び名があったものが、討伐士（とうばつし）…

歴史物が苦手な方も読める！ 織田信長が７５才まで天寿を全うしその治世の内に南蛮人に浸食された日本。その後の歴史は悲惨そのもの。その未来から歴史を変えるべく、怪しい連中にタイムリー…

　交通事故により異世界に転移した遠部は、その世界を取り仕切る猫神から、世界の「法則」を見極めそれをデバッグするように無理やりに依頼を受ける。しかしそこはゲームというよりはクソゲー…

宇宙船で地球から見知らぬ惑星に連れて来られた女性、『精霊の声を聴く者』サクヤ。 サクヤは地球よりも穏やかに発展した世界に驚く。そこは科学と精霊の力が融合した世界だった。その精霊の…

大型トラックに轢かれ、転生先の異世界を救ったサトルは 念願叶って現代の日本へ帰還する事となる。 だが、異世界で戦っている間にも時間は無情にも過ぎており ようやく帰れることになっ…

苦労ってなに？ 私はしたかな？ 恨む程暇じゃないし。 ハリボテみたい ペラペラ