「哀しい過去」を含む小説

「みかんちゃん、こんにちは」 　SNSで知り合ったわたしたちは 　桜の木の下ではじめて出逢った。 　 「もう恋なんてしないって決めたから」 　好きだった人を喪ったことはし…

高校卒業以来勤めていた職場をやめた三上沙羅は、近所のファミリーレストランでアルバイトを始めた。そこへ、高校時代の友人だった伊藤憲太がやって来た。伊藤に誘われ出かける事になったバラ…

林ゆきの勤める葬儀場には、遺族の希望により"お別れビデオ"を作成するというオプションプランがある。 故人の好きな曲・所縁のある曲に生前のエピソードが添えられる”お別れビデオ”。…

災害から人を守る仕事をしている日崎龍介に、田口美由歌は恋をした。 大災害が起こり、大切な人を亡くした美由歌を救ったのが龍介で、再会し、互いに惹かれあっていくが、美由歌には、大切な…

大矢さんと一緒に暮らしている「僕」は、ある日雑誌で、『幸せの尾長鳥』という木彫りの鳥がいることを知り、二人で会いに行くことにした。

　この作品は外伝から公開しております。本編を読んだことのない方で時系列を大切にしたい方は、もうしばらくお待ちください。 　ソレイユ王国の第一王女・リュミエールは今日もお転婆、…

じりじりと太陽が照りつける真夏の日。彼女は笑って、そこに立っていた。 いるはずのない彼女が、そこに…… これは一人の少年と幼馴染の少女の、哀しい過去を乗り越える成長と恋の物語。…

著者より） フジファブリックの名曲「若者のすべて」を聴きながら、そんな「すべて」がはじめから失われていた「若者」の物語を、実話に着想を得ながら書きました。せつなさと苦みのある青春…

　現世（うつしよ）では人もあやかしも、同じように悩み、想い、様々な感情を抱きながら生きている。 　彼らの抱えるものは哀しい過去であったり、大切な記憶であったり様々なもの。 　自由…