「戦争の記憶」を含む小説

アメリカとロシアが戦争と休戦を繰り返す時代。 退役軍人のイアン・グウィンは戦争の記憶から逃れるため、イタリアのシチリア島へと旅立つ。 そこで出会ったのは、アルビノの美女オリガ・ガ…

カクヨムに投稿しているRetiziaの改稿前バージョンです。3年前に書いた小説 　孤児院出身のヒバリは戦争終結後、皇国軍の施設で婚約者であり同じ孤児院出身の、レティシアの体の状…

僕は今から飛び立つ。僕は幸せだった。君の幸せを願う。願うばかりだよ。 　僕と君が出会ったのは、教師として、初赴任の時だったね。僕がハンカチを落として、君が拾ってくれた。君は可愛ら…

　新年、僕は、義理の父にあたる惣吉郎さんの家を訪ねた。 　惣吉郎さんは、去年、僕の義理の母にあたる妻を亡くしたばかりだ。独り身の年老いた男と、家族がみんな出かけて一人残されたしが…

太平洋戦争期の元大本営参謀が現代女子高生の意識に入り込む話。 戦争を経験した世代もだいぶ遠くなり、忘れ去られようとしている戦争の記憶を現代日本人に伝えたいと思い、筆を執りました。…

他人の人生をまるごと知ることができる装置Virと、それによって呼び起こされる兵士のお話です。 自主企画『同じ文末で物語を〆る企画』に参加するために書きましたが、お話に 合わせて…

一時間小説です。 【第32回フリーワンライ】 記憶に残っている○○（○○は変換可能） 欠片 時の流れ

友人を庇い、国を庇い、学校を庇い、記憶を失った。そこまでして守りたかったのは何故なのか。 ※投稿はかなり不定期です。ご了承ください。 誤字脱字、又は感想などをいただけるとめ…

予言書の救世主として迎えられる少女と、その身代わりとして育った影の話。 10年前の戦争の記憶が残る世界で、本を巡り人々の思惑が交錯する。

夏休みの水泳検定。飛びこみができない美穂はプールをさぼって、こっそり校舎の裏へ。そこで出会った女の子は時を超えて美穂に伝える。明日があるから。

おれ、辰彦。昔からレイカンってやつがあって、生きてる人と同じように〈生きてないヒト〉も見えてしまうんだ。 夏休みのある日、親友の勝たちにダマされて旧校舎で幽霊探しをすることにな…

一つの大きな戦争が終わり、女優になった「私」は北の小国で冒険映画を撮影していた。 そこで共演した一人の「俳優」は、ある伯爵令嬢と身分違いの恋に落ちて一騒動を巻き起こしつつつあった…

永劫の時を生きる私は、ずっと武蔵野を見続けてきた。変わり続ける景色を眺めながら。

魔法使いと人間が共存する国、エストリア王国。2度にわたる戦争を経験したこの国において、魔法使い達は「法」によって厳格に管理されていた。心優しき魔法使い″ルーク″は、エストリアに渦…

昭和12年、満州へ配属された竹二郎。 少年の頃は森鴎外の文学を愛した。 竹二郎は負傷しながらも何度も戦地へと送り込まれる。 その記憶は終戦後、60年近く、誰にも語ることができなか…

特殊な能力を持つ姉のクリスと妹のアルス。悲しみと憎しみが渦巻く混沌の世界。苦しみや、絶望を忘れることで本当に人々は救われるのか。数奇な運命に導かれながら戦禍の中必死に生きる少女た…

私は侍女のサラサ。辺境伯のヴィル様が大好きな女の子。毎日のように告白してもそれが叶うことはない。それでもいつも私はヴィル様にこの想いを伝えているの。だけどそんなある日、ヴィル様…

　三十年戦争と呼ばれる戦いがあった。 　西暦1618年に幕を開けた世界最後にして最大の宗教戦争は、ヴェストファーレン条約の締結によって終戦を迎える1648年までの間に、実に延べ8…

世界が戦争であふれる世界で軍人として戦い続ける青年、リョウマが出会ったのは脳が破壊されていく病気にかかっている少女、カナネ。 記憶が1日しか持たないというカナネと過ごす日々でリョ…

魔族と人間の戦争があった。勇者が魔王倒し、一つの時代が終わった。残酷と不安とこれからの時代が残った世界を、勇者キートンは歩く。自身も左腕を失い、やせ細った体で足を進める。戦争は、…